鬼ヶ城は三重が誇る人気スポット!絶景が見れる遊歩道やアクセスなど紹介

2018年9月30日 (2018年11月28日最終更新)

三重県熊野市木本町の鬼ヶ城は、熊野灘の荒々しい波に削られた奇岩が続く見どころの多い海岸です。鬼ヶ城から山頂へ通じるハイキングコースには、花見の時期には4種類の桜が次々に咲き、長期間に渡り花見が堪能できるとともに、山頂の展望台からは熊野灘の景観を一望できます。

目次

  1. 三重・鬼ヶ城へ行こう
  2. 三重・鬼ヶ城へのアクセス
  3. 三重・鬼ヶ城の駐車場
  4. 三重・鬼ヶ城の見どころ
  5. 三重・鬼ヶ城の由来
  6. 三重・鬼ヶ城の伝説
  7. 三重・鬼ヶ城の遊歩道
  8. 三重・鬼ヶ城のハイキングコース
  9. 三重・鬼ヶ城の本城跡
  10. 三重・鬼ヶ城センター
  11. 三重・鬼ヶ城の鬼ヶ城歩道トンネル
  12. 三重・鬼ヶ城付近の獅子岩
  13. 三重・鬼ヶ城付近の花の窟神社
  14. 三重・鬼ヶ城付近の大泊海水浴場
  15. 三重・鬼ヶ城の眺めを満喫しよう

三重・鬼ヶ城へ行こう

鬼ヶ城は三重県熊野市にある海岸で、国の名勝・熊野の鬼ヶ城附獅子巌(つけたりししいわ)の一部です。この海岸から山頂へと続くハイキングコースでは、春には満開の桜が訪れる人々を魅了し、頂上付近の展望台からは熊野灘の雄大な景色が望めます。ここではそんな世界遺産の鬼ヶ城について、アクセスや遊歩道、おすすめの観光スポットなどの情報を交えて紹介します。

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三重・鬼ヶ城へのアクセス

名古屋方面から電車で鬼ヶ城にアクセスする場合は、関西本線、伊勢鉄道伊勢線を経由し紀勢本線に入る特急ワイドビュー南紀に乗車すれば、JR名古屋駅からJR熊野市駅まで約2時間50分でアクセスできます。

そして、熊野市駅からは三重交通バス新宮行きに5分ほど乗り鬼ヶ城東口で下車すればすぐに目的地にアクセスできます。

名古屋方面から車でアクセスする場合は、東名阪自動車道、伊勢自動車道、熊野尾鷲道路を走り、終点の熊野大泊インターから国道42号線の七里御浜沿いを新宮方面へ1.2キロほど走れば鬼ヶ城センターにアクセスできます。鬼ヶ城センターから山頂までは徒歩で約20分ほどかかります。

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三重・鬼ヶ城の駐車場

鬼ヶ城トンネルの東側から鬼ヶ城センターに入ったすぐの場所にバス専用の第2駐車場があり、その奥の突当たりに第1駐車場があります。無料の第1駐車場には普通車70台、バス10台、身障者用2台が停められます。鬼ヶ城観光の始発点とも言える鬼ヶ城センター及び漁協水産物直売所は年中無休で営業しており、営業時間は9時から17時までとなっています。

三重・鬼ヶ城の見どころ

鬼ヶ城は国の名勝・熊野鬼ヶ城附獅子巌(つけたりししいわ)の一部で、熊野灘の荒々しい波に削られた無数の海蝕洞が、地殻変動による隆起で階段状に並び、約1キロに渡って続く急峻な岸壁です。熊野鬼ヶ城附獅子巌は国の名勝及び天然記念物に指定されており日本百景にも選定されています。そして、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部にも指定されています。

世界遺産・鬼ヶ城の東口から山頂に通じるハイキングコースの沿道には多くの桜の木が植えられており、花見の時期には、4種類の桜が次々に開花し、長期間に渡って花見が堪能できる観光コースです。山頂には戦国時代の城跡があり、熊野古道・松本峠につながるハイキングコースがあります。そして鬼の見晴台と呼ばれる展望台からは熊野灘の雄大な景色が眺望できます。

三重・鬼ヶ城の由来

世界遺産・鬼ヶ城のあるこの地域には九鬼や八鬼山など鬼の付く地名や伝説があり、東口にある千畳敷は、以前は「鬼岩屋(おにのいわや)」と言われていましたが、現在は鬼ヶ城と呼ばれ親しまれています。これは昔、有馬氏が山頂に鬼ヶ城という城を築いたことに因んだ名称です。鬼ヶ城東口から海岸線の遊歩道を歩くと、熊野の自然が造り上げた美しい景観が堪能できます。

三重・鬼ヶ城の伝説

8世紀後半の桓武天皇の御世に、この地に隠れて海を荒し回り、鬼と恐れられた海賊多娥丸(たがまる)を天皇の命を受けた坂上田村麻呂が征伐したという伝説があります。伝説によれば、坂上田村麻呂が多娥丸を攻めあぐねていた時、沖の魔見ヶ島(まみるがしま)に童子が現われ、舞い唄い、軍勢も一緒になって大騒ぎをしたそうです。

その様子を見た多娥丸が油断をして岩戸を開いた瞬間に、坂上田村麻呂が神通の一矢を放ち仕留めました。童子は光を放ち北の峰に飛び去ったので後を追うと、清滝の上流に紫雲たなびく洞窟があったため、その場所に守仏である千手観音を納めて安置したと云われています。

三重・鬼ヶ城の遊歩道

世界遺産・鬼ヶ城は伊勢、志摩から始まるリアス式海岸の南端に位置する場所にあり、高さ2メートルから4メートルの岸壁は階段状になっており、数回に及ぶ地殻変動による急激な地盤の隆起の跡を見ることができます。遊歩道に沿って進むと、千畳敷から始まる様々な奇岩の数々が現われ、その迫力に圧倒されます。この遊歩道は絶好の観光スポットです。

三重・鬼ヶ城の遊歩道1:千畳敷

一番の見どころは何と言っても東口にある千畳敷です。この観光スポットとして知られる千畳敷は上下2段に分かれた巨大な岩窟で、高さ15メートル、広さ500平米の大きさを誇ります。昔、鬼とも例えられた多娥丸という海賊が住んでいた場所と言われる千畳敷から、数々の奇岩と出会える遊歩道が始まります。

三重・鬼ヶ城の遊歩道2:奥の木戸・猿戻り

千畳敷から遊歩道を西口に向かって少し進んだ突き当りが奥の木戸です。道は狭く危険なため、歩きやすいスニーカーなどがおすすめです。そして遊歩道を更に進むと長さ百数十メートル、高さ数十メートルの絶壁があり、岩の裂け目があります。この場所には猿も怖くて引き返すと言われる猿戻りという名称が付けられています。

三重・鬼ヶ城の遊歩道3:鬼の風呂桶・犬戻り

猿戻りの道から下を覗くと岩の中心に窪んだ箇所があります。このスポットは鬼の風呂桶と呼ばれており、この場所に押し寄せる豪快な荒波が訪れる人々を圧倒します。そして、遊歩道を更に進むと、猿のみでなく今度は犬も引き返すほどの犬戻りと呼ばれる断崖絶壁が現われます。

三重・鬼ヶ城の遊歩道4:神楽岩・木喰岩

犬戻りの道を進むと2つの大岩が出現します。右側の岩は神楽(獅子舞)の姿に似ていることから神楽岩(かぐらいわ)と呼ばれています。そして更に遊歩道を進むと、約300トンの大岩が太平洋の荒波によって持ち上げられたと言われる木喰岩(きぐいいわ)があります。岩の下に流木が食い込んだ様が木を食べる岩の姿に例えられたようです。

三重・鬼ヶ城の遊歩道5:鰐岩・潮吹

千畳敷から遊歩道を15分ほど歩くと鰐岩が見えてきます。鰐岩は鬼ヶ城の中央に突き出た海の中にある大きな岩で、鰐が海中を泳いでいるように見えることから付けられた名称です。次に現れるのが潮吹きです。潮吹きは岩の割れ間に挟まれた大岩の下を波が打ち寄せるたびに大音響を発しながら潮を吹くことから名付けられています。

三重・鬼ヶ城の遊歩道6:飛び渡り・奥の見張り場

さらに遊歩道を進むと飛び渡りという場所に出ます。飛び渡りは岩の割れ目が深く入っている場所で、下から波の音が聞こえ、波しぶきが上がってきます。昔、まだ橋が無い時にここを飛んで渡ったことから飛び渡りと呼ばれています。鬼の見張り場はその昔、船による交通が盛んだった頃、この場所が見張り場として絶好の場所に位置していたことから名付けらています。

三重・鬼ヶ城の遊歩道7:水谷

遊歩道を25分ほど来たところに水谷があります。この場所は鬼ヶ城山頂から絶えず水が流れ落ち、鬼がその水を汲んだ場所と言われています。大きな洞窟となっており、昔からこの場所で休憩をしたようです。ただ、平成30年8月29日に通過した台風20号により遊歩道の手すりが破損したため、千畳敷の先の遊歩道が現在通行止めになっている可能性があります。

三重・鬼ヶ城の遊歩道8:鬼の洗濯場・波切不動

また、次に現れる鬼の洗濯場は、平で大きな岩場があり、鬼が洗濯をした場所と言われています。遊歩道を30分ほど進んだところに波切不動と呼ばれる岩があります。波切不動という名称は、石英粗面岩の岩場から突き出た不動尊のような形をした異質な岩が、高波の時に他の岩を噛むように見えることから名付けられています。

三重・鬼ヶ城の遊歩道9:蜂の巣・弁天神社

遊歩道の更に先には、洞窟の天井に無数の窪みがあって、蜂の巣のように見えることから蜂の巣と呼ばれている場所があります。そして遊歩道を40分近く歩いた場所に弁天神社があります。弁天神社には美神・弁財天が祀られ、この地域に住む女性が美人になると信じられてきました。また、弁財天はこの浦を通る舟を見守る守護神としても崇められてきました。

三重・鬼ヶ城のハイキングコース

世界遺産・鬼ヶ城東口から山頂を経て熊野古道の松本峠へ抜けるハイキングコースには、いたるところに桜の木が植えられており、花見の季節には満開の桜を楽しみながら観光とハイキングができます。山頂にある鬼の見晴台からは、鬼ヶ城と熊野灘の勇壮な景色が満喫できます。また、松本峠まで足を伸ばせば、東屋から七里御浜の絶景が楽しめます。

三重・鬼ヶ城の本城跡

1521年・室町時代にこの一帯を統治していた有馬和泉守忠親が山頂に隠居城を築城しました。標高153メートルの山頂に築かれた城は、十数か所の城郭を有する熊野でも最大規模の城で、鬼ヶ城と名付けられました。この地には、現在でも本丸や二の丸の石垣などが残る本城跡がある他、熊野古道・松本峠にアクセスする道の途中には、城を守るための3本の堀切跡も残っています。

三重・鬼ヶ城センター

世界遺産・鬼ヶ城の入口には鬼ヶ城センターがあります。3階建ての鬼ヶ城センター1階の売店では、熊野市の特産柑橘「新姫」を使用した飲み物や加工品が豊富に並んでいる他、三重ブランドにも認定された熊野地鶏や熊野市神川町でのみ採石される「那智黒石」などおすすめのお土産品が多数販売されています。

入口を入ってすぐのところにあるテイクアウトコーナーでは、鬼ヶ城名物の「新姫ソフト」や「新姫バーガー」が最も人気のあるメニューとなっています。

また、世界遺産・鬼ヶ城への遊歩道脇に位置する1階のカフェ・ソレントでは、ホットサンド・バニーニやジェラートがおすすめできる他、クレープやホットケーキなどのメニューも充実しています。


鬼ヶ城センター2階のリストランテ・マリーナは、28席及びテラス席9席を備え、店内のどこからでも海が見渡せます。このお店は熊野地鶏を使用したカレーが評判のレストランです。3階のグランデ・サーラ千畳敷は280名収容可能なグループ向けレストランで、三重ブランドの熊野地鶏や新姫熊野鯛など、地元の特産品を使った料理がおすすめです。

三重・鬼ヶ城の鬼ヶ城歩道トンネル

世界遺産・鬼ヶ城に入る手前、国道42号線の鬼ヶ城トンネルの右手に、長さ509メートルほどの煉瓦のトンネルがあります。このトンネルは鬼ヶ城歩道トンネルまたは木本隧道と言い、1915年に完成しています。この大正期最長のモダンな煉瓦トンネルは、トンネルの半分が歩道、半分は一方通行の車道となっているユニークなトンネルで、選奨土木遺産に選ばれています。

三重・鬼ヶ城付近の獅子岩

世界遺産・鬼ヶ城から42号線を1キロほど南に下った七里御浜沿いに獅子岩と呼ばれる奇岩があります。この岩は地盤の隆起と海蝕によって生まれた高さ約25メートル、周囲約210メートルのユニークな岩で、その先端の形は、正に熊野灘に向かって咆哮を上げる獅子の姿のようです。この獅子岩は熊野灘でも有名なおすすめの観光名所の一つです。

この獅子岩は南側に位置する神仙洞の吽(うん)の岩に対して、阿(あ)の岩と呼ばれ、井戸川上流に位置する大馬神社の狛犬として尊ばれてきました。そのため、大馬神社には狛犬が鎮座していません。この獅子岩は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されており、天然記念物及び名勝にも選ばれています。

三重・鬼ヶ城付近の花の窟神社

国道42号線の世界遺産・獅子岩を更に少し南下した位置に花の窟(いわや)神社があります。花の窟神社は、神々の母・伊弉冉命(いざなみのみこと)が火神・軻遇突智尊(かぐつちのみこと)を出産してから、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵です。この御陵に花を供えて伊弉冉命を祀ったため、花の窟と名付けられているようです。

花の窟神社は日本最古の神社と言われており、年に2回行われる例大祭では、日本一長いと言われる約170メートルの大綱を岩窟上45メートルの高さのご神体から境内南側の松の御神木に渡す神事が執り行われます。この「御網掛け神事」は古より行われており。三重県の無形文化財に指定されており、おすすめできる行事です。

世界遺産・花の窟神社の参道を進むと左側に末社の稲荷神社と龍神神社があり、参道の奥に軻遇突智尊を祀る王子ノ窟と伊弉冉命を祀る参籠殿があります。花の窟を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部は世界遺産に登録されています。

また、神社にあるお綱茶屋には、食堂や土産品、物産販売所、歴史や由来を伝える資料展示などがあり、車が13台停められる無料駐車場もあります。

三重・鬼ヶ城付近の大泊海水浴場

大泊海水浴場は世界遺産・鬼ヶ城の北側にあるビーチで、大泊(おおどまり)駅から徒歩5分ほどでアクセスできます。海の開設は7月1日から8月31日となっています。

このおすすめの海水浴場は遠浅で海の水と砂がきれいなことで人気があり、子供連れの海水浴にも向いています。すぐそばの松崎港は楯ヶ崎海上遊覧船の発着場になっており、海の遊覧や観光、釣りなどが楽しめます。

このおすすめの大泊海水浴場は那智勝浦や熊野市街からのアクセスも良く、鬼ヶ城や松本峠にも近いため、海水浴と同時に観光名所を廻ることもできます。シャワーやトイレなどの設備もあり、バーベキューもできます。駐車場は近隣の民間駐車場が1000円から1500円で使用でき、約200台の車が停められます。

三重・鬼ヶ城の眺めを満喫しよう

三重県熊野市にある鬼ヶ城は、熊野灘の荒波と隆起によってできた数々の奇岩の景勝が堪能できるスポットです。この場所は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に指定されており、国の名勝及び天然記念物にも選ばれています。ここではそんな鬼ヶ城について、アクセスやおすすめの観光スポット、遊歩道などの情報を交えて説明してみました。

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この記事のライター
南真州