鹿港龍山寺は歴史ある建物が人気の寺院!見どころやアクセスは?

2019年2月23日 (2019年2月28日最終更新)

彰化の鹿港龍山寺は、台湾でも有名な寺院で、台湾に残存する清朝最高の建築物と言われています。鹿港龍山寺の、北宋の宮殿を模して造られたという建築様式は、優雅で独創的な格式のあるお寺として崇敬を集めており、台湾では一級古跡にも認定されています。

目次

  1. 彰化・鹿港龍山寺を観光しよう
  2. 彰化・鹿港龍山寺へのアクセス
  3. 彰化・鹿港龍山寺の歴史
  4. 彰化・鹿港龍山寺の境内
  5. 彰化・鹿港龍山寺の山門
  6. 彰化・鹿港龍山寺の五門殿
  7. 彰化・鹿港龍山寺の八卦藻井
  8. 彰化・鹿港龍山寺の戯台
  9. 彰化・鹿港龍山寺の中庭
  10. 彰化・鹿港龍山寺の拝殿
  11. 彰化・鹿港龍山寺の正殿
  12. 彰化・鹿港龍山寺の後殿
  13. 彰化・鹿港龍山寺の祭典
  14. 彰化・鹿港龍山寺周辺の鹿港民族文物館
  15. 彰化・鹿港龍山寺周辺の鹿港天后宮
  16. 彰化・鹿港龍山寺周辺の鹿港老街
  17. 彰化・鹿港龍山寺周辺の貝殻廟
  18. 彰化・鹿港龍山寺の観光を楽しもう

彰化・鹿港龍山寺を観光しよう

鹿港(ルカン)龍山寺は1786年に彰化に建立された寺院で、建立当時は「台湾の紫禁城」と呼ばれるほどの名声を博し、現在でも、台湾に残る清朝の建築物としては最高の建物と言われています。ここではそんな彰化の鹿港龍山寺について、アクセスや観光、歴史、建物、おすすめのスポットなどの情報を含めて紹介します。

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彰化・鹿港龍山寺へのアクセス

鹿港龍山寺は台中の北側に位置し、台北から鹿港龍山寺へは、台湾の新幹線・台湾高速鉄道と在来線、バスを使ってアクセスします。まず、台北駅から台湾高速鉄道で台中までは約1時間ほどで着きます。高鉄台中駅で下車後、新幹線の進行方向(下り)に沿って行内を歩いてゆけば在来線の新烏日駅にアクセスできます。

新烏日駅から彰化までは2駅のため、10分ほどでアクセスできます。彰化行きは左側の1番ホームから出発します。彰化駅を背にした左方向に彰化客運のバスターターミナルがありますので、そのターミナルから鹿港のバスに乗ります。

「秀傳・鹿港」と書かれた表示板が目印となります。バスのチケットは、バスターミナル奥の自動販売機で購入します。彰化から鹿港までは約40分でアクセスできます。

高鉄台中駅から直接バスで鹿港へ行く方法もあります。その場合は、台湾好行バスの5番バス乗り場の前から台湾好行のバスまたはマイクロバスが出ています。バスの番号は6936番で、バス乗り場には「高鉄站-鹿港・彰化6936」の標識があります。高鉄台中駅から鹿港までは約1時間でアクセスできます。

鹿港では「鹿港南区遊客中心」か、次の「鹿港老街」で下車します。市内へ戻る場合は、下車したバス停の向かい側のバス停から乗車すれば市内にアクセスできます。

レンタカー等の車の場合は、国道1号線を走り、彰化インターで降りた後、省道台19線を行き、県道142線、135線を進み、三民路へ入って龍山街へアクセスします。鹿港龍山寺には駐車場が無いため、近隣の有料駐車場に車を停める形となります。

彰化・鹿港龍山寺の歴史

鹿港龍山寺は台湾でも有名な寺院ですが、台湾には5つの龍山寺があります。歴史の古い順に並べると、台南の府城、高雄の鳳山、台北の萬華、彰化の鹿港、新北市の淡水の5つで、現在の鹿港龍山寺は1786年に建立されたものですが、その基礎が築かれた歴史は古く、清朝初期の1653年にさかのぼります。

鹿港龍山寺の創建は、清朝初期の1653年で、その後1786年に現在の場所に移転されました。この歴史の深い建物には福建省の安海龍山寺から分霊された観世音菩薩が祀られています。

その後、龍山寺の建物は火災や地震等によりたびたび損傷しましたが、創建当時の工法により修復され、清の道光年間当時の外観が現在でも保たれています。

鹿港龍山寺は1983年には国家第一級古跡に指定されましたが、1999年の台湾大地震により、再び深刻な損傷を被り、その際に現在の外観が築かれています。約1600坪の広さを誇り、幅35メートル、奥行き約110メートルほどのサイズを持つ歴史のある寺院です。

彰化・鹿港龍山寺の境内

鹿港龍山寺の建物は三進二院七開間と呼ばれる建築様式で建てられており、山門、前庭、五門殿、中庭、拝殿、正殿、後庭、後殿と続きます。この歴史ある鹿港龍山寺の建物は、後方へ進むにつれ、建物の高さが徐々に高くなるように設計されているそうです。

以前は廻りに何も無く、見晴らしが良かったようですが、やがて高さのある住宅などが建ち始め、全体の素晴らしい景観が損なわれてきたそうです。

彰化・鹿港龍山寺の山門

鹿港龍山寺の入口に当たる山門の屋根は重檐四垂頂という様式で造られています。重檐というのは4つの斜面で構成された屋根の上にもう1つの屋根が乗っているもので、屋根をより高く見せ、重厚で壮麗な雰囲気を感じさせるような工夫が成されています。このおすすめの山門から寺院の境内へと進みます。

彰化・鹿港龍山寺の五門殿

鹿港龍山寺の五門殿は、5つの門があるため五門殿と呼ばれています。中央の門には、門神として、「韋駄天」、「伽藍神」という、仏教における二大護法神が描かれており、残る4つの門には、四大金剛が描かれています。これらの作品は鹿港の名匠・郭新林によって描かれたもので、おすすめです。

五門殿の前に立つ一対の龍柱には、吉祥を表す彫刻が刻まれ、「十全十美」の象徴となる白い鶴がそれぞれ5羽ずつ彫られています。それぞれの鶴は「長寿如意」、つまり長寿が思いのままの意味が込められた如意の形の霊芝を咥(くわ)えています。

更に、入口に造られた一対の石鼓は、それぞれ蓮花を持つ子供と芭蕉を持つ子供の彫刻が刻まれており、子宝に恵まれるという意味合いが込められています。

彰化・鹿港龍山寺の八卦藻井

鹿港龍山寺の五門殿にある八卦藻井は、台湾でも出色のおすすめの作品で、1831年の改修工事の際に造られており、台湾にある最古の作品です。藻井は中国人の伝統建築における最も優雅な天井の装飾で、室内を華麗に見せる効果があります。藻井には、水面を覆う水藻(みなも)のように天井を守るという意味が込められています。

また、台湾の建築物の多くは木造のため火に弱かったことから、藻井は井戸の象徴としても崇められています。この八角形の八卦藻井の周囲には、彫刻や絵等による美しい装飾が施されており、訪れた観光客を魅了します。

彰化・鹿港龍山寺の戯台

八卦藻井の下には戯台があります。この戯台は舞台になっており、音響効果の良い構造になっています。この場所で声を発すると、マイクが無くても共鳴効果により、響きのある音が出るため、演劇や演奏会にも適した舞台となっています。

このおすすめの戯台には木のベンチも備わり、時折、お年寄りたちののどかな話し声が聞こえてきます。戯台の上方には縁起物の象の姿を見ることもできます。この戯台も観光名所の一つです。

彰化・鹿港龍山寺の中庭

鹿港龍山寺の五門殿を抜けると中庭があります。この中庭には樹齢200年を越える大きなガジュマルの木が対のように2本植えられています。そして、黄杰将軍による「龍山寺」の額が掲げられている他、扉にも古い絵がかけられています。このおすすめの中庭は、観光で訪れた人も、のどかでゆったりと過ごせるノスタルジックな空間です。

彰化・鹿港龍山寺の拝殿

鹿港龍山寺の正殿の前には拝殿があります。その拝殿の龍柱もおすすめできる見どころの一つです。龍柱は1852年の改修工事の際に造り直されているものですが、とぐろを巻いた1頭の龍が施された蟠龍柱には透かし彫りがあり、4つの爪で珠を挟み、口にも珠を加えているさまが見事に表現されています。

柱の後部上方には、鳳凰や麒麟、鶴、亀など、縁起の良い動物の彫刻が施され、四例中と呼ばれています。奇勝価値の高い鳳凰の羽毛と麒麟の足跡、長寿を意味する鶴、亀により、「鳳毛麟趾、鶴算数亀齢」という言葉によって尊崇されています。

彰化・鹿港龍山寺の正殿

正殿は1999年の大地震により、屋根が折れるという被害を被り、2001年以降、現在でも修復が続いています。上方の屋根が新しく見えるのはそのためです。

正殿の神棚の中心に祀られている唐風の銅観音像は「七宝銅観音」とも呼ばれており、七宝五仏冠をかぶり、両目を軽くつぶり、両手を禅の時のように合わせ、瞑想する際の結跏趺座(けっかふざ)の姿勢で座っています。このおすすめの銅像は唐風のスタイルを持つ明朝末期の典型的な作品で、観光で訪れた人々を魅了しています。

正殿には龍頭も祀られています。毎年、端午節には、ドラゴンボートが開催されますが、その前に正殿の中の龍頭にお参りして必勝祈願をするそうです。正殿には、その他にも淵に龍が刻まれた額など、いくつもの額があり、石碑や古鐘などがあります。

正殿は中に入って見上げてみると、その素晴らしさが納得できます。ここで参拝をしたい場合は、入って左側に線香やお供え物などを購入できる売店があります。木のおみくじを引くこともできます。仏教関連の本も置いてあり、無料で拝読できるものもあります。

彰化・鹿港龍山寺の後殿

正殿の背後には後殿があります。後殿の前の庭は大変美しい庭で、池には鯉が泳いでいます。後殿の庭には井戸が2つほどありますが、参拝者がお金を投げ込むため、鉄柵で閉じられてしまっています。それでも、小さな隙間からお金をねじ込む人がいるそうです。

後殿に向かって左側にはトイレがありますが、雰囲気のあるトイレなので立ち寄ってみるのもおすすめです。

彰化・鹿港龍山寺の祭典

鹿港龍山寺では旧暦の2月12日から19日までの観世音菩薩生誕式典と、旧暦11月10日から17日までの阿弥陀仏生誕式典が盛大に執り行われ、大勢の信者たちが集います。

またこの寺院には龍王が祀られており、鹿港地域では、毎年、端午節に行われるドラゴンボートレースの前に龍王を迎えて龍王祭りを行います。この時期に合わせて観光をするのもおすすめです。

彰化・鹿港龍山寺周辺の鹿港民族文物館

鹿港民族文物館は、鹿港老街の中山路152号にある台湾5大財閥の1家の邸宅跡です。広い駐車場のある景興街から前門に入ります。かつて「小さい総統府」と言われたこの建物は、左右対称のバロック式洋館で、1913年に着工後、1919年に完成しています。

鹿港民族文物館の建物は3回建てで、1階、2階が展示場になっています。1階は昔の衣装や装飾品、戯曲楽器、宗教礼儀用品を中心に展示されています。2階には寝室や会議室、VIPルームなどがある他、食器類、書画、文献資料などの展示品があります。

夫人用の寝室には美しい刺繍が施されたベッドカバーやお茶のセット、フランス製ベッドなど、優雅な調度が見られます。また、会議室の天井は、1本もねじを使わずに造られたすばらしい八卦天井となっています。

食器や生活用品が展示された部屋では、アヘンの道具やビンロウをつぶした道具などもあります。食器や茶道具の中には、国立の博物院にあってもおかしくないほどの立派なものもあります。鹿港民族文物館は、鹿港観光には欠かせないスポットです。

彰化・鹿港龍山寺周辺の鹿港天后宮

鹿港天后宮は、鹿港龍山寺と並ぶ鹿港の中心的な観光スポットです。創建から400年以上の歴史を誇る鹿港天后宮は、海の守護神「媽祖(マーズゥー)」を本尊として、1936年に再興されています。

清朝時代当時、清朝が台湾を手に入れることができたのは、媽祖の尽力によるものとされており、その時の神像がこの鹿港天后宮に祀られています。

その当時の鹿港は海上交通の要(かなめ)だったため、この海の守護神・媽祖の天后宮は大変な賑わいを見せました。1936年の再建時には全国から有名な建築技師が集い、立派な天后宮が再興されました。中でも大川殿は建築技術の粋を集めており必見です。また、天后宮の背後には「鹿港媽祖文物館」があり、無料で見学できます。

鹿港天后宮へのアクセスは、鉄道で「彰化駅」下車後、鹿港行きの彰化客運バスに乗り、「戯院前バス停」で下車すれば、すぐアクセスできます。

彰化・鹿港龍山寺周辺の鹿港老街

台湾の歴史を知るには台南、鹿港、萬華の歴史を知る必要があります。「一府、二鹿、三艋舺」と言われたように、かつて鹿港は台湾第2の都市でした。

鹿港には、三大古蹟の文祠、龍山寺、天后宮がある他にも、八景と十二勝があります。鹿港民族文物館もこの一角にあります。

鹿港の一番の繁華街が鹿港老街です。ここには古くから残るレンガ造りの邸宅が多く、現在では大半がお土産屋等に使われており、観光客で賑わう場所の一つとなっています。

最も賑わいを見せた中山路には、屋根が通路に大きくせり出した「不見天街」と呼ばれる建築物が軒を連ねています。鹿港は海に近く風が強いことから、屋根は風を防ぐ役割も担っており、上を見上げても空が見えないという意味で、「不見天街」と呼ばれていたようです。

埠頭街は鹿港老街のメイン通りです。古い街並みは雰囲気があり、郷愁を誘います。食事処や甘味処も多く、一味違う麺茶かき氷などもあります。これは、かき氷の上に緑豆、仙草、粉粿、麺茶などが乗った香ばしいかき氷です。食べ歩きなどを楽しみながらのんびり歩くのが鹿港老街での過ごし方です。

彰化・鹿港龍山寺周辺の貝殻廟

貝殻廟は、一人のオーナーが神様の夢のお告げにより貝殻で廟を10年かけて造りあげたものです。オーナーは建築には素人だったため、大変な努力を強いられたそうで、その廟を見た人々からは感嘆の声が出ています。貝殻廟で参拝をした後は、貝殻の通路を歩いてみるのもおすすめです。

この貝殻廟ではお土産なども販売していますが、ショップと言うよりは屋台のような感じのお店です。また、魚や貝の養殖もしており、鯉やワニも飼っています。一風変わった廟ですが、貝殻に興味のある人にはおすすめです。

彰化県・貝殻廟は、台中駅から車で25分ほど行ったところにあり、車以外ではアクセスしにくい場所にあります。

彰化・鹿港龍山寺の観光を楽しもう

彰化の鹿港龍山寺は、台湾に残る清朝時代の雰囲気を残す建築物としては最高の建物と言われています。北宋の宮殿を模して造られたと言われる建物は、優美で格式があります。ここではそんな鹿港龍山寺について、アクセスや歴史、建物、おすすめの観光スポットなどの情報を取り入れながら説明してみました。

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この記事のライター
南真州

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