金地院は南禅寺の塔頭寺院!特別拝観で茶室や襖絵をゆっくり観に行こう

2018年8月29日 (2018年9月5日最終更新)

塔頭寺院として、南禅寺の境内にある金地院は京都の有名な観光スポットの一部です。定期的に行われる特別拝観では重要文化財に指定された茶室や襖絵などを拝観することができます。金地院の概要からおすすめ情報までをこちらではご紹介いたします。

目次

  1. 南禅寺の塔頭寺院である金地院とは?
  2. 南禅寺とはどのような寺院?
  3. 塔頭寺院の意味とは?金地院は塔頭寺院
  4. 金地院とは?どのように建てられた?
  5. 金地院にある東照宮とは?
  6. 金地院の特別拝観情報は?
  7. 金地院の特別拝観マナーは?
  8. 金地院で有名な茶室とは?
  9. 金地院で有名な庭園とは?
  10. 金地院で有名な襖絵とは?
  11. 金地院へのアクセス方法は?
  12. 金地院の拝観可能時間は?
  13. 金地院の休日は?
  14. 金地院を訪れた際に立ち寄るべきおすすめスポット
  15. 金地院を訪れてみてはいかがでしょうか

南禅寺の塔頭寺院である金地院とは?

京都を代表する観光スポットでもある南禅寺、その南禅寺の塔頭寺院である金地院についてご紹介いたします。金地院の概要から簡単な解説、アクセス方法や八窓席や庭園、襖絵なども見られる特別拝観の情報までをご紹介していきます。金地院をはじめ歴史に興味がある方や、今後京都への旅行を考えておられる方などにおすすめです。

南禅寺とはどのような寺院?

臨済宗南禅寺派の本山とされている寺院です。昨今では南禅寺の水路閣が写真映えスポットして人気を集めており、国内外問わず常に多くの観光客が訪れる京都を代表する観光名所ともなっています。また、桜や紅葉の時期はその景観の美しさから、特に多くの観光客が訪れる観光スポットとなっており、連日多くの人で賑わっている場所です。

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南禅寺はたくさんある京都の寺院の中でも、大きな寺院のひとつとなっており写経や坐禅なども体験することができます。開催される日時や時間、場所は予め、インターネットで調べておくことが可能です。また、拝観時間は午前8時40分から午後5時までとなっていますが、冬季は閉館が午後4時30分となるのでご注意ください。

観光客の多くはこの南禅寺と、南禅寺境内にある水路閣を目的に訪れています。南禅寺境内だけでも見どころがたくさんあるので非常に観光地としてはおすすめのスポットです。南禅寺だけの拝観であれば時間はかかりませんが、南禅寺を訪れるのであれば時間に余裕を持って境内のほかの見どころスポットもチェックしておくのがおすすめです。

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南禅寺では方丈庭園、三門などが特に有名となっておりますが、これらを拝観するには拝観志納金が必要です。方丈庭園、三門ともに各所500円支払うことが必要となるので、こちらもご注意ください。三門は非常に大きく、楼上からは京都の街並みを一望することができます。こちらもおすすめの観光スポットです。

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塔頭寺院の意味とは?金地院は塔頭寺院

塔頭寺院という言葉はあまり聞きなれないかもしれません。読み方は『たっちゅうじいん』で、大きな寺院の境内に作られた小さな寺院のことです。こちらでご紹介している京都の金地院は、南禅寺という大きな寺院の塔頭寺院です。南禅寺の地名度は高いものの、塔頭寺院である金地院を知る人は多くないのが現状ですが、非常に歴史ある寺院です。

京都の大きな寺院では、ここでご紹介している南禅寺のように境内にいくつもの塔頭寺院を有する寺院が少なくありません。また、小さな塔頭寺院でも歴史が非常に深く、貴重な文化財などを有する塔頭寺院も数多く存在します。他の大きな寺院を訪れる前に、その寺院の塔頭寺院も予め調べておくと更に観光が楽しくなるのでおすすめです。

金地院とは?どのように建てられた?

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南禅寺の境内にある塔頭寺院である金地院、こちらは室町幕府4代目将軍、足利義持によって建設されたそうです。建設当初は南禅寺とは異なる場所に位置していたそうですが、後に徳川家康の側近であった金寺院祟伝によって現在の南禅寺の境内に移され、『金寺院』の名前の由来ともなったと言われています。

金地院にある東照宮とは?

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徳川家康の側近が再建に深く関係したということから、金寺院には徳川にちなんだものが多数残されています。金地院には東照宮があり、他にも徳川家康の遺髪や念持仏なども奉納されているそうです。また、この東照宮は重要文化財に指定されており、知名度はそこまで高くないものの歴史的には非常に価値のある重要な建造物とされています。

全国に三つある東照宮のうちの一つ

日本全国には約130もの東照宮が残存するといわれていますが、その中でも徳川家康の遺言に残された3ヶ所の有名な東照宮があります。本宮である日光東照宮、御遺体が祀られてある久能山東照宮、そして遺髪と持念仏が祀られている金地院東照宮です。東照宮としての歴史も縁もとても深いのが金地院東照宮です。

そんな徳川幕府の歴史も垣間見える『金地院』

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東照宮内部はとても豪華な造りとなっており、天井には狩野探幽により『鳴龍』が描かれています。東照宮に立ち寄った際は天井の隅々まで見学することをおすすめします。東照宮の外観は時代を感じさせる古い木造建築物の雰囲気がありますが、非常に歴史を感じられる建物となっています。京都の東照宮という少しレアな歴史的建造物は一見の価値があります。

金地院の特別拝観情報は?

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金地院では定期的に特別拝観の期間が設けられ、この特別拝観の期間では普段見られることのできない八窓席や襖絵など、建造物やその内部などを見ることができます。しかし、特別拝観期間は不規則的に変化するので、お目当てのものがあれば事前に特別拝観期間を下調べしておき、早めの時間に訪れることをおすすめします。

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特別拝観の際は通常の金地院の参拝料400円に加え、特別拝観料金700円を支払う必要があります。また、特別拝観には時間も設定されているので時間厳守となっています。特別拝観では八窓席と書院がガイドの説明付きでみられることで人気となっています。特別拝観を目的に訪れる方も少なくありません。

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特別拝観の時間は何回かに分けて設定されており、9時30分から1時間おきに、12時台は休憩のためなしとなっており、13時30分から最終の15時30分まで1時間おきとなっています。これらの時間帯から自身の都合の良い時間で予約をしておくのがおすすめです。予約を忘れた場合でも、当日に空きがあれば参加可能です。

金地院の特別拝観マナーは?

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特別拝観で見ることができる場所の多くは撮影禁止となっています。拝観する際はマナーを守って拝観するようご注意ください。拝観料を高く感じる方もおられるかもしれませんが、非常に貴重な文化財や光景を実際に目にできる機会はそうなく、支払う価値は十分にある金額です。

金地院で有名な茶室とは?

金地院ではいくつか有名な見どころポイントがありますが、そのひとつが『茶室』です。京都三名席のひとつに数えられており、趣向を凝らして設計し、改築された茶室が人気となっています。その珍しい設計や作り、貴重さから、こちらの茶室も国の重要文化財に指定されています。

『金地院八窓席』という名で有名

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金地院で有名な茶室は『金地院八窓席(こんちいんはっそうせき)』といって非常に有名な茶室といわれています。二条城や名古屋城などの有名な歴史的建造物の造園や、その時代の作庭のデザインに大きく影響を及ぼしたとされる小堀遠州という人が金地院の増改築に携わり八窓席という茶室を造ったことで注目を集めました。

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金地院八窓席の主にどのような部分が特徴的とされているのか、茶室を見慣れない方にはなかなか難しい視点ではありますが『外縁のあるにじり口』や『高い茶道口』などが特徴的とされています。ちなみに、こちらの茶室の名前は八窓席ですが、実際の窓は明治の改装で六窓となっています。そういった部分も含め八窓席を楽しんでみてください。

金地院で有名な庭園とは?

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金地院では特別名勝である庭園もあり、こちらも金地院の見どころとなっています。庭園は『鶴亀庭園』と呼ばれており、こちらも上の項でご紹介した『金地院八窓席』の設計に携わった小堀遠州の作品となっていることで非常に有名です。こちらの庭園は右手に鶴山、左手に亀山がある枯山水庭園です。

この庭園は庭園いっぱいの敷地を使用して、向かい合う鶴と亀が表現されています。庭園の前面部には白砂が配置されており、これは宝船と海洋を表しているといわれています。鶴山と亀山の間には石がいくつか配置されており、この石は群仙島を象徴しています。また、庭園の奥の正面崖地は蓬莱連山が表現されています。

金地院で有名な襖絵とは?

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金地院には有名な襖絵も保管されており、こちらも古くから多くの人々を魅了してきている歴史ある襖絵です。この襖絵も一般公開で見ることができないため、襖絵が見たい方は特別拝観の時期を確認して訪れるのがおすすめです。実際の筆づかいが感じられるほどの近距離で、歴史ある襖絵が見られるのも非常に貴重です。

金地院『大方丈』で見ることができる襖絵

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狩野尚信によって描かれた『群鶴図』『松図、老梅図』『群仙図』『菊図』などの襖絵が大方丈では見ることができます。どの作品も非常に迫力がありながらも、繊細な筆のタッチで仕上げられており、躍動感の感じられる襖絵となっています。盛り上げ胡粉で立体的に仕上げられている箇所もあり、その違いを見つけるのも楽しみのひとつです。

金地院『小方丈』で見ることができる襖絵

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小方丈で見ることができる襖絵は、長谷川等伯によって描かれた『猿猴促月図』『老梅図』などの襖絵です。『猿猴促月図』は柔らかで可愛らしいタッチで中国故事の猿が描かれているのに対し、『老梅図』は荒々しさも感じられるほどの力強いタッチで描かれており、それらの違いも楽しめます。

金地院へのアクセス方法は?

金地院への主なアクセス方法は、電車を利用する場合、地下鉄東西線の蹴上駅が最寄駅となります。蹴上駅からは徒歩5分程度で南禅寺へ向かうことが可能です。また、京都市バスを利用する場合は、南禅寺・永観堂道前が最寄のバス停となり、そこからは徒歩10分程度で南禅寺へ向かうことが可能です。

駐車場も多くはありませんが完備されており、大型車であればバス10台から15台分の駐車場があり、料金は2時間3000円、乗用車は50台分の駐車場があり、2時間1000円です。この駐車場は南禅寺の駐車場となっており、金地院を訪れる方のみが使用する駐車場ではないので、土日祝日や行楽シーズンであれば朝早くから訪れるのがおすすめです。

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金地院の拝観可能時間は?

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金地院は午前8時30分から午後5時まで開館しており、この時間で拝観可能となっています。しかし、八窓席や襖絵などの特別拝観は別の時間帯で事前に往復はがきでの予約が必要なのでご注意ください。一般公開されている部分のみであれば20分くらいで回ることが可能ですが、時間が許すのであれば東照宮や庭園などをゆっくり拝観するのがおすすめです。

金地院の休日は?

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金地院は基本的に通年開館しており、年中無休となっています。悪天候などによって例外に閉館することもありますので、訪れる日が決まっているのであれば事前にインターネット等で情報収集しておくことをおすすめします。また、冬季の12月から2月の間は通常よりも閉館時間が早くなり、午後4時30分閉館となります。

金地院を訪れた際に立ち寄るべきおすすめスポット

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金地院を訪れる際は、是非近くのおすすめスポットにも立ち寄ってみてください。あまり知られていない穴場の観光スポットから、素敵な景観を楽しめるスポットまであり、楽しめるスポットがいくつかあります。歴史に思いを馳せてみたり、写真を楽しんでみたりと、楽しみ方は様々です。

金寺院と同じように塔頭寺院である『天授庵』

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『天授庵』は金地院と同じく南禅寺の搭頭寺院であり、南禅寺の敷地内にある有名な寺院です。こちらの寺院には長谷川等伯によって描かれた重要文化財に指定されている襖絵があり、金地院と同じく特別拝観時のみ拝観が可能となっています。入場料も別途必要となっており、一般公開では400円となっています。

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天授庵が最も多くの人で賑わうのは、毎年紅葉のシーズンです。夜にはライトアップも行っており、秋の夕暮れから夜にかけては毎年多くの観光客で賑わっています。本堂内部から眺める色とりどりに染まった紅葉は、古くから多くの人々を魅了してきたといわれています。こちらも併せて観たい方は、秋の紅葉シーズンに訪れるのがおすすめです。

南禅寺の発祥『南禅院』

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こちらも南禅寺の境内になる寺院で、南禅寺の発祥の地といわれています。南禅院の庭園は当時の面影を残し、周囲は深い樹林で包まれ独特で非常に閑静な雰囲気が味わえます。その庭園は京都の三名勝史跡庭園に指定されており、庭園を目的に訪れる人も多くいます。こちらの入場料は300円となっています。

近代的な歴史も感じられる『蹴上インクライン』

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『蹴上インクライン』は南禅寺の近くに位置する、全長582メートルの世界最長の傾斜鉄道跡です。当時は隣県である滋賀県の琵琶湖と鴨川を繋いでいました。線路跡沿いは、春には桜が、夏には新緑が生い茂り非常に美しい光景となります。その美しい光景はインターネットから人気となり、今では連日多くの人で賑わう京都の有名スポットとなっています。

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京都の人気観光スポット『水路閣』

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南禅寺の境内にある水路閣は、上の項でご紹介した蹴上インクランを利用して運ぶ水を通すために建築された建造物で、現在もこの上を水が流れています。明治23年に作られたこの水路閣は、ローマの水道橋を模して造られています。南禅寺の和の雰囲気に溶け込む近代的な水路閣の光景が美しく、ノスタルジックで非常に人気の観光スポットとなっています。

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金地院を訪れてみてはいかがでしょうか

京都の数多い観光スポットの中でも、穴場でもある金地院についてご紹介いたしました。可能であれば、ぜひ特別拝観で訪れて珍しい八窓席や美しい庭園、貴重な襖絵などをご覧になってみてください。歴史を感じつつ、京都の古く高貴な雰囲気を楽しむことができます。京都を訪れた際は是非立ち寄ってみてください。

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