【名護屋城】観光スポットの見どころは?博物館や陣跡も魅力的!

2019年11月30日 (2019年12月2日最終更新)

佐賀にある名護屋城は、豊臣秀吉が朝鮮出兵をする際に拠点として築いた巨城です。現在残っているのはその一部だけですが、バーチャルガイドで当時の様子をみたり、博物館でより詳しい歴史を学べたりと見どころがたくさん。ここでは名護屋城の楽しみ方をまとめてご紹介します。

目次

  1. 名護屋城は佐賀のおすすめ観光スポット!
  2. 名護屋城とは
  3. 名護屋城の見どころ
  4. 名護屋城の基本情報・アクセス
  5. 名護屋城周辺のおすすめスポット
  6. 名護屋城は博物館や陣跡が魅力のおすすめ観光スポット!

名護屋城は佐賀のおすすめ観光スポット!

唐津市と玄海町に広がる国の特別史跡「名護屋城」は、佐賀県唐津の人気観光スポットのひとつです。天守閣など大部分は破壊されてしまい、現在はその姿を見ることはできませんが、残された石垣や周囲にある数々の陣跡から当時の繁栄の様子が伺えます。

今回はそんな名護屋城の見どころや基本情報など観光に役立つ情報をまとめてご紹介するので、是非参考にしてください。

豊臣秀吉ゆかりの幻の名城

名護屋城は1591年(天正19年)に着工、1592年(文禄元年)に竣工された巨城です。豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点にするために築城しましたが、1598年(慶長3年)に豊臣秀吉が亡くなり戦いが終結した後、約7年間の役目を終えて廃城となりました。その後解体されほとんど姿がない状態になったので短期間で破却された"幻の名城"に。

名護屋城とは

文禄・慶長の役の拠点として築城された名護屋城。秀吉の出身地である愛知県の名古屋城と名前が似ているので何か関係があるのか気になるという人も多いのではないでしょうか。

秀吉はこの地が出身地の名古屋と同じ名前であったこと、そしてここにある山の名前が勝男山と縁起が良い名前だったことを理由にこの場所に築城しようと決めたと言われています。当時重要な役割を果たした名護屋城についてより詳しくみていきましょう。

大坂城に次ぐ規模を誇った巨大名城

名護屋城は城域が17万平方メートルにも及び、城を中心とした半径3km県内に全国から集まった大名の陣跡が130余も確認されている巨城です。これだけの規模でありながら、九州各地の大名を動員し分担工事で5カ月という短期間で大部分が完成したとも言われており、その作業の早さも注目されています。

当時城下町には約20万人もの人が集まり、"京をもしのぐ"賑わいを見せたそうです。秀吉の居城として知られる大坂城に次ぐ規模を誇っていたということも知りつつ、広大な城跡の見学を楽しむといいでしょう。

約7年間で役割を終え破却された名護屋城

戦国時代が終わりを迎え、平和な世の中が訪れると思われたところすぐ、秀吉は大陸侵略の計画を練り始めました。そこで朝鮮出兵の出兵拠点として短期間で築かれたのが名護屋城。7年間に及ぶ大陸侵略「文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱)」で重要な役割を果たしてきました。しかし、秀吉が志半ばに亡くなり、諸大名も撤退したため城は廃城になったのです。

名護屋城の歴史

1598年(慶長3年)に秀吉の死と朝鮮出兵の終結によって廃城となった名護屋城は、江戸時代に入ると唐津藩が所有することになります。しかし初代唐津藩主の寺沢広高は、名護屋城の天守を解体し唐津城の築城を開始しました。解体時に出た資材を唐津城に転用したと考えられていますが、名護屋城を解体した本当の意図はわかっていません。

名護屋城の見どころ

唐津にある巨城名護屋城は、天守閣が5層7階建ての本丸、二の丸、三の丸、水の手曲輪などがありました。茶室跡や庭園跡なども発見されており、歴史的に重要な価値があるとして現在も発掘作業が続いています。そんな名護屋城で外せない見どころをいくつかご紹介するので、是非見学の際の参考にしてください。

埋められた石垣

名護屋城の本丸には、一度築かれたものの城域拡大のために地に埋められた石垣の一部が見学できるようになっています。土の中に埋まっていたことから、他の破壊された石垣に比べてきれいな状態で残っているのが特徴です。地下に埋まった石垣を見下ろすという機会はあまりないので、是非立ち寄ってじっくり観察してください。

天守台跡

かつて5層7階建ての立派な天守閣が建っていた場所。天守台跡の石碑は人気撮影スポットで、その先には朝鮮半島へと続く海を一望することができます。遮るものが何もないパノラマ景色が広がっており、壱岐・対馬なども望見できるのでマップを確認しながら様々な方向の景色を見てみましょう。

本丸御殿跡

東西130m、南北に125mという広さのあった本丸。発掘調査で、礎石(建物の基礎となる石)や玉石敷(たまいしじき)が確認されており、当時の城の様子を知る重要な手がかりとなりました。近くには昭和八年(1933年)にこの地を訪れた青木月斗の「太閤が 睨みし海の 霞かな」という立派な句碑も建てられたいるので合わせてご見学ください。

本丸大手門跡

三の丸から本丸へ向かう入り口には二層の立派な門が建っていました。この門は後に伊達政宗が仙台の青葉城に移築したという伝承もあります。国宝に指定されていましたが、残念ながら第二次世界大戦の空襲で焼失してしまい、今はその姿を見ることができません。名護屋城で見られる大手門跡は木々に囲まれた癒しの空間です。

大手口

大手口は名護屋城の玄関口で、長い坂を登ると三の丸があります。右手には大規模な櫓台もあり、遠くから見ても見応えがあるので離れて写真を撮るのもおすすめです。春には桜が咲き誇るので、桜を見にやってくる地元人もいます。駐車場から近いので時間がない方も気軽に立ち寄って見学をお楽しみください。

陣跡

名護屋城には半径3km圏内に130余の陣跡が確認されています。そのうちの23カ所は特別史跡に指定されており、見学しやすいように整備されているところもいくつかあるので名護屋城とあわせて見学したいところです。全国から集まった武将たちの陣跡を見て、名護屋城の規模の大きさを改めて実感しましょう。

代表的な陣跡の紹介

数ある陣跡のなかで公園として保存されており、当時の地形がもっともよく残っているのが「堀秀治の陣跡」です。陣の中央には広間や能舞台、茶室などの礎石が残されており、越前からやってきた彼がこの地でも能や茶を大切にしていたことがわかります。

名護屋城博物館の裏にある「木下延俊の陣跡」も必見。彼は秀吉の義理の甥にあたり、"関ヶ原の寝返り"で有名な小早川秀秋の実の弟です。

バーチャル名護屋城を見ながら城跡巡り

初めて名護屋城を訪れる方におすすめなのが「バーチャル名護屋城ガイドツアー」です。専用のアプリをインストールしたタブレット端末を使い、大手門や本丸、天守台まで歩きながらCGで再現された名護屋城を疑似体験することができます。当時にタイムスリップした気分で見学を楽しみましょう。

佐賀県立名護屋城博物館

名護屋城のすぐ近くにある名護屋城博物館では、名護屋城に関する展示はもちろん、原子・古代から近現代にいたるまでの日本と朝鮮半島との交流の歴史をテーマに様々な展示がされています。それぞれの展示の解説が聞けるタブレットは無料で貸出されているので自分のペースで理解を深めながら見学可能です。

おすすめの見どころ・魅力

博物館の一番の見どころはやはり秀吉による朝鮮戦略をテーマにしたコーナーです。当時の日本と朝鮮両軍の軍船(安宅船と亀甲船)を再現した10分の1サイズの復元模型は見応えがあります。その他、桃山時代の文化や朝鮮半島の影響を受けた文化などの紹介も興味深いものです。

施設情報

名護屋城博物館は月曜日以外(祝日の場合は翌日)の9:00〜17:00まで開館しており、料金は無料です。ただし、年末は休館、特別展は有料で解説タブレットの貸出は16時、返却は16時半までなのでご注意ください。駐車場は名護屋城と共用で、無料で利用できます。バスでのアクセスが便利で、名護屋城博物館入口下車して徒歩数分です。

住所 佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3
電話番号 0955-82-4905

名護屋城の基本情報・アクセス

名護屋城に行くために必要な基本情報やアクセス方法などをご紹介します。マップで場所を確認して名護屋城観光の前後に訪れる観光地やカフェ、レストランなども調べておくといいでしょう。名護屋城の見学の際は名護屋城博物館をあわせて見るのがおすすめなのでそちらの基本情報も要チェックです。

所在地

名護屋城があるのは、肥前国松浦郡名護屋(現在の佐賀県唐津市(旧東松浦郡鎮西町・呼子町)、東松浦郡玄海町)です。所在地の住所は「佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3」。

唐津市は佐賀県の北西に位置しており、海と山に囲まれた豊かな自然が魅力の街です。毎年秋に唐津神社で開催される秋季例大祭"唐津くんち"は、国指定重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産に登録されていることでも知られています。

問合せ先

名護屋城に関する問い合わせは、名護屋城跡観光案内所(TEL0955-82-5774)にしてください。観光案内所はバス停「名護屋城博物館入口」から歩いて約10分のところにあり、名護屋城のパンフレットの配布や城跡案内ガイドの受付を行っています。案内所の営業時間は9時から17時までで、12月29日から1月3日は休業です。

入場時間

名護屋城は見学自由で年中無休で観光することができますが、観光案内所や名護屋城博物館は、9時から17時までの開館となっているので注意が必要です。城跡を見学する前に博物館で予習をしたり、タブレットを借りたりした方がいいので博物館の開館状況を見て訪れることをおすすめします。

料金

名護屋城への入場料は無料ですが、大学生以上は歴史遺産維持協力金として一人100円(任意)を支払います。名護屋城博物館も常設展は無料ですが、特別企画展は有料となっています。特別企画展には団体割引があり、高校生以下と障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料です。

アクセス

名護屋城へは、自家用車か電車とバスを乗り継いでアクセスすることができます。周辺の観光スポットにも立ち寄りやすく、専用の駐車場もあるのでできれば車で行くと便利です。電車とバスも乗り継ぎなどあまり複雑ではないので、迷うことなく行くことができるでしょう。

電車・バスでの行き方

電車とバスを利用してアクセスする場合、JR唐津線「唐津駅」で下車し、唐津市大手口バスセンターから昭和バス波戸岬行きに乗ります。「名護屋城博物館入口」で降車し、西に約300mほどです。バスではなくタクシーを利用する場合は、唐津駅から約30分、呼子からは約5分で到着します。

車での行き方

車でアクセスする場合は、唐津から国道204号線で約30分ほどで到着します。福岡市内から唐津までは車で約60分、長崎自動車道の多久ICから唐津までは車で約40分です。普段は車でのアクセスがとても便利ですが、GWやお盆の連休などはどの道も渋滞するので公共交通機関で移動することをおすすめします。

駐車場

名護屋城には博物館と共用の駐車場があり、普通車63台、大型バス7台がとめられます。博物館に近い駐車場が混雑している場合は西側にある多目的広場駐車場にとめることも可能です。駐車場から名護屋城へは大手口の坂道を登って入っていきます。

名護屋城周辺のおすすめスポット

JR唐津駅より車で7分、徒歩で20分のところにある「唐津城」は、名護屋城廃城のあとに寺沢広高によって築城されたお城です。現在の天守閣は昭和41年に完成したもので、平成29年7月には天守閣内のリニューアルも行われています。桜や藤の名所でもあり、シーズンにはさらに美しい姿に。

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名護屋城は博物館や陣跡が魅力のおすすめ観光スポット!

佐賀県唐津市にある名護屋城についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?名護屋城は豊臣秀吉が築城した大坂城に次ぐ規模の巨城で、現在も発掘調査が続けられている重要なスポットです。タブレットを手にCGで再現される当時のお城の様子を見学しながら豊臣秀吉の生涯を学んでいきましょう。

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この記事のライター
Yurisrg
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