ルーマニア料理って美味しいの?定番メニューの種類や味をご紹介!

2020年2月24日 (2020年2月27日最終更新)

ルーマニア料理は日本だとマイナーですが、どこかほっとする味が美味しいと評判です。各国の食文化が見事に融合させているので、多国籍料理としても高く評価されています。今回はルーマニア料理で定番とされるメニューの種類や味、実際に食べられるレストランを紹介します。

目次

  1. ルーマニア料理を詳しくご紹介!
  2. ルーマニア料理の特徴
  3. ルーマニア料理の定番メニュー<前菜>
  4. ルーマニア料理の定番メニュー<スープ>
  5. ルーマニア料理の定番メニュー<メイン料理>
  6. ルーマニア料理の定番メニュー<デザート>
  7. ルーマニア料理の美味しいレストラン
  8. ルーマニア人の食生活について詳しく紹介
  9. ルーマニア料理の美味しい定番メニューを味わおう!

ルーマニア料理を詳しくご紹介!

ルーマニア料理は日本だと馴染みが薄く、地元の人からは「本物のルーマニア料理を味わいたいなら地方に行くべき」と言われています。

じっくりと時間をかけて作るルーマニア料理は、素材の持つ風味を活かしてあまり濃い味付けをしないのが特徴です。そのため日本人の口にも合い、美味しいと言われる事が多いです。

定番メニューの種類や味・美味しいレストランもチェック!

ルーマニアには長年ハンガリー帝国の侵略を受けていたという歴史があり、香草を用いるスラブ系、パプリカを多用するハンガリー系など、料理も各国の食文化が混ざった独自の地位を築いています。

今回はルーマニア料理で定番メニューの種類や味、美味しいと評判のレストランについて紹介します。ルーマニア料理を食べに行く際は参考にして下さい。

ルーマニア料理の特徴

まずはルーマニア料理の特徴について説明します。ルーマニア料理は多国籍料理と言われており、3つの地方の食文化が混ざっているのが大きな特徴です。

それぞれの地方の特色が出ているので、食べ比べるのが楽しみな料理でもあります。あまり食べる機会の少ないルーマニア料理について、どんな料理を中心としているのか詳しく見て行きましょう。

農業国ならではの素材を生かした料理

ルーマニアは農業国であり、肉やチーズ、新鮮な野菜や果物といった種類豊富な食材が見所の1つです。天候や土壌に恵まれており、小麦とトウモロコシの生産高が特に高いです。

小麦はパンに加工、トウモロコシは粗く挽いて粉にしてからお粥のように煮て食べます。これに牛乳とバターを混ぜ込んで作るのが「ママリガ」というルーマニア料理です。

主食はパンとプレッツェルであり、引きちぎると「幸福と富を持つ」という意味になるので、神聖な食べ物として扱われています。

セルビア・オーストリア・ハンガリーの料理の影響を受けている

ルーマニア料理には、セルビア・オーストリア・ハンガリーの3ヶ国からの影響が見受けられます。これにはルーマニアの歴史が深く関係しているようです。

ルーマニアはスラブやハンガリー帝国に長い間支配され、ラテン系民族の国でありながら各国の食文化を併せ持つ形式になりました。

それぞれの食文化を説明すると、スラブ系がサワークリームや香草中心、ハンガリーがパプリカメイン、ラテン系がオリーブオイルやニンニクによる味付けとなります。

肉料理が中心でシーフードは沿岸部か都市部のみ

ルーマニア料理は肉料理が中心で、ロールキャベツのような「サルマーレ」が代表的です。他にも挽き肉団子の「ミティティ」など豊富なメニューがあります。

また特別行事向けの料理として、クリスマスに食べる豚肉のゼリーなどがあります。見た目は強烈ですが食感はコラーゲンたっぷりの豚足に近く、意外と美味しいと評判です。

魚料理などシーフードはルーマニアだと高級料理とされ、扱っているのは沿岸部か都市部のみです。代表的なものに鯉と温野菜を合わせた「サラムラ・デ・クラップ」があります。

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ルーマニア料理の定番メニュー<前菜>

ここからはルーマニア料理の定番メニューについて紹介します。まずは前菜からであり、ルーマニア料理の前菜は野菜を使ったものが中心です。

またルーマニアには料理好きな人が多く、レストランで定番とされるメニューの数々は家庭でもよく作られています。

日本のレストランだとなかなか食べられない料理が多いので、ルーマニアに滞在する時はこれらの定番メニューを参考にするといいかもしれません。

ルーマニア料理の前菜①:サラタ・デ・ヴィネテ

ナスのペーストを加えて作るサラタ・デ・ヴィネテは、パンに塗って食べます。元々は旧ハンガリー領のトランシルヴァニア地方で生まれた料理で、今やルーマニア料理として広く受け入れられています。

高級レストランで見かける事も多いですが、スーパーだとビン詰めも売られているのでお土産にもおすすめです。

ルーマニア料理の前菜②:ザクスカ

サラタ・デ・ヴィネテと同じく、知名度の高いルーマニア料理です。ルーマニアの東にあるアルメリアからトランシルヴァニアに伝わったと言われています。

赤い色の元はパプリカクリーム、更にナスのペーストや豆などを加えており、意外にもトマトは入っていません。この料理もパンに乗せて食べるのが一般的です。

ルーマニア料理の前菜③:スムントゥナ

スムントゥナとはサワークリームの1種類で、白く酸っぱい味付けが特徴です。ルーマニア料理ではアクセントを付けるための定番調味料としても使われています。

これらの前菜はルーマニアだと一般的で、首都ブカレストを含めた都市部の大型ホテルに朝食として出る事も多いです。野菜が中心なので胃腸が弱っている朝でも安心して食べられます。

ルーマニア料理の定番メニュー<スープ>

ルーマニア料理の定番メニュー、続いてはスープを紹介します。ルーマニアではスープも一般的なメニューの1つで、年中通してレストランに登場するようです。

味付けも種類豊富で、中には日本人好みのアッサリしたものもあります。素材の旨味が凝縮した優しい味なので、スープでメニュー全体を上手く調整しましょう。

ルーマニア料理のスープ①:チョルバ・デ・レグメ

チョルバとはルーマニアにおけるスープの事で、レストランでは定番メニューの1種類です。具沢山かつ食べ応え抜群なので、チョルバとパンだけで食事を済ます人もいる程です。

チョルバ・デ・レグメは野菜のスープであり、穏やかな酸味が口いっぱいに広がります。アッサリした味わいもあるので飲みやすく感じるのが嬉しい点です。

ルーマニア料理のスープ②:チョルバ・デ・プイ

チョルバの種類の1つで、鶏肉を使ったスープです。この料理も酸味が強く、サワークリームを加えて酸味を増すという方法もあります。ルーマニア料理において酸味はかなり重要視されているようです。

チョルバ・デ・プイは鶏ダシの優しい風味も加わって、まろやかな味わいに仕上がっています。唐辛子を時折かじりながら飲むと、刺激的に感じられるでしょう。

ルーマニア料理のスープ③:チョルバ・デ・ブルタ

チョルバの種類の1つで、牛の第二胃袋「トリッパ」を使ったスープです。トリッパとは焼肉でも使われるハチノスの事であり、ヨーロッパでは煮込み料理に欠かせません。

チョルバ・デ・ブルタは白いミルク色のスープで、まろやかな味わいからハマる人が多いようです。クセや苦味がなくて美味しいので、モツが苦手な人でも安心して食べられます。

ルーマニア料理のスープ④:グラシュ

グラシュはハンガリー発祥の料理で、パプリカを使った真っ赤なスープです。ハンガリー系住民が多いトランシルヴァニア地方だけでなく、ヨーロッパ全国区のルーマニア料理として広く親しまれています。

ルーマニアやハンガリーではスープとして扱われていますが、ドイツではシチューとして扱われています。またハヤシライスはこのグラシュが基になったという説もあるようです。

ルーマニア料理の定番メニュー<メイン料理>

いよいよメイン料理の紹介に入ります。ルーマニア料理のメインディッシュは挽き肉料理が中心で、味がしっかりと染み込んでいて美味しいです。

レストランのみならず、スーパーや屋台などで焼く前の状態で売られている事もあるので、お土産としていくつか購入してみて下さい。

ルーマニア料理のメイン①:ミティティ(ミティ)

ルーマニアで定番の肉料理がミティティです。バルカン半島風の皮なしソーセージを指し、肉は一般的に豚を使いますが、時折牛や羊を使って作られています。

食感はハンバーグに近く、濃厚でプチプチとした独特な食感が印象的です。またレストランによっては好きな数だけ注文できるので、お腹の好き具合に合わせて自由に食べられます。

ルーマニア料理のメイン②:ポルク・アフマトゥ・ク・ファソレ・ボアベ

スモークポークと豆の煮込み料理です。そのまま食べても美味しいですが、他のルーマニア料理とも相性抜群なので、合わせて食べるとより美味しいと感じられます。

また有料ですが、サワークリームを追加で注文する事ができます。煮込み料理と合わせても酸っぱい味わいになるので、新しい食感を楽しんでみましょう。

ルーマニア料理のメイン③:サルマーレ

サルマーレは東欧圏だと広く親しまれているルーマニア料理の1つで、挽き肉をキャベツで包んで煮るロールキャベツのような料理です。

中身の肉団子は豚挽き肉または牛挽き肉を使い、米をつなぎにするのが特徴です。日本人からすれば意外に思うかもしれません。かさ増しのために肉少なめ・米多めにするなど、自由度の高い料理でもあります。

定番料理なのは確かですが、冬に登場する事が多いので時期によっては食べる機会がありません。ルーマニア旅行で食べる場合は時期を前もって確認しておきましょう。

ルーマニア料理のメイン④:トキトゥラ

豚肉(または牛肉)やソーセージをトマトで煮込んだシチューであり、ルーマニアの煮込み料理では特に有名です。レストランでもよく見かける料理で、地名が後に付けられる事もあります。

付け合わせのママリガや目玉焼きも美味しいので、ルーマニア料理には欠かせない名脇役です。味付けはしっかりしており、サワークリームで中和するといい塩梅の味になります。

ルーマニア料理のメイン⑤:ママリーガ

「ママリガ」とも言われているルーマニアの国民食です。トウモロコシのデンプンを炊いたもので、どんなおかずにも合う万能料理としてルーマニア中で愛されています。

副菜としてパンの代わりに食べられる事もありますが、美味しいママリガを作るのは結構難しく、慣れていないと必要以上に柔らかくなったり固くなってしまいます。

ルーマニアでは「ママリガが上手に作れるかでお嫁に行けるか決まる」とまで言われており、日本で言うご飯や味噌汁に近い存在として扱われているようです。

ルーマニア料理の定番メニュー<デザート>

最後はデザートの紹介です。ルーマニア料理のデザートはふんわりと軽い生地で作られており、スプーンやフォークを入れるだけでサクッと切れます。

ケーキ屋やカフェなど女性が集まりそうなお店ではなく、あくまでもレストランのメニューとして扱われる方が多いようです。

ルーマニア料理のデザート①:パパナシ

ルーマニア料理で定番のデザートがパパナシです。カッテージチーズを混ぜ込んだドーナツで、上にはサワークリームとベリー系のジャムがたっぷりかかっています。

1皿でもかなりのボリュームなので、2人以上でシェアして食べるのをおすすめします。また作り方が面倒なので、ルーマニアの家庭ではあまり作らないそうです。

ルーマニア料理のデザート②:クラティーテ

ルーマニア風パンケーキと呼ばれているのがクラティーテです。日本では知名度が低いものの、ルーマニアでは伝統的なデザートとして古くから知られています。

見た目はむしろクレープに近く、作り方もほぼ同じです。チョコやアイスでデコレーションするなど、色々なトッピングを楽しむ事もできます。

ルーマニア料理のデザート③:コゾナック

パンに似た甘いデザートであり、ルーマニアではクリスマスケーキとして食べられています。豊かさの象徴として食べ継がれてきた料理で、大人はワイン、子供は牛乳と一緒に楽しむ事が多いです。

サルマーレと同様にルーマニアの国民食とされ、レシピや形は家庭によって異なります。それだけコゾナックの種類は多く、シナモンやドライフルーツなどが重なり合って生まれる風味は絶品です。

クリスマスでは家庭で食べるだけでなく、近隣の家々を回る子供聖歌隊へのお礼としても喜ばれています。作るのに多くの時間がかかるので、1週間以上も前からコゾナック作りに取り掛かる家庭がほとんどです。

ルーマニア料理の美味しいレストラン

ここでは日本にあるルーマニア料理の美味しいレストランについて紹介します。いずれも美味しいので、国内でルーマニア料理を楽しめる数少ない穴場です。

特におすすめなレストランを2軒紹介するので、海外旅行が難しいという人は是非足を運んでみて下さい。きっと満足のいく体験になるでしょう。

ラミハイ(東京都墨田区)

錦糸町の裏手にあるルーマニア料理の専門店です。2015年にオープンしており、ワールドワイドなレストランとして注目を集めています。

おすすめメニューの「人気三種のいいとこ取りプレート」は、玉子や鶏肉など具沢山なポテトサラダにニンニクの利いたインゲン豆のたたきなど農業国ならではの食材を使っており、値段も1,500円と良心的です。

店舗情報

木の扉を開けて入ると、飾り物やテレビの民族舞踏が異国情緒を誘います。メニューはトルコ料理からの影響は少なく、スパイス控えめな肉料理が中心です。

肉・サラミ・チーズなどルーマニア料理らしい品揃えで、挽き肉にも香ばしさを感じられます。ワインの種類も豊富なので、飲みに行く場合でもおすすめです。

住所 東京都墨田区江東橋4丁目19-10
電話番号 03-6659-9970

パラディ(愛知県名古屋市)

ガッツリした肉料理と種類豊富なワインが楽しめる、名古屋の有名なルーマニア料理専門店です。新鮮な食材を使っているので、安心して食べられる手作り料理ばかりです。

名物のサルマーレは肉の旨味とスープが米に染み込んでいるので、ルーマニアの家庭の味を堪能できます。

店舗情報

パラディの内装はオシャレなダイニングバーといった雰囲気で、程よい明るさの照明に落ち着いたインテリアが特徴です。ルーマニアを旅行した気分にもなれるでしょう。

ソムリエでもあるオーナーが料理に合ったお酒も選んでくれるので、贅沢な食事を満喫できます。値段も良心的な設定なので、口コミでも高い評価を得ているダイニングバーです。

住所 愛知県名古屋市東区東桜1丁目6-3 ユニーブル栄202
電話番号 052-971-8378

ルーマニア人の食生活について詳しく紹介

日本とルーマニアとの違いで気になる事は食生活です。1日3食という基本的な習慣は同じですが、大半の人は昼食と夕食の間にマフィンなどのデザートを食べるそうです。

食事ごとのボリュームも日本とは違うので、基本的な習慣が同じだと思っていると面食らいます。1日の主なルーマニア料理、そして食事マナーがどうなっているのか、詳しく見て行きましょう。

ルーマニア人の食生活①:朝食

ルーマニアでの朝食は主にパン屋でプレッツェル、コーヒーなどを買って食べる人が多いです。またワッフルやハンバーガーなど、朝からガッツリ行こうとする人も珍しくありません。

ルーマニアではパンやプレッツェルが非常に安く、出来立ての美味しいものを1レイ(約25円)で購入できます。種類も豊富なのでルーマニア人はもちろん、観光客からも人気があります。

ルーマニア人の食生活②:昼食

昼食には自宅で調理したお弁当を持参し、パン屋で買ってきたプレッツェルやコーヒーと合わせて食べる事が多いです。

またお弁当を持参しない場合、ピザやケバブを外で食べる人が多くを占めます。その量は多く、丸ごと1枚食べる人もいるそうです。

ルーマニア人の食生活③:夕食

夕食は自宅で調理する場合が多く、主に豚肉などを調理してパンやプレッツェルと一緒に食べます。またルーマニア人はお酒好きなので、夕食の際にはワインやビールを必ず飲むという人が多いそうです。

ルーマニアではお酒の値段も安く、日本だと3,000円以上するワインは20~30レイ(約500~700円)で楽しめます。ちなみにビールは2~5レイ(約50~125円)程度です。かなり上質で種類も豊富なので、マニアの間で注目されています。

ルーマニアで守るべき食事マナー

ルーマニアの基本的な食事マナーは日本と同じで、音を立てて食べない事と食事を残さず食べる事が重視されています。この辺りは万国共通の認識と言えるでしょう。

ルーマニアではかつて充分な食事ができなかったため、残さず食べるという認識は日本より根強いようです。観光に行く際もメニューは全て食べるように意識しましょう。

ルーマニア料理の美味しい定番メニューを味わおう!

ルーマニア料理の定番メニューや美味しいレストランを紹介してきました。決してポピュラーとは言えませんが、家庭的で素朴な料理は観光客を魅了し続けています。

比較的広い国土を持つルーマニアでは、地方ごとに特徴豊かな郷土料理を味わえるのが魅力的です。日本でも種類豊かなルーマニア料理を味わえるので、レストランに足を運んでみて下さい。

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この記事のライター
木戸楠龍
福島生まれ福島育ちの木戸楠龍です。美味しいモノと旅行が好きで、休日には人気の飲食店に足を運ぶのがやめられません。ネットを通じて土地の魅力や名物を伝える事で、休日が今よりもっと楽しみになるようになれればと思います。ランチやティータイムにオススメな飲食店も紹介しますので、参考にしていただければ幸いです!

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