死者の日はメキシコの祝祭!カラフルな骸骨が溢れる珍しいお祭りを紹介!

2018年10月20日 (2018年10月21日最終更新)

メキシコで行われる死者の日は、日本のお盆のようなイベントです。しかし、日本のようにオドロオドロとしたイメージは全くなく、カラフルな骸骨が町中に溢れ、まるでお祭りのように賑やかです。日本のお盆と似ているようで似ていない、メキシコの死者の日についてご紹介します!

目次

  1. メキシコで行われる「死者の日」とは?
  2. メキシコの死者の日は日本のお盆と似ている?
  3. メキシコの死者の日は賑やかなお祭り!
  4. メキシコの死者の日は町中がカラフルな骸骨で溢れる!
  5. メキシコの死者の日に使われる花は「マリーゴールド」
  6. メキシコの死者の日はお墓もカラフルに!
  7. メキシコの死者の日が近づくとカラフルな祭壇が出現!
  8. 死者の日に欠かせない「死者のパン」
  9. 死者の日の見どころ1:フェイスペイント
  10. 死者の日の見どころ2:骸骨の砂糖菓子
  11. 死者の日の見どころ3:カラフルな切り紙
  12. メキシコの死者の日のお祭りはどこで行われる?
  13. メキシコの死者の日の日程は?
  14. メキシコの死者の日はハロウィンとは別物!
  15. 死者の日に日程を合わせてメキシコへ行こう!

メキシコで行われる「死者の日」とは?

メキシコでは、死者の日と呼ばれる、日本でいうところの「お盆」のような風習があります。しかし日本のお盆のようにしっとりと死者を弔うのではなく、街中がお祭り騒ぎで賑やかになります。街にはカラフルな骸骨が溢れ、綺麗なマリーゴールドで彩られます。日本のお盆と似ているようで異なる部分の多い、メキシコの死者の日についてご紹介します!

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メキシコの死者の日は日本のお盆と似ている?

メキシコで行われる死者の日は、家族や友人が集まって、死者への思いを馳せたり、祈りを捧げたりするイベントです。これだけ聞くと日本のお盆と同じような感じがしますが、日本とメキシコではやはりお国柄が全く違うので、その表現の仕方に大きな差があります。日本のお盆はしっとりと先祖や死者へ思いを馳せますが、メキシコではお祭りが行われます。

しかし、やはりお盆と似ている点もいくつかあり、地域によって多少死者の日を行う文化が違うという点も似ています。日本で行われるお盆も、地域によってしきたりが違っていたりするものです。お墓にご先祖様を迎えに行くのは日中行うところがほとんどですが、まれに夜中、提灯を持ってお墓に迎えに行くという文化を持つ地域もあるようです。

メキシコの死者の日と日本のお盆は、表現の仕方こそ違いますが、死者を大切に思う気持ちは共通しています。年に一度、死者を弔うという行事があり、家族や親戚、友達が集まり、死者について語り合ったりするという行事という点では全く同じです。しかし、メキシコでは死者を嘆き悲しむのではなく、一緒に明るく楽しく過ごそうという点が異なります。

メキシコの死者の日は賑やかなお祭り!

メキシコで行われる死者の日は、年に一度の大盛り上がりを見せるお祭りです。街中にカラフルな色が飛び交い、活気付きます。この死者の日のお祭りは、2003年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。死者に捧げる先住民の祭礼行事として世界中で認知されている素晴らしいお祭りです。そのお祭りの素晴らしさは一度体験するとわかるでしょう。

2018年にはディズニーピクサーの映画のモチーフにもなったメキシコの死者の日は、これからもどんどん世界中で有名になっていくのでしょう。メキシコへ訪れる観光客も参加して楽しむことができる死者の日は、それに合わせたツアーも組まれているほど人気です。メキシコへの旅行を考えている方は、日程を合わせて行ってみるのもおすすめです。

メキシコの死者の日は町中がカラフルな骸骨で溢れる!

メキシコの死者の日に欠かせないアイテムは何と言っても骸骨です。死者の日のことを知らない方でも、カラフルにペイントされた骸骨を見たことがある方は多いのではないでしょうか。もちろん骸骨と言っても本物ではありませんし、おどろおどろしい怖いものでもありません。メキシコの人々から愛されている、可愛らしいキャラクターといった感じでしょう。

この死者の日で愛されているカラフルな骸骨たちは、日本の雑貨店などでも目にすることができます。特にメキシコ雑貨などを扱うお店では必ずと言っていいほど置いてあるのではないでしょうか。それほど有名でカラフルな骸骨は、日本人が抱く「怖いイメージ」を払拭してくれます。お部屋に飾っておいても可愛らしいのでメキシコ土産にもおすすめです。

メキシコの死者の日に使われる花は「マリーゴールド」

メキシコの死者の日には、たくさんのマリーゴールドが使用されます。このマリーゴールドは死者の日を象徴するものなので、決して欠かすことができません。また、マリーゴールドは「太陽の色と熱が込められている」と信じられているそうです。マリーゴールドの花びらの多さに先住民たちは「ひとつの花に20の花が詰まっている」と言っていたそうです。

マリーゴールドは強い香りを持った花です。そのため、マリーゴールドを死者のお墓の前や祭壇にたくさん並べておくと、死者の魂が迷わず戻ってくることができると言われているのです。そのため、街中の祭壇やお墓の前には、太陽のように美しいオレンジ色のマリーゴールドがこれでもか、と言うほど散りばめられているのです。

また、マリーゴールドの原産地はメキシコということもあって、マリーゴールドがたくさん使われているのかもしれません。メキシコで使用されているマリーゴールドは「メキシカン・マリーゴールド」ですが、その他にもアフリカン・マリーゴールドやフレンチ・マリーゴールドといった種類があります。それらも全て原産国はメキシコなのだそうです。

メキシコの死者の日はお墓もカラフルに!

日本のお盆の時期には、ご先祖様をお迎えするためにお墓に提灯をぶら下げたりしますが、メキシコの死者の日には、お祭りらしくとにかくカラフルで派手な装飾がされています。「どこのお墓よりも目立つように」という意志が伝わってくるほど、どこのお墓も派手で見応えがあります。死者の日では各家庭のお墓の派手さも見どころのひとつになるでしょう。

日本ですと、他のお家のお墓をジロジロとみたりすることはあまりないでしょう。しかしメキシコの死者の日では、どれだけ自分の家のお墓をカラフルに彩ることができるか、といった具合で、人の目に触れることを前提に装飾されています。そのため、色々な装飾を楽しめますので、見どころが満載で日本のお墓の怖いイメージは全くありません。

メキシコの死者の日が近づくとカラフルな祭壇が出現!

メキシコの死者の祭りでは、カラフルに装飾されるのはお墓だけではありません。死者の日が近づいてくると、街の中の様々な場所に祭壇が現れて、様々な装飾が施されていきます。個人の祭壇には、その家庭の遺影が飾られていたりしますが、公共の場の祭壇では、観光客が遺影を飾ることもできるので、メキシコ式で弔いたい方は写真を持っていきましょう。

故人の好きだった食べ物や写真を祭壇に飾り、お祭りに参加してみるのも悪くありません。特に、その亡くなった方がお祭り好きだったりしたらなおさら故人も喜ぶのではないでしょうか。遠い異国の地で故人と楽しく過ごすということも悪いことではありません。旅の思い出を今は亡き大切な人と過ごせるというのも、素晴らしい体験のひとつでしょう。

死者の日に欠かせない「死者のパン」

メキシコの死者の日では、欠かすことができないアイテムとして、骸骨、マリーゴールドの他に「死者のパン」というパンもあります。死者のパンはパン・デ・ムエルト(Pan de Muerto)という名前のパンで、地方によって多少形が異なるようです。しかし一般的に丸いものが多く、骨をかたどった装飾がされており、砂糖がまぶしてあります。

この死者のパンは、砂糖がまぶしてあって、ほんのりオレンジの風味がするパンです。今は小麦粉で作られている死者のパンですがスペインの先住民たちは元々、とうもろこしの粉などをはちみつで味付けして作っていたそうです。侵略されたりしながら異文化が入ってきて、時代の流れとともに、死者のパンの調理法もどんどん変わっていっているようです。

死者の日の見どころ1:フェイスペイント

メキシコで行われるお祭り「死者の日」での見どころは、何と言ってもこのフェイスペイントです。街にあふれる人たちはみんなこの骸骨を真似たフェイスペイントをしています。思い思いに好きなペイントを施し、可愛らしい服をきて歩く人々は、死者の日の見どころと言っていいでしょう。様々な衣装を身にまとっていて、見ていて飽きません。

この死者の日の見どころである、フェイスペイントですが、観光客として訪れた場合、自由に参加できるというところもおすすめのポイントです。せっかく死者の日にメキシコへ訪れたのであれば、参加しないのはもったいないでしょう。ぜひ可愛らしいペイントをして街に繰り出してみましょう。きっと素晴らしい思い出になるに違いありません。

死者の日の見どころ2:骸骨の砂糖菓子

死者の日には、たくさんのカラフルな骸骨を街中で見ることができます。その骸骨の砂糖菓子はカラベラ・デ・アスカール(Calavera de azucar)と言われており、大きなものは身近な死者を表しており、小さめの骸骨は先祖を表しているのだそうです。この砂糖でできた骸骨には、死者の名前が書き加えられることもあるそうです。

この砂糖で出来た骸骨は、主に祭壇に飾られます。祭壇に骸骨を飾るという風習はなんだか不思議な感じがしますが、元々は故人の頭蓋骨が飾られていたのだそうです。その頭蓋骨が次第に砂糖でできたものやチョコレートでできたものなどに変化していったのです。そして骸骨のほかにも祭壇に置かれるものはまだまだ色々な物があるようです。

祭壇に飾られる物は、塩や水といった物から、故人の写真、そして故人の好物などが置かれます。その他にもフルーツやさとうきびが置かれたり、モーレ料理や、チョコラテなどが供えらるようです。そして死者の日に欠かせない死者のパンも一緒に置かれます。これらの料理や食べ物は、死者の日が終わると捨てることなく家族で食べるのだそうです。

死者の日の見どころ3:カラフルな切り紙

続いての見どころは、死者の日をカラフルに彩るのに欠かせない、カラフルな紙を使って作られた旗です。この切り紙で作られた旗は、室内や祭壇に飾られており、非常に可愛らしいので雑貨が好きな方にもおすすめの見どころです。自宅のお部屋に飾るために、お土産として買っていってもいいでしょう。飾るだけでその場がパッと華やぎます。

見どころ満載の死者の日を飾るカラフルな旗ですが、こちらは元々メソアメリカ文明にまで歴史が遡ります。その時代の人たちは、アマテという木の樹脂から作られた紙に絵を書いて祭壇に飾り付けていたのが始まりでした。それが今は、薄い紙を切って柄にするようになりました。この柄は50枚程重ねた紙に型を乗せ、ハンマーなどで叩いて切り抜きます。

メキシコの死者の日のお祭りはどこで行われる?

その見どころ満載の死者の日ですが、一体どこに行けば参加することができるのかというと、メキシコ市内の大通りやみんなが集まる広場では必ずと言っていいほど目にすることができます。死者の日が近づいてくると、街中がどんどんとカラフルな色に染まっていき、街を歩いているだけで浮き足立ってしまうような感覚です。

しかし、もっと色濃くメキシコの文化を楽しみたいという方は、先住民色が濃く残るミチョアカン州ハニッツイオ島などがおすすめです。その他にもオアハカ州オアハカやメキシコシティ南部郊外のミスキックなどが有名な場所になります。どこも見どころ満載ですが、人気の場所ですので、混雑は免れないでしょう。覚悟して出かけてみてください。

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メキシコの死者の日の日程は?

では、肝心の死者の日が行われる日程ですが、10月31日、11月1日、11月2日の3日間で行われます。この日程にはそれぞれ意味があり、1日目は「天使の日」と言われ、この日は幼くして亡くなった子などの小さな子を弔います。そのため、祭壇には子供が食べることができない辛いものなどは置かないそうです。子供が好きな甘いもので祭壇を飾ります。

そして2日目は「諸聖人の日」です。この日は大人の死者の魂が帰って来る日だそうです。そのため、祭壇にお供えする食べ物も辛い物やお酒などをお供えします。その他にも生前好きだった食べ物や飲み物をお供えしたり、好きだった音楽を奏でたりします。生前仲の良かった人たちと、年に一度騒ぐことができて、故人もきっと嬉しいでしょう。

そして3日目は「万霊節の日」と言って、すべての死者を弔う日です。観光客などが見ることができるのはこの3日目の様子です。弔うというとなんだかしんみりしてしまうイメージがありますが、メキシコの死者の日は本当に明るくて、陽気なお祭りです。せっかく異文化を楽しめるのですから参加して、地元の人と一緒に楽しませてもらいましょう!

メキシコの死者の日はハロウィンとは別物!

メキシコの死者の日は、行われる日程と、フェイスペイントなどの仮装からハロウィンと混同されがちですが、これは全くの別物なのです。ハロウィンは悪霊を追い払うために行いますが、死者の日は「先祖や死者の魂を賑やかに迎える行事」です。行われる目的が全く別なので、ハロウィンと一緒にすると、メキシコの人たちは「全く違う」と否定します。

はじめにご紹介した通り、死者の日は日本のお盆のような感覚です。そのため、ハロウィンの「悪霊を追い払う」という名目で行われる行事とは全く理由が異なります。ですから、メキシコの人たちがハロウィンと混同されると、ちょっと気分を害してしまうのでしょう。死者の日はあくまでも死者の魂を楽しませてあげる日なのです。

死者の日に日程を合わせてメキシコへ行こう!

メキシコで行われる死者の日は、1年に1度の大イベントです。今ではこの日程に合わせてツアーまで組まれたりするほどの人気ぶりです。せっかくの海外旅行ですから、異文化を色濃く味わうことができる時期に行くのもおすすめです。メキシコは普通の時に訪れても素晴らしい国ですが、楽しいイベント事に参加して、地元の人と触れ合いましょう!

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この記事のライター
小鉄