北海道の地名は難しい?アイヌ語由来の正しい読み方を徹底解説!

2017年11月15日 (2018年3月30日最終更新)

北海道の鎌倉時代から続くアイヌ文化の中に「アイヌ語」があります。北海道ではアイヌ語の地名がたくさん残っていて難読なものばかりです。地名には由来がきちんとあるので、地名だけではなく由来も一緒に覚えていただけるように説明していきます。

目次

  1. 「アイヌ語」由来の北海道の地名は難読?
  2. 「アイヌ語」由来の北海道地名1:札幌
  3. 「アイヌ語」由来の北海道地名2:旭川
  4. 「アイヌ語」由来の北海道地名3:苫小牧
  5. 「アイヌ語」由来の北海道地名4:釧路
  6. 「アイヌ語」由来の北海道地名5:稚内
  7. 「アイヌ語」由来の北海道地名6:留萌
  8. 「アイヌ語」由来の北海道地名7:知床
  9. 「アイヌ語」由来の北海道地名8:積丹
  10. 「アイヌ語」由来の北海道地名9:音威子府
  11. 「アイヌ語」由来の北海道地名10:興部
  12. 「アイヌ語」由来の北海道地名11:白老
  13. 「アイヌ語」由来の北海道地名12:標茶
  14. 「アイヌ語」由来の北海道地名13:弟子屈
  15. 「アイヌ語」由来の北海道地名14:比布
  16. 「アイヌ語」由来の北海道地名15:蕨岱
  17. 「アイヌ語」由来の北海道地名16:倶知安
  18. 「アイヌ語」由来の北海道地名17:女満別
  19. 「アイヌ語」由来の北海道地名18:勇払
  20. 「アイヌ語」由来の北海道地名19:足寄
  21. 「アイヌ語」由来の北海道地名20:朱鞠内
  22. 「アイヌ語」由来の北海道地名21:晩生内
  23. 「アイヌ語」由来の北海道地名はたくさん!

「アイヌ語」由来の北海道の地名は難読?

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北海道の地名の約8割がアイヌ語由来と言われ、難読なイメージを持たれている方も少なくありません。しかし、地名だけではなく由来を知ることによって、難読ではなくなるかもしれません。ここでは、有名な地名なども交えてアイヌ語由来の地名をご紹介していきます。

「アイヌ語」由来の北海道地名1:札幌

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札幌(さっぽろ)はアイヌ語でサッ(乾いた)、ポロ(大きい)、ペツ(川)とされており、意味は「乾燥した広大な川」という意味があります。「サッポロピリカコタン」という札幌市のアイヌ文化交流センターもあるので、アイヌ文化に興味のある方は是非行ってみてはいかがでしょうか。

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札幌(さっぽろ)のアイヌ語由来「乾燥した広大な川」は、「豊平川」が、乾季になると大幅に水量が少なくなることから名付けられたようです。ちなみに豊平(とよひらがわ)はアイヌ語で、トゥイェ・ピラ(崩れた崖)に由来しています。平成26年(2014年)の大雨では豊平川の水位が増して避難勧告が出たこともありました。

「アイヌ語」由来の北海道地名2:旭川

旭川(あさひかわ)のアイヌ語由来は諸説ありますが、旭川にある忠別川(ちゅうべつがわ)で、チュプ(日)ペッ(川)が由来とされており、そこから日を旭に置き換えたともいわれています。旭川には、川村カ子ト(かわむらかねと)アイヌ記念館で体験学習などもありますのでご承知興味のある方は是非行ってみてはいかがでしょうか。

「アイヌ語」由来の北海道地名3:苫小牧

北海道の中でも一番大きな港があるのは苫小牧(とまこまい)で難しい読み方です。諸説ありますが、アイヌ語由来で、ト(沼)・マコマイ(山奥に入っていく川)とされています。現在は工場夜景都市としても有名となり、製紙工場や製油所を夜景と一緒に撮影する方が少なくありません。

「アイヌ語」由来の北海道地名4:釧路

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釧路はアイヌ語由来で諸説ありますが、アイヌのコタン(集落)がクッチャロ湖河口にあったことからとされています。釧路には、難読地名ロード(北太平洋シーサイドライン)と呼ばれる22もの難読地名の開設がされている看板が立っている場所が存在し、又飯時(マタイトキ)からスタートし、尻羽岬(シレパミサキ)が終着です。

「アイヌ語」由来の北海道地名5:稚内

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日本国内の最北端(北方領土を除く)に位置しているのが稚内(わっかない)で、アイヌ語由来でヤムワッカナイ(冷たい水の川)からきている読み方の難しい地名です。最北端の宗谷岬(そうやみさき)や、夜景でも有名な野寒布岬(のしゃっぷみさき)が観光スポットです。

「アイヌ語」由来の北海道地名6:留萌

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留萌(るもい)アイヌ語由来は、ルル・モ・ぺ(潮入の・静かな・川)からルルモッペと呼ばれるようになったことから現在の読み方になっています。難読まではいきませんが、読み方が少し難しいようにも感じます。留萌市には、アイヌ語由来の地名が多く残っており、パンチサルメンコやポンヌカベツなどがあります。

「アイヌ語」由来の北海道地名7:知床

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斜里(しゃり)郡、斜里町の国立保護区の知床(しれとこ)はアイヌ語由来で、シレトク(地山の先、あるいは地山の突き出た所)からとされています。地名として有名なので、読める方は多いと思いますが、知らない方には難しい読み方となっています。知床半島やカムイワッカの滝でも有名です。

「アイヌ語」由来の北海道地名8:積丹

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積丹(しゃこたん)は、アイヌ語由来でシャクコタン(夏の村)からきており、読み方が難しい地名です。積丹にある神居岬(かむいみさき)は、シャコタンブルーと呼ばれ、海の色がとてもきれいなことから有名な場所です。神威岬の先端までは約770メートルあり、散策路は整備されていますがアップダウンの激しい道のりです。

「アイヌ語」由来の北海道地名9:音威子府

中川郡にある音威子府(おといねっぷ)は、音威子府川と天塩川が合流した箇所が、泥で濁っていたことからアイヌ語由来でオトイネプ(川口・にごっている・泥んこ・川)とされています。こちらの駅構内にある音威子府そばは、テレビや雑誌などで紹介されるほど有名で、麺が黒い田舎そばが味わえます。

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日本一おいしい駅そばとして有名な音威子府そばは、駅構内でご高齢の夫婦が切り盛りしています。とても人気の音威子府そばを食べに全国から駆け付けるファンがいるほどです。しかし、音威子府駅は、1日に電車が約6本ほどしか電車が走っていないので、お蕎麦を食べに行く方は、事前に調べていくのがよいです。

「アイヌ語」由来の北海道地名10:興部

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紋別郡にある興部(おこっぺ)は、アイヌ語由来でオウコッペ(川尻の合流する所)からきています。とても難しい読み方ですが、北海道の方は、牛乳などの乳製品で有名な地名なので、読める方が多いです。ちなみに、興部駅は平成元年(1989年)に、名寄本線の廃線により、廃駅となってしまいましたが、興部には立派な道の駅があります。

興部には、オホーツク農業科学研究センターという施設があり、健康な牛の生産に取り組んでいることからヨーグルトやチーズなどの乳製品、ハンバーグやソーセージなどが有名となっています。アイスはソフトクリームのほかにも、安定剤や乳化剤等不使用のカップアイスがあり、夕張メロンやハスカップなどの北海道の特産の味も楽しめます。

「アイヌ語」由来の北海道地名11:白老

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白老(しらおい)は、アイヌ語由来でシラウオイ(アブの多い所)からきています。2020年にはポロト湖畔に「国立アイヌ民族博物館・国立民族共生公園」が誕生する予定です。アイヌ文化を知ることができるポロトコタンと呼ばれるアイヌ民族博物館が有名ですので、下記の記事も参考にしていただければ幸いです。

Originalポロトコタンアイヌ民族博物館で学びのひととき!アイヌの文化理解を深める旅!

「アイヌ語」由来の北海道地名12:標茶

日本一の広さの町営牧場(標茶町育成牧場)がある、川上郡(かわかみぐん)の標茶(しべちゃ)は、アイヌ語由来でシペッチャ(大きな川のほとり)からきており、難しい読み方です。アイヌ文化や開拓の歴史を知ることのできる標茶町郷土館があります。多和平展望台からは放牧している牛や大自然を楽しむことができます。

「アイヌ語」由来の北海道地名13:弟子屈

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上川郡にある弟子屈(てしかが)は、釧路川で磐が多くて魚を捕ることができないことから、テシカ(岩盤)・カ(上)で岩盤の上というアイヌ語の由来とのことです。難しい読み方で、北海道に住んでいる方でも読めない方がいるほどです。魚介系スープの醤油ラーメン「弟子屈ラーメン」が有名です。

「アイヌ語」由来の北海道地名14:比布

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上川郡にある比布(ぴっぷ)は、アイヌ語由来で諸説ありますが、ピピペッ(石のゴロゴロしている・川)やピオプ(石の・多い・ところ)からきているようです。比布駅内には交流スペースがあり、比布町の名産品の食品などを購入することができます。

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比布駅内にある、交流スペース「ピピカフェ比布駅」は、比布の名産品などのお買い物ができたり、お食事スペースがあります。お食事スペースには、いくらなどを使用した海鮮丼、じゃこを使用したピザ、きくらげを使用したあんかけ丼などいろいろな種類のお食事を楽しむことができます。

「アイヌ語」由来の北海道地名15:蕨岱

山越郡長万部町(やまこしぐんおしゃまんべちょう)にある蕨岱(わらびだい)は、アイヌ語由来でワルンピ・フル(蕨の丘)からきており、読み方がとても難しいです。無人駅で1日約10名以下の乗車人数だったことから、平成29年(2017年)に廃止になってしまいました。

「アイヌ語」由来の北海道地名16:倶知安

虻田郡(あぶたぐん)にある倶知安(くっちゃん)は、アイヌ語由来でクチャ・アン・ナイ(小屋のある川)からきています。倶知安には、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山(ようていざん)が有名で、ふきだし湧水で水汲みをすることができます。羊蹄山の水はコーヒーなどの商品にも使用されるほどの人気の水です。

「アイヌ語」由来の北海道地名17:女満別

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北海道網走にあるのが女満別(めまんべつ)です。女満別空港があるので北海道の方の多くは読めますが、難読です。アイヌ語由来で、メムヤベツ(冷たい泉の湧いている川)からきています。女満別は平成18年(2006年)に大空町に変わりましたが、空港名はそのまま女満別を残しています。

「アイヌ語」由来の北海道地名18:勇払

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苫小牧市(とまこまいし)にある勇払(ゆうふつ)は、諸説ありますが太平洋から日本海へ至る重要なルートだったことから、アイヌ語由来でイプッ(大事な入り口)とされています。勇払には勇武津資料館があり、開拓の歴史や当時の生活用具などの展示などを見ることができます。

「アイヌ語」由来の北海道地名19:足寄

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足寄(あしょろ)は、北海道の十勝振興局内にあり、松山千春さんの地元で有名です。アイヌ語由来で、エソロペッ(沿って下る・川)からきており、足寄にはアイヌ語由来のオンネトー(年老いた沼・大きな沼)という湖もあり、北海道三大秘湖のひとつとして有名です。知らないと読むことのできない難しい読み方の地名です。

「アイヌ語」由来の北海道地名20:朱鞠内

幌加内町(ほろかないちょう)にある朱鞠内(しゅまりない)は、アイヌ語由来で諸説ありますが、永田方正説はでスマリナイ(キツネ・川)の、他にはスマウシペッなど石や川を意味するものがありますが、とても難読です。朱鞠内は、極寒の町で最低気温はマイナス40度以下になることもある豪雪地帯となっています。

「アイヌ語」由来の北海道地名21:晩生内

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樺戸郡浦臼町(かばとぐんらうすちょう)にある晩生内(おそきない)は、アイヌ語でオソキナイやオソッキナイ、オソシケナイ(川尻・海に注ぐあたりの川が高くなっている川)という意味があるようです。札幌駅から約1時間30分ほどで晩生内駅へ行くことができます。読み方が難しい地名です。

「アイヌ語」由来の北海道地名はたくさん!

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北海道の地名はほとんどがアイヌ語由来の地名ばかりです。意味を知ることによって、どういった土地だったのかも一緒にわかることができる名前なので調べてみると楽しいですね。北海道各地にアイヌ語由来の地名がたくさんありますし、博物館などもありますので参考にしていただければ幸いです。

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