オーストラリアと日本の時差は?時差ぼけする?サマータイムも知りたい!
海外旅行と聞いてオーストラリアにいきたいと思う方が、最初に気になるのが時差や季節ではないでしょうか。時差ボケにならないだろうか?サマータイムって何?と思っている方へ、オーストラリアと日本の時差・季節についてご紹介します。
目次
オーストラリアに行く前に知っておきたいこと!
日本人の旅行者も多いオーストラリア、一度は行ってみたいと考えいる方も多いと思います。オーストラリアと言えば、シドニー・エアーズロック・ゴールドコーストなど有名な観光地があり、夏のイメージが強いかもしれませんが、有名なスキーリゾートもあり冬も賑わっています。オーストラリアに行く前に知っておきたい情報についてご紹介していきます。
オーストラリアの時差は都市によって異なる
時差とは、世界各国で用いられている標準時の時刻の差になります。標準時とは世界各地方での太陽の見え方(生活基準)によって時刻を定めています。経度0度線のイギリスを世界標準時としており、そこから経度が15度変化するごとに時差が1時間ずつ生じてきます。日本とイギリスの経度の差は135度ですので時差は9時間になります。
オーストラリアは日本とほとんど時差がなく1時間前後となります。しかし、時差と言っても日本の国土の約21倍と非常に広大な面積があるオーストラリアでは、地域に4つの時間帯に分かれており州の中でも時差があり非常に複雑になっています。ここでは、有名な都市と時差についてご紹介します。
オーストラリア東部と日本の時差
オーストラリア東部といえば、シドニー・メルボルン・ブリスベン・ケアンズと有名な都市があります。観光地でいえば、オペラハウスやゴールドコーストが挙げられます。オーストラリアの東部時間はUST+10(世界標準時)となっており、日本+1時間になります。
オーストラリア中部と日本の時差
ウルル-カタ・ジュタ国立公園 / オーストラリア
— 世界ロマンティック100景 (@RomanticPaint) August 22, 2017
白人がエアーズロックと呼び、先住民アボリニジが「聖地ウルル」と呼ぶ世界最大級の一枚岩。
ウルルとカタジュタは地下でつながっており、地上部分は総体積の5%にすぎない。 pic.twitter.com/tCanvi56QY
オーストラリア中部といえば、あまり聞いたことはないかもしれませんがダーウィン・アデレードと行った都市があります。観光地でいえば世界遺産にも登録されているエアーズロックがあります。オーストラリア中部時間はUST+9.5(世界標準時)となっており、日本+0.5時間となります。
オーストラリア西部と日本の時差
オーストラリア西武といえばほとんどの地域が砂漠ですが、世界一美しく住みやす街として有名なパースという都市があります。観光地でいえばロットネスト島があります。オーストラリアの西部時間はUST+8(世界標準時)都なっており、日本-1時間となります。

小さな島なのに時差が違う!オーストラリア東部の孤島「ロード・ハウ島」
ロードハウ島 オーストラリア領で本土から東に600km離れた所にある小さな島。海きれいだな~ pic.twitter.com/hlyNOhHT0k
— 感動!世界遺産 (@sekaiisan_jp) July 5, 2017
ロードハウ島はオーストラリア本土から東に600kmほど離れた小さな島です。タスマン海の中にあり、ニューサウスウェールズ州に属し自然豊かで非常に綺麗な島です。島の面積は14.6㎢で人口は350人ほどです。ロードハウ島の時間はUST+10.5となっており、日本+1.5時間となります。とても小さな島なのにここだけ時差が違うとは不思議なものです。
時差とサマータイムの違い
サマータイムとは日照時間の長い夏の一定期間、国や地域・州単位で時間を1時間進めて標準時を使用することです。時間を早めることで太陽が出ている時間を有効に利用することができ、省エネルギーにもなるとされています。日本では導入されていませんが、ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなど多くの国で採用されています。現在サマータイムを実施している国は約70カ国ほどとなっています。
オーストラリアのサマータイム導入は州によって違う
オーストラリアでは、サマータイムの導入の有無は州ごとに違ってきます。ニューサウスウェルズ州・ビクトリア州・タスマニア州・南オーストラリア州の4州で導入されており、クイーンズランド州・西オーストラリア州の2州及びノーザンテリトリー(オーストラリア北部の準州)では導入されていません。ここでは主な地域とサマータイムについてご紹介します。
サマータイムが導入されている地域
サマータイムが導入されている主要都市は、シドニー(東部時間)、アデレード(中部時間)、ロードハウ島になります。サマータイムは10月の第1日曜日午前2時〜4月の第1日曜日午前3時の間になります。この期間は通常の日本との時差は複雑で、地域ごとの時差+サマータイム(+1時間)の時差となるので間違えないようにしましょう。
サマータイムが導入されていない地域
サマータイムが導入されていない主要都市は、ブリスベン(東武時間)・ダーウィン(中部時間)・パース(西部時間)になります。なお、西オーストラリア州では、サマータイムを試験導入として2006~2009年の間行いましたが2009年に州民投票で否決されました。オーストラリアへ行く際は、時差+サマータイムの有無で時刻が異なりますので行く地域の時差を調べておきましょう。
日本からオーストラリアへ行っても時差ボケはしない!
海外旅行へ行くときに心配な時差ボケですが、オーストラリアに行く際にあまり心配することはないでしょう。日本とオーストラリアの時差は-1~+1時間で、サマータイムが導入されている期間にシドニーへ行ったとしても+2時間です。なので、日本の生活習慣を崩すことがなく旅行ができ時差ボケも心配しなくて大丈夫です。念のために時差ぼけの事前対策もご紹介します。
時差ボケにならないための事前対策
時差の少ないオーストラリアへ行く際は比較的時差ボケになりにくいのですが、睡眠不足は時差ボケになりやすい原因の一つですので旅行前にはしっかりとした睡眠をとりましょう。機内食はしっかりと食べアルコールは控えめにしましょう。機内で出される食事は到着国の時間を元に出されますのでしっかり食べましょう。アルコールの大量摂取は脱水症状を起こし睡眠の質を下げることになるので控えめにしておきましょう。
オーストラリアの気候
オーストラリアの気候は4種類に分かれています。北側は亜熱帯性気候で11月〜3月が雨季になります。エアーズロックなどの砂漠生気候地域では昼夜の寒暖差が激しく雨が少ない地域となります。ゴールドコーストなどの亜熱帯性気候地域では晴天が多く、冬でも日中は半袖で過ごすことができます。シドニーなどの温帯性気候地域は四季がはっきりしていて、冬の季節ではスキーを楽しむこともできます。

オーストラリアの季節
オーストラリアの季節は日本と真逆になっています。9~11月が春、12~2月が夏、3~5月が秋、6~8月が冬になります。オーストラリアといえば、夏のイメージが強い方が多いかと思いますが、実際は春夏秋冬どの季節に来ても様々な楽しみ方があります。一度行ったことがある方は、季節を変えて違う楽しみ方を味わうのもいいでしょう。季節別のオーストラリアの楽しみ方をご紹介します。
季節別オーストラリアの楽しみ方!春編〜
一度は行った方が良い場所。
— Takuro Yamamoto (@Takur03_11) June 30, 2017
Lamington National ParkのO'Reillys。
フル装備で6時間レインフォレストの中を闊歩して写真いっぱい撮った。
#オーストラリア #ゴールドコースト #ラミントン国立公園 pic.twitter.com/r02UrNg2AV
9~11月が春のオーストラリア、サーフィンやカヌーを楽しめる季節です。キャンベラのフロリアードやタスマニアで咲き誇る花や大自然を満喫したり、世界遺産であるクイーンズランド州のデイントゥリー・レインフォレストで太古の森のトレッキングを楽しむこともできます。その他にも、シドニー近郊のワイナリーでワインと共にオペラやジャズを楽しむのもいいでしょう。
季節別オーストラリアの楽しみ方!夏編〜
ボンダイビーチ pic.twitter.com/KBskY36Mvb
— もちお (@m_ochio) August 10, 2017
12~2月が夏のオーストラリア、多数の催し・イベントが行われる季節です。シドニー近郊のボンダイ・ビーチの海岸沿いにある絶壁の道を歩いたり、メルボルンでワイン畑、国立公園、スパを巡る旅もオススメです。グレートバリアリーフでサンゴの産卵の様子も見ることができます。イベントとしては、グランドスラム(テニス)、クリケット(世界大会)、音楽祭なども行われています。
季節別オーストラリアの楽しみ方!秋編〜
\壮大で美しい自然/
— トリップノート[tripnote] (@tripnote) May 19, 2017
砂漠地帯が多いアウトバックのオアシス!リッチフィールド国立公園へ行こう♪
⇨ https://t.co/TSecvANd4w #オーストラリア#自然#海外旅行 pic.twitter.com/l0HILJGwea
3~5月が秋のオーストラリア、食や紅葉を楽しめる季節です。シドニーの西にあるオレンジという年では美味しい料理とワインをいただきながら紅葉を楽しめます。リッチフィールド国立公園訪れたり、キャンベラ近郊で釣りやキャンプを楽しむこともできます。秋のメインイベントとしてはワインフェスティバル・F1グランプリがあります。
季節別オーストラリアの楽しみ方!冬編〜
6~8月が冬のオーストラリア、スキーやスノーボートといったウィンタースポーツを楽しめる季節です。ビクトリア州に幾つか有名なスキーリゾートがあり、パウダースノーを楽しむことができます。冬といっても日本と違い比較的暖かいクイーンズランド州のグレートバリアリーフではダイビングを楽しむこともできます。南オーストラリア州で砂漠をドライブするのもいいでしょう。
オーストラリアはどの季節も楽しめて時差ボケもない!
最後まで閲覧いただいありがとうございました。今回は「オーストラリアと日本の時差・サマータイム・時差ボケの有無」というテーマでご紹介しました。今回は主要都市について主にご紹介しましたが、マイナーな都市にも素晴らしい場所がたくさんあります。旅行の候補地としてオーストラリアを加えてみてはいかがでしょうか。