バチカン美術館を攻略!見所は?予約方法や入場料もご紹介!

2017年8月10日 (2018年7月7日最終更新)

世界最小国家バチカン市国内にある宮殿は、14世紀に歴代法王の住居となってから大部分が博物館や美術館、図書館から成る知識と英知の宝庫となりました。一度は訪れたい神聖な観光地として有名な、この世界最大級バチカン美術館に焦点をあてバチカン美術館攻略法を紹介します。

目次

  1. 法王の宮殿内部を観光したい!
  2. アクセスと開館時間
  3. チケットを入手するには?
  4. 予約なしの場合の入場方法
  5. バチカン美術館の入場料
  6. バチカン美術館の見どころ作品①ピナコテカ絵画館
  7. バチカン美術館の見どころ作品②ピオクレメンティーノ美術館
  8. バチカン美術館の見どころ作品③地図のギャラリー
  9. バチカン美術館の見どころ作品④ラファエロの間
  10. バチカン美術館の見どころ作品⑤システィーナ礼拝堂
  11. バチカン美術館の見どころ⑥2重螺旋階段
  12. バチカン美術館の見どころ⑦レストランと中庭
  13. 由緒あるバチカン美術館を堪能!

法王の宮殿内部を観光したい!

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宮殿内部にあるバチカン美術館には法王庁、25の博物館、美術館、絵画館、図書館があり、古代ギリシャローマ彫刻から現代キリスト教美術まで様々な時代の作品で溢れています。丁寧に見れば1週間ほどかかり早足で見ても3時間ほど費やしてしまうのが美術館。観光の悩みを解決すべく今回は見どころを絞ってお伝えしていきます!

アクセスと開館時間

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バチカン美術館へは、地下鉄A線のオッタヴィアーノ駅が最寄りになります。ローマのメインステーションであるテルミニ駅からは同じA線なので乗り換えなしで行け、バッティスティーニ方面行きに乗って6駅目になります。開館時間は、月曜から土曜9時から18時。最終入場は16時で、期間限定で夜間の観光も行なわれています。

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チケットを入手するには?

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予約なしでも入場は出来、入場窓口でチケットは買えますが長い列が出来ているので注意が必要です。他にはバチカン美術館の公式ウェブサイトでチケットを予約する方法と現地でガイドツアーを予約するか日本のツアー会社で日本語ありのオプショナルツアーを申し込む方法があります。それだと会館30分前に入場が可能です。

バチカン美術館チケットを予約で入手 

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ウェブサイトからチケットを予約する方法は、美術館オンライン・チケットオフィスにいき英語かイタリア語を選びます。次に月と人数を選び、予約可能の日を選びます。時間帯を選んだら料金タイプを選びます。予約料として4ユーロかかりますが入力が済んだらクレジットカードで入場料金を支払います。

予約なしの場合の入場方法

バチカン美術館の入場料

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列を先に進むと入場口があるので、ここをさらに抜けてロビーにでます。ロビーではx線荷物チェックと服装チェックが行われます。肌の露出が多い服装だと入場出来ません。大きい荷物はクロークへ。検査を終えるとチケット売り場があり、年代別に25もの美術館と博物館に分かれているという表示が見えてきます。

住所:Viale Vaticano 00165 Roma   
電話:06-69883332

バチカン美術館の入場料

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ミケランジェロの最高傑作があるシスティーナ礼拝堂を見学する際も、バチカン美術館への入場とチケットが必要になります。入場料は大人16ユーロ、学生の場合学割の入場料8ユーロを支払います。礼拝堂は現在でも宗教儀式や教皇選挙に使われる神聖な場所のためカメラ撮影は禁止。この場所のみ単独での見学は出来ません。

バチカン美術館の見どころ作品①ピナコテカ絵画館

ミケランジェロ「ピエタ像」

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ここは18点の展示室から成り立っていて、中世からルネサンス期の絵画とタペストリーがあります。ここに置かれている像はレプリカになり、本物は「サン・ピエトロ大聖堂」のほうに展示されています。神業ともいえる本物は厳重にガードされてしまっているのでこのように像を近くで見ることはなかなか出来ないでしょう。

ラファエロ「キリストの変容」

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後に多くの画家達に影響を与えたラファエロの上下構成の作品です。キリストが神の子であると告げられ3人の弟子がひれ伏す場面で、下には悪魔に取り憑かれた少年に奇跡を起こすシーンが描かれています。この作品の両どなりにもラファエロの初期の作品があり、やはり奇跡を神に感謝するために製作されたものです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖ヒエロニムス」

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荒野での苦行に耐える聖ヒエロニムスと、足元には彼を見守るライオンが描かれています。苦行に耐える表情と痩せ細った体には、ダヴィンチの研究や繰り返された素描による成果がリアルに表現されています!顔や胸のあたりは完成していますが、その他の部分はまだ未完成の作品になります。

バチカン美術館の見どころ作品②ピオクレメンティーノ美術館

作者不明「ラオコーン像」

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ここにはルネサンス期の芸術家達に大きな影響を与えた古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻が展示されています。エジプト美術館を通り抜け移動する事が出来、中庭を囲む廊下には多数の彫刻がずらりと飾られています。これはトロイア戦争で女神アテナの怒りを買ったラオコーンが蛇に絞め殺される場面です。

シモネッティ「円形の間」

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この円形の間はローマ市内にあるパンテオンをモデルにして18世紀につくられました。部屋の中央にある岩の斑岩で出来た水盤は直径13メートルもあり、その上を見上げれば22メートルの高さのクーポラと呼ばれるドーム型天井があります。床にはモザイク画がありますがもともとは浴場にあったものらしいです!

「燭台のギャラリー」

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ギリシャ十字の間から階段があるので登ると、フレスコの見事な天井画と沢山の彫刻を見る事が出来ます。通過するのみになりますが、やわらかな自然の光と完璧に統一されたやわらかな色合いの調和からは最大の美意識や、見る側への配慮が伺えます。法王やギリシャ神話に出てくる女神などが描かれています。

天井画のみでなく、個人的には灯火のようなライトが下からあたっている箇所に浮かび上がるように描かれている絵画も見どころに感じます。額からはみ出すように描かれていたり、人物に焦点が当てられていて色鮮やかなのに対し背景には色彩がなくこの時代では斬新で自由な画風に思えます。

バチカン美術館の見どころ作品③地図のギャラリー

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ここは、16世紀に作られたイタリア各地の地図が廊下の両側に展示されているギャラリーで、教皇グレゴリウス13世が120mの壁面に描かせたイタリア各地の40枚の地図が廊下の両側にずらりと並んでいます。これは天文学者の下絵にもとずいているそうで、地図はかなり細かく、当時の都市や村名まで記入してあります。

びっしりと装飾されている天井のストゥッコとフレスコ画はルネサンスからバロックへの移行期に生まれた様式マニエリズムの典型で、1583年に完成しました。一つ一つの柄、絵にも何か意味がありそうですが時間のない方は早足で通過するほうが良さそうです。順路は変更される可能性もあり観光で混雑している場合もあります。

バチカン美術館の見どころ作品④ラファエロの間

コンスタンティヌスの間

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4部屋の中で最大の規模のこちらは、コンスタンティヌス帝の生涯がテーマとなっている部屋です。壁には「コンスタンティヌス帝の洗礼」「ミルヴィオ橋の戦い」「十字架の出現」などが描かれ、橋での戦い前夜に見た夢の中で勝利に導く十字架が現れる様子を描いたものです。夢に出てきた指示に従い、戦いに勝った後キリスト教へ改宗しました。

ラファエロの死後にジュリオ・ロマーノなどの弟子たちがラファエロの構想をもとに描いた作品で、キリスト教迫害の歴史がここで終わり帝国内での組織力を強めていくようになります。壁画が部屋の4面を飾っているので、出来事が追いやすい部屋です。美術館への入場料でこの部屋にも入る事が可能です。

ヘリオドロスの間

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ここの壁四面にも、それぞれ作品が描かれています。こちらはそのうちの一つ「大教皇レオとアッティラの会談」で、教皇レオ1世とフン族の王アッティラが停戦交渉をしている様子が描かれています。豪華で色鮮やかな天井画は、旧約聖書の創世記の物語が題材になっています。

署名の間

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「署名の間」は、ラファエロの間の中で最も有名な部屋です。この作品「聖体の論議」は天上界の聖人たち、地上にいる神学者たち、その中心にいる聖霊の鳩で「三位一体」が表現されている作品です。ここも美術館の入場料で見学する事が可能です。

アテネの学堂

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署名の間の由来は教皇の図書室。公式書類の署名が行われた部屋であったことにあります。アテネの学堂はラファエロの作品のなかでも特に有名で、古代の学者達をルネサンス期に活躍した人物達とダブらせて描かれているというのが興味深い見どころです。ラファエロの才能は影響を受けたもの全てをまとめ上げプロデュースする力です。

ピラミッド的な構図はレオナルドから影響を受け、ミケランジェロ的な人物表現の力強さはしっかり自分の絵画に吸収して統合、調和させています。ラファエロはこの作品で、芸術は手仕事のみでなく哲学や文学に匹敵するという事をアピールしているかのようです。

バチカン美術館の見どころ作品⑤システィーナ礼拝堂

ミケランジェロ「最後の審判」

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観光の1番の見どころミケランジェロの最高傑作「最後の審判」がある、あまりにも有名な礼拝堂です!6年の歳月をかけて描かれた人間の想像を超えるような情景に圧倒される作品です。ここは教皇シクストゥス4世によって建てられ、現在はローマ教皇を選出する会議の場としても利用されています。

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天井画は「天地想像」の他旧約聖書創世記の中のエピソードが描かれています。ミケランジェロはメディチ家の古代彫刻から感情のこもった強靭な肉体表現を学び、絵画でも表情・身振りでそれを表現し自分のものにしています。ヘレニズム的理想を超えて、神ともいえる至高の技を手にしました。

美の想像主ミケランジェロは神のごとし?

想像・クリエイティビティは神の仕業だと考えられていたからです。ミケランジェロはレオナルドのように芸術と科学の一致も他分野への進出も考えず、彫刻のみにこだわり続けました。美を作り出す方法は石に閉じ込められた神の意思を開放する事すなわち彫刻によって神のように想像できるという当時のプラトン主義によるものです。

バチカン美術館の見どころ⑥2重螺旋階段

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見学が終わるとこの大きな2重螺旋階段を下って、出口へと向かいますが美術館の出口は2つあり、システィーナ礼拝堂から直接サン・ピエトロ大聖堂に出てしまう場所もあります。ここを通った場合、撮影と出口上部にあるミケランジェロとラファエロの彫刻を見る事が出来ます。

バチカン美術館の見どころ⑦レストランと中庭

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バチカン美術館館内にはセルフサービス形式のレストランがあり、飲み物は別で1人12ユーロくらいでボンゴレロッソ、キノコのパスタや海鮮パスタなど季節によって変わるメニューが選べます。肉料理やデザートもあり、席数は40。レストランの入り口からさらに奥にはバール兼用ピッツェリアがあり、中庭でも休憩ができます。

由緒あるバチカン美術館を堪能!

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美術館を観光する際にできるだけ短時間でまわれるよう見どころを凝縮してご紹介してきましたがいかがでしたか?この巨大美術館も素晴らしいですがローマ教皇によって統治される市内全体は世界遺産に登録されているため、まだまだおすすめの観光名所が他にも沢山あります。時間があればこの後ぜひ足を運んでみてください。

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