トムラウシ山は北海道の自然を堪能できる登山スポット!日帰りコースや難易度は?

2020年5月24日 (2020年5月25日最終更新)

北海道のトムラウシ山は「大雪の奥座敷」と呼ばれる美しい自然が堪能できるスポットとして人気の山です。そこでトムラウシ山登山の難易度や、おすすめのコースについて、日帰りと宿泊ありのものを紹介し、合わせて登山の際の注意点も紹介します。

目次

  1. 北海道の大自然に出会えるトムラウシ山をご紹介!
  2. トムラウシ山は大雪山国立公園の中心
  3. トムラウシ山へのアクセス
  4. トムラウシ山の魅力は大自然の絶景
  5. トムラウシ山の日帰り「短縮コース」
  6. トムラウシ山の2泊3日「縦走コース」
  7. トムラウシ山のおすすめ登山シーズンと服装
  8. トムラウシ山へ大自然の絶景を見に行こう!

北海道の大自然に出会えるトムラウシ山をご紹介!

登山の楽しみの一つとして挙げられるのは、やはり大自然の絶景を楽しむことができることではないでしょうか。特に北海道の山々は、植物や動物など、ふだんは見られないものが多く見られるとこともありおすすめです。その中で、トムラウシ山について登山のコースや難易度などについても紹介していきましょう。

トムラウシ山は大雪山国立公園の中心

トムラウシ山は北海道の美瑛町と新得町の境にある標高2141メートルの山です。1934年、大雪山国立公園の特別保護地区に指定されました。位置としては大雪山系南部にあります。

また、トムラウシ山は日本百名山の1つにも選定されています。北海道の山はトムラウシ山を含めて9つ選ばれていますが、その一つとして、また大雪山国立公園の山では大雪山、十勝岳とともに選ばれているのです。そのため登山を楽しむ方にとっては目標とする山の1つにもなっています。

大雪山国立公園は日本最大の国立公園

トムラウシ山が属する大雪山国立公園は北海道でも最も歴史ある国立公園であるとともに、日本で最も広い面積を持つ国立公園でもあります。1934年に国立公園の指定を受けました。

大雪山国立公園には大雪火山群、十勝連邦、石狩岳連峰が属しており、山岳公園となっています。この中で最高峰は北海道最高峰でもある旭岳ですが、表大雪に属するトムラウシ山を含めて2000メートル級の山々が連なっています。

しかし、北海道という場所にあることから2000メートル級と言っても自然環境は本州の3000メートル級の山に匹敵するものであり、大雪山の山そのものが特別天然記念物になるなど、非常に貴重な自然にあふれた国立公園でもあります。

大雪山国立公園の地形

大雪山国立公園は今述べたように、山岳地帯が続く地形となっています。もともと大雪山国立公園が指定となったのは、「北海道の屋根」とも呼ばれる広大な原始山岳環境が残っていることにあります。

とはいえ、「日本の屋根」と呼ばれる日本アルプスなどに比べると、山の高さはさほどではありません。最も高い旭岳でも2290メートルですから、全体的にはなだらかな山々が連なる場所となっています。

しかし先ほども述べたように、北海道という高緯度地域、寒冷な地域にある山ですから、気候的には日本アルプスなどの3000メートル級の山々と変わらないというのが大雪山国立公園の地形や気候の特徴と言えるのです。

「神々の遊ぶ庭」と呼ばれる理由

この大雪山国立公園にある山々はアイヌの人々により「カムイミンタラ」と呼ばれていました。カムイミンタラというのは「神々の遊ぶ庭」という意味です。

こう呼ばれたのは、大雪山国立公園にある山々の自然環境の美しさによります。先ほど述べたように、この辺りの山々は標高はさほどではないものの、高緯度のため高山の気候となっています。具体的に言うと森林限界が1500メートルほどであり、その高山帯が広がっているのです。

そのため広大な山岳風景の中に、高山植物などが咲き誇るきれいなお花畑が広く広がるのがこの地域の特徴です。まさに「神々が遊ぶ庭」のような景色が目の前に広がっているのです。

トムラウシ山の歴史

では、トムラウシ山について少し詳しく見て行きましょう。トムラウシ山は富村牛山、富良牛山とも書きます。トムラウシとはアイヌ語の「花の多いところ」、「水垢が多いところ」の意味があると言われます。

トムラウシ山は約30万年前から後期更新世(12万6000年前から1万1700年前)に活動した火山で、山頂付近はその後にも噴火があったと推測されています。「大雪の奥座敷」と呼ばれる奥深い山でもあります。

1926年、北海道大学山岳部のパーティーが積雪期に初登頂をしました。以来美しい景色を楽しむために多くの登山者がトムラウシ山を目ざしています。

登山コースは難易度の高め

このように登山で人気のあるトムラウシ山ですが、実は登山の難易度としては決して低くありません。まずトムラウシ山は北海道にあることもあり、初心者を含め登山の適期が非常に短いという点があります。

加えて、「大雪の奥座敷」ということでわかるように、トムラウシ山は人里離れた山でもあります。トムラウシ山は奥深い場所にあるため、美しい自然がよく守られているのが魅力ですが、反面、どのルートをとっても距離が長く、日帰りで行くのは難しい山なのです。

ですからトムラウシ山登山を計画する場合、日帰りではなく途中で数泊しながらということが多くなり、その点でも難易度が高い山と言えるのです。

基本情報

以上の点から、トムラウシ山は短い登山期間に、ある程度余裕を持ち出かける山と言えます。日帰りのコースも後で紹介しますが、無理に日帰りルートを取らず、ゆっくり縦走してその後温泉などで一休みするという計画を組む方が多いようです。

また初心者の場合、トムラウシ山は難易度が高いため、しっかりと経験のある方と一緒に行くか、ある程度経験を積んでから行くことをおすすめします。

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トムラウシ山へのアクセス

それでは、トムラウシ山にはどのようなコースでアクセスすればいいのでしょうか。一般的には車でアクセスする場合が多いのですが、公共交通機関を利用してアクセスすることはできるのでしょうか。短縮コースと縦走コースのものを紹介します。

まず短縮コースの場合、最寄り駅はJR「新得」駅となります。この駅からバスを使い、トムラウシ温泉まで行きます。しかしここからは公共交通機関がなくなるため、あとはタクシーで登山口まで移動します。

一方縦走コースの場合、スタートが旭岳登山口となります。この登山口は旭岳ロープウェイ山麓駅のところにあります。この駅まではJR「旭川」駅からバスを利用し、「旭岳」バス停で下車すればいいので、公共交通機関を利用してアクセスすることが可能です。

トムラウシ山の魅力は大自然の絶景

このように、トムラウシ山は人里から離れた奥深い山であり、難易度も高めなため、簡単には登山ができない山でもあります。しかしそのことがかえって、トムラウシ山を開発から守り、美しい自然をそのままに今に伝えることにつながりました。次にトムラウシ山の見どころについて紹介します。

北海道の大自然を感じる風景が広がる

大雪の奥座敷と呼ばれる奥深い山であるトムラウシ山には、美しい北海道の大自然をまるごと感じられる情景がそのまま今も残されています。

加えて先ほど述べたように、森林限界が1500メートルと本州などに比べ低く、この高山帯が広がっています。時期や気候によっては夏でも残雪があるため、美しい植物と残雪が残った山稜の景色が一度に楽しめるのです。

美しい高山植物帯の植物

先ほど述べたように、トムラウシ山は「神々の遊ぶ庭」と呼ばれるほどに植物が豊富な山として知られます。壮大な山岳風景の中に、360度広がるパノラマのようなお花畑が見える景色は、そのネーミングの正しさを証明してくれているようです。

特に山腹北面にある「ロックガーデン」と呼ばれる場所の北側は「日本庭園」と呼ばれていますし、山頂直下の沼地や「トムラウシ公園」一帯なども高山植物が多く生息している場所となっています。大雪山国立公園の特別保護地区に指定されているほどの貴重な植物帯となっているのです。

かわいい野生動物に出会える

美しい植物と並んでトムラウシ山で人気なのが、かわいい野生動物です。特にロックガーデンの一帯はナキウサギの生息地となっていて、登山で訪れた人々の目を楽しませてくれます。

ナキウサギは昼行性の生き物なので、昼間にその場所を通る登山の場合でも運がよければ見ることができます。花々の間から顔をのぞかせるかわいい野生動物は、登山の疲れを癒してくれるでしょう。

周辺には温泉も!

登山の楽しみは帰り際の温泉という方は多いのではないでしょうか。トムラウシ山の周辺にも温泉があり、特に登山コースの入口近くにある温泉は、登山で疲れた体をほぐしてくれます。

まず、日帰りコースである短縮コースでは、入口の近くにある「国民宿舎大雪荘」がトムラウシ温泉という温泉になっています。もちろん日帰りでの入浴も可能ですし、ここに一泊して朝から日帰り登山にチャレンジするのもおすすめです。

一方、縦走コースのスタート地点である旭岳の麓には、旭岳温泉があります。そもそもの場所が高原地帯であるうえ、そこからロープウェイで登ると高山植物の花畑を気軽に散策できることもあって、こちらも人気の温泉となっています。

トムラウシ山の日帰り「短縮コース」

それでは具体的に、トムラウシ山への登山コースについて紹介します。先ほど述べたように、トムラウシ山は日帰りが厳しい山ではあるのですが、それでも日帰り登山をしたい方のための短縮コースがあり、それを利用することができます。それぞれの場所の難易度も含めて紹介しましょう。

トムラウシ短縮コース登山口から出発

トムラウシ山の短縮コースは、短縮コース登山口があり、そこからのスタートとなります。先ほどアクセスで述べたように、公共交通機関のみでアクセスするのは難しいので、多くの方が車でアクセスします。

駐車場はそれなりのスペースがありますが、日帰りコースといっても距離があり、時間がかかります。そのため前夜から駐車場で車中泊し、朝早くスタートする方が多く見られます。駐車場にはバイオマストイレもあります。

難関ポイントのロックガーデン

スタート地点からそのまま進んでいくと、カムイ天上に到達します。ここで装備点検や一休みなどしましょう。またここは携帯電話が通じるので、いざという時に覚えておくことをおすすめします。

さらに進んでいくと、難易度が高い第一ポイント「ロックガーデン」に着きます。ここは先ほど述べたように、ナキウサギの生息地として知られているのですが、ガレ場となっており、歩きなれていない方には難易度が高いです。足元に気をつけながら進んでいきましょう。

トムラウシ公園の絶景は必見

次の目標地点はカメ岩と呼ばれる場所です。このカメ岩はトムラウシ公園の手前なのですが、日帰り登山の場合、ここで時間をチェックし、時間がかかりすぎているようなら引き返すことをおすすめする場所です。

でもここまで来たら、トムラウシ公園の景色は楽しみたいところです。トムラウシ公園は岩と大小の沼が並び、「庭園」という言葉がぴったりの景色が広がります。特に紅葉時期には、美しく彩られた紅葉がとてもカラフルで、絶景という言葉がぴったりです。

ただ、この地点は残雪がある時には雪渓が残り、目標物が雪に隠れてしまう場所でもあります。道に迷わないように、気をつけて先に進みましょう。

南沼キャンプ場を通過して頂上へ

トムラウシ公園を横切ったら、少しずつ高度をあげながら頂上へと進んでいきます。途中にある南沼キャンプ場は、他のコースの道が交わる所であり、ここからは頂上までは標高差で190メートル、約30分で到達となります。

ここもガレ場が続くので、足元に気をつけて進んでいきましょう。ここまで来たらあと一歩です。頂上からの一面に見えるパノラマをゆっくりと楽しんでください。

短縮コース詳細情報

それでは、この短縮コースの所要時間などについて紹介します。短縮コースはトムラウシ山をめざす多くの登山者が使うコースですが、一般的な山の日帰りコースに比べるとかなり距離があります。標高差は1186メートルですが、距離は片道約9.2キロあります。

そのため、所要時間は休憩を含め標準で登り6時間、下り5時間となります。つまり日帰りで約半日かかるということになります。

また、途中には3ヶ所の水場がありますが、いずれもそのまま飲むことはできません。また雪渓が消えると水場はそのうちの1ヶ所のみ、避難小屋などもないため、無理な日帰りはやめましょう。

トムラウシ山の2泊3日「縦走コース」

トムラウシ山は日帰りではちょっと大変な山ということもあり、旭岳などと縦走するコースを取る方も多く見られます。その場合途中で宿泊が必要ですが、その分大雪山国立公園の絶景をより多く楽しむことができるというメリットもあります。縦走コースの見どころや注意点について紹介します。

旭岳登山口からスタート

縦走コースのスタートは旭岳登山口となります。先ほどアクセスのところで触れたように、こちらは登山口が旭岳ロープウェイ山麓駅のところにあるため、公共交通機関を利用してのアクセスも可能です。

まずは、旭岳ロープウェイを使って、姿見駅まで移動しましょう。この姿見駅がロープウェイの山頂駅となり、5合目(標高1600メートル)まで行くことができます。降りると目の前に旭岳がそびえているのが見えるので、それを目標にまずは進みます。

見どころは御鉢平付近の絶景

最初の見どころポイントまでは岩場が続きます。周囲の高山植物を見ながらゆっくり進んでいきましょう。そうすると稜線に御鉢平が見えてきます。眼下に草原が広がっており、残った雪渓の白と草原の緑のコントラストが美しく、高山植物なども多く見ることができます。

また、この周辺には間宮岳、白雲岳などの分岐点もあります。コースの組み方によっては、それらの山に寄って行くこともできます。

白雲岳避難小屋で1泊

初日の宿泊は白雲岳避難小屋となります。ここは北海道の大雪山系を縦走する方は必ず立ち寄ると言っていい避難小屋で、夏山シーズンになると管理人が常駐しています。そのため、少し距離はあり難易度は高くなりますが、シーズンにはいつも混雑しているところです。

周囲には高山植物はもちろん、永久凍土の大地などもあるため、北海道の自然の雄大さを感じたいという方にもおすすめです。ただ登山道からやや下るため、日帰りの方などはあまり利用しないところでもあります。

また、基本的には避難小屋なので、装備などがそれほどあるわけではありません。床も板張りです。寝具は持って行きましょう。予約は特に必要ありません。

咲き誇る花を眺めながら進む

2日目は白雲岳避難小屋をスタートし、忠別岳や五色岳を通り、ヒサゴ沼避難小屋を目ざします。このコースは非常に景色が美しく、さまざまな高山植物を見ることができます。特に夏の時期は種類が多くおすすめです。

中でも高根ヶ原はコマクサ、エゾツツジなどの高山植物が文字通り「花畑」のように咲き誇るエリアです。360度視界が広がっていることもあって、ここで一休みして進んでいくのもおすすめです。

ここを過ぎるとハイマツ帯と稜線を進みながら緩く長い道を進みます。坂を登りきると忠別岳に到着となります。ここも景色がいいので、一休みしながらゆっくりと景色を楽しみましょう。

2日目はヒサゴ沼避難小屋で1泊

2日目に宿泊するのはヒサゴ沼避難小屋です。ここは無人の避難小屋ですが、小屋とトイレがあります。基本的にはここでの宿泊はテント泊となります。また、周辺には夏でも雪が残っていることが多いので、足元などにも注意しましょう。

3日目はここからスタートして、トムラウシ山に登り、ゴールということになります。トムラウシ山へは稜線を進んでいくと、先ほど述べたロックガーデンなどのあたりに出ます。このあたりからは短縮コースと同じルートを通って進んでいきます。

登山後は人気の旭岳温泉を訪れよう

登山の後は旭岳温泉で一息いれるのはいかがでしょうか。旭岳温泉は先ほど述べたように、旭岳ロープウェイの山麓駅のところにあります。大雪山国立公園の中にあることもあって、あまりにぎやかな感じにはなっていないのですが、ゆったり温泉を楽しむことができます。

またロープウェイに近く、ロープウェイを利用すると手軽に高山植物を見に行くことができるため、夏山シーズンや紅葉シーズンには登山客だけでなく観光客も多く利用し、混雑する温泉でもあります。

トムラウシ山縦走の際の拠点としてここで宿泊を入れてもよいですし、トムラウシ山までは難易度がきついというのであれば、ロープウェイで旭岳の5合目に行き、景色を楽しんでくるのもいいでしょう。

縦走コース詳細情報

次に縦走コースの詳細情報です。標高差は約1600メートル、合計の移動距離は44.8キロという長丁場のコースです。2泊3日でのルートになるため、難易度も高く、上級コースと言っていいでしょう。また途中の山に登るかどうかによっても日数などの登山計画も変わってきます。

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トムラウシ山のおすすめ登山シーズンと服装

次に、トムラウシ山登山はいつがおすすめなのかということについて紹介します。ここまで述べてきたように、トムラウシ山は初心者にとって決して楽な難易度の山ではありません。加えて北海道にあるということで、気候が厳しいことが多く、なおのこと登山の適期に適した装備で行くことが重要な山なのです。

登山適期は6月~9月

まず、トムラウシ山の登山に適した時期ですが、本州の山に比べ非常に短いです。だいたい6月下旬から9月いっぱいくらいまでにするのがおすすめです。それでもこの時期ですら、年によっては残雪が残っていたり、または初雪があったりすることもあるくらいです。

ですから、トムラウシ山登山を計画する際には、必ず前もって残雪の様子などを確認することをおすすめします。さらにそれでも天候の変化に備えた装備は必須ということになるでしょう。

紅葉シーズンは8月下旬~9月

大雪山は7月上旬くらいまで残雪があり、9月中旬には初冠雪となります。そのため紅葉シーズンと言えるのは北海道内でも早く、8月下旬から9月ということになります。それも9月下旬になるとすでに冬の景色になってくるため、8月中など早めの時期に行くことをおすすめします。

日本の紅葉シーズンは大雪山周辺からスタートします。トムラウシ山周辺の紅葉は日本の先陣を切ってのスタートとなりますので、そのつもりで早めに準備をしておきましょう。

夏でも防寒具が必要

次に、トムラウシ山登山の装備についてです。トムラウシ山は北海道にあるということで、特に防寒の装備はしっかりすることがおすすめです。今述べたように1年のほとんどは雪があるという状態のところだからです。

しかもトムラウシ山は天候が崩れると、夏の時期でもあっという間に体感温度が氷点下まで下がると言われています。後で述べますが、夏の時期でも遭難事故が起こるほどですから装備はしっかりしましょう。

雨具の用意も!

トムラウシ登山には雨具の用意も大切です。特に縦走コースを計画している場合には、必ず雨具を用意しましょう。さらにその雨具も乾きのよいものを選ぶことがおすすめです。今述べたように、天候が崩れるとあっという間に気温がさがるため、しっかり乾ききった状態のものを着用しないと低体温につながるためです。

その他登山時の注意点

その他にトムラウシ山登山時に注意が必要なことが3つあります。1つめは水場の水の問題です。北海道の山にはキタキツネが住んでおり、エキノコックスという寄生虫を持っている可能性があります。水は必ず煮沸して飲むようにしましょう。

次に注意が必要なのがヒグマです。特に縦走コースの2日目のコースには、ヒグマ出没の情報が多くあります。熊対策の鈴やスプレーなどは必ず持参し、十分気をつけてください。

3つ目はトイレです。トムラウシ山に行くコースにはトイレがありません。携帯トイレは必須ですが、途中で捨ててはいけません。登山口の回収ボックスを利用してください。

過去には遭難事故も

冬になるとよくニュースなどで、登山に行った人が遭難したというニュースを見ます。実はトムラウシ山を含む大雪山系の山々は、遭難するニュースが意外と多い場所でもあります。しかも夏山でも遭難する可能性があるのです。

実際、7月という夏の最適シーズンの時期でも、遭難事故が起こり、ニュースになりました。しかもそれらの方々は低体温症や凍死という形で命を落としています。トムラウシ山は夏でも天候が悪化するとあっという間に気温が下がってしまうからなのです。

トムラウシ山は難易度か高い山であり、初心者ではない方でも十分な注意が必要です。余裕を持った日程を組み、天候の悪化が見込まれる時には登山をしないなど、決して無理をしないようにしてください。

トムラウシ山へ大自然の絶景を見に行こう!

トムラウシ山は登山の難易度が高く、日帰りでは少し大変な山でもあります。しかしそれだけに美しい景色や自然がよく残っていますし、周囲にはのんびりできる温泉もあります。いざという時には宿泊できるよう、余裕を持った計画を立てて、無理せずに自然を楽しみに行ってみてください。

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この記事のライター
よしぷー
青森出身、京都在住の歴女です。歴史が感じられる場所を旅するのが好きで、寺社巡りや博物館巡りを楽しんでいます。

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