尾盛駅は静岡県にある秘境駅!大井川鉄道を利用・徒歩の行き方や魅力は?

2018年4月28日 (2018年5月3日最終更新)

静岡県の美しい自然の中を走る大井川鉄道は、その景観の美しさから通称南アルプスあぷとラインとも呼ばれています。その中にある尾盛駅は現在秘かなブームとなっているんです。今回は何もない秘境駅として名高い尾盛駅について、たっぷりとご紹介していきます。

目次

  1. 静岡県の秘境駅「尾盛駅」をご紹介します!
  2. 秘境駅ってどんな駅?
  3. 尾盛駅がある大井川鉄道とは?
  4. 尾盛駅のある南アルプスあぷとラインとは?
  5. アプト式列車とは?
  6. 尾盛駅の人気の理由
  7. 尾盛駅への徒歩での行き方
  8. 尾盛駅周辺の見どころ:奥大井湖上駅
  9. 尾盛駅周辺の見どころ:吊橋
  10. 尾盛駅周辺の見どころ:温泉
  11. 尾盛駅へ行く際の持ち物
  12. 尾盛駅へ行く際の注意点
  13. 尾盛駅までの行き方
  14. 尾盛駅までの運賃
  15. 何もない秘境駅「尾盛駅」へ行ってみよう!

静岡県の秘境駅「尾盛駅」をご紹介します!

静岡県の美しい山々の間を走る大井川鉄道の井川線には、秘境駅と呼ばれる駅がいくつか存在しています。全国秘境駅ランキング2位の尾盛駅もその一つです。今回は尾盛駅への徒歩での行き方から、熊のみが生息する何もない駅の楽しみ方まで徹底調査しました。鉄道や秘境駅ファンにはたまらない尾盛駅の魅力についてたっぷりとご紹介していきます。

秘境駅ってどんな駅?

実は秘境駅が多いことでも有名な静岡県。2017年の秘境駅ランキングでは、上位5駅の中に2位の尾盛駅、3位の小和田駅となんと2駅もはいっているんです。秘境駅というのは、民家から離れた、道も通っていないような駅のことを言いますが、元々秘境駅だったわけではなく、昔はそこに村があったり、鉄道を作るために作られた駅だったりするようです。

秘境駅は日本全国に多々ありますが、利用者が減っていることから廃駅や廃線になっているところも少なくないようです。ただ、最近の鉄道マニアによる秘境駅ブームの影響で、廃駅寸前で熊しかいないような何もない駅が、人が集まる秘境駅として人気が出てきています。鉄道会社もそのブームに乗り、臨時列車を出したり、長く停車するサービスを始めるところも出てきました。ただ、無人駅の周りには熊が出ることがある地域もあるので、十分注意するよにしましょう。

ちなみに秘境駅全国1位は北海道室蘭本線にある小幌(こぼろ)駅です。冬の間は深い雪に覆われる小幌駅の周りには民家はなく、線路の先は海につながる断崖絶壁になっていて、道路もない無人駅になっています。3位の静岡県の小和田駅も周りに民家はなく何もない駅ですが、無人のレトロ駅舎が残っていて、中で休めるようになっています。皇太子妃雅子様の苗字と同じ駅ということで、一時期は臨時列車もでるほどの人気だったとか。

尾盛駅がある大井川鉄道とは?

鉄道ファンのみならず、今や家族と乗りたい鉄道ナンバーワンとも言われるのが静岡県の大井川鉄道なんです。鉄道のワンダーランドでもある大井川鉄道では、様々なニーズにこたえられる列車が走っていて、年間走行日数全国1位のSLに、子どもが喜ぶ機関車トーマスとジェームス号、そして私鉄を引退した懐かしい列車もここでは活躍しています。また、南アルプスの山あいを走るアプト列車も人気です。

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全国でSLを運行している鉄道会社は数あれど、SLに関しては大井川鉄道が日本全国ナンバーワンを保持しています。走行距離に走行日数そして種類に関しても大井川鉄道の右にでる会社はありません。4台のSLが年間300日も運行しているので、四季折々の景色を見ながら楽しむことができるようになっています。

SLの運行区間は大井川本線を走行するため、新金谷駅から千頭駅間になっています。SLの予約方法ですが、ネット上のみの受付で、乗車予定日の125日前から2日前までの予約が可能です。乗車日前日のみ電話で予約ができる他、当日券も現地で先着順でゲットできます。人気がありますので、早めの予約をおすすめします。

機関車トーマス・ジェームス号

大井川鉄道を一躍有名にしたのが、機関車トーマス・ジェームス号です。大井川鉄道本線の新金谷駅から千頭駅間を走行します。運行期間はその年にもよりますが、6月から10月中旬となっています。その期間中、千頭駅構内では「トーマスフェア」も開かれていて、トーマスに出てくる色々な列車と会うことができます。乗車券は抽選予約になります。他にも各種ツアーも出ているのでHP上でチェックしてみましょう。

Original大井川鐵道でトーマスに会おう!アクセスやチケット予約などを徹底ガイド!

尾盛駅のある南アルプスあぷとラインとは?

尾盛駅のある大井川鉄道の南アルプスあぷとラインは、全長約25.5キロメートルで、日本屈指の急こう配な山の中を走る列車です。標高差約400メートルもある南アルプスあぷとラインの停車駅は全14駅。レトロな雰囲気の赤い3両のトロッコ列車で進む先にはトンネルが61個、鉄橋は55個もあり、奥大井の渓谷や絶景を楽しめるルートになっていて、鉄道ファンだけでなく、登山客にも人気の路線になっています。

尾盛駅は、大井川鉄道の南アルプスあぷとラインにある駅で、下り線では12番目、上がり線では3番目の停車駅になります。平常は1日8本、4往復のみですが、春や夏、秋の観光シーズンには展望車も含む往復5本が停車する駅になっています。上がりの出発駅でもあり、南アルプスの玄関口とも呼ばれている井川駅からは約28分ほどで尾盛駅に到着します。

アプト式列車とは?

大井川鉄道の南アルプスあぷとラインには、日本ではここだけと言われるアプト式電車が走っています。アプト式というのは、急こう配を上がるために開発された鉄道で、スイスの登山観光列車にも使われています。南アルプスあぷとラインの「アプトいちしろ駅」と「長島ダム駅」の間は、日本一の急こう配の区間と言われていて、この区間ではアプト式機関車を連結する作業を見ることができます。

尾盛駅の人気の理由

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そんな魅力あふれる大井川鉄道の中で、南アルプスあぷとラインにある、熊が出る以外何もない秘境駅、尾盛駅が注目を浴びています。人気が出るきっかけになったのが、全国秘境駅ランキングで2位を獲得したこと。それ以来テレビやネット上で話題の駅になったのです。ユーチューブにも尾盛駅特集の動画があるなど、熊が出る以外何もない秘境駅、尾盛駅が今秘かなブームになっています。

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では尾盛駅の魅力や見どころはどうなっているのでしょうか?静岡県大井川鉄道の南アルプスあぷとラインの井川駅からは、約28分で尾盛駅につきます。電車は1時間に1本です。尾盛駅は山深い所にあり、その標高は526メートル、1959年から使用されています。線路は1面1線で、無人の駅になっています。1959年当時は近くに集落もあり、ダムも建設していたので、作業員も利用していたそうですが、今は周りには熊しかいない状況になっています。

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尾盛駅には駅舎もありません。尾盛駅で出迎えてくれるのは、果たしてここがプラットホームなの?と二度見してしまうほどの小さい砂場のようなプラットフォームと、タヌキの置物です。駅舎と間違える物置小屋もありますが、こちらは熊からの避難用に使用されているようです。本当に熊しかいない、何もない尾盛駅ですが、この風景が人々の心を揺さぶるらしく、最近では尾盛駅で下車する人も少なくないそうです。

尾盛駅への徒歩での行き方

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熊しかいない何もない秘境駅、尾盛駅の周りには歩道も車道もないのですが、そんな尾盛駅までの徒歩での行き方をご紹介します。テレビでも紹介されていた尾盛駅までの徒歩での行き方には、ルートが2つあります。一つ目は登山に慣れている方でないと困難な、南アルプスからの下山ルートです。尾栗峠経由で来るルートは初心者にはおすすめできません。

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2つ目の徒歩での行き方は隣の接岨峡温泉駅までつながる廃車道を使用するというもの。その昔、ダム建設で使われていたという車道が接岨峡温泉駅から尾盛駅まで残っているそうで、それを徒歩で辿って行けば、1時間半位で尾盛駅付近に到着できると言われています。実際にこの行き方で徒歩で挑戦してみた方もいるようですので、興味がある方はぜひチャレンジしてみましょう。ただし熊にはくれぐれもご注意ください。

尾盛駅周辺の見どころ:奥大井湖上駅

南アルプスあぷとラインには、他にも魅力的な駅がたくさんあります。その中の1つが奥大井湖上駅です。海抜490メートルの、長島ダムの湖の上に浮かぶように位置する奥大井湖上駅は、中部の駅100選にも選ばれていて、絶景の駅として有名な駅なんです。そしてこの駅は恋人同士の間で人気の駅の1つにもなっているんです。

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奥大井湖上駅は無人駅ですが、ホーム近くには恋錠と呼ばれるハート形をした南京錠をかける場所があり、永遠の愛を誓う恋人たちで賑わっています。鍵が2個ついてくる南京錠は、千頭駅売店や奥泉駅、新金谷駅前のプラザロコで950円で購入することができます。奥大井湖上駅は南アルプスあぷとラインの千頭駅からは約1時間5分で到着します。

尾盛駅周辺の見どころ:吊橋

南アルプスあぷとライン沿いの駅には、渓谷やダムの湖が多いことから、有名な吊橋が多いことでも有名です。寸又峡の温泉街近くにある大間ダムの湖には、「夢の吊り橋」と呼ばれる長さ90メートルの吊り橋があり、「死ぬまでに一度は渡りたい、世界徒歩で行く吊り橋ランキング」の10位にも選ばれています。

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また、南アルプスあぷとラインの接岨峡温泉駅近くには、長さが240メートルという南アルプス接岨大吊橋の他、吊橋が8つもあるんです。八橋小道(やっぱしこみち)と呼ばれる遊歩道があり、男女の神を参拝しながら吊橋を渡り、景観を楽しめるようになっています。その中には日本一の階段吊橋と言われる、長さ62メートルの宮沢橋もあります。

尾盛駅周辺の見どころ:温泉

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南アルプスあぷとライン沿いには温泉もあるんです。接岨峡温泉駅には日帰りで楽しめる温泉会館と、温泉宿が3軒あります。炭酸を多く含む無味無臭の透明なお湯は、皮膚の活性化を促す効果があることから、若返りの湯と呼ばれています。温泉会館は大人400円で利用できます。駅隣の温泉宿、森林露天風呂でも日帰り入浴が可能です。

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寸又峡温泉は、南アルプスあぷとラインの奥泉駅からバスで30分のところにある、美人の湯として有名な温泉地です。硫化水素系の単純硫黄泉のお湯は、肌がつるつるになることから美肌の湯として人気があります。寸又峡温泉ではゆらぎ手形が千円で売られていて、お好みの寸又峡温泉内の浴場を3つ利用することができるようになっています。

尾盛駅へ行く際の持ち物

何もない秘境駅、尾盛駅へ行く際の持ち物ですが、電車で行って下車をして散策をするという目的の場合は、まず次の電車が来るまでの1時間を無人駅で過ごさなくてはなりません。周りには何もないので、最低限の飲み物や食べ物を持参するようにしましょう。また、夏場は帽子や虫よけスプレーもあると便利です。

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また、冬に行く際は防寒をしっかりしてから行くことをおすすめします。時間をつぶすための本や折り畳みができるコンパクトなキャンプ用のイスもあると便利です。他には雨具や救急セット、熊よけの鈴や小型ラジオなどもあると安全かもしれません。何かあった時のために、必ず携帯も忘れずに持っていくようにしましょう。

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徒歩で行く場合には、上記の持ち物に加えて、登山靴やストック、軍手にロープ、GPS機能付きの時計や地図も持っていくようにしましょう。実際に徒歩で行った方のブログを見てみると、廃道の為、多かれ少なかれ道に迷うようです。徒歩で行く際には天気予報もチェックして、なるべく天気が続いている時にチャレンジするようにしましょう。

尾盛駅へ行く際の注意点

尾盛駅へ行く際の注意点ですが、尾盛駅で下車される方は、熊に気を付けるようにしましょう。駅の物置にも熊に注意の張り紙がしてありますが、何もない尾盛駅では熊や野犬が良く出るようです。熊は音が鳴っている方向へは近寄ってこないと言われているので、なるべくにぎやかに過ごすようにしましょう。万が一の場合は、避難所にもなっている物置に隠れるようにしましょう。

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また、尾盛駅は1日の運行本数は4往復となっているため、時間を気にせずに下車してしまうと、次の電車が来ないなんていうことにもなってしまいます。徒歩で隣の駅まで行くルートもありますが、時間や天候によってはかなり危険なのでおすすめしません。必ず次の運行時間を確かめてから下車するようにしましょう。

尾盛駅までの行き方

尾盛駅までの電車やバスでの行き方ですが、まずは尾盛駅を通る南アルプスあぷとラインの出発駅、井川駅か千頭駅を目指す必要があります。東京方面からの行き方ですが、高速バスや電車で静岡駅に行き、静岡鉄道に乗り、金谷駅に向かいます。金谷では大井川本線に乗り換えて、千頭駅下車、千頭駅から南アルプスあぷとラインに乗ると尾盛駅まで到着します。

また、南アルプスあぷとラインの井川駅からは路線バスを乗り継いで静岡駅まで行くこともできます。ただしバスの本数が限られているので、必ず事前に確認するようにしましょう。尾盛駅付近までの車での行き方ですが、南アルプスあぷとラインの千頭駅を目指すようにしましょう。千頭駅には駐車場はありませんが、すぐ隣の道の駅「音戯の郷」の駐車場が無料で使用できるようになっています。

尾盛駅までの運賃

尾盛駅までの運賃ですが、金谷駅では大井川周遊きっぷを購入しましょう。大井川周遊きっぷを使うと、通常往復6,260円かかるところ、4,400円になるんです。しかも路線バスも乗車可能で、なんと2日間全線乗り降り自由というお得な内容のきっぷになっています。時間がたっぷりあるという方には、静岡駅からバスを乗り継いで井川駅まで来ると、交通費を抑えることができるのでおすすめです。

何もない秘境駅「尾盛駅」へ行ってみよう!

今回は静岡県、大井川鉄道にある何もない秘境駅、尾盛駅の魅力や徒歩での行き方などをご紹介してきましたがお楽しみいただけましたでしょうか?尾盛駅の周りには熊が生息する以外何もないですが、近くの駅には見どころがたくさんあります。徒歩の場合は熊に気を付ける等の注意事項もありますが、ぜひ南アルプスの自然と秘境の雰囲気を味わいに尾盛駅へ行ってみましょう!

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