幌尻岳登山の日帰りコースや難易度!アクセスや山荘等の施設情報も!

2017年12月8日 (2018年7月15日最終更新)

幌尻岳は、北海道の中央南部にある日高山脈を代表する主峰です。難易度が比較的高い登山コースでも知られ、「日本百名山」にも選定されている山なんです。このページでは幌尻岳の登山コースや攻略法に加え、日帰りコース、付近の山荘やアクセス情報等をご紹介いたします。

目次

  1. 幌尻岳登山の全てをご紹介!
  2. 幌尻岳とは?
  3. 幌尻岳登山のベストシーズンは?
  4. 幌尻岳登山の難易度は?
  5. 幌尻岳登山の特徴1: 沢歩き
  6. 幌尻岳登山の特徴2:ヒグマ
  7. 幌尻岳登山の魅力1: 素晴らしい自然!
  8. 幌尻岳登山の魅力2:七つ沼カール
  9. 幌尻岳周辺の山荘1:ポロシリ山荘
  10. 幌尻岳周辺の山荘2:イドンナップ山荘
  11. 幌尻岳周辺の山荘3:とよぬか山荘
  12. 幌尻岳登山1:振内(ふれない)コース
  13. 幌尻岳登山2:新冠(にいかっぷ)陽希コース
  14. 幌尻岳登山3:千呂露(ちろろ)川二岐(ふたまた)沢コース
  15. 幌尻岳登山は日帰りできる?
  16. 幌尻岳へのアクセスは?
  17. 難易度高い幌尻岳登山を目指して!

幌尻岳登山の全てをご紹介!

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登山好きの方なら誰もが知る幌尻岳(ぽろしりだけ)は、北海道の日高山脈を代表する主峰です。「日本百名山」にも選定されており、登山愛好家にとっても憧れの山なんです。ここでは難易度が高いという事でも知られる、幌尻岳の登山コース、日帰りコースや攻略法とともに、アクセスや山荘などの設備情報をご紹介いたします。

幌尻岳とは?

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幌尻岳は、北海道の沙流(さら)郡平取(びらとり)町と、新冠(にいかっぷ)郡新冠(にいかっぷ)町にまたがる、標高2052mの山です。日高山脈で唯一の2000m級の山で、アイヌ語で「ポロシリ」(大きい山)という意味があります。アイヌの民に、偉大な山として尊敬されていて、古くから「カムイ」(神の宿る霊場)として祀られているそうです。

幌尻岳登山のベストシーズンは?

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登山開きの7月1日から10月初旬迄登山が可能ですが、やはり夏(8・9月)が、ベストシーズンといってよいでしょう。夏には、氷食地形に代表される、山頂付近のカール状大地が一面花畑となり、また幌尻岳山腹には、ナキウサギやクマゲラなどの動物や野鳥など、豊富な動植物に恵まれている事でも知られています。山頂からは、日高山脈の山並みが一望でき、魅力あふれる山として、全国から多くの登山者が訪れます。

幌尻岳登山の難易度は?

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素晴らしい自然に溢れ、日本百名山のひとつにもあげられる幌尻岳ですが、登山の難易度が比較的に高い、厄介な山としても知られています。日帰り登頂を目指す事も可能ですが、しっかりした計画準備が必須です。気象情報も必ずチェックしましょう。難易度が高い登山と言えども、カムイの宿る山ですから、心身共に、素晴らしい登山経験が出来る事は間違いありません!

幌尻岳登山の特徴1: 沢歩き

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幌尻岳の大きな特徴として、登山中に渡渉(としょう)といわれる、沢歩きが必要になるコースがあるということです。ですので、沢歩きが出来る様な装備がここでは必要になってきます。渓流シューズや科学繊維100%等、即乾燥するような防寒着をはじめ、レインコートやウインドブレーカー等も準備されているとよいでしょう。難易度が高めの徒渉もあるので、しっかりとした準備が必要です。

沢の水はとても冷たいので、防寒は欠かせません。体温が大幅に下がってしまうと、体力も消耗してしまいます。そして雨が降ると、沢が増水する可能性があります。その際、登下山ができなくなってしまい、最寄りの山荘に足止めの事も計算して、登山に必要な食料等を計算するとよいでしょう。

幌尻岳登山の特徴2:ヒグマ

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幌尻岳登山では、人通りの少ない林道をひたすら歩くコースがあり、ここではヒグマとの遭遇確率が高いそうです!幌尻岳は別名、「百名山の聖地」ともいわれており、そう簡単に入山できるという訳ではないようです。自然は、我々人間だけのものではなく、そこには貴重な動植物の住処であることも、念頭におかねばなりません。

ヒグマが出没して間もない場所には、異常な獣臭が残るそうです。ですので登山中は、嗅覚もしっかりとつかって、安全第一を心がけましょう。林道のみならず、水場を求めてヒグマが出没するケースもあるようです。そのような際には、是非「クマ鈴」を鳴らしながら、ゆっくり無理せずに登山を続けていきましょう。

クマ鈴で安心・安全!

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クマは元々、とても臆病な動物で、人気を察知すると、自分から離れていくそうです。そしてクマとの遭遇を避けるためには、「熊鈴」を登下山中は常に携帯し、相手に存在を知らせるのが重要のようです。クマ鈴は、単独での登山や、人気のあまりない時の登下山には、心強い味方となりますし、また、緊急事態の際にも、自分の位置を知らせるのにも役立ちます。ですのでクマ鈴は必携です。

幌尻岳登山の魅力1: 素晴らしい自然!

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幌尻岳登山は、難易度が比較的高く、登頂はラクチン、カンタンとは言えませんが、何と言っても素晴らしい景色がたまりません。地質学的にも、日本の貴重な自然資源が残る山として「日本の地質百選」に選定されているのです。カラフルな高山植物に癒されながら、登山に挑め、また可愛らしいナキウサギやクマゲラなどにも巡り会えるでしょう。

幌尻岳登山の魅力2:七つ沼カール

カール (Kar:ドイツ語) は、日本語で圏谷 (けんこく) という意味で、太古の昔より氷河の侵食作用によってできた、広い椀状の谷を指します。氷河期の名残を残す、幌尻岳のカール群の中でも「七つ沼カール」は登山者の憧れの場所です。原始の森が織りなす、豊かな自然に圧倒される事間違いありません!

絶景もさることながら、七つ沼カールは、美味しい湧き水のあることで知られています。枯れる事なく湧き出る水は、これ以上にない程の清らかさで、そのまま飲んでも全く問題ないそうです。登山者なら一度は憧れる「七つ沼カール」ですが、絶景を目の前に、更に湧き水で喉を潤す贅沢は、ここまで登ってきた者のみが味わえる特権のようです。

幌尻岳周辺の山荘1:ポロシリ山荘

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「新冠ポロシリ山岳会」が所有し、管理している避難小屋です。登山コース開きとともに、7月1日から10月の初旬まで利用可能です。5名以上の団体利用の場合は、必ず事前に利用許可願いを、山岳会を通し行います。4名以下の利用の場合も、事前に山岳会へ連絡をしましょう。

ポロシリ山荘利用申し込みの際に、山岳会から、幌尻岳の登山道や、避難小屋利用状況などの資料等を送付してくださるそうです。また、1泊1名1000円を管理協力費として、山荘に設置された、協力募金ボックスに投函しましょう。山荘とトイレは、登山者のみなさんの協力費のみで、維持されているそうです。

幌尻岳周辺の山荘2:イドンナップ山荘

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こちらも「新冠ポロシリ山岳会」が運営、管理する無人の山荘です。登山口となるこの山荘まで、無舗装の林道を、2時間程運転することになります。安全運転で慎重に進んでいきましょう。駐車場スペースは充分あります。山荘を利用する場合は、協力利用費として500円を、山荘に設置された募金箱に入れましょう。

幌尻岳周辺の山荘3:とよぬか山荘

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こちらは、沙流(さら)郡平取(びらとり)町にある山荘で、幌尻岳登山を目指す多くの方に利用される宿泊施設です。廃校した豊糠(とよぬか)小中学校を利用した宿泊施設で、入浴、食事、宿泊が可能です。また、幌尻岳登山に関する必要事項や、最新情報を入手する事もできます。相部屋利用で、最大24名迄宿泊可能で、2段ベットが用意されています。

2018年から、インターネットでの山荘利用予約が可能になるそうです。またとよぬか山荘には、幌尻岳登山、チロロ林道コースの出発地点である「林道第2ゲート」までアクセスしてくれる、シャトルバスがでているのも、有り難いです。登山前にしっかりと、気力体力充電にも、是非利用してみたい山荘です。

幌尻岳登山1:振内(ふれない)コース

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平取(びらとり)町豊糠から「シャトルバス」を利用し、「林道第2ゲート」でバスを下り、額平(ぬかびら)川沿いに登っていくコースです。林道を進む事、約2時間程すると「取水ダム」が見えてきます。そして取水ダムから、ポロシリ山荘まで、十数回の渡渉(沢渡り)を繰り返す必要があります。川の水深は、通常膝下程度ですが、雪解けの時期には、股下までになることもあるそうです。

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渡渉では、水流の強い箇所もありますので、しっかりと沢歩き用の装備が必要です。登山予定日前後の気象情報は、川の増水情報もあわせて、しっかりとチェックしておきましょう。ポロシリ山荘からは登山道を利用し、山頂を目指します。山頂を目指す途中、戸蔦別(とったべつ)岳を臨む事ができます。

ポロシリ山荘から登る事約3時間程で「命の水」という、岩から湧き出る水場に到着します。ここで喉を潤しましょう。そして「命の水」を後にし、一気に約2時間で、山頂に到着します。このコースでの、シャトルバス下車地点から山頂までの、一般的な所要時間は、約9時間程だそうです。

幌尻岳登山2:新冠(にいかっぷ)陽希コース

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新冠(にいかっぷ)町にある、「イドンナップ山荘」からスタートします。「奥新冠発電所」を越え、約19kmある林道を、新冠川沿いに東へ進んでいきます。奥新冠ダムを経由して、山小屋「ポロシリ山荘」を目指していきましょう。長く続く林道ですが、5km単位で標識が掲げられています。林道の所要時間は、約5時間半です。

ポロシリ山荘でちょっと休憩して、ここからは登山道に入ます。新冠川支流の幌尻沢沿いに一気に北上し、山頂を目指していきます。途中笹が生い茂る場を通過しなければなりません。足元が危険な場所には、岩肌に安全ロープが設置してありますので、慎重に登っていきましょう。登り詰めた後の景色は、何とも言えぬ程の美しさでしょう。

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こちらのコースは、徒渉箇所が少なく、沢の増水による影響を受けにくいのですが、スタートのイドンナップ山荘から、山荘までの林道を長時間歩かなければなりません。そして、この区間は北海道電力の「奥新冠ダム管理用道路」となっています。乗用車や自転車が侵入できない様になっています。発電所から幌尻岳山頂までの平均所要時間は、約10時間だそうです。

幌尻岳登山3:千呂露(ちろろ)川二岐(ふたまた)沢コース

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車で日高町の国道274号を利用し、チロロ林道に入ります。約15kmある林道を進み、千呂露川と二岐(ふたまた)沢が合流する地点から、二岐沢沿いに歩いていきます。車両はここまでしか入れません。途中、数回渡渉箇所があります。そして標高が1000mを超えると、あちこちに、小さな滝もみえてきます。

そして途中に「トッタの水」という湧き水スポットがあります。山頂までの最終水場となるので、是非、湧き水をキープしましょう。そしてヌカビラ岳、北戸蔦別岳、戸蔦別岳を経由し、左手に7ツ沼カールを臨みながら幌尻岳山頂を目指していきます。このコースには途中、山荘がありません。

幌尻岳登山は日帰りできる?

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幌尻岳は、日本百名山の中で、難易度が最も高いと言われています。魅力的な山ではありますが、慎重に登山を遂行する事が、まず大切です。この様な難易度の高い山に挑む為には、余裕のあるスケジュールを立てる事が理想的です。どこを拠点に日帰り登山を目指すかを、まず念頭に置き、天候状況を充分把握した上で決定しましょう。

真夜中出発で日帰り可能?

日帰り登頂を目指すには、早朝登山開始が必須になります。夜明け前の登山開始という事で、ヘッドランプや懐中電灯等、足元や標識が確認できる、照明器具を必携しましょう。また夜行性動物の動きもありますので、必ず身の安全確保第一に、前進していかなくてはなりません。単独よりグループでの行動が心強いかもしれません。

日帰り可能な最短コース

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ポロシリ山荘に宿泊せず幌尻岳に登頂、下山する日帰りコースに挑む多くの登山者は、「チロロ林道コース」を選択しているようです。乗用車でチロロ林道登山口まで行けますが、ここからは長い一日が待っています。午前3時から4時頃には登山開始です。全行程で約12,3時間かかる事と、日暮れ前に到着を目指しすことを計算に入れて、無理のない日帰り登山計画を立てましょう。

幌尻岳へのアクセスは?

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幌尻岳へのアクセス方法は、どのルートで登山するかにより変わってきます。本州から北海道へアクセスする方は、航路で新千歳空港まで入る方だけでなく、フェリーを使って苫小牧港へ入り、乗用車で移動する方法もあるそうです。いづれにせよ、無理のないスケジュールを立て、時間に余裕のある移動方法を選択することをお勧めします。

平取方面へのアクセス

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新千歳空港からJR千歳線を利用し、南千歳駅或いは苫小牧駅で、日高本線に乗り換え、「富川駅」で下車します。ここからは、振内交通バス或いはタクシーで、林道第2ゲートまで、シャトルバスが運行する「とよぬか山荘」を目指します。乗用車の場合、千歳方面からは苫小牧、日高自動車道(無料区間)と国道237号、そして豊糠方面へ道道845号を進み「とよぬか山荘」方面へ進んでいきましょう。

新冠方面へのアクセス

新冠コースの場合、最寄りの鉄道駅は、JR日高本線「新冠」駅になります。ここからイドンナップ荘へのアクセスは、タクシーのみとなります。新冠駅から約19kmでイドンナップ荘へ到着です。乗用車でのアクセスは、千歳方面からは苫小牧経由、日高自動車道から国道235線、サラブレッド銀座銀座交差点で国道209号を進んでいきます。そのまま北上してイドンナップ荘を目指します。

難易度高い幌尻岳登山を目指して!

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ここでは日本百名山のひとつとして名高く、また登山の難易度の高さでも有名な、幌尻岳の特徴や、アクセス方法等をご紹介いたしました。日帰りでの登下山も可能ですが、豊かな自然溢れる山へ挑むには、充分余裕のあるスケジュールを立てて、登山に挑む事をおすすめします。みなさんも日高山脈最高峰、そして日本百名山である幌尻岳の魅力を是非、体感してみてはいかがでしょうか。

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