金沢城と金沢城公園の見どころは?ライトアップや桜もキレイなスポットで有名

2018年4月20日 (2018年7月16日最終更新)

日本の観光スポットとしても人気の石川県金沢市ですが、その中でも金沢城のある金沢城公園は外すことのできない場所です。歴史的建造物というだけではなく、季節によっても表情を変える見どころ満載のお城です。今回はそんな金沢城公園についてご紹介していきます。

目次

  1. 金沢城公園の金沢城とは?
  2. 金沢城公園と金沢城の歴史とは?
  3. 金沢城公園は兼六園の隣にある!
  4. 金沢城公園の見どころ1:ライトアップ
  5. 金沢城公園の見どころ2:桜のお花見
  6. 金沢城公園の見どころ3:五十間長屋
  7. 金沢城公園の見どころ4:いもり堀
  8. 金沢城公園の見どころ5:石垣
  9. 金沢城公園の見どころ6:玉泉院丸庭園
  10. 金沢城公園の見どころ7:橋爪門
  11. 金沢城公園の見どころ8:石川門
  12. 当時の知恵が散りばめられている金沢城公園
  13. 金沢城公園に行くなら兼六園も観光しよう!
  14. 金沢城公園へのアクセス
  15. 歴史を感じに金沢城公園へ観光しに行こう!

金沢城公園の金沢城とは?

金沢城公園の金沢城は正確にいえば金沢城ではなく、金沢城跡です。幾度となく火災にあってきた金沢城は、とうとう1759年の金沢大火によって焼失してしまいました。今では金沢城を見ることはできませんが、城の敷地が金沢城公園として人気の観光スポットになっています。今回は桜やライトアップによって表情を変える金沢城公園をご紹介していきます。

金沢城公園と金沢城の歴史とは?

金沢城は1580年に佐久間盛政によって築城されはじめましたが、その後1583年に入城した前田利家によって本格的な金沢城築城が開始されました。前田利家はキリシタン大名と名高い高山右近に築城の指導を受けたそうです。決して広い城とはいえなかったこの金沢城ですが、さらに1602年には落雷にあい天守閣が焼失してしまったという歴史があります。

しかし焼失してしまった天守閣はその後再建されることはなく、その代わり三階櫓と御殿がそれぞれ本丸とニの丸に建築されました。歴史上で何度も火災にあっている金沢城ですが、1759年の火災では城の大部分が焼け落ちました。その後再建されるわけですが、建築する建物の実用性を重視し、ニの丸の整備が中心に整備されたという歴史があります。

金沢城公園は兼六園の隣にある!

歴史ある金沢の街を観光する際に、必ずおすすめの観光スポットとして紹介される場所が有名な「兼六園」です。金沢城公園は兼六園と隣接した場所にありますので、セットで観光することをおすすめします。兼六園は文化財指定庭園特別名勝として、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と並び「日本三名園」と呼ばれる歴史ある庭園の一つに数えられています。

兼六園は、加賀の藩主たちが何代にも渡って時間をかけて作り上げた美しい庭です。神仙思想という思想を元に作られている兼六園は、藩主たちの繁栄と長寿をこの美しい庭園に思いを込めて作ったそうです。そんな長い歴史を持つ見どころ満載の兼六園と隣接している金沢城公園は観光客たちのおすすめの観光ルートとして兼六園と共に人気を博しているのです。

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金沢城公園の見どころ1:ライトアップ

歴史ある金沢城公園の見どころは公園そのものにありますが、ライトアップというスパイスが加わることによって、その美しさと魅力がさらにアップします。金沢城公園のライトアップは週末を中心に行われており、ライトアップされた金沢城公園は日中見る公園とは全く違う雰囲気を味わうことができます。幻想的でまるで夢を見ているような美しさです。

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ライトアップは玉泉院丸庭園で行われます。ライトアップには3段階のテーマがあり、「夕焼け・宵・夜更け」とそれぞれのカラーが楽しめます。「月見の庭」と言われるライトアップは青白い光があたりを儚く照らし、満月の夜に月あかりに照らされた雰囲気を味わうことができます。池に映り込む木々や橋などが幻想的な雰囲気を盛り上げてくれます。

夕焼けをイメージしたライトアップは一面が茜色に染まります。日本庭園の美しさと夕焼け色のライトアップは相性が抜群で何時間でも飽きずに見ていられる気がします。そして宵をイメージしたライトアップは心地よい静けさを感じます。この3種類のライトアップが移り変わる様子を音楽とともに楽しむことができますのでライトアップはおすすめです。

金沢城公園の見どころ2:桜のお花見

美しい日本のお城と桜の相性は説明不要とも言えるほどの黄金コンビですが、この金沢城公園と桜の相性の良さも例外ではありません。金沢城へ観光に行くなら桜の時期がおすすめという方がいるほどです。お隣の兼六園では桜が見頃になる1週間は園内を無料で解放しているのですが金沢城公園はその兼六園が無料になる時期に合わせてライトアップを行います。

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その年によって桜が咲く時期が違うので一概にこの日、ということはできません。桜の開花日に合わせたタイミングで兼六園が無料解放になる日が決まります。2018年は3月31日から4月8日に無料解放されました。金沢城公園内の桜のお花見が楽しめる人気のスポットは菱櫓と内堀です。桜の間から垣間見える菱櫓は多くの人たちの撮影スポットになっています。

金沢城公園の見どころ3:五十間長屋

五十間長屋は2000年代に入ってから復元工事によって建てられた建物です。1881年に金沢城公園内の施設が火災によってほぼ焼失してしまったために当時の姿を今の時代に残すことはできませんでした。しかし復元の再現力が素晴らしく、柱や梁に釘を使わない木組みという方法で建てられた上に、焼失前の写真と比べても忠実な再現力で復元されています。

五十間長屋とは、この城に住む藩主の住居を守るために作られた建築物です。一見人が住む住居のようですが、通常は武器などをしまう倉庫として使用されていました。しかし一度争いが起きれば砦として使われていたため、銃撃のための鉄砲狭間も設けられています。この五十間長屋の長さは約97mととても長く、外から見る雰囲気のある見応えが抜群です。

五十間長屋の中は武器庫として使用されたいたので現在は五十間長屋の内部には特に何もありません。展示物や歴史のわかるパネルなどが飾られているだけです。しかし広く美しい建物内から外を眺めて当時の人々の思いを感じてください。どんな気持ちでこの窓からの眺めを楽しんだのか、どんな思いで戦闘を行っていたのか、思いを馳せるのも悪くありません。

金沢城公園の見どころ4:いもり堀

江戸時代には最大幅が40m、最も深い場所で10mもの深さがあったこのいもり堀は明治40年に埋め立てが行われ軍用地として使われました。その後昭和初期にはその堀を埋め立てた場所にテニスコートが建てられました。しかし平成10年になるとテニスコートを移転しいもり堀復元工事が行われ、平成22年にはいもり堀と鯉喉櫓台が復元されました。

復元するにあたり鯉喉櫓台の石材には当時使用されていた石材を250個程使用しています。この石材は復元作業の前の埋蔵文化財調査をした時に発掘されました。当時の思いと歴史が詰まった石がまた同じ場所に戻るというのはなんだかロマンを感じてしまいます。この鯉喉櫓台には約900個の石材が使用されており残りの石は県内産の戸室石が使われています。

金沢城公園の見どころ5:石垣

金沢城公園内の石垣は、前田利家が入城後に本格的に作られるようになりました。当時の腕利きの石垣技術者を呼び、最新の技術と優れた技術を使ってこの石垣たちは作られました。長い時間をかけて作られたため、全てが同じ石垣ではなく様々な種類の石垣を見ることができます。そのため石垣マニアなどにもたまらない石垣めぐりスポットになっています。

その豊富な石垣の種類が見れられることに加え、石垣作りに関する資料もたくさん揃っています。「石垣の博物館」とも言われている金沢城に揃っている資料には、石垣の秘伝書のみならず石を切り出した丁場があることや、石引道が存在しているなどの環境があることも見どころです。今はない金沢城ですが石垣から当時の姿を想像してみるのも風情があります。

金沢城公園の見どころ6:玉泉院丸庭園

金沢城公園にある玉泉院丸庭園は、1634年に前田利常によって作庭が開始されました。加賀藩三代藩主である利常が開始した作庭は歴代の藩主に愛され続け、手を加えられながら廃藩に至るまで愛され、存在していました。この玉泉院丸庭園は兼六園のような饗応の場というよりは、その時の藩主たちの内定として愛されていたようです。

歴代の藩主に愛され続けた玉泉院丸庭園ですが明治時代に入ると廃絶されてしまい美しい庭園の姿は失われました。しかし歴史あるこの庭園の美しさ、藩主たちが愛した庭園を復元しようと平成20年から5年間かけて発掘調査や文献などの歴史的資料の調査が行われました。その資料などから当時の姿を再現するために復元工事が始まり平成27年に完成しました。

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この玉泉院丸庭園で発掘された、色紙短冊積石垣という特別な石垣があります。こちらの石垣は上部に滝を組み込んだ、一風変わった石垣になっています。石垣の技術と庭師の意匠がうまく混ざりあり、見事な石垣を作り出しました。これは石垣に情熱と技術を注いだ金沢城ならではの傑作と呼ばれており、一見の価値があり、見応えも十分です。

金沢城公園の見どころ7:橋爪門

明治時代にその大半を火災によって焼失してしまった金沢城の建築物は、この橋爪門も例外ではありませんでした。この橋爪門は二の丸の正門で、最も格式の高い門でした。その失われてしまった橋爪門が134年の時を経て、当時の姿を取り戻しました。1808年に火災で焼失したのちに1809年に再建された時の門の姿を復元しています。

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金沢城内には各曲輪(くるわ)をつなぐ城門があり、特に「石川門・河北門・橋爪門」が重要とされていました。この3つの門は金沢城三御門と呼ばれています。曲輪とは城の内側と外側を隔てるために作られた区間の名称で、土塁や石垣、堀などで区別されていました。その1つの門である橋爪門が再建されたことにより金沢城三御門が江戸時代の姿に戻りました。

金沢城公園の見どころ8:石川門

金沢城三御門の中で唯一現存の門がこの石川門です。この石川門は1788年に再建されたものが当時の姿のまま今に残っている貴重な建築物で、国の重要文化財に指定されています。石川門は白門とも呼ばれており、現在では兼六園からのアクセスがしやすいということで、メインゲートとして多くの観光客に利用されています。

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石川門の特徴は、その石垣にあります。金沢城は石垣の博物館と言われるほどの多種多様な石垣を見ることができますが、この石川門の枡形虎口の左右の石垣が違う積み方をしています。これは素人眼にもわかりやすい違いなので、見逃すことはありません。石垣めぐりをするならば、この石川門の左右の石垣の違いは必ず見て欲しいポイントです。

当時の知恵が散りばめられている金沢城公園

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金沢城の石垣に当時の技術が注がれているのは有名ですが、その他にもたくさんの当時の知恵が散りばめられているのはご存知でしょうか。外から見ただけではただの海鼠壁に見えても、いざというときにその瓦を1枚割るだけで鉄砲狭間に変わる「隠し狭間」と呼ばれる鉄砲狭間に変身するという工夫がされていました。

太鼓塀と呼ばれる塀にも素晴らしい知恵が詰まっています。外観は普通の海鼠塀ですが、通常よりも分厚く作られた壁の内部は空洞になっています。そしてその空洞の部分に小石を詰めることによって鉄砲の玉が貫通することを防ぐばかりでなく、万が一穴が空いたとしても上から落ちてくる小石でその穴がすぐに塞がれるという素晴らしい知恵が詰まっています。

金沢城公園に行くなら兼六園も観光しよう!

金沢城と隣接する兼六園は、金沢に行ったら絶対に外せない観光スポットです。歴史深く趣のある日本庭園は1度は見てみたい日本らしさを味わえる庭園です。見どころがたくさんある兼六園は、四季折々の美しさを堪能できますのでそのシーズンもおすすめです。しかし特に日本の風情を味わいたいなら、秋の紅葉シーズンと春の桜シーズンがよりおすすめです。

兼六園の見どころはたくさんありますが、一つは園内で一番の大きな池「霞が池」です。こちらに池には蓬来島(ほうらいじま)と呼ばれる亀の形に似た島があり、不老長寿や繁栄への思いが込められています。その他にも雪の降る季節に幻想的な雰囲気を醸し出す雪吊りや徽軫灯籠なども外せません。広大な敷地の中に飽きることなく見どころが点在しています。

金沢城公園へのアクセス

金沢城へのアクセス方法でおすすめなのは、駅から出ているまちバスです。こちらは土日祝日のみの運行になりますが、金沢の街中の観光名所を結ぶシャトルバスで、距離に関係なく100円で乗ることができます。もし街中の名所をたくさん周りたい方は、このシャトルバスが便利でおすすめです。もちろん普通の路線バスも運行していますが金額面でもお得です。

車でのアクセスをする場合は北陸自動車道を金沢西インターで降りるとそこから車で20分、金沢森本で降りると車で10分、金沢東で降りると車で15分です。それぞれ来る方面で降りるインターの場所が異なりますのでご自分の利用する道をご確認ください。金沢城や兼六園は街の真ん中にありますのでどのアクセス方法でもそんなに困ることはないでしょう。

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歴史を感じに金沢城公園へ観光しに行こう!

日本の歴史と雰囲気を味わうなら、金沢城公園への観光がおすすめです。城だけではなく街全体が歴史の残る素晴らしい土地ですので、見どころが満載で退屈することがありません。歴史に詳しくないとしても、一度訪れてみれば、日本の歴史に興味が湧いてくるに違いありません。日本人として日本の心を思い出すことのできるおすすめの観光スポットです。

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この記事のライター
小鉄

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