エチオピアコーヒーの豆の選び方は?産地や特徴などについても詳しく紹介

2018年12月10日 (2018年12月11日最終更新)

世界にはさまざまなコーヒーの産地がありますが、そのなかでもエチオピアは特に美味しいコーヒー豆がとれることで有名です。エチオピアのコーヒーはモカフレーバーと呼ばれる芳醇な香りが特徴的で、酸味が強くて苦味が弱いのでとても口当たりのいい飲みやすいコーヒーです。

目次

  1. エチオピアはコーヒー豆の世界的な産地
  2. エチオピアコーヒーの特徴
  3. エチオピアコーヒーの歴史
  4. エチオピアコーヒーの主な生産地
  5. エチオピアコーヒー豆の種類
  6. エチオピアコーヒー豆の選び方
  7. エチオピアコーヒーのオススメの焙煎や飲み方
  8. エチオピアコーヒーと『カルディ』の深い関係
  9. 奥が深いエチオピアのコーヒー!苦~いコーヒーが苦手な方にはおすすめ

エチオピアはコーヒー豆の世界的な産地

世の中にはいろいろな種類の飲み物がありますが、そんななかで圧倒的に支持されているのがコーヒーです。例えば仕事をする時や車を運転する時にはコーヒーが欠かせないという人も少なくありません。そんなコーヒーの世界的な産地であるエチオピアについて今回はいろいろとご紹介します。

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エチオピアコーヒーの特徴

エチオピアは世界的に見てもコーヒー豆の一大産地です。産地だけあって人口の20%近くが農家等でコーヒー豆の生産に携わっているとも言われています。

そんなエチオピアではいろいろな種類のコーヒー豆が創られていますが、そんななかで特に主流の種類となっているのがモカコーヒーです。

モカコーヒーが主流

エチオピアはコーヒー豆の栽培に適した気候や土壌をしているためいろいろな種類のものが作られています。

ただそのなかでも「エチオピアと言えばコレ」という種類があり、それがモカコーヒーです。おそらくコーヒー好きの人のなかには「エチオピア=モカ」というイメージの人もいるでしょう。

モカってなに?

エチオピアのコーヒー豆は「モカ」という呼び名で昔から親しまれてきました。なぜエチオピアのコーヒー豆を「モカ」と呼ぶのかと言うとかつてエチオピアのコーヒー豆はイエメンのモカ港から世界へ輸出されていたという歴史があるからです。その名残がいまも残って「モカ」と呼ばれます。

酸味が強く苦みが軽いのが特徴

コーヒー豆は産地や種類によって味が大きく変わります。ちなみにエチオピアのコーヒー豆の特徴は強い酸味とほのかな苦みです。

エチオピアのコーヒー豆のひとつめの特徴である酸味は酸っぱいというよりはフルーディーなイメージです。それに加えて苦味が少ないのでエチオピアのコーヒー豆はとても飲みやすいのが特徴です。

エチオピアコーヒーの歴史

いまでこそ世界各地でコーヒー豆が作られており、私たちは日本にいながらいろいろな種類のコーヒーを楽しむことができます。

そんな私たちの生活になくてはならないコーヒーはエチオピアが発祥だと言われています。ですからエチオピアでコーヒーが発見されなかったら現在私たちはコーヒーが飲めていないかもしれません。

コーヒー発祥の地

エチオピアのコーヒー豆は後述しますがカルディというヤギ飼いの発見が始まりと言われています。

それがまずエチオピアを飛び出してアラビア半島へと伝わり、イスラーム世界に受け入れられたことで普及し始めます。そしてインドを経てヨーロッパへと17世紀初頭に伝わり、そこから人気に火が付きます。

エチオピアコーヒーの主な生産地

単にエチオピアと言ってもいろいろなコーヒー豆の産地があります。例えばイルガチェフェやゴティティといった地域を抱える南部のシダモ地方は世界的にも有名ですし、中部や頭部に位置するハラーも上質なエチオピアのコーヒー豆がとれる地域です。もちろんかカファ地方のコーヒー豆も美味しいです。

南部のシダモ地方

エチオピアのなかでも特にコーヒー豆がたくさん収獲される産地として名高いのがシダモ地方です。

このエチオピアのシダモ地方にはイルガチェフェやゴティティやウォテと言った世界的にも有名なコーヒー豆の産地が集中しています。エチオピアを代表するコーヒー豆の産地と言っても過言ではありません。

イルガチェフェ

エチオピアのイルガチェフェ地方で作られているコーヒー豆の種類がモカ・イルガチェフェです。このイルガチェフェは柑橘系のようなフルーティーかつマイルドな酸味が特徴的です。

コーヒー豆の特徴である苦味がそこまで強くないのでコーヒーが苦手な人でもゴクゴク飲める種類になります。

ゴティティ

エチオピアのゴティティは先ほどのイルガチェフェから南東に行った場所に位置するコーヒー豆の産地です。

ここゴティティでは収穫したコーヒー豆を丁寧に手作業で選別するのも特徴のひとつです。そのためゴティティで栽培されるコーヒー豆のなかには高値で取引される高級な種類もあります。

ウォテ

エチオピアにあるウォテも有名なコーヒー豆の産地です。ちなみにウォテはイルガチェフェ地方にあるコンガ地区を指します。

コンガ地区のなかでもウォテで生産されているコーヒー豆は最高の品質を誇っています。優れたコーヒー豆だけを選別することから味も良く、人気の高い産地となっています。

中部東部のハラー

エチオピアは高地が多いという地理的な特徴を持つわけですが、特にハラーは標高が2000mもある場所です。

このハラーは火山灰が堆積した恵まれた土壌をしており、さらに日中の寒暖差が大きいのでエチオピアのなかでも特に美味しいコーヒー豆がとれる産地として有名です。

カファ地方

エチオピアのカファ地方も有名なコーヒー豆の産地です。ちなみにこのカファ地方は私たちにとても縁のある産地と言えます。

なぜかと言うと私たちが普段よく口にする「カフェ」という単語はこのエチオピアのコーヒー豆の産地である「カファ地方」がなまったのが由来と言われているからです。

エチオピアコーヒー豆の種類

私たちはカフェなどに行くと気軽に「エチオピアコーヒー」と呼んでいますが、実は単にエチオピアコーヒーと言ってもいろいろな種類があります。

そして同じエチオピアで作られたコーヒー豆であっても種類や産地が違うだけで味わいがガラッと変わります。この違いもエチオピアコーヒーの魅力です。

収穫地の名前で販売される

コーヒーショップにコーヒー豆をを買いに行くといろいろな種類が並んでいます。ほかの地域だと品種ごとに売られていることが多いですが、エチオピアでは収獲地の名前を冠してコーヒー豆を販売することが多いです。ここではエチオピアコーヒーの豆の種類をいくつかご紹介します。

コーヒーの女王モカシダモ

エチオピア南部のシダモ地方でたくさん作られているコーヒー豆の種類がアラビカ種のモカ・シダモです。

数あるエチオピアのモカコーヒーのなかでも代表的存在の種類です。滑らかな酸味と芳醇な香りが特徴です。またモカ・シモダはアイスコーヒーでも美味しいですし、ブレンドにしてもグッドです。

モカハラー

エチオピアのコーヒー豆は酸味の強さが特徴ですが、これに対してモカ地方で作られているモカ・ハラーは酸味が弱めです。

エチオピア珈琲の特徴とも言えるカカオのような香りはあるのですが、風味のどれもが角がなくとてもまろやかで上品です。そして苦味のあとに甘みがじわっと広がります。

モカディマ

エチオピアにあるディマ地方を産地とするコーヒーがモカディマです。モカディマもエチオピアのコーヒーらしくインパクトのある強い酸味とほのかに香る苦味が特徴的です。

ほかのエチオピアのコーヒー豆の銘柄と比べると知名度はまだまだ高くないですが、玄人好みの美味しいコーヒー豆です。

モカレケンプティ

エチオピアの西部に位置するウォルガ地方を産地とするのがモカ・レケンプティです。このモカ・レケンプティはエチオピアのコーヒー豆のなかでは少し変わった風味を持つ種類になります。

モカ・レケンプティは野性的な栽培スタイルとなっているため強い甘さとコクが印象的なエチオピアのコーヒー豆です。

モカカッファ

エチオピアのコーヒー豆のなかでも特に「クオリティーが高い」と言われる種類がモカ・カッファです。

このモカ・カッファは丹精込めて丁寧に栽培されている種類で、それ故に「生産者が100%特定できる種類」と呼ばれることもあります。ライトな口当たりの繊細かつ上品なエチオピアのコーヒー豆です。

エチオピアコーヒー豆の選び方

少し大きめのコーヒーショップへ行くとエチオピア産のコーヒー豆がたくさん売られています。ここではエチオピアのコーヒー豆の簡単な選び方をご紹介します。

選び方を知っておくと自分好みのエチオピアのコーヒー豆を見つけやすくなります。エチオピアのコーヒー豆の選び方のポイントは焙煎・産地・精製方法の3つです。

モカフレーバーを楽しめるように浅煎り~中煎り

まずは焙煎方法を基準にするエチオピアコーヒー豆の選び方です。エチオピアのコーヒー豆の特徴は特有のモカフレーバーです。

この芳醇な香りを楽しむには浅煎りや中煎りくらいの選び方がおすすめです。もちろん深煎りのエチオピアコーヒーも美味しいのですが、初心者は前者の選び方の方がいいでしょう。

イルガチェフェのものならどの地区か

エチオピアコーヒーは産地による選び方もおすすめです。もちろん焙煎方法等で味をある程度コントロールすることは可能ですが、やはり本来そのコーヒー豆が持っている風味が一番色濃く味を左右します。その意味では産地ごとのエチオピアのコーヒー豆の特徴を考慮した選び方も悪くありません。

精製方法なども

またエチオピアのコーヒー豆は精製方法による選び方も可能です。エチオピアの同じ地域で作られたコーヒー豆であっても例えば乾燥させる日数等で味が微妙に変わってきます。

ただしほかの選び方と比べると精製方法による選び方はレベルが高めです。故にエチオピアコーヒー初心者の人はまずは焙煎方法や産地による選び方がおすすめです。

エチオピアコーヒーのオススメの焙煎や飲み方

現在はカフェに行けば簡単にエチオピアコーヒーが飲めますし、インスタント等に加工された商品を使えば家で気軽にエチオピアコーヒーを楽しむことも可能です。

もちろんそれもいいのですがあえてコーヒー豆そのものを買ってきて、自宅で焙煎等をして楽しむのも風情があっておすすめです。

焙煎は浅煎りで粗びき

コーヒー豆を処理する上でまずポイントになるのが焙煎方法ですが、これは特にこだわりがないのなら浅煎りがおすすめです。

そして挽き方は粗めにすると良いでしょう。これは煎り方が浅いほど、挽き方が荒いほどエチオピアコーヒーの持つモカフレーバーを感じやすくなるのが理由です。

ストレートがおすすめ

コーヒーの飲み方はかなり好みがわかれます。例えばストレートでそのまま飲むのが好きな人もいれば、砂糖や牛乳を加えてマイルドにするのが好きな人もいるでしょう。

ただしエチオピアコーヒーに関していうと砂糖や牛乳などは加えずにそのままストレートで飲むのをおすすめします。

理由は?

なぜエチオピアのコーヒー豆はストレートで飲むのがおすすめなのかと言うとこのスタイルが最も酸味を強く感じられるからです。エチオピアのコーヒー豆はほかと比べると酸味が美味しい種類です。

ですが砂糖や牛乳を加えてしまうとどうしてもその酸味が弱まってしまいます。素晴らしい酸味を楽しむという意味でもストレートが一押しです。ただしエチオピアコーヒーは冷めると酸味が強くなるのでその場合は砂糖等を入れるのもありです。

あわせるスイーツはフルーティなもの

コーヒーはスイーツのお供と一緒に飲む人もいるでしょう。エチオピアのコーヒー豆は基本的にはどんなスイーツにもあいますが、強いて言うのであればフルーティーなスイーツと相性が抜群です。

もしそういった系統のスイーツを食べる際には積極的にエチオピア産のコーヒー豆をチョイスしてみるといいでしょう。

塩を入れて飲む?

もうひとつエチオピアのコーヒーを飲むときにおすすめのスタイルがあります。それはほんのひとつまみエチオピアコーヒーに塩を入れてから飲むという形です。

塩にはコーヒーの酸味を抑える効果があると言われており、もしエチオピアコーヒー特有の酸味が苦手な人は少しだけ塩を加えてみるのもありです。

エチオピアには塩を入れてのむコーヒーセレモニーがある

おそらく「コーヒーに塩を入れて飲むのがおすすめです」と言うと「塩を入れて飲むのは邪道なのでは?」と思う人も少なからずいるでしょう。

ただしエチオピアコーヒーに関しては邪道でもなんでもありません。むしろ正式と言っても過言ではない飲み方となります。何故かというとエチオピアでは伝統的にコーヒーのなかに塩を入れて飲むという風習があるからです。

エチオピアには「コーヒーセレモニー」と呼ばれる伝統的なコーヒーの作法があるのですが、そこでは2杯目のコーヒーを飲む時に必ずパラパラとひとつまみの塩を入れるのです。ただし入れすぎるとエチオピアコーヒーの持つ良さを殺してしまうので量には注意しましょう。

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エチオピアコーヒーと『カルディ』の深い関係

エチオピアのコーヒー豆について語る上で避けて通れないのがカルディです。最近日本にも『カルディ』という名前の雑貨屋さんが増えているので名前くらいは聞いたことがある人も多いでしょう。ここではエチオピアで語り継がれているカルディの伝説を簡単にご紹介します。

カルディ伝説

カルディはエチオピアでヤギ飼いをしていました。ある日普段おとなしいヤギたちが夜通し騒ぎまわっているのを発見します。

その理由をカルディが探ってみるとヤギたちが赤い実を食べているのに気が付きます。それが現在のコーヒー豆です。このカルディの発見がきっかけでコーヒー豆がエチオピア中に広がったと言われています。

奥が深いエチオピアのコーヒー!苦~いコーヒーが苦手な方にはおすすめ

私たちは何気なく「エチオピアコーヒー」と言っていますが産地等によって味わいが大きく変わり、とても奥深い世界です。そしてエチオピアコーヒーで作られているモカコーヒーは苦味が抑えめなので苦いのが苦手な人でも大丈夫です。苦手な人はエチオピアのコーヒーからデビューしてみるのもおすすめです。

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この記事のライター
おまあす