河内弁の特徴や使われる地域は?岸和田弁や関西弁との違いも詳しく紹介!

2019年3月10日 (2019年3月11日最終更新)

日本全国にどのくらいの数の方言があるのか?同じ意味を持つ言葉でもイントネーションの違いで、耳に残る印象が異なってしまいます。これも方言なんでしょうか。大阪弁の中に河内弁があります。その河内弁が特徴的でインパクトの強い方言と言われます。河内弁の特徴を紹介します。

目次

  1. 河内弁のことをよく知りたい
  2. 日本の方言分布
  3. 河内弁はどこの地域に属する?
  4. 河内弁はどの辺の地域で使われる?
  5. 河内弁の特徴は?
  6. 河内弁のイントネーション1:強い?
  7. 河内弁のイントネーション2:怖い?
  8. 河内弁のイントネーション3:厳しい?
  9. 河内弁のイントネーション4:優しさはある?
  10. 河内弁のイントネーション5:愛着がある?
  11. 河内弁のイントネーション6:方言の例
  12. 河内弁と泉州弁と摂津弁
  13. 関西弁と大阪弁
  14. 大阪弁と河内弁
  15. 河内弁と岸和田弁
  16. 河内弁と大阪弁と岸和田弁の違い
  17. 河内弁の広まり
  18. 河内弁大切にしたい方言

河内弁のことをよく知りたい

全国各地にある方言が、おもしろい。方言とは、その地域でしか使われない独特の言葉遣いで、同じ意味の言葉でも一つ地域を離れると全く違うイントネーションに変わってしまうことがあります。

大阪弁が「可愛い方言ランキング」同じ大阪弁でも河内弁が「汚い方言ランキング」にランキングされています。同じ地域内の方言でも正反対の評価に方言の面白さを発見した様な気がします。そこで、汚い怖いと言われる「河内弁」のことをもっと知りたくなりました。

日本の方言分布

日本には、方言がたくさんあります。方言とは、標準語とは違ってその地方だけで使われる独特な言葉遣いのことを言っています。故に、その地方々々によって同じ意味のことばでも、イントネーションの違いで印象が違ってしまうと言うことです。

日本の至るところで使われている「日本語」でも、その地域の歴史や文化更には環境で、ことばのイントネーションの違いが微妙にあり、同じ意味の言葉でも表現が変わってしまうことがあります。そんな方言の特徴を分布整理しました。

方言の分類

日本の方言の分布は、「東日本方言」「西日本方言」「九州方言」「八丈方言」と「琉球方言」に大きく分類されています。

東日本方言は「北海道・東北・関東・東海東山」西日本方言は「北陸・近畿・四国・中国・雲伯」九州方言は「豊日・肥筑・薩隅」八丈方言は「八丈」と琉球方言は「奄美・沖永良部与論沖縄北部・沖縄」と言うように地域的な方言に細分化されています。

方言はその地域のことば

日本の方言は、地域・場所で生活文化や風習などの違いがあるように、ことばのイントネーションも異なり、その地域独特の言葉になっています。

更に、深めていくと同じ地域でも話し方の違いがあることがあります。例えば、神奈川県方言の場合には、同じ神奈川県内でも「横浜弁」と「相州弁」というように、同じ地域内でもその地域のことばがあると言います。

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河内弁はどこの地域に属する?

日本の方言は、確かに神奈川県の例のように、同じ地域内であってもその地域の環境で話しの仕方に違いがあります。同じ意味を持つ単語一つにもイントネーションの違いで、話し方が変わってくるという様です。

そんな中で、方言のランキングで「大阪弁」が可愛い方言ランキング第三位と言われています。しかし、大阪弁の中には「摂津弁・河内弁・泉州弁」が含まれています。

一つの大阪弁という地域でも場所が異なれば、それぞれに「大阪弁の摂津弁」「大阪弁の河内弁」「大阪弁の泉州弁」というような方言の流れがあります。

そこで、河内弁がどの地域に属するのかと言うと、近畿地方の方言を総じて「関西弁」と言っています。そして、関西弁の中に「大阪弁」があります。更に大阪弁の中に「河内弁」があるという風で、河内弁は大阪弁の地域に属する方言なのです。

河内弁はどの辺の地域で使われる?

河内弁は、大阪弁の中にある方言です。大阪府の東部に位置する大阪狭山市や富田林市や東大阪市等の他10の地域(全13地域)で構成される地域を「河内地区」と言っています。

この河内地区に所属する地域で使われている方言が「河内弁」と言われています。しかし、この河内地区に所属する地域のほぼ全部が市制地域ということもあり、相当広い範囲の地域です。

河内地区は、南北に長い地域性があり北河内・中河内と南河内というように区分されています。「北河内」には守口市のほか6市「中河内」には八尾市の他2市「南河内」には富田林市の他5市2町1村というようです。

そして、それぞれの地域で大阪弁の中にある方言として「河内弁」が使われているのです。その地域の言葉である方言的には同じ河内弁でも微妙な違いがあるようですが、総じてこの地区で使われている方言を「河内弁」と言っています。

河内弁の特徴は?

河内弁の特徴は、一言で「汚い」とか「怖い」とか言うことで特徴づけれれてしまう程で、全国の「きつい方言・汚い方言ランキング」のワーストにランキングされています。

大阪弁が同じ様に、可愛い方言ランキング第3位と言うようにかなりイメージの良い方言と評価されています。何故に、同じ大阪弁のカテゴリの中の河内弁は、大阪弁とは真反対の評価になってしまうのでしょうか特徴を検証してみます。

河内弁のイメージからどうしても「怖い」「汚い」「悪い」というマイナスな印象が拭えきれないのです。普段の日常語としている地元の人からすれば認めがたい「怖い」というイメージですが、小説や映画などで誇張されてこともあります。

河内弁が、そんなに怖いのか。どこにそんなにも怖い・汚いというイメージがあるのか、イントネーションから感じる見方をまとめてみました。

河内弁のイントネーション1:強い?

河内弁の特徴は、イントネーション特に人を指す言葉に「強い」印象があります。例として「われ」という言葉が強烈に響きます。

特徴的な印象としては「あなた」とか「君」とか人を指していう言葉を「われ」とか「わりゃ」などと言っています。「あなた」「君」を例にとっても大変インパクトの強いことばの印象を受けてしまうように響きます。

河内弁のイントネーション2:怖い?

河内弁の特徴で、非常にインパクトある人を指す言葉が「おのれ」とか「おんどりゃ」というように、おのれは何となく日常で安心感はあるのですが「おんどりゃ」と言うようになるといきなり怖いというイメージが出てしまいます。

方言は、地域の特徴といえばそのとおりですが、河内弁では普通に聞こえる言葉でも第三者的に見ると「われ」とか「おんどりゃ」という言葉は、怖いというイメージにつながってしまうようです。

河内弁のイントネーション3:厳しい?

河内弁の特徴が「強い」「怖い」という印象を強く感じてしまうということは、多分に受身的ではなく、ことばの一つ一つが攻撃的で、厳しさを感じさせてしまうような河内弁のイントネーションにあるようです。

しかし、河内弁は厳しいということばかりでなくソフトな側面もあるのです。「○○やんけ」などという語尾につけるこの「やんけ」という言葉は、使いようではことばの発し方で柔らかみを感じるようです。

河内弁のイントネーション4:優しさはある?

河内弁には、汚いやガラが悪いなどというマイナスイメージが定着してしまい、方言ランキングでもワーストにランキングされるなどして、汚いことばの代表の様に言われています。

しかし、良く聞いていくとことばの一つ一つが強い語調のように感じ取れますが、何故か言葉の流れの中に「優しさ」が感じとれる河内弁にも聞こえてくるのです。

河内弁のイントネーション5:愛着がある?

河内弁の汚いとか怖いというイメージは、確かに「われ」とか「おんどれ」とか強い語調に感じる人を指すことばのようです。しかし、意外に日常の会話の中では河内弁に愛着を覚えるような感覚もあり、話し方に愛着を感じます。

河内弁は、結構に独特で特徴ある方言のようですが「○○やんけ」ということばにしても、神奈川県の方で言う「○○じゃん」という言葉とそう変わらない響きが伝わり、かえってその地域の人からすると愛着のある河内弁ということにもなるようです。

河内弁のイントネーション6:方言の例

河内弁の例では「けったい(おかしい・不思議)」「けったくそわるい(気分が悪い)」等の例があります。更に「さらす(する)」や「邪魔くさい(面倒くさい)」などの例や「すっくり(全部)」「せんぐり(次から次へ)」というような河内弁の例があります。

まだまだ例はあります。「とらまえる(捕まえる)」「どつく(殴る)」などや自分を例示する「わい(自分)」「わたい(私)」「わて(わたし)」などの例があります。なかなかインパクトのある河内弁のほんの一例です。

これだけの河内弁の方言例を見る限りでは、なかなか河内弁は怖いというイメージがしてこないのです。このことに喋り方や喋ってるときの態度や姿勢を重ねると、なんとなく威圧的な言葉に変わるという様です。

「われ」「おんどりゃ」などと言って相手に対して話しかけるタイミングや会話の流れの中で、きつい表現のことに変わっていくのでしょうか。本当に怖いということでしたら、話すこともできなくなってしまします。河内弁の仕組みなど更に知りたくなります。

河内弁と泉州弁と摂津弁

大阪弁の中の「河内弁と泉州弁と摂津弁」の3つの方言にも、同じ大阪弁の括りの中で比べても地域性などで違いが伺えます。泉州弁では「○○け」というように語尾に「け」とつくなどや敬語が存在していないということで「汚い・怖い」泉州弁と言われます。

そういうことでは、河内弁と比較される方言です。それとは逆に「摂津弁」は、大阪商人の船場言葉が伝承されていて「上品で柔らかな大阪弁」などと言われています。比較的怖いというイメージの河内弁と泉州弁とは逆の摂津弁です。

関西弁と大阪弁

日本語の方言の分布で「近畿方言」があります。一般的には、この近畿方言を関西弁と言っています。そして、関西弁が様々な地域に枝分かれして、地域の方言になっています。

その関西弁の大きな流れは、京都府を中心にした「京言葉」と大阪府を中心とした「大阪弁」に分かれています。この様に、関西弁の枠組みの中に「大阪弁」はあります。関西弁は、大阪弁ではないのです。大阪弁は、関西弁の中の一つの方言なのです。

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大阪弁と河内弁

日本の方言の近畿方言を関西弁と呼ぶように、関西弁の中の大阪弁にも摂津弁や河内弁や泉州弁があります。この様に河内弁は、大阪弁を使う地域の一部の地域で使われている言葉なのです。

要は「関西弁の中の大阪弁」そして「大阪弁の中の河内弁」というようで、近畿地方の一部で使われている大阪弁を更に、大阪弁の一部の地域で使われている「河内弁」ということに方言の関係性があります。また、河内弁と同じ様な岸和田弁もあります。

河内弁と岸和田弁

河内弁と比べて「岸和田弁」があります。だんじりで有名な岸和田ですが、あの山車の勢いなどからしても河内弁に劣らない岸和田弁があるのかということです。語尾に「ちゃる」とか「り」とつくのが岸和田弁の特徴と言われています。

岸和田弁の特徴的な例は「○○してあげよう」という言葉が「○○しちゃる」というように、語尾に「しちゃり」や「しちゃる」とか「寝り」「食べり」とかが岸和田弁の特徴で、河内弁とはだいぶ違う方言のニアンスがあります。

河内弁と大阪弁と岸和田弁の違い

河内弁が汚いとか怖いとか言われて、方言ランキングでもあまり良い印象がないように言われています。しかし、大阪弁はその逆で良い印象の方言ということの評価を得ています。そして、岸和田弁は大阪弁や河内弁とは違った雰囲気があるとも言われます。

大阪弁と河内弁と岸和田弁との違いは、ことばの強弱にあるようです。同じ意味合いの言葉でも「柔らかいイントネーションの大阪弁」「勢いのあるイントネーションの河内弁」「大阪弁にはない和歌山の言葉が混ざる岸和田弁」という事になるようです。

河内弁の広まり

河内弁が全国に知られるようになったキッカケは1976年ころの「河内のおっさんの唄」ともいわれ、この頃の今東光の小説は、河内弁を題材にして大ヒットしています。

更には、ヤクザ映画等による誇張された河内弁の乱暴な言葉が社会現象を起こすなど、河内弁が全国に広まったのです。既に40年を超える以前から河内弁の怖さ・汚さが大々的な広まりをしたものです。

河内音頭

河内弁の認知度は、ヤクザ映画などマスコミの相乗効果に乗ったということもありますが、中河内地区を発祥と言われる「河内音頭」なども、その要因に一つと言えます。

古くから伝えられた河内音頭を、現代の曲調にアレンジしてラジオやレコードと言った当時の媒体から今日にいたるTVやインターネットでも流され続けている「河内音頭」等による河内弁広まりの要因もあります。

河内のおっさんの唄

河内弁が全国的に知られるようになった「河内のおっさんの唄」があります。1976年に発売されたれコードは約80万枚の大ヒットでした。レコードの発売も「品がない」などと言われ苦労したようでしたが、発売するとこの様に大ヒットしたのです。

「オー良うきたのワレ まあ上がっていかんかい」という歌い出しから始まる河内のおっさんの唄は、それこそ河内弁丸出しのコミックソングのようでしたが、なんとなく河内のおっさんの哀愁が漂う様な唄でした。河内弁の「ワレ」「そうやんけ」の連呼で大ブレークしたのでした。

河内弁大切にしたい方言

河内弁は、大阪弁の一部地域で使われる方言ということですが、大阪弁のやさしいイントネーションと違い、同じ大阪弁でありながら河内弁になると「怖い・汚い」という方言に変わってしまいます。

印象的にはマイナスイメージが強い河内弁ですが、その地域でしか使わない方言ということからすると河内弁ほど個性の強い方言はないのです。「われ」などの方言を使う人が少なくなるという様です。方言の大切さを改めて見直したいです。

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garameki4908

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