サンマルタン運河で散策やクルーズを満喫しよう!パリの魅力スポットを紹介

2018年11月18日 (2018年11月21日最終更新)

パリ観光の散策路ではセーヌ河畔が有名ですが、穴場的にゆったりと散策できるのがサンマルタン運河沿いにある散策路です。パリ東駅を降りて東へ向かうと歩いて5分ほどで、美しい街路樹と散策路が広がるサンマルタン運河の河畔に出ることができます。

目次

  1. パリ観光でおすすめのサンマルタン運河
  2. 美しい景観が広がるサンマルタン運河
  3. サンマルタン運河はゆったり散策がおすすめ
  4. 絵画のような景色が映えるサンマルタン運河
  5. 映画アメリに登場するサンマルタン運河
  6. サンマルタン運河の散策スポット1:ヴィレット公園
  7. サンマルタン運河の散策スポット2:北ホテル
  8. サンマルタン運河の散策スポット3:AntoineEtLili
  9. サンマルタン運河のクルーズ船
  10. 様々な仕掛けがあるサンマルタン運河
  11. サンマルタン運河の水位調節をする閘門
  12. サンマルタン運河に架かる上下可動式の橋
  13. 地下トンネルになっているサンマルタン運河
  14. アルスナル港からセーヌ川へ
  15. パリ下町の魅力が詰まったサンマルタン運河

パリ観光でおすすめのサンマルタン運河

Canal Saint-Martin

フランス、パリにあるサンマルタン運河は、セーヌ川のアルスナル港からヴィレット運河とそれに続くウルク運河までを結ぶ、パリの情緒溢れる美しい景観が広がる全長4.55kmの運河です。ここでは、そのパリ観光でおすすめのサンマルタン運河のクルーズ船観光と、ゆったりと散歩しながら楽しめる運河周辺のおすすめ観光スポットなどを紹介します。

美しい景観が広がるサンマルタン運河

canal saint-martin

木々の緑に囲まれたサンマルタン運河は、静かな川の流れと中世ヨーロッパの中層住宅、そこに集まる水鳥や草花とともに、パリ下町の美しい景観を創り出しています。

サンマルタン運河沿いには、連続するマロニエやプラタナス、菩提樹といった樹木のほか、アーチの歩道橋、水位調節の閘門といった歴史的施設によって独特で情緒ある空間が広がり、川岸では人々が散歩したり、談笑したり、読書をしたりして寛いでいます。

サンマルタン運河はゆったり散策がおすすめ

canal saint-martin

サンマルタン運河は、運河全体が公園のような寛ぎ空間になっていて、川沿いに散歩をすると、お洒落なカフェやレストラン、ブティックや雑貨店などが点在しています。

まずは運河に沿ってゆったりとした散歩に出かけると、都心の雑踏から離れたパリ下町の穏やかな雰囲気が肌で感じるのが分かります。陽光に照らされた木々の緑や水辺に戯れる鳥たち、四季に合わせて色づく花々など散歩しながら自然との一体感が満喫できます。

絵画のような景色が映えるサンマルタン運河

canal saint-martin

少し歩いて散歩に疲れたら傍らにあるベンチに座り、心地良い日差しを全身に感じてください。そしてふと気づくと、悠々と運河を進んで行くクルーズ船が目に留まります。

スピード化の時代、物で溢れる大都会の雑踏とは違って、ここサンマルタン運河には緩やかな時の流れと閑静な空気が支配しています。どこを切り取っても絵画のような美しい景色とともに、穏やかに、緩やかに、そしてのんびりとした散歩が似合う場所です。

canal saint-martin

運河の反対岸にお目当てのカフェやレストランを見つけたら、そこでランチやドリンクを楽しむのもおすすめです。親切な店員さんと接するのも楽しいパリ観光のひとつです。

反対岸へは鉄橋を散歩しながら渡ることができます。アーチ状の橋はもちろんクルーズ船が通り抜けできるように出来ていて、橋の真ん中から下をくぐり抜けるクルーズ船を眺めたり、写真を撮ったり、お互い手を振りながら声を掛け合う光景などが見られます。

映画アメリに登場するサンマルタン運河

canal saint-martin

2001年に公開されフランスで国民的大ヒットをしたフランス映画「アメリ」の中では、パリモンマルトルを舞台にしたパリジャンの日常シーンがテンポ良く登場します。

この映画の中でサンマルタン運河は、主人公アメリが、孤独の中で想像力の豊かな、しかし周囲と満足な意思疎通が取れない不器用な少女のまま22歳になり、家を出てカフェで働き始め、ささやかな一人遊びと空想にふける毎日を送るシーンで登場します。

canal saint-martin

アメリは、サンマルタン運河に架かる橋の下にある水門の扉に乗って、そこから小石を川に投げつけます。小石が水面を跳ねながら飛んでいく水切り遊びです。

この橋が架かる場所は映画「アメリ」のワンシーンに使われたことで、おすすめの観光名所になっています。実際にアメリがしゃがんで小石を投げていた記念撮影におすすめのスポットは、アーチ状の鉄橋の上ではなく、その下の開閉式の水門の扉の上からです。

サンマルタン運河の散策スポット1:ヴィレット公園

Parc de la Villette

サンマルタン運河からウルク運河へ続く途中のパリ19区にあるヴィレット公園は、敷地面積55haもの広大な広さを誇るパリ市内最大の公園で、緑地だけで33haあります。

ヴィレット公園は、1980年代にミッテラン元フランス大統領により掲げられたグランプロジェと呼ばれるパリ再開発計画の一部によって、科学産業博物館や音楽に関する総合施設であるミュージックシティなどが建つおすすめの近未来公園的観光スポットです。

何といっても目につくのは、巨大な球体のジェオードと呼ばれる映画館です。ジェオードの球面は、ステンレスの三角板6433枚に覆われ周囲の様々な風景が反射します。30度に傾斜した客席で巨大な凹状の天井画面に映る科学的ドキュメント映画を鑑賞できます。

サンマルタン運河の散策スポット2:北ホテル

Hôtel du Nord

ビィルマン庭園そばのジェマップ通りにある北ホテルは、パリ祭を舞台に男女のラブロマンスを描いたマルセルカルネ監督の1938年の映画「Hôtel du Nord」に登場します。

実際の撮影に使われたのはオープンセットで、運河そのものや橋、水門、そして北ホテルと呼ばれる安宿が忠実に再現され、抜群のカメラワークで撮影されています。

hotel du nord

その撮影に登場する北ホテルは実在し現在も残っています。実際にホテルとしては残っておらず、1995年に改装され、お洒落なカフェレストランとして営業されています。

この映画によって一躍観光名所となったカフェレストラン、オーテルデュノードは、白い壁とグレーの入口を基調にしたおすすめのお洒落なカフェで、テラス席に座ってランチやカフェを楽しみながら、サンマルタン運河をゆったりと眺めることができます。

店内には、映画の中でロビーとして使われていた床タイルがそのまま残っていたり、壁には思い出の名場面の写真が掛けられています。メニューはフランス家庭料理を中心に、ランチが14.5€、ディナーがアラカルトで25€ぐらいでおすすめです。

住所 102QuaiDeJammapes-75010Paris
電話番号 01-40-407878

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サンマルタン運河の散策スポット3:AntoineEtLili

Antoine et Lili

サンマルタン運河の中ほど、水門近くの北に向かって右カーブになったヴァルミー通りの川沿いを散歩するとピンクやライトグリーン、イエローのカラフルな建物があります。

3軒に淡く色分けされた建物は、実はひとつのお店で、周辺のパリジャンが散歩がてらに訪れる「アントワーヌとリリ」という名前のブティックと雑貨のお店です。

赤、ピンク、ターコイズブルー、グリーンなど、派手な色使いのウエアが揃っており、ちょっと高めの金額ですが他で手にすることのできない珍しいものばかりです。レディースのほか、キッズ用、可愛いぬいぐるみやインテリア小物や置物などもあります。

住所 95QuaiDeValmy-75010Paris
電話番号 01-40-374155

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サンマルタン運河のクルーズ船

Bastille

散歩と合わせてサンマルタン運河の観光を満喫できるのは、何といっても優雅なクルーズ船での運河観光です。クルーズ船巡りをすることで運河の魅力が倍増します。

サンマルタン運河のクルーズは、ParisCanalとCanauxramaの2社があり、アルスナル港を出発してヴィレット公園に到着する便とその逆のヴィレット港を出発してヴィレット港に到着するコースの2通りがあります。所要時間はどちらも約2時間半となっています。

運行は毎日2往復で、フランス語が出来なくても、ホームページから英語で申し込むことができます。料金は大人1名18€から22€で、乗船人数による割引や年齢に応じた割引があります。またオプションとして、ドリンクとスイーツ、ランチやディナー付があります。

Canal Saint-Martin

クルーズは2階式になっていて、下の階は屋根のないオープン席と屋根付きの席に分かれています。全て自由席で、オープン席を取りたい場合は早目に行くことをおすすめします。

上の階は屋根のないオープンスペースになっていて、椅子は船の左右に設置されたベンチ席があります。水面との距離はありますが、高いところから広く見渡せるのがメリットです。特に上下可動式の橋の下を通る際はここから見学することをおすすめします。

様々な仕掛けがあるサンマルタン運河

canal saint-martin

サンマルタン運河は、当初フランス革命以前の1802年にナポレオンによって、パリ市民へ十分な飲料水の供給のために発案されたのが始まりとされています。

その後1825年のシャルル10世の時に完成し、19世紀から20世紀中頃には、飲料水だけでなく穀物や商品、建築資材などの物資運搬での使用が主流となり黄金期を迎えます。現在は物資運搬には使われず、観光レジャー用としてパリ市民に愛されています。

サンマルタン運河には、水位差のある川と川を繋ぐために様々な工夫がされています。本流であるセーヌ川とサンマルタン運河の水位差は、26mもありクルーズ船をスムーズに通すために9つの閘門が設けられ、それによって水位差を補うという工夫がされています。

サンマルタン運河の水位調節をする閘門

canal saint-martin

水位があり橋が架かっている箇所をどうやってすり抜けるのか、といったアトラクションゲームの世界に入り込んだようなワクワク感がこのクルーズのハイライトです。

水門が閉じられると上流側の水の注入が始まり、閘門内の水位が徐々に上がり、水門内の水位が上流側と等しくなった時点で上流側の水門が開き、船がゆっくりと入ります。

閘門は2連と単独のものがあり、1つの閘門でそれぞれ約3mの水位調整を行っています。閘門の大きさは幅8m、長さ40m程度で、7つの閘門と2つの回転橋があります。ゲートには左右双方の上段、中断、下段の3箇所に注水孔が設けられています。

サンマルタン運河に架かる上下可動式の橋

Pont levant de la rue de Crimée

クリメ通りのパリ19区のヴィレットベイスンとウルク運河の接続場所には、垂直に上下可動するリフト式のクリメ橋があり、通りの横断と船の運航を可能にしています。

通常はここを車や人が通りますが、船が運航する際には、この橋が可動式で上へ持ち上がります。船が運航している間の人の移動は、横にあるアーチ状の鉄橋を通って渡ります。

Pont levant de la rue de Crimée

クルーズ船から見る可動式の橋が持ち上がり、その下を通過する一連の動きは、テーマパークでのアトラクションにも匹敵するスリルと興奮を体験することができます。

ただ上下するだけのアナログ的な動きですが、橋の真下を通過する際は非日常的な軽い興奮を覚えます。通過の際には、わざわざでも是非2階席からの見学をおすすします。

地下トンネルになっているサンマルタン運河

canal saint-martin

サンマルタン運河は、バスティーユ広場からセーヌ川へと到る間がトンネル化した1853mもの地下運河になっていて、サンマルタン運河全体の長さの約4割を占めています。

地下運河が走る地上は、もともとフランス革命以前にバスティーユ牢獄があった場所ですが、現在は取り壊され、カフェやオフィスなどが立ち並ぶ商業地域になっており、広場の中央にはフランス7月革命を記念するオブジェが建っています。

canal saint-martin

地下水路へ入る手前に鉄の水門があり、水門が開くと暗黒の世界が待っているようなドキドキ感が高まり、やがてクルーズ船は、そのまま暗いトンネルの中へ入って行きます。

トンネルの中は真っ暗というわけではなく、船の前方からのライトと時折、換気扇のある天井部分から差し込む光によって、幻想的な光景が演出されています。石造りの壁面をしたトンネルの地下水路を進んで行くと、アドベンチャー映画の主人公のようです。

アルスナル港からセーヌ川へ

Port de l'Arsenal

トンネルを抜けると一気に視界が開け、たくさんの船が停泊するアルスナル港へ出ます。港といっても河口や湾ではなく、船の係留場としてレジャー用に使用されています。

係留場には、クルーズ船や個人所有のプレジャーボートなどがたくさん係留されています。そして港の両側が散歩できる遊歩道と公園になっていて、のどかな景色が広がっています。更にその先には、本流となる悠々としたセーヌ川が流れています。

パリ下町の魅力が詰まったサンマルタン運河

canal saint-martin

フランス、パリの下町にあるサンマルタン運河は、川沿いにゆったりと散歩したり、船に乗って悠々とクルーズを楽しんだりといろんな角度から、今まで見ることのなかったもうひとつの美しいパリを発見できる、魅力満載のおすすめの運河です。パリを訪れたら、セーヌ川もいいですけど、ぜひこのサンマルタン運河も訪れてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
zukzuk22

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