岩殿山の登山ルートや見どころは?駐車場やアクセスもまとめて紹介!

2019年3月10日 (2019年3月12日最終更新)

山梨県大月市にある岩殿山は、かつて戦国時代には岩殿山城を構えた大月市を代表する山です。眺めても良し、登っても良しの岩殿山の登山ルートや、稚児落としなどの見どころをご紹介しています。登山口の駐車場やアクセス方法、そして岩殿山周辺のおすすめスポットもまとめました。

目次

  1. 山梨の「岩殿山」登山ルートやアクセス方法を紹介!
  2. 岩殿山とは、どんなところ?
  3. 岩殿山へ日帰りでいく場合のコース
  4. 岩殿山にあるお城
  5. 岩殿山の稚児落とし(ちごおとし)
  6. 岩殿山登山をする場合の必携持ち物とは?
  7. 岩殿山へのアクセスと駐車場
  8. 岩殿山周辺の観光地
  9. 岩殿山周辺のおすすめ日帰り温泉
  10. 岩殿山は低い標高の山ですが、楽しめる要素がたっぷり!

山梨の「岩殿山」登山ルートやアクセス方法を紹介!

山梨県には、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、大菩薩嶺、そして富士山といった数々の名峰があります。いずれも登山に人気の山ですが、今回は初心者やファミリーでも気軽に登山が楽しめる「岩殿山」をご紹介します。

岩殿山の登山ルートや見どころを始め、登山口までのアクセス方法や駐車場情報、そして岩殿山周辺のおすすめ観光スポット情報をお伝えしていきます。

岩殿山とは、どんなところ?

まずは、岩殿山がどんな山なのかをおさらいしましょう。岩殿山は、山梨県大月市にある標高634mの山です。この標高634mという高さは、東京スカイツリーの高さと同じということで話題にもなりました。

岩殿山は低山ではあるものの、山梨百名山に指定されています。岩殿山は、山梨百名山の中では2番目に低い山です。ちなみに、山梨百名山の中で最も低い山は白鳥山の568mです。

また、岩殿山は山梨県大月市の「秀麗富嶽十二景」にも選ばれています。岩殿山の山容は、山頂南側の山肌にある大きな岩が特徴。この岩場は、中央本線の車窓からも眺めることができます。

また、岩殿山は大月市郊外ではなく駅からも近い中心部にあります。というのも、岩殿山にはかつて「岩殿山城」というお城が築かれていたため、岩殿山城のある岩殿山を中心として大月の街が発展したと考えられます。

初心者やファミリーにもおすすめの山

岩殿山は低山であることや、JR大月駅から近くアクセスが良いことから、登山初心者やファミリーでの登山におすすめの山です。

岩殿山の登山ルートは小規模な鎖場があるものの、大きな難所はありません。登山の所要時間も短いので、気軽にハイキングを楽しめます。

岩殿山の頂上は眺望が良く、山に囲まれた大月市街を見渡せるほか、晴れていれば富士山も美しく望むことができます。とりわけ桜の季節には、ふもとの岩殿山丸山公園の桜がまるでじゅうたんのように見えます。

天候に注意

登山で心配になるのは天候です。山の天気は変わりやすいとよく言われますが、岩殿山は低山のため麓と天候が大きく異なることはあまりありません。

特に夏の時期は、天候が急変することも多いです。岩殿山は短時間で登山ができる山ですが、午後遅くからの登り始めは避けるのがおすすめです。

岩殿山登山のおすすめシーズンは、桜やツツジが咲く4月から5月頃、そして紅葉が見頃となる10月から11月頃です。夏は台風や暑さのために、登山客が少ない傾向にあります。

12月から2月にかけては最低気温が0度を下回る日もありますが、積雪となることは少なく冬の足慣らしの場にもおすすめです。空気が乾燥すると土の地面が滑りやすくなるため、歩く時は注意しましょう。

岩殿山へ日帰りでいく場合のコース

岩殿山はもちろん日帰りで、しかも短時間に登山ができる山です。岩殿山の登山ルートはどのようになっているのでしょうか。

ここでは、岩殿山のおすすめ登山ルートをご紹介します。岩殿山の山頂を目指すだけでなく、山頂の先にある岩殿山の名物「稚児落とし」も見物する人気の登山ルートです。

岩殿山から稚児落としを目指す登山ルート

岩殿山は、登山口から山頂までの高低差は300m弱で、登山口から1時間もかからず山頂へ登ることができます。

せっかくなので、ぜひ岩殿山山頂から足を延ばして見どころの兜岩や稚児落としの眺めを楽しんではいかがでしょうか。

登り始めは緩やかな階段

岩殿山の登山口は、岩殿山丸山公園の奥にあります。岩殿山丸山公園内にあるふれあいの館には登山ルート案内図があるので、入手してから登山を始めるのがおすすめです。また、トイレもここで済ませておくと安心です。

岩殿山丸山公園からの登山道は緩やかな階段から始まり、案内看板も見やすい場所に出ているので道迷いの心配はありません。階段からは大月市街を一望でき、山々の間に富士山も大きく見えて眺望を楽しみながらの登山です。

岩殿山山頂

登山道の階段は徐々に勾配が急になってきます。ところどころで景色の写真を撮るなど、休憩を挟みながら登りましょう。階段ではない砂利道や土の道も出てきます。

岩殿山丸山公園を出発してから40分あまりで、岩殿山山頂に到着です。山頂は平地になっていて、ベンチやレジャーシートが敷ける広場と東屋があります。頂上でも富士山側は視界が開けているので、雄大な富士山の眺望を楽しめます。

また、山頂付近には岩殿山城の跡も至る所に残されています。じっくり見学して、山梨の歴史に触れるのもおすすめです。

築坂峠から兜岩へ

山頂で休憩した後は、来た道をいったん分岐まで戻って「兜岩・稚児落とし」の案内に従い、築坂峠を稚児落とし方面へ進みます。築坂峠は細かいアップダウンが多く、いよいよ本格的な登山となっていきます。

この分岐から稚児落としまでの登山ルートは兜岩を越えるルートです。鎖場が数ヶ所ありますが、いずれも足を掛けられる場所があり、鎖をしっかり持っていれば登りきることは難しくありません。

ただ、急勾配の岩場の斜面は高度感があるので、心配な人は迂回ルートの林間コースを進むのがおすすめです。

また、兜岩は崖のトラバースルートもあります。鎖を持ちながらゆっくりと進みましょう。低山とはいえ、切り立った崖は高度感があります。

天神山から稚児落としへ

兜岩の垂直な鎖場を登りきると天神山へと出ます。築坂峠から天神山までの所要時間の目安は1時間10分です。天神山の山頂は木が茂っていて視界が開けていませんが、少し進んだ所にある祠からは再び富士山を望むことができます。

天神山の祠の後ろには登山道が続いていて、稚児落としへ向かうルートになっています。以前は稚児落としへのルートには岩峰のトラバースルートがありましたが、現在は通行禁止になっています。

天神山から稚児落としまでの所要時間の目安は25分です。スリリングな稚児落としの断崖を見下ろしながら進んでいきます。柵などはないので、風の強い時には特に注意しましょう。

稚児落としから下山

稚児落としを過ぎると下りが続き、大月駅方面へと下山していきます。下りのルートはやや勾配があり、ロープやハシゴを使って下りる場所もあります。足元はザレていて滑りやすいので注意しましょう。

浅利川にかかる瑞仙橋で岩殿山の登山道は終わりとなります。橋を渡ると大月の市街地へと出て、案内に従って大月駅方面へ向かうことになります。橋を渡ってから大月駅までは徒歩40分ほどかかります。

時間が合えば、浅利公民館前バス停から大月駅方面へアクセスすることもできます。バスは本数が少なく、平日の運行は14時05分、15時28分、16時35分、17時15分、18時10分です。土日は14時05分、17時15分となっています。

岩殿山にあるお城

岩殿山には、かつて岩殿山城と呼ばれる城がありました。現在では当時の建物は残っていませんが、山頂付近の至る所に岩殿山城があったことを示す看板が建てられています。

岩殿山城とはどのような城だったのでしょうか。岩殿山登山の前に、岩殿山城についてもリサーチしておきましょう。

山梨県にある岩殿山城とは?

岩殿山城は、甲斐国都留郡を本拠とする国衆、小山田氏の詰城として築城されました。岩殿山城は東西に長い大きな岩山をそのまま城にしており、周囲は急峻な断崖に囲まれているため侵入が難しいことから、天然の要害を利用した堅固な城として知られていました。

岩殿山山頂手前の階段の横にある大きな岩は、岩殿山城の門にあたる「揚城戸跡」です。岩と岩の間に上下に動かせる扉を付け、岩殿山城へ敵が侵入するのを防ぐ役割を果たしていたそうです。自然の要害を活用した岩殿山城の特色がよく出ている跡です。

小山田氏は、1509年に山梨甲斐国の武田氏の傘下となりました。武田氏が相模の北条氏や駿河の今川氏と対立するようになると、武蔵や相模に面した岩殿山城は国境警備の重要な拠点であったそうです。

江戸時代に入ると、山梨甲斐国は徳川家の領地となります。徳川幕府は、緊急事態の際に甲府へ避難することを想定していたと考えられており、この岩殿山城も要塞として維持されていました。

岩殿山の稚児落とし(ちごおとし)

岩殿山の奥にある断崖は「稚児落とし」と呼ばれる有名なスポットです。標高580m、落差200mあまりと言われる稚児落としは、傾斜のほとんどないスリル満点の断崖です。

岩殿山の登山ルートでは、稜線伝いに稚児落としを上から眺めることになります。岩の後ろに細い道があり、道を歩くぶんには危険はありませんが、岩は滑りやすく傾斜がついているため、稚児落としの岩の上を歩くのは大変危険です。

悲しい由来がある

稚児落としという名前の由来は戦国時代に遡ります。小山田氏の岩殿山城が織田勢に攻め入られた際、西側へ逃げるためにこの崖を渡っていたところ、側室の千鳥姫が連れていた子どもが泣き出してしまいます。

子どもの泣き声を敵に聞きつけられることを恐れた千鳥姫の護衛は、子どもを崖に投げ落としたと言い伝えられています。この悲しい言い伝えから、稚児落としという名前がつけられたそうです。

岩殿山登山をする場合の必携持ち物とは?

岩殿山登山にはどんな持ち物を用意すれば良いでしょうか。稚児落としまで足を延ばす登山ルートの場合、4時間ほど歩くことになるため、足元は滑りにくい登山靴と厚手の靴下がおすすめです。

また、突然の雨に備えて上下が分かれた雨具も用意すると良いでしょう。頭を日差しや衝撃から守る帽子や、着替えとなる速乾性の衣類も必要です。

岩殿山の山頂を過ぎると、分岐が多くなってきます。万が一に備えて、地図やコンパスも用意しましょう。岩殿山登山ルートの地図は、大月駅の観光案内所や岩殿山丸山公園のふれあいの館で入手できます。また、冬季は日没が早いため、ヘッドランプもあると心強いです。

岩殿山には、登山口となるふれあいの館に飲み物の自動販売機があるものの、食料を扱う売店はありません。登山を始める前に、大月駅周辺のお店で昼食や行動食を調達しておきましょう。

岩殿山へのアクセスと駐車場

岩殿山は大月市街にあり、アクセスに便利なところが人気の理由のひとつです。ここでは、岩殿山へのアクセス方法をご紹介します。

JR大月駅から岩殿山登山をスタートする場合、改札を出たら左へ進んで国道139号線に出ます。笹子川を渡ってさらに国道139号線を進むと、岩殿山丸山公園の入口へとアクセスできます。大月駅から岩殿山丸山公園の入口までは徒歩15分です。

電車でのアクセス

岩殿山の最寄り駅であるJR大月駅にアクセスする場合、中央本線を利用します。JR大月駅は特急あずさやかいじも停車し、新宿から1時間8分でアクセスできます。

JR大月駅の電車は1時間に3本から4本程度発着しています。特急を利用する場合、帰りの電車のきっぷは時間に余裕をもって取っておくのがおすすめです。

マイカーでのアクセスと駐車場

車で岩殿山へアクセスする場合、中央自動車道大月ICから国道20号線へ出て、大月駅方面へ向かいます。大月ICから国道20号線経由で岩殿山へアクセスする場合、所要時間はおよそ7分です。

岩殿山のふもとや大月駅周辺には駐車場がいくつかありますが、当日の登山ルートを考慮して駐車場を選ぶと良いでしょう。

岩殿山周辺のおすすめ駐車場1【岩殿山公園市営駐車場】

岩殿山の登山口に最も近い駐車場が、岩殿山公園の入口にある「岩殿山公園市営駐車場」です。収容台数は11台で、無料で利用できるのがおすすめのポイントです。

岩殿山公園市営駐車場は、国道139号線沿い「大月市民会館入口」交差点を過ぎて笹子川を渡ってすぐの場所にあります。

稚児落としからそのまま進んで下山してしまうと駐車場まで戻ってくるのが大変なので、この駐車場を利用する場合はどこかのポイントで引き返す単純往復登山がおすすめです。

住所 山梨県大月市賑岡町強瀬

岩殿山周辺のおすすめ駐車場2【リパーク大月駅北駐車場】

大月駅から岩殿山登山口に向かう途中にある「リパーク大月駅北駐車場」は、収容台数41台の広々とした駐車場です。

駐車料金は60分200円、最大料金は600円となっています。リパーク大月駅北駐車場までのアクセスは、大月駅ロータリー東側の踏切を渡って左方向へ進み、突き当りを左折して100mほどの右側にあります。

住所 山梨県大月市御太刀2-5
電話番号 0120-115-076

岩殿山周辺のおすすめ駐車場3【パークジャパン大月第1駐車場】

大月駅前を走る国道20号線沿いにも駐車場がいくつかあります。その中のひとつ「パークジャパン大月第1駐車場」は、山梨中央銀行の隣にある駐車場です。

駐車料金は60分200円で、最初の30分は無料です。15時から翌9時までは最大料金600円となっています。

住所 山梨県大月市大月1-6
電話番号 0120-982-028

岩殿山周辺の観光地

大月へ来たら、岩殿山登山だけでなく大月エリアを観光するのもおすすめです。岩殿山の周辺には、他にも観光スポットがあります。

ここでは、岩殿山登山とあわせて訪れたいおすすめの観光スポットの見どころやアクセス方法などをご紹介します。

大月駅北側にある【岩殿山丸山公園】

岩殿山丸山公園は、岩殿山の登山口に当たるため立ち寄りやすい観光スポットです。岩殿山丸山公園は大月エリアの桜の名所として知られ、お花見シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。

岩殿山丸山公園内にある「ふれあいの館」はお城のような外観で、中には秀麗富嶽十二景や富士山の写真などが展示されています。ふれあいの館の開館時間は9時から16時までで、祝日以外の月曜は定休日です。

日本三奇橋に選ばれた【猿橋】

「甲斐の猿橋」は、桂川にかかる美しい橋です。甲斐の猿橋には橋脚がなく、両岸から延びる屋根のようなモチーフのはね木で支えているユニークな形をしています。

甲斐の猿橋は、山口県岩国市の「錦帯橋」、長野県木曽郡の「木曾の桟」と共に日本三奇橋のひとつに数えられています。特に秋には桂川渓谷の木々も色づき、紅葉の中の猿橋という絶景が楽しめます。

甲斐の猿橋へのアクセスは、大月駅の隣となるJR猿橋駅から国道20号線沿いを進んで徒歩17分です。国道20号線沿いの「新猿橋西」交差点を左折します。

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岩殿山周辺のおすすめ日帰り温泉

登山の後は、お風呂に入って疲れを癒したいという人も多いのではないでしょうか。ここでは、岩殿山登山の後に立ち寄りたいおすすめの日帰り温泉スポットをご紹介します。

岩殿山周辺にある日帰り温泉スポットは、アットホームでゆっくりできると評判です。地元の人とのふれあいもできる癒しのひとときを過ごせることでしょう。

土日営業【湯立人鉱泉】

甲斐の猿橋の近くにある「湯立人鉱泉」は、古くから地元で親しまれている鉱泉風呂です。民家に作られた浴場は、男湯と女湯の内湯がそれぞれ1つずつあります。

湯立人鉱泉は、足腰の立たなかった人がこの鉱泉に浸かったところ、立てるようになったという逸話からその名がついたそうです。岩殿山登山の後の足の疲れを癒すのにおすすめです。

お風呂上りは大広間で休憩もできます。営業時間は土曜および日曜の12時から17時までとなっています。入浴料金は1000円です。

住所 山梨県大月市七保町下和田646
電話番号 0554-22-0622

充実の設備【芭蕉月待ちの湯】

都留市の山あいにある「芭蕉月待ちの湯」は、天然温泉のお風呂が充実している地元で人気の温泉です。大浴場はぬるま湯温泉と中温温泉のほか、露天風呂とサウナもあります。

泉質はアルカリ性単純温泉で、筋肉痛や関節痛の効能があります。大広間ではゆっくり休憩しながら食事も楽しめます。入浴料金は710円です。

住所 山梨県都留市戸沢874番地1
電話番号 0554-46-1126

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自然に親しみたくなったら、都心からのアクセスも良い岩殿山登山でリフレッシュしてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
LiberoSE

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