奈良の猿沢池は観光に人気の名所!伝説やライトアップなど見どころ満載!

2018年7月11日 (2018年7月17日最終更新)

奈良の猿沢池は、奈良公園の西にある人気の観光名所です。奈良時代から存在する池で、不思議な伝説も多く残されています。ここでは猿沢池の観光スポットやライトアップ情報、駐車場などについて紹介しましょう。奈良を訪れる際に参考にしてください。

目次

  1. 猿沢池は奈良のまちを代表する観光スポット!
  2. 猿沢池とは?
  3. 猿沢池に伝わる采女伝説
  4. 猿沢池に伝わる龍の伝説
  5. 猿沢池の七不思議
  6. 猿沢池の見どころ1:池の周囲の景観
  7. 猿沢池の見どころ2:五十二段
  8. 猿沢池の見どころ3:夜景
  9. 猿沢池のイベント1:ライトアッププロムナード
  10. 猿沢池のイベント2:采女祭
  11. 猿沢池へのアクセス
  12. 猿沢池の周辺のスポット1:興福寺
  13. 猿沢池の周辺のスポット2:ならまち
  14. 猿沢池の周辺のスポット3:元興寺
  15. 猿沢池の周辺のスポット4:奈良国立博物館
  16. 猿沢池の周辺のランチスポット
  17. 奈良の猿沢池の観光を楽しもう!

猿沢池は奈良のまちを代表する観光スポット!

猿沢池(さるさわいけ)は奈良公園の興福寺にほど近いところにある、周囲360mほどの池です。奈良のまちを代表する観光スポットで、池のほとりからは興福寺五重塔を見ることができ、撮影スポットとしてもたいへん人気があります。ここでは猿沢池の見どころや伝説、ライトアップ情報、アクセスや駐車場などについて詳しく紹介しましょう。

猿沢池とは?

奈良のビュースポットといえばこの猿沢池が上げられることが多く、絵はがきでも多く採用されているので、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。猿沢池には亀や鯉が見られ、時には奈良公園の鹿もやってきてどのかな光景が見られます。奈良公園やならまちなどにも近く、いつも多くの観光客で賑わっています。

猿沢池の歴史は古く、奈良時代に造られたとされています。仏教には「放生会(ほうじょうえ)」という鳥獣や魚を野に放し、生命を慈しむ行事があります。藤原氏の氏寺として栄えた興福寺が、この放生会に使う池として造られたものがこの猿沢池です。以来、奈良の人々は猿沢池の生き物には手を付けず、大切に慈しんできました。

猿沢池に伝わる采女伝説

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猿沢池には多くの伝説や逸話が残っていますが、中でも釆女(うねめ)伝説は最も有名な伝説です。天平時代に春姫という美しい女性が天皇に仕えており、やがて天皇に見初められ寵愛を受けるようになります。しかし、その後、寵愛は薄れ、悲観した春姫は猿沢池に身を投げてしまいました。枕草子にも取り上げられるなど後世に語り継がれている伝説です。

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猿沢池の東の堤には、春姫が入水したときに衣を掛けたと伝わる「衣掛柳」の石碑があります。また、対岸の北西には池に背を向けるようにして佇む采女神社があります。これは釆女の霊が池を見るのが辛いからだと言われています。采女神社では霊を慰めるために、仲秋の名月の日に采女祭が行われます。

猿沢池に伝わる龍の伝説

猿沢池には龍が棲むという伝説があり、芥川龍之介もこれに基づいた物語を書いています。ある男が日頃の腹いせに、池のほとりに「3月3日にこの池から龍が昇る」とウソの立札を立てたところ、予想以上の反響になってしまいました。やがてその日になると、本当に龍が雨を降らせながら天に昇ったということです。

猿沢池にはまた、別の伝説も残されています。池には善達竜王が住んでいたのですが、采女が身を投げたため、穢れを嫌って春日山の香山へ逃げてしまいました。しかしここも嫌って、竜王は室生の竜穴へ移り住んだということです。ここには室生竜穴神社が作られ、以来、ここに雨乞いの祈祷をすれば必ず雨が降ると言われています。

猿沢池の七不思議

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猿沢池には昔から伝わる七不思議があります。「澄まず・濁らず・出ず・入らず・蛙はわかず・藻は生えず・魚が七分に水三分」というもので、猿沢池の水は、決して澄むことなくまた濁ることもない、どこからも水が流れ入る川はなく、出る川もない、それでいて常に一定の水量を保っているのですが、亀はいるのに蛙はいないのだそうです。

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さらに、藻も生えず、毎年多くの魚が放たれているので、魚が七分、水が三分の割合になってもおかしくないのに、魚は一向に増えないとされています。1959年に七不思議に反して、アカウキクサという水草の大量発生で赤く染まったことがあり、この時は「この世の終わり」と奈良町で大騒ぎになったそうです。

猿沢池の見どころ1:池の周囲の景観

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猿沢池の見どころは何と言ってもその美しい景観です。池の西側にはベンチが多く並び、興福寺五重塔や春日山など気持ちのいい光景をみることができます。いつ訪れても美しい光景が見られるのですが、特におすすめの時間帯は夕暮れで、奈良の見どころの1つとしてたいへん人気があります。

猿沢池は小さな池ですが見どころは多く、池の東側に建つ九重石塔もその1つです。近くには采女伝説ゆかりの「衣掛柳」があります。池の周囲に生い茂る柳の木の間からは興福寺五重塔以外にも南円堂を見ることもできます。天気のいい日には興福寺五重塔と池の柳が水面に映え、猿沢池の1番の見どころとなります。

特に桜や紅葉の時期は奈良の有名な見どころの1つとなり、多くのカメラマンで賑わいを見せます。池のほとりには奈良公園の鹿が頻繁に姿を見せ、古都奈良ではの風景を楽しむことができます。池には亀が多く住み、甲羅干しをする姿は観光客にも人気を呼んでいます。金魚やコイもたくさん生息していて楽しめます。

猿沢池の見どころ2:五十二段

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猿沢池から奈良の見どころの1つである興福寺を訪れる人も多いと思います。猿沢池からの興福寺南大門跡へと続く場所に「五十二段」と呼ばれる石段があります。52の石段は仏門に入る修行の段階を表していると言われ、猿沢池周辺の見どころの1つになっています。一番上の妙覚に達した菩薩はあらゆる悟りを開いた仏とされています。

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「五十二段」の石段の下には六道の辻と呼ばれる道があります。前世の暮らし方によって、地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天上のいずれかに生まれ変わるという仏教の教えを表しています。奈良らしい光景を楽しみながら、猿沢池から興福寺まで歩いてみるのもおすすめです。

猿沢池の見どころ3:夜景

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猿沢池に月が映り込んだ風景は猿沢池月と呼ばれ、室町時代に作られた南都八景の1つに数えられています。満月の夜に猿沢池を訪れるカメラマンも多く、人気の観光スポットです。夏には興福寺がライトアップされ、古都奈良らしい情緒たっぷりの夜景が楽しめます。夜の散策を楽しみながら訪れてみてはいかがでしょうか。

猿沢池のイベント1:ライトアッププロムナード

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夏の風物詩として毎年行われるライトアッププロムナード。2018年は7月14日から9月30日まで1ゕ月半にわたって、奈良のまちがライトアップされます。奈良公園、平城宮跡、薬師寺など世界遺産の歴史建造物がライトアップされ、幻想的な雰囲気を体験できます。期間中、奈良公園では「なら燈花会(とうかえ)」が行われ、猿沢池でも夜景が楽しめます。

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「なら燈花会」は2018年は8月5日から14日まで10日間開催されます。奈良公園一帯には約2万本のろうそくが飾られ、猿沢池や興福寺、五十二段付近も昼間とは違った幻想的で幽玄な世界を体験できます。猿沢池はライトアップされた興福寺や五重塔を背景に、やわらかな光に包まれます。会場の一角には屋台も並び、ライトアップされた奈良の町が楽しめます。

猿沢池のイベント2:采女祭

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采女祭は猿沢池のほとりにある采女神社で、毎年仲秋の名月の日(旧暦8月15日)に行われる行事です。まず、夕暮れに花扇奉納行列が行われます。秋の七草で飾られた2mほどの花扇や稚児、十二単姿の花扇使、天平衣装をまとったミス奈良などが街を練り歩きます。花扇が采女神社に奉納されると、2隻の管絃船が猿沢池を巡ります。

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猿沢池には灯籠が浮かべられ、ライトアップされた管絃船はとても幻想的です。最後には花扇が池中に投げられます。また釆女神社では、月明かりの中で縫針に赤糸を通せば、願いが叶うと伝えられています。神社の授与所では、この日のみ糸占が授与されます。毎年、多くの観光客が訪れる人気の行事です。

猿沢池へのアクセス

猿沢池へのアクセスはJR奈良駅から三条通りをまっすぐ歩いて徒歩20分です。三条通りは商店街になっているので、楽しみながら歩くことができるでしょう。近鉄奈良駅からアクセスする場合は、東向通りを歩いて徒歩で5分です。猿沢池は奈良公園の西の端にあり、東大寺や興福寺、春日大社まで徒歩でアクセスすることもできます。

猿沢池周辺の駐車場

奈良公園周辺には公営の大型駐車場がいくつもあるので、車でアクセスする場合は利用するといいでしょう。また猿沢池周辺には、リパークやタイムズなどの有料駐車場があります。猿沢池に近いところにある駐車場の1つ、青山モータープールは20台ほどが利用できる駐車場です。タイムズならまちは約130台収容可能の大きな駐車場です。

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猿沢池の周辺のスポット1:興福寺

猿沢池から「五十二段」の石段を通って行くと、興福寺があります。南都七大寺の1つで、藤原氏ゆかりの寺として有名です。最盛時には数多くの堂塔僧坊が立ち並んでいた大きな寺で、時には僧兵をしたがえて朝廷に直訴に行くなど大きな力を持ちました。1180年に平家に焼き払われ、その後再建されました。

広い境内には、五重塔、三重塔、大湯屋、国宝館など多くの建物があります。天平時代や鎌倉時代の仏教彫刻も多くあり、見どころもたくさんあります。猿沢池からは興福寺の五重塔を見ることができます。730年の創建でその後、何度か焼失・再建を繰り返しました。高さ50mにも及ぶ日本で2番目に高い仏塔です。

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猿沢池の周辺のスポット2:ならまち

猿沢池から南に歩いたところに、奈良の人気観光スポットのならまちがあります。途中、国宝の元興寺があるので立ち寄るのもおすすめです。元興寺を出るとすぐのところが、ならまちの中心部となります。ならまちは、まるで昔の奈良にタイムスリップしたような街並みが残るエリアで、散策が楽しめます。

ならまちにはおしゃれな雑貨店やカフェが立ち並び、奈良ではのお買い物が楽しめます。細い路地が多いので、車でのアクセスは避けたいところですが、駐車場はタイムズならまちやならまち若草モータープールなどが利用できます。どちらも土日祝日は平日よりも利用料金が高くなります。

猿沢池の周辺のスポット3:元興寺

元興寺(がんこうじ)は猿沢池からならまちに行く途中にある、1300年の歴史を持つ寺です。前身は、6世紀末に蘇我馬子が飛鳥に建立した法興寺(飛鳥寺)で、平城遷都に伴い現在の場所に移転され、名前も元興寺と改められました。奈良時時代には南都七大寺の1つとして大きな力を持ち、広い境内には金堂・講堂・塔・僧房などが並んでいました。

元興寺は平安時代半ばには勢いが衰え、現在では僧房の一部が極楽坊として残るのみとなっています。極楽坊は鎌倉時代以降、地域の人々の信仰を集めました。あまり観光地化されておらず、ゆっくりと見学することができます。また元興寺は「花のお寺」とも呼ばれ、桜や桔梗、萩、椿などの花々が楽しめます。

猿沢池の周辺のスポット4:奈良国立博物館

猿沢池から東に歩いて行くと、奈良国立博物館があります。本館は1894年に造られた奈良で最初の本格的洋風建築で、フレンチルネサンス様式の美しい姿を見せています。本館のなら仏像館では、飛鳥時代から鎌倉時代の優れた仏像を多く展示していて、当時の芸術に興味のある人におすすめです。

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仏像館には、日本だけではなく中国や朝鮮半島の仏像も多く展示されていて、日本の博物館の中でも有数の仏像の展示を誇ります。常設展の他、展覧会も定期的に開催されているので、機会があったら訪れてみるといいでしょう。館内にはミュージアムショップやカフェもあり、気軽に利用することができます。ぜひ訪れてみてください。

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猿沢池の周辺のランチスポット

ここでは猿沢池の周辺のランチスポットを紹介しましょう。猿沢池から徒歩圏内にあるならまちには、町屋や古民家を改装したおしゃれな飲食店が多く、奈良ではの味を堪能できます。猿沢池の周辺の駐車場を利用し、散策を楽しみながらならまちまで歩くのもおすすめです。

人気の古民家カフェ「カナカナ」

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カナカナは、猿沢池からほど近いならまちにある古民家カフェです。ならまちの古民家カフェの先駆けとなったお店で、全国的にも知られ多くの観光客が訪れる有名店です。カナカナではランチもディナーも同じメニューが楽しめますが、1番人気は「カナカナごはん」です。ボリュームたっぷりのセットが好評です。

おしゃれな町屋カフェ「粟 ならまち店」

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粟もならまちで人気の町屋カフェです。築140年のならまちの町屋をリノベーションしたお店で、奈良の伝統的な食材を使ったお料理が楽しめます。おすすめのランチは「収穫祭御膳」で、少しずついろいろなお料理が並びます。盛り付けも美しく、目でも楽しめるランチセットです。ランチタイムは混み合うので早めに来店しましょう。

PEPITA D'ORO(ペピタドーロ)

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PEPITA D'ORO(ペピタドーロ)は猿沢池のすぐ南にある、隠れ家的レストランです。奈良の伝統的な食材や地元の野菜を使った創作イタリアンのお店で、味はもちろんのこと目でも楽しめ、女性にとても人気があります。ランチセットは前菜、スープ、パン、メイン、飲み物とボリュームたっぷりです。ランチタイムは予約がおすすめです。

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奈良の猿沢池の観光を楽しもう!

猿沢池は奈良の人気観光スポットの1つです。昼間の風景もすばらしいのですが、ライトアップされた興福寺をバックに見る猿沢池も格別です。車で訪れる場合は奈良公園内の駐車場を利用したり、猿沢池周辺の有料駐車場を利用するといいでしょう。駅からのアクセスもいいので、公共機関を利用するのもおすすめです。

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この記事のライター
Momoko

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