ハス茶(蓮茶)はベトナム名産品!種類や特徴・どんな味かを解説!

2020年5月5日 (2020年5月5日最終更新)

ベトナムの名産品として近年人気となっているのがハス茶です。ベトナムの国花であるハスを使ったハス茶は、さまざまな効能が期待できるとも言われます。そこでハス茶の種類やそれぞれの特徴、さらにその栄養成分が持つ効果について紹介します。

目次

  1. ハス茶(蓮茶)はベトナムの定番お土産!
  2. ハス茶とは
  3. ハス茶の種類は3種類!特徴や味は?
  4. ハス茶の効果・効能
  5. ハス茶のお土産はどのようなタイプ?
  6. うれしい効果がいっぱいのハス茶を飲もう!

ハス茶(蓮茶)はベトナムの定番お土産!

近年では中国や台湾など、さまざまな所のお茶が人気となっていますが、ベトナムのお茶として近年人気となっているのが「ハス茶」(蓮茶)です。ハス茶というのはどのようなお茶なのでしょうか。またどのような特徴があるのでしょうか。そのあたりについて紹介していきましょう。

種類や特徴・味や効果もチェック!

ハス茶と言っても、ベトナムに旅行をした経験がある方以外はあまり知らないのではないでしょうか。実はハス茶にはさまざまな効果があるとも言われ、美人になりたい方に人気が高いお茶でもあります。ハス茶の種類のほか、その特徴や効果、そして気になる味についても紹介していきます。

ハス茶とは

「ハス茶」(蓮茶)というのはその名前の通り、蓮を使って作ったお茶のことです。同じハス茶という名前でも大きく分けて2種類あり、ベトナムで飲まれているものは緑茶をベースに蓮の自然な香りをつけたものを言います。

一方朝鮮半島や中国のハス茶は文字通り蓮の花や葉、種子などを使って作ったお茶で、いわゆるチャノキの葉などを使っていない、「茶外茶」と呼ばれるものです。花がきれいに茶椀の中で開いたりする姿が美しく人気となっているようです。

ベトナムの名産品

ハス茶は中国や朝鮮半島などでも飲まれますが、名産という点から言うとベトナムのお茶として知られています。ベトナムの方が食事の時などに飲むお茶として最もポピュラーなものと言われており、日本の緑茶と同様にスーパーなどでも売られています。

ハス茶は蓮の花のおしべの先にある「やく」と内側の小さな花びらをとり、茶葉と一緒に詰めて寝かせたり、蓮の花の中に茶葉を寝かせたりして香りをうつして作ります。ベトナムにはこの作業をしているところを見学させてくれるお店もあるそうです。

蓮は「聖なる花」として愛されるベトナムの国花

日本にも蓮はたくさんありますし、レンコンなどでも日本人になじみの植物ですが、実はベトナムの国の花「国花」でもあります。ベトナムの国花はピンクの蓮の花で、「聖なる花」として愛されています。

ベトナムに旅行に行く際に利用することが多いベトナム航空ですが、そのマークは蓮の花がデザインされたものです。尾翼にあしらわれた金の蓮は知恵と優雅さを象徴するものとされていますし、マイレージサービスは「ロータスマイル」ということでロータス(蓮)が名前に使われています。

なお、蓮はベトナム語では「セン」と言い、ハス茶は「ホアセン」(HOA SEN)と言います。さらに使われる部位によりいくつかに分かれます。

別名「美人茶」とも呼ばれ中国の楊貴妃も愛飲していた

このハス茶ですが、古くからベトナムの方たちに飲まれてきたお茶ではあるとともに、そのさまざまな効果から「美人茶」とも呼ばれます。なんと中国唐の時代を代表する美人である「楊貴妃」がこのお茶を愛飲しており、その美しさを保ったとも言われているのだそうです。

ハス茶の種類は3種類!特徴や味は?

さて、そのハス茶(蓮茶)ですが、蓮のどの部分を使っているかによって大きく3つの種類があります。日本の緑茶もそうですが、ハス茶の場合もその種類により特徴があり、味などにもそれぞれ違いがあります。まずはその種類と特徴の違いをチェックし、好みのものを見つける手がかりにしましょう。

蓮花茶(trà hoa sen)

蓮の花の部分を使って作ったのが「蓮花茶」です。先ほど述べたように、ベトナムの伝統的な「蓮茶」は蓮の花の香りを緑茶に移すことで作るもので、淹れると蓮の花の高貴な香りが漂うことで人気が高いものです。

一方、韓国などで作られている「蓮花茶」は、生の蓮の花を乾燥させて使っており、花を入れてお湯を注ぐと花がきれいに開くことで人気があります。こちらも香りが高く、見た目もきれいです。

蓮葉茶(trà lá sen)

蓮の葉の部分を使って作るお茶が「蓮葉茶」です。蓮の若葉や葉を使い、緑茶を作る時と同様に葉を切った後で炒ったり蒸したりした後で乾燥させて作ります。

蓮葉茶は葉そのものを使うこともあり、香りよりも苦味や渋味を感じやすいと言われます。そのため比較的低温で、あまり時間をかけずに抽出した方が飲みやすい味になると言われます。実際に淹れてみて、好みの味を見つけるとよいでしょう。

蓮芯茶(trà tim sen)

さらに蓮の実の芯の部分(胚の部分)を乾燥させて作るものを「蓮芯茶」と言います。中国語圏とベトナムで多く飲まれているという特徴があります。先ほど蓮葉茶は苦味があると述べましたが、蓮芯茶はさらに苦味が強いという特徴があります。

ですから香りを楽しみたい方は蓮花茶を、苦味を感じたい方は蓮芯茶を選ぶのがおすすめということになります。あとは抽出時間や温度などによっても変わってくるので、そのあたりを調節して好みの味にするとよいでしょう。

ハス茶の効果・効能

ハス茶(蓮茶)はその美しい姿や香りなどが人気なのですが、先ほど「美人茶」と紹介したように、さまざまな効果、効能があると言われています。それだけさまざまな成分が含まれているということなのですが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。次に見て行きましょう。

ハス茶の効果・効能①:アルカロイド類

最初に紹介するのは「アルカロイド類」です。アルカロイドというのはアヘンのように、人間にとって有毒なものも含まれる一方で、そのアヘンから抽出されたモルヒネのように薬としても使われるなど、古くから人間と深いかかわりを持っていた物質です。高等植物の10パーセントから25パーセントは自分でアルカロイドを生成しています。

そのアルカロイドですが、ハス茶にも含まれており、なんと安眠効果が期待されるのだそうです。安眠は美肌に大切な要素なので、その点でも「美人茶」としての期待ができそうです。

ハス茶の効果・効能②:ネルンボサイド(フラボノイド)

次にハス茶に含まれる成分として「ネルンボサイド」というものを紹介します。これはフラボノイドと呼ばれる成分の一つです。このネルンボサイドは蓮の葉に多く含まれており、血行促進や抗酸化作用などの効果があると言われます。

血行が促進され、抗酸化作用が高まれば、体の新陳代謝が進みますので、ダイエットや美肌などに効果が期待できます。若々しい美しさを保ちたいという方におすすめです。

ハス茶の効果・効能③:食物繊維

あまり知られていませんが、緑茶には食物繊維が含まれています。お茶の場合は葉っぱそのものを食べるというより、お茶などにして成分を抽出して飲むので、あまり関係ないと考えがちですが、水溶性食物繊維はちゃんと溶けだし、体に取り入れられています。

食物繊維の効能については今さら述べるまでもないでしょう。整腸効果、腸内フローラを改善する効果などが期待でき、ひいてはダイエットや美肌につながることが期待できます。

ハス茶の効果・効能④:ビタミン類

ビタミンはさまざまな種類があり、それだけさまざまな食材を摂取することが必要ですが、ハス茶にはビタミンCが含まれていると言われます。またベースとして使われる緑茶もビタミンCが豊富であり、ダブルでビタミンC摂取が期待できます。

ビタミンCはメラニン色素生成を抑制する効果があると言われ、また風邪予防でビタミンCを摂るという方もいるように四季を問わずに期待したい効果があるビタミンです。上手に摂取することができそうです。

ハス茶の効果・効能⑤:鉄分

女性にとってどうしても欠乏しやすい栄養素の一つが鉄分です。貧血などが気になる時にはぜひとも取りたい鉄分ですが、ハス茶には鉄分も含まれています。「美人茶」という言葉の通り、「美人」になるには体の中も美しくありたいということではないでしょうか。上手に鉄分を取ることで、貧血予防が期待できます。

ハス茶の効果・効能⑥:ミネラル類

ハス茶にはさまざまなミネラルも含まれています。このミネラルは体の調子を整えるとともに、体の新陳代謝を高め、むくみや便秘などにも効果があると言われています。これらの作用によって美肌効果が期待できますので、それだけ「美人」になれる可能性が高まりそうです。

ハス茶の効果・効能⑦:葉緑素

ハス茶はハスの葉やチャノキの葉などを使うため、葉緑素も期待できます。葉緑素(クロロフィル)も、体内の不要な物質を排出する効果が期待できます。不要な物質を排出するということはデトックスや整腸作用などに関与するということですから、こちらも美肌づくりが期待できそうです。

このようにハス茶には体の中から美肌を作る効果が期待できる物質が多く含まれています。「美人茶」の名前の通りの効果が期待できそうです。

ハス茶に副作用はある?

このようにさまざまな栄養成分があるとなると、気になるのが副作用です。しかし一般的には、日常生活で摂取する程度では、副作用が出るほどの量は摂取することにならないと言われています。

ましてハス茶はお茶なので、その茶葉をそのまま大量に食べるというわけではありません。成分をお湯などで抽出しますから、溶けだしてくる分の成分を摂取することになり、そもそも100パーセント摂取するというわけでもないからです。あまり気にせず、安心して普通に飲むとよいでしょう。

ハス茶のお土産はどのようなタイプ?

最後にハス茶(蓮茶)のお土産について紹介します。最初の方で述べたように、ハス茶というお茶はベトナムの人たちが日本人の緑茶のように、日常生活の中で普通に飲むものです。ですから特別なお店に行かなくても、スーパーなどでも購入できますし、もちろんお土産にもできます。

ハス茶は緑茶と同様に、茶葉やティーバッグの形で販売されています。茶葉の方が値段的には若干ですがお得になっています。好みの量を淹れることができるので、どちらの形でも時間や湯温など調整して利用してみてください。

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うれしい効果がいっぱいのハス茶を飲もう!

ベトナムの方にとっては身近な飲み物であるハス茶(蓮茶)は、さまざまな栄養成分が入っていることが知られており、体にもいいお茶として人気となっています。ベトナムにはさまざまなタイプのものが販売されているので、ぜひ一度試してみてください。きれいに花開く様子など、日本茶と違った楽しみ方ができるでしょう。

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この記事のライター
よしぷー
青森出身、京都在住の歴女です。歴史が感じられる場所を旅するのが好きで、寺社巡りや博物館巡りを楽しんでいます。

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