十勝岳登山の難易度は?日帰りや初心者でも安心のルートなどまとめて紹介!

2017年12月2日 (2018年3月29日最終更新)

北海道中心部に位置する十勝岳連峰は、十勝岳を中心に6月のシーズンになると多くの登山客が訪れます。十勝岳は、火山灰や溶岩石に覆われていますが、高い標高に多くの登山口があり、山頂からの絶景と多くの花が咲き誇り、登山初心者でも気軽に登山を楽しむことができます。

目次

  1. 多くの登山愛好家を魅了する十勝岳登山
  2. 多様なコースのある十勝岳登山ルート
  3. 十勝岳登山望岳台日帰りコース
  4. 十勝岳避難小屋付近
  5. 十勝岳山頂からの絶景
  6. 十勝岳十勝温泉登山口コース
  7. 上ホロカメットク山を経由して十勝岳へ
  8. 十勝岳登山三段山コース
  9. 難易度が高い十勝岳登山新得コース
  10. オプタテシケ山頂登山から望む十勝岳連峰
  11. 十勝岳登山におけるジオパーク構想
  12. 十勝岳登山の際事前にしておくこと
  13. 十勝岳登山の天候と気温
  14. 遠目に望む晴天の十勝岳
  15. 多様な登山ルートの十勝岳で大自然を満喫

多くの登山愛好家を魅了する十勝岳登山

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北海道の十勝岳は、その雄大な姿と自然が織り成す数々のドラマが、多くの登山愛好家を魅了してやみません。また登山愛好家だけでなく、登山初心者にも気軽に体験できるルートや日帰りでの登山ルートなどもあります。ここでは、その初心者向け日帰りの十勝岳登山ルートの紹介と登山ルート別の難易度まで含めて紹介していきます。

多様なコースのある十勝岳登山ルート

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北海道十勝岳連峰の十勝岳へ至る登山道は、主な登山口として、十勝岳温泉登山口、吹上温泉登山口、白銀温泉望岳台登山口、美瑛富士登山口、さらにニングルの森登山口、新得登山口など多数あり、それぞれ多様な登山ルートに分かれます。中でも十勝温泉登山口と望岳台登山口からは、難易度も低い初心者にもおすすめのルートです。

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北海道十勝岳連峰が連なる山脈の麓は、6月から9月にかけ、数多くの高山植物によって色とりどりの絨毯で覆い尽くされます。赤、白、黄色、紫など、まるでキャンパスに絵具で描いたような絵画の世界が広がっています。多くの登山ルートがあり、そのルート毎に様々な種類の花々を見て歩くのも雄大な北海道十勝岳登山の楽しみのひとつです。

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十勝岳への登山は、数ある登山口の標高が高く山頂まで比較的短時間でアプローチしやすく初心者にも日帰りで登頂できるのが特徴です。もちろん天候などにも左右されますが、天候のいい日は、視界もよくなだらかな斜面になっているので、体力に自信のない初心者にとっては日帰りにトライし登山経験を積むのに絶好の連山です。

十勝岳登山望岳台日帰りコース

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北海道美瑛市街から吹上温泉へと向かう道路から標高930mにある望岳台を出発し、泥流分岐、雲ノ平分岐、十勝岳避難小屋を通り、昭和火口から十勝岳山頂まで行くルートで、山頂までの高低差は1000m以上です。望岳台から十勝岳山頂へ登り再び望岳台まで戻ってくる、片道2時間半ちょっと所要時間5時間50分の日帰り最短ルートです。

十勝岳望岳台防災シェルター

北海道十勝岳望岳台防災シェルターは、上水道、水洗トイレ、浄化槽はもちろん、非常食、飲料水、その他応急用防災備品などを備蓄し自家発電機能も備わっています。一時滞在施設として100名ほど収容でき24時間利用が可能。また展望スペースから十勝岳連峰を一望できます。尚、年末から春先までは、積雪などにより冬季閉場となります。

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登山道の周辺には樹木はなく、背の低いイタドリの葉などの植物とごつごつした岩場が続きます。ただ視界は開けているので足元をしっかり見て歩けば大丈夫です。望岳台から吹上温泉登山口からの泥流分岐、美瑛岳へ分かれる雲の平分岐を通過すると、遠くに十勝岳避難小屋が見えてきます。ここまでは比較的なだらかな傾斜が続きます。

十勝岳避難小屋付近

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望岳台からスタートし、歩いて約1時間ほど行くと十勝岳避難小屋が見えてきます。基本緊急避難用の無料の共有施設で、ここで休憩して水分補給や食事をしたり出来ます。施設内には、火山噴火時の緊急用ヘルメットなどが装備されています。シーズンになると日帰り組などで混雑するので、長時間占拠したりせず譲り合いましょう。

雲の平分岐から十勝岳避難小屋付近は、9月初めになると、紫がかった青い色のエゾオヤマリンドウや白い実をつけるシラタマノキ、色鮮やかな黄色と赤色のイタドリの低木の花が咲き誇ります。黄色と赤の絨毯模様はまさに秋の装いで、体力に自信がなく登山が苦手な方でも、避難小屋付近で折り返して日帰りで楽しむことが出来ます。

十勝岳山頂までの登山の様子をリアルに再現した動画です。足場の岩の様子がよく分かります。特に頂上付近は、かなり傾斜がきつく、真直ぐに登れないために斜めに移動をしています。それぐらい傾斜がきついということです。ここだけに限っていえば、難易度は高いといえます。また、火山ガスにも注意が必要なのが分かります。

十勝岳山頂からの絶景

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岩が積み重なり狭い十勝岳の山頂から、大雪山、トムラウシ山、東大雪の峰々を一望でき雄大な景色が広がり眼下に雲が横たわります。活火山らしく足元から噴煙が立ちこめ、硫黄の匂いが鼻をつきます。西本願寺法王の登頂を記念して光顔巍々と書かれた碑が立っています。光顔は御仏のことで、巍々はふくよかで高尚なお顔という意味です。

十勝岳十勝温泉登山口コース

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標高1280mの十勝温泉登山口から、三段山分岐、上ホロ分岐、十勝岳温泉分岐から上ホロカメットク山を登頂して上ホロ避難小屋、大砲丸分岐を経由して十勝岳を目指す約6時間の日帰りルートです。上ホロカメットク山から先は、荒々しい岩場が続き初心者にとっては少々難易度が高くなっていますので出来れば経験者同行がいいでしょう。

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登頂の際には、天候に左右されることが多く少しでも天候がすぐれない時は、無理をせずに引き返すようにしましょう。特に霧や雲が立ち込めてくると視界が悪くなり、また山頂付近は風が強く最悪の場合は、岩場に足を取られ転んだりして怪我をする場合があります。その日の天候は、入念に調べてから登山するようにしましょう。

上ホロカメットク山を経由して十勝岳へ

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上ホロカメットク山は、十勝岳温泉登山口から安政火口手前の尾根を通って約2時間半で登ることが出来ます。火口側は大砲岩、八ツ手岩などの岩峰がそびえ立ち茶色の荒々しい壁になっていて、初心者には少々きつい難易度の高い山です。ホロカメットクとは、アイヌ語で、河口と反対方向に流れる川の奥にある山という意味です。

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上ホロカメットク避難小屋の周辺は、テント場になっており夏場のシーズンになると多くの登山家の色とりどりのテントが立ち並びます。夏場でも雪渓があり雪を溶かしての水分補給が可能です。テント場からすぐ近くには、上ホロカメットク山、雄大な姿の十勝岳、遠くには東大雪の山々が重なり合い素晴らしい眺めです。

高山植物のひとつイワブクロは、ゴマノハグサ科の多年草で、7月はじめから8月はじめにかけて十勝岳登山道に咲き誇ります。高さは10センチから20センチほどで、5片に裂けた釣鐘状の薄紫色の花を咲かせます。同様にゴマノハグサ科のエゾヒメクワガタという、小さめの淡い薄紫色をした花もこの時期に色鮮やかな花を咲かせます。

十勝岳登山三段山コース

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吹上温泉から標高1748mの三段山へ登るルートです。途中分岐点はなく真直ぐに山頂に向います。三段山山頂からは、旧噴火口といわれる迫力ある安政火口を間近に望むことができます。足場は荒々しい岩場が続くので慎重な行動が必要な難易度の高いコースです。現在三段山分岐や十勝温泉分岐からのルートは閉鎖になっています。

6月の山開きから9月中旬ぐらいまでは、比較的雪もかなり少なく初心者にとっても絶好の登山シーズンですが、10月をすぎて11月ぐらいからは本格的な冬となり、今まで難易度が低かったところもかなり厳しい条件となってきます。特に雪の下に隠れる岩場を歩く際は、注意が必要で足を取られたりして怪我の元になったりします。

難易度が高い十勝岳登山新得コース

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北海道新得町にある登山口からのルートは、難易度が高く初心者の単独アプローチは危険といわれています。林道から続く長いハイマツを抜けたところが、広大な火山灰と火山礫の斜面になっていて、天候が悪い日は視界が悪く迷っていしまいがちです。また、林道でヒグマに遭遇する可能性もあり、初心者のみの行動は控えた方が無難です。

北海道大雪山国立公園全域にはヒグマが生息しています。もし至近距離で遭遇してしまった場合は、むやみに大声を出したり慌てたりすると危険です。クマは逃げるものを追う習性があるので逆に追っかけてきて襲われる可能性があります。慌てずに目をそらさず、後ずさりをしながら静かにその場を離れる方が危険回避になります。

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新得登山口からのルートは、難易度が高い分素晴らしい景観がいくつもあり、数ある登山ルートの中でも人気のルートです。上ホロカ川の水流や一条の滝を流れる豪快な水しぶき、雪渓を残す標高1410mの雪田など、見どころがたくさんあります。見どころ満載ですが、初心者の方は、経験者引率の元で同行されることをおすすめします。

ひと登りすると樹木が途切れ、荒涼とした火山灰と火山礫が広がる世界が広がります。まるで他の惑星に来ているかのような一種異様な光景です。歩くコースはペンキでマーキングしてますが、目標物がないためガスが湧いた時などは方向感覚がなくなったりします。難易度が高いのでGPS装置などは必須で装備するように心掛けましょう。

オプタテシケ山頂登山から望む十勝岳連峰

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美瑛富士登山口から西へ美瑛富士避難小屋を経由してオプタテシケ山頂への登山ルートは絶景の十勝岳連峰を望むことが出来ます。雄大な十勝岳連峰が視界360度に横たわります。右から美瑛富士、美瑛岳、その影に十勝岳、隣が上ホロカメットク山、そして富良野岳と続き、綺麗な三角の姿をしているのが下ホロカメットク山です。

十勝岳登山におけるジオパーク構想

北海道の屋根といわれる十勝岳は、千年の昔から噴火を繰り返し、噴出した溶岩によって今の連峰を形作っています。その自然の形容とそこに生息する生き物や植物なども含めて保全していこうという試みが十勝岳ジオパーク構想です。自然の恵みは、そこに暮らす私達にとってかけがえのない財産で将来に渡って残していこうとしています。

十勝岳周辺は自然界に恵まれており、ヒグマやキタギツネ、氷河期時代の生き残りといわれるナキウサギなど、この地域ならではの生態系が数多く生息しています。それらは、火山の恵みである温泉とともに将来へ渡って残していくべき資源であり、自然界のあるべき姿であるという考えに基づき、十勝岳ジオパーク構想は活動しています。

十勝岳登山の際事前にしておくこと

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まず、十勝岳連峰は活火山であるということを忘れずに行動することが大事です。直近では、過去1962年に噴火をし、死者行方不明者5名、負傷者11名を出しています。その後も群発地震を繰り返しており、2014年には噴火警戒レベルを2に上げています。美しい景色に目を奪われとかく忘れがちですが、噴火の危険性は今もあるということです。

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服装や携行品に関しては、安全登山に関する装備の案内などがありますので、そちらを参考に充分な備えが必要です。また、天候や気温、火山情報などの事前情報、登山ルートの難易度チェック、さらには登山の際は普段以上の体力を消耗するので、食事、睡眠、トレーニングなどの体調管理も事前に入念にすることがなどが必要です。

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テントを張って本格的に野宿をする場合と日帰りなどの場合では携行品の数も違ってきます。特に日帰りの場合などは重装備に成り過ぎないようにするのも大事です。携行品が重くなればそれだけ体力が消耗します。以外に忘れがちなのが健康保険証、もしもの怪我などの際に持っておくと治療の際などにすぐに対応でき便利です。

十勝岳登山の天候と気温

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十勝岳山頂付近の天候と気温には、細心の注意が必要です。特に7月中旬から8月中旬のシーズン中の気温は、平地と違って、日中でも5度近く迄気温が下がることがあります。寒冷前線の動きによっては、霧が発生しやすくなり視界を遮ってしまうので危険が伴います。必ず天気予報を事前にチェックして登山に望むように心掛けて下さい。

望岳台から美瑛岳に至るルートを紹介する動画です。夏場のシーズンで晴れ渡った日は、視界もよくほとんどなだらかな道が続くので、ご覧のような軽装備でも充分登山が可能です。登山者は半袖Tシャツに短パン姿という極端な軽装備なので、よほどこのルートを熟知した人でないと初心者は危険ですのできちとした装備が必要です。

遠目に望む晴天の十勝岳

晴天の日に遠目から望む十勝岳連峰の姿は雄大そのもの。朝日に夕日に、また四季折々にその姿を変えて生きます。北海道の中心部に位置するため、色んなルートが多々ありそれぞれに見る角度によって色んな表情を見せてくれます。平地からの眺めも充分過ぎるぐらいに美しく、多くの写真愛好家にとっても人気の連山です。

多様な登山ルートの十勝岳で大自然を満喫

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北海道の雄大な大自然を満喫できる十勝岳連峰に連なる山々には、自然界に生きる多くの生き物、植物が生息し、噴煙を上げる活火山とともに四季折々の物語を繰り広げています。そして多様な登山ルートがあり、初心者にとってもアプローチしやすい十勝岳は、これからもずっと多くの人にとって何度も訪れたくなる魅力溢れるところです。

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