秩父の札所巡りは歩きと車どちらがおすすめ?コースや御朱印をまとめて紹介!

2018年11月12日 (2019年9月1日最終更新)

埼玉県の秩父には34か所の観音霊場があり、この霊場を巡ることを秩父札所巡りと言います。秩父札所巡りは歩いて巡る方法が一般的ですが、車で巡ることもできます。また、ほとんどの寺院には納経所があり、御朱印を拝受しながら巡ることができます。

目次

  1. 秩父札所巡りを楽しもう
  2. 秩父札所巡りの歴史と由緒
  3. 秩父札所巡りの寺
  4. 秩父札所巡りで用意するもの
  5. 秩父札所巡りの服装
  6. 秩父札所巡りの納経
  7. 秩父札所巡りの御朱印
  8. 秩父札所巡りの午歳総開帳
  9. 秩父札所巡りを歩きで巡る旅
  10. 秩父札所巡りを歩きで巡る旅1:高篠エリア
  11. 秩父札所巡りを歩きで巡る旅2:横瀬町エリア
  12. 秩父札所巡りを歩きで巡る旅3:秩父市中心市街地エリア
  13. 秩父札所巡りを歩きで巡る旅4:秩父市荒川西岸エリア
  14. 秩父札所巡りを歩きで巡る旅5:秩父市影森・荒川エリア
  15. 秩父札所巡りを歩きで巡る旅6:入門コース
  16. 秩父札所巡りを車で巡る旅
  17. 秩父札所巡りを車で巡る旅1:小鹿野町エリア
  18. 秩父札所巡りを車で巡る旅2:秩父市吉田地域エリア
  19. 秩父札所巡りを車で巡る旅3:皆野町エリア
  20. 秩父札所巡りを満喫しよう

秩父札所巡りを楽しもう

埼玉県秩父地方には34か所の観音霊場があり、この霊場を巡る旅が秩父札所巡りと呼ばれる人気の巡礼旅となっています。札所によっては無人の寺院もありますが、一般的には納経が行われる納経所があり、御朱印を拝受できる寺院もあります。ここではそんな秩父札所巡りについて、歩きや車のコース、御朱印などの情報を交えて紹介します。

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秩父札所巡りの歴史と由緒

秩父三十四箇所の札所は1234年の鎌倉時代に開創したと伝えられており、1488年の秩父札所番付が実在することから、室町時代には秩父札所が定着していたようです。そして江戸期に入ってから、多くの江戸庶民にとっての観音信仰巡礼の聖地として賑わいを見せるようになりました。

今でも当時の風情(ふぜい)が随所に残されており、1番・四萬部寺(しまぶじ)から三十四番・水潜寺までの静かな山村の風景を巡る100キロ以上にも及ぶ巡礼の旅が楽しめます。

秩父三十四箇所は、近畿2府4県と岐阜県に点在する西国三十三所と神奈川や東京、栃木など7県に散らばる坂東三十三箇所と並び、日本百観音に数えられています。そして、結願が成就したあかつきには、長野の善光寺に参拝するのが慣例となっています。

秩父札所巡りの寺

秩父観音札所34箇所は、秩父盆地の静かな山村や民家の間に点在する寺々で、ほとんどが素朴で小さなお寺ばかりです。また、札所と札所の間にはレンゲやタンポポなどが咲く野原や梅林などのあるのどかな田園風景が広がっています。

また秩父市の荒川左岸では、札所23番の音楽寺から26番の久昌寺へ辿る巡礼古道のコースが復活しており、札所巡りの巡礼者たちを喜ばせています。

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秩父札所巡りで用意するもの

秩父札所巡りでは整備されていないでこぼこ道などを歩くため、歩きの場合も車の場合も、歩き易い靴と服装で廻ることが大切です。また様々な場所やコースへ移動するため、分かり易い地図があると便利です。

秩父付近の道の駅や札所で販売されている「秩父札所案内」という地図帳は、移動に際しての距離の目安や目印が記されており、種々の移動手段にも対応しているためおすすめです。

巡礼用品全般の販売は、1番の札所・四萬部寺、13番札所・慈眼寺、18番札所神門寺(ごうどじ)で行われています。ロウソクや線香、杖、雨具、白衣など、基本的には各自持参ですが、これらの札所で購入することもできます。納経帳などは大抵の札所で販売されています。

秩父札所巡りの服装

巡礼者の服装は、昔はおいずると呼ばれる白衣に手甲脚絆、白地下足袋に輪袈裟や菅笠をを着け、金剛杖を携えるような格好でした。現在でも同様のスタイルで札所巡りをする人は多数いますが、普段通りの服装でも構わないようです。巡礼用品は1番・四萬部寺始め、いくつかの札所に用意されています。

秩父札所巡りの納経

写経を納め、受取証として納経帳や持参の白衣、掛け軸などに御朱印を拝受することを納経と言います。秩父観音札所34箇所の内、納経ができないお寺は、2番の真福寺、5番の語歌堂、そして冬季のみ28番の橋立堂の三か所です。

真福寺と語歌堂は無人のため受付できませんが、真福寺の場合は少し離れた場所にある光明寺で、語歌堂は300メートル先の長楽寺でそれぞれ納経の受付をしてもらえます。橋立堂は納経所が冬季は閉鎖されているため、27番の大淵寺での受付となります。

秩父札所巡りの御朱印

写経を納めた後、受取証として納経帳や持参の白衣、掛け軸などに御朱印を拝受します。ほとんどの札所では、通常月は8時から、昼食時を除き17時まで受付ができますが、11月1日から2月28日の冬場は8時から16時までとなります。神社の場合は御朱印を御朱印帳に受領しますが、寺院の場合は納経帳に拝受します。

また、例外として、11番札所の常楽寺は16時まで、31番札所の観音院は15時までとなっています。御朱印を納経帳に貰う場合、御朱印のみの場合は200円、墨書きによる書入れ御朱印の場合は300円ですが、ほとんどの場合書入れ御朱印により拝受します。

同様に、掛け軸の場合は、御朱印のみが200円、書入れ御朱印の場合は500円、おいずるの場合は、御朱印のみが200円、書入れ御朱印の場合が500円となっています。納経帳を持っていない人には秩父観音霊場謹製の納経帳が販売されており、赤、紺各1200円で購入できます。また団体の場合は秩父札所連合会謹製の納経帳が便利です。

御朱印を拝受する場合、御朱印は写経を納めたお返しの意味合いがあるため、できるだけ釣銭の要らないよう配慮することも大切です。

秩父札所巡りの午歳総開帳

午歳(うまどし)総開帳というのは12年に一度の午歳に、秩父札所34箇所の霊場の厨子(ずし)の扉が開かれ、御本尊を拝観することができる行事です。本尊の手に結ばれているお手綱(たずな)を持てば、観音様との深い縁が結ばれるそうです。

前回は2014年に行われましたので、次回は2026年の午歳を待たねばなりません。その年には3月から11月までの9か月間、御本尊を拝観することができます。

秩父札所巡りを歩きで巡る旅

秩父札所巡りを歩きで巡る場合、34か所を巡るには約1週間かかるため、7回ほどに分けてゆっくり巡る旅をおすすめします。

1日目は秩父高篠(たかしの)エリアにある1番札所から5番札所のコース、2日目は横瀬町エリアにある6番札所から10番札所のコース、3日目は秩父市中心街地エリアにある11番札所から19番札所のコースを巡ります。

そして4日目は、秩父市西岸エリアの中の20番札所から25番札所のコース、5日目は秩父市影森・荒川エリアにある26番札所から30番札所のコース、そして7日目に、小鹿野町・秩父市吉田地域にある31番札所から33番房所のコースを、最後に皆野町エリアにある34番札所の水潜寺を巡ります。

秩父札所巡りを歩きで巡る旅1:高篠エリア

札所1番の四萬部寺(しまぶじ)から札所5番の語歌堂まで5つのお寺を巡ります。このエリアは、昔ながらの田園風景が残るエリアで、仏の里と呼ばれるのにふさわしいのんびりと歩きながら廻れるコースです。

まず西武秩父駅発栃谷・三沢経由皆野駅行きの西武観光バスに乗車して四萬部寺の札所一番バス停にアクセスします。四萬部寺には1697年に建立された発願寺にふさわしい風格を持つ華麗な観音堂があります。

このお寺から高篠山の中腹にひっそりと建つ札所2番の真福寺まで、徒歩40分ほど歩いて登ります。このお寺の山道には春先に梅の花や花桃が咲き乱れます。そこから今度は40分ほど下って3番目の札所・常泉寺にアクセスします。

常泉寺の観音堂の周りには初夏には紫陽花が咲き誇ります。お堂には鳳凰(ほうおう)や上り龍、下り龍の彫り物が施されています。寺宝の子持石を抱くと子宝に恵まれるというご利益があるそうです。

常泉寺から4番目の札所・金昌寺に行くには、日帰り入浴のできる山田温泉とふるさと歩道橋を経由し、徒歩20分ほどでアクセスできます。金昌寺に着き、大きな草鞋のかかった仁王門をくぐると、県指定の重要文化財である1300体余りの石仏が出迎えてくれます。

金昌寺から5番目の札所・語歌堂までは歩きで20分程度ですので、1日目の最後としてここまで巡ります。語歌堂に参拝すると和歌が上手になるという謂れがあるそうで、仁王門や観音堂には文芸、学問などの上達を願う人たちが多数訪れるようです。語歌堂からは徒歩33分程度で御花畑駅に行けますし、語歌橋バス停から西武秩父駅に帰ることもできます。

秩父札所巡りを歩きで巡る旅2:横瀬町エリア

2日目は6番目の札所・卜雲寺(ぼくうんじ)ではなく、7番目の法長寺からスタートした方が効率良く廻れます。法長寺へは西武鉄道横瀬駅から徒歩25分でアクセスできます。法長寺には平賀源内の設計した牛伏堂(うしぶしどう)とも呼ばれる本堂があり、秩父札所の中で最も大きな建物となります。

法長寺から9分ほど歩けば6番目の札所・卜雲寺にアクセスできます。卜雲寺は石垣の上に建つ民家のようなに素朴な建物で、寺宝に「荻野堂縁起絵巻」や「山姥(やまうば)の歯」があります。

卜雲寺からは20分ほど歩いて8番目の札所・西善寺に行きます。西武線の高架下をくぐり急坂を登ると、樹齢500年を越える県指定の天然記念物コミネモミジが美しい西善寺に着きます。

西善寺を後に、セメント工場の横を歩いて40分ほど行くと、9番目の札所・明智寺が現われます。明智寺には六角形の観音堂があり、如意輪観音が祀られています。安産や子育てなど、女性の崇敬を集めています。巡礼道を辿って30分ほど行くと、2日目最後となる10番目の札所・大慈寺に到着します。

大慈寺は山里の里らしい雰囲気を持つお寺で、急な石段の上に風格のある仁王門が建っています。このお寺には、本尊以外にも多くの仏像があり、明智寺とともに、子育観音としての信仰を集めています。

大慈寺からは、西武線横瀬駅まで20分ほど歩くか、秩父線御花畑駅まで20分ほど歩いて帰途につきます。

秩父札所巡りを歩きで巡る旅3:秩父市中心市街地エリア

3日目となる秩父市街地エリアの旅をスタートします。秩父札所11番から19番までは市内に散在するため、一挙に歩いてアクセスできます。このエリアは目薬の木や十三権者の像、古馬緤の欅、鐘楼など見どころが豊富なエリアです。まず札所11番の常楽寺にアクセスします。常楽寺へは秩父鉄道・秩父駅から徒歩15分ほどで行けます。

この曹洞宗のお寺・常楽寺は長寿祈願の観音様として有名です。常楽寺から札所12番の野坂寺までは徒歩約20分でアクセスできます。

野坂寺には様々な花々が咲き乱れますが、特に美しいのは春先に咲くしだれ桜です。野坂寺から13番の札所・慈眼寺までは徒歩約13分で行けます。名称の通り眼病にご利益のある寺院です。どっしりした山門、華麗な装飾が施された観音堂、右手の薬師堂など、多くの見どころがあります。

慈眼寺から14番札所の今宮坊までは徒歩8分ほどで行けます。今宮坊は大欅のある今宮神社の下にあるがっちりとした観音堂で欅の大樹は駒つなぎの欅、または竜神木とも呼ばれています。今宮坊から10分ほど歩いて少林寺にアクセスします。

少林寺は古くは秩父神社に属していた札所です。母巣山蔵福寺と五葉山少林寺が合併して生まれた寺院で、札所としては珍しい洋風な造りのお寺です。

少林寺から歩くこと15分ほどで16番目札所の西光寺に着きます。西光寺は1783年に浅間山噴火の犠牲者を供養するために建立された寺院で、春には美しいぼたんの花が咲くことでも知られています。

西光寺から20分ほど歩くと17番目札所の定林寺(じょうりんじ)にアクセスできます。定林寺は林寺とも呼ばれ、本尊には美しい十一面観音が祀られています。また本堂の右側には、アニメ「あめ花」の舞台にもなった、県指定の文化財・鐘楼があります。

定林寺から巡礼道を通り、徒歩約15分で18番目の札所・神門寺(ごうどじ)に着きます。神門寺の本尊には室町時代に作られたと云われる観音像が祀られています。そして神門寺から15分ほど歩いて3日目最後の札所龍石寺に行きます。龍石寺では、本尊の他、閻魔(えんま)大王も祀られています。
 

龍石寺から戻る場合は、秩父鉄道大野駅まで徒歩約11分で行けます。また、秩父駅にも徒歩約30分強で行くことができます。

秩父札所巡りを歩きで巡る旅4:秩父市荒川西岸エリア

4日目の旅では、荒川西岸エリアを廻ります。このエリアは長尾根丘陵の麓に点在する札所で、いちご園などが続くのどかな農村丘陵の中にあります。まず西武秩父駅または秩父鉄道・秩父駅から西武バスで吉田元気村行き、栗尾、小鹿野行き等に乗り、札所二十番バス停で下車後約5分で札所二十番の岩之上堂に着きます。

市街地から荒川にかかる斜張橋を渡ったところにお寺の入口があり、坂道を登ると岩之上堂です。この寺院は初夏に咲くツツジが美しいことで知られています。

観音堂前から急な階段を下りて岩の下の乳水場に行くことができます。その岩陰から流れる清水は、一口飲むと乳の出が良くなると伝わる霊水です。岩之上堂から巡礼道を通り10分ほどで札所二十一番の観音寺に着きます。

観音寺は道路に面しているためすぐにわかります。このお寺は1923年に、火災の類焼により観音堂が焼失しましたが、本尊の聖観音は難を逃れました。現在の観音堂は小鹿野の寺から移築、再建されています。

観音堂から20分ほど歩けば札所二十二番の童子堂に着きます。童子堂は子供を病魔から救うという観音を祀るお寺です。

童子堂入口の県道を南に少し歩くと、右側に山に向かう巡礼道があり、その道を進めば札所二十三番の音楽寺にアクセスできます。音楽寺は、寺の名称から「ヒット祈願」に訪れる歌手も多いそうです。春には満開の桜が咲き誇り、花見客で賑わいます。

音楽寺から札所二十四番の法泉寺までは距離があるため、バスを利用します。音楽寺バス停からミューズパーク循環バスに乗り、巴川バス停で下車後、坂を下り、巴川手前で左に曲がり10分ほど歩くと、法泉寺に向かう116段の急な階段があります。そして階段を登った先に法泉寺の静かな境内が現われます。

法泉寺から来た道を戻り、巴川バス停の先の信号を直進します。しばらく歩き、秩父ふるさと牧場を通り抜けて弁天茶屋の先を右に曲がると札所二十五番・九昌寺の入口があります。

九昌寺の観音堂近くの弁天池では、7月中旬から8月上旬にかけて、見応えのある古代蓮が咲きます。

九昌寺から帰途につきますが、久那の九昌寺から最寄りの電車の駅にアクセスするには、徒歩で約25分ほど行けば秩父線・浦山口駅に着きます。また、九昌寺から10分ほど歩けば久那バス亭前に行けるので、そのバス停から西武バスで西武秩父駅にアクセスできます。

秩父札所巡りを歩きで巡る旅5:秩父市影森・荒川エリア

5日目の札所巡りの旅は26番目から29番目の札所を廻ります。このエリアは荒川東岸の影森地区にあり、昔の巡礼道は尾根道沿いとなるため、かなり歩き甲斐のあるコースとなります。足に自信の無い人は26番目の札所・円融寺から山麓の道を歩いて27番目の札所・大淵寺に行く方法をおすすめします。

円融寺へは秩父鉄道・影森駅で下車後10分ほど歩けばアクセスできます。このお寺には県指定文化財の鳥山石燕の「景清牢破り」の奉額や、勝軍地蔵菩薩立像などの宝物があります。

また、険しい岩場や300段の石段を30分ほどで登ったところに、岩山を背にした奥の院とも言うべき岩井堂があります。

円融寺から20分ほど歩いたところに27番目札所の大淵寺があります。このお寺の境内には延命水という湧き水があり、冷たくておいしいと評判です。また大淵寺の裏山には高さ15メートルという大きな護国観音が立っています。

大淵寺から細い路地と貨物線の跡地を歩いて25分ほど行くと28番目の札所・橋立堂があります。橋立堂は橋立鍾乳洞の入口にもなっているため、立ち寄ってみることをおすすめします。この鍾乳洞は階段状になった珍しい鍾乳洞です。

橋立堂には秩父札所唯一の馬頭観世音が祀られており、交通安全祈願に訪れる人が多いようです。浦山口駅方面に行く方向に巡礼道を25分ほど歩くと、29番目札所の長泉院に到着します。このお寺の境内には美しい竹林があり、落ち着いた静かな雰囲気が楽しめます。

長泉院から30番目の札所・法雲寺までは歩くと1時間半もかかるため、一旦秩父線・浦山口駅まで戻り、秩父鉄道で白久駅まで行く方法をおすすめします。この駅から法雲寺までは徒歩15分ほどでアクセスできます。

法雲寺の入口から観音堂までの斜面には、梅やツツジ、藤など、春から秋にかけて、種々の花々を愛でることができます。法雲寺の本尊・如意輪観世音菩薩は「楊貴妃観音」と呼ばれており、唐の玄宗皇帝が楊貴妃の冥福を祈って作ったと云われています。5日目の旅は法雲寺が最後となります。法雲寺から白久駅に戻って帰途につきます。

秩父札所巡りを歩きで巡る旅6:入門コース

秩父札所巡りの入門編の一つに荒川影森コースがあります。これは12月から2月以外の毎月第3土曜日に開催されているもので、お坊さんの説明が付き、昼食持参、参加費1000円で、徒歩で廻るコースです。特典として連合会経本が贈呈されます。

秩父鉄道・御花畑駅10時発・三峰口行きに乗車し武州中川駅で下車したところからスタートします。29番・長泉院、28番・橋立堂、27番・大淵寺、26番・円融寺、12番・野坂寺を巡り、西武秩父駅に引き返して15時半ごろ解散する初心者におすすめの入門コースとなります。

秩父札所巡りを車で巡る旅

秩父札所巡りは1番から30番目札所までは日数をかければ歩いても廻れますが、31番札所から34番札所まではそれぞれの札所の距離が相当離れているため、車での札所巡りの方が便利です。勿論、1番札所から30番札所も車で巡れば速い札所巡りができますし、それぞれの札所には駐車場も完備されています。

秩父札所巡りを車で巡る旅1:小鹿野町エリア

秩父市小鹿野町にある31番目の札所・観音院へは秩父駅から車で299号線と一般道を西に約50分ほど走ればアクセスできます。

観音院では高さ3メートルほどの仁王像が有名です。また、仁王門から296段の階段を上ったところに本堂があります。本堂の脇には巨大な岩があり、岩伝いに清廉な滝が流れています。石仏でも有名なこのお寺ではどっしりとした雰囲気が感じられます。

秩父市小鹿野町の、32番目の札所となる法性寺は観音院から299号線を20分ほど秩父駅方面に戻るか、秩父駅から車で30分ほど行けばアクセスできます。

法性寺の石段を上ると、岩の斜面に舞台造りの観音堂が現われます。そこから更に30分ほど登ると、岩船の最上部に大日如来像が安置されている奥の院があります。笠をかぶり船を漕ぐこの仏像は県の文化財にも指定されており、御船観音と呼ばれ親しまれています。

秩父札所巡りを車で巡る旅2:秩父市吉田地域エリア

法性寺から更に299号線を秩父駅方面に少し戻り、泉田で283号線に入り北に進むと10分強で下吉田にある33番目もの札所・菊水寺に着きます。菊水寺には、秩父駅からも車で40分ほどでアクセスできます。

菊水寺には「菊水の井」と呼ばれる井戸があったことからこの名称が付けられたと云われています。このお寺には、平安時代に作られた県指定文化財の聖観音立像が祀られており、入母屋造りの本堂の入口には「正大悲殿閣」の額と菊水模様の横幕が掲げられています。

秩父札所巡りを車で巡る旅3:皆野町エリア

菊水寺から、34番目、最後の札所となる水潜寺に向かいます。菊水寺から車で283号線を走り、37号線を右折後、荒川西岸を北上し、国神の信号を左折します。そして284号線を西に進むと水潜寺の駐車場に到着します。秩父鉄道・皆野駅からは車で25ほどでアクセスできます。水潜寺には更にここから20分ほど急坂を登る必要があります。

標高540メートルの札立山に登った後、今度は1キロほど下ると水潜寺に到着します。水潜寺は山の中にひっそりと建っています。

本堂の前には県指定文化財の聖観音像があります。観音堂前には日本百観音霊場の砂を集めたお砂踏みがあり、足型の上で参拝すれば百観音巡礼のご利益が得られると言われています。

本堂脇の水かけ地蔵に頭から水を3杯かけ、お願い事を3度唱えると願いが叶うとも言われています。また、水潜寺の結願堂裏には七観音象や三十三観音がずらりと並んでおり、その迫力には圧倒されます。

そして最後の巡礼を終え帰途につきます。31番から34番までは車なら1日あれば十分廻れますが、1番から34番まで車で廻るには、急いで廻っても最低2日はかかる旅となります。

秩父札所巡りを満喫しよう

埼玉県秩父市には34箇所の観音霊場があり、この霊場を巡る秩父札所巡りが人気を呼んでいます。このコースすべてを徒歩で歩けば100キロ以上の道のりとなり、車で廻っても2日以上かかります。ここではそんな秩父の札所巡りについて、徒歩や車のコース、御朱印などの情報を織り交ぜながら説明してみました。

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この記事のライター
南真州

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