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香港地下鉄MTRの乗り方!路線図や料金は?観光の移動手段としておすすめ!

香港地下鉄MTRの乗り方!路線図や料金は?観光の移動手段としておすすめ!
投稿日: 2017年9月15日最終更新日: 2020年10月7日

香港にはタクシー・バス・フェリー・トラムなど魅力的な乗り物が沢山ありますが、香港内を観光するのに一番効率よく安全に巡れる乗り物は、地下鉄「MTR」です。料金も安く本数も多く、渋滞がない移動手段としてとても便利で人気な地下鉄「MTR」を活用しましょう!

香港の地下鉄MTRの乗り方をマスターしよう!見出し

人気観光地香港でオススメする移動方法は、地下鉄MTRです。初心者でも利用しやすく、料金も安い!アクティブに観光するには地下鉄MTRを旨く使いこなすことがポイントです。乗り方や路線図の見方をはじめ、MTRの使い方を詳しくご案内します。

香港の地下鉄MTR/港鉄見出し

香港地下鉄MTR(エムティーアール/Mass Transit Railway)は香港最大の鉄道路線システムで、中国語では港鉄(港鐵/こうてつ)と呼ばれています。赤い丸の中に線路マークが目印です。地下鉄を探す時はこのマークを目印に探しましょう。

旧香港地鉄MTRは2007年に九広鉄道(KCR)と合併しました。その為、従来の7路線(観塘線、荃湾線、港島線、東涌線、將軍澳線、迪士尼線と機場快線)に加え市内と郊外を結ぶ元KCR4路線(東鉄線、西鉄線、馬鞍山線、軽鉄)の合計11路線となりました。

そして2016年に新しく南港島線が加わり現在12路線が運行されています。今後まだ建設中の路線もあり、更に利便性が向上していきそうですね。各路線にそれぞれシンボルカラー別に分かりやすく色分けされています。どの電車に乗ればいいのかが一目で分かります。

香港の地下鉄MTR 構内・施設・路線図見出し

MTR構内

東涌線を除くMTRの駅構内には、駅毎にカラフルな異なる色のタイルや壁が使用されています。基本は中国語(繁体字)と英語表記です。乗り方と各駅のカラーを覚えられたら香港メトロ通と言えるかも。最近SNSで各カラーと駅名を一緒に撮るのが流行しています。

一年を通して湿度が高い香港では長い地下通路が発達しています。その代わり冷房がガンガンに効いていて寒いことも。注意したい所は基本的にMTR構内にトイレはないと考えましょう。(旧KCR路線やごく一部の駅のみ公衆トイレ有)

構内にはコンビニや、ケーキ、パン屋にブティックなどがあるのが一般的です。銀行のATMもあります。国際キャッシュカードを持っていると便利ですね。ちょっとした食品類はここで手に入ります。

MTR路線図

MTRの路線図はカラフルに色分けされ、とても見やすくなっています。一般的に香港島・九龍島・新界エリアをカバーする12の路線が書かれ、それぞれにラインカラーが設定されています。人が多い香港の地下鉄では頭上にも路線の看板が各カラーとともに表示されています。

機場快線:青緑、迪士尼線:ピンク、東鉄線:水色、港島線:青、観塘線:緑、馬鞍山線:茶、南港島:東段ウグイス・西段ライラック(2026開業予定)、將軍澳線:紫、荃湾線:赤、東涌線:オレンジ、西鉄線:赤紫、軽鉄:黄。そして隣の深圳市の路線:灰色が路線図に描かれています。

香港の地下鉄MTR きっぷの買い方見出し

販売機できっぷを購入しましょう。大きなタッチパネル式で路線図が表示されています。表記は英語と中国語です。パネルから行き先の駅をタッチすると料金が表示されます。(12歳から64歳は「成人」料金)3歳以上11歳以下の子どもと65歳以上は「特恵」を、複数枚購入時は「多張」をタッチ。お金を入れると成人単程票と書かれたスマートチケットが出てきます。

最近新しい販売機も増えてきました。操作は同じです。旧販売機は、お札が使える機種と使えない機種があるので注意。出来れば小銭を用意し、お釣りが出ない方法が無難です。どうしてもお札しかない場合はカスタマーサービスカウンター(客務中心)で購入するほうがスムーズなことも。各種切符販売、乗り越し精算、オクトパスや1日フリーパス、ノベルティグッズなどの取り扱いもしています。

香港の地下鉄MTR 便利で優秀なオクトパスカード見出し

香港の交通に最適なのはオクトパスカード(八達通卡)と呼ばれるチャージ式のICカードです。日本のスイカやパスモと同じですが、オクトパスはタクシーと赤ミニバスを除く全ての乗り物やあらゆるお店で利用可能です。香港市民にとっても観光客にとっても必需品と言える万能カードです。さらに乗り替え利用すると運賃料金が割引されます。

購入は構内のカスタマーサービスセンター(客務中心)窓口で。最低入金額のHK$100とデポジットのHK$50、計HK$150を出し、「Octopus Please」と言うだけ。期限はありません。再度利用予定がない場合は払い戻しが可能で「Refund please」と言いカードを出せば、保証金と残金を清算して返金できますが、購入後3カ月以内の払い戻しはHK$9の手数料が引かれます。

各駅にはチャージ機(増値/Add Value)があり、差し込み口にオクトパスを入れ、所定の額を入れればチャージできます。くれぐれもカードを取り出し忘れに注意しましょう。もちろん客務中心の窓口でも、コンビニやスーパーなどでもチャージしたい金額と一緒にカードを出せば簡単にチャージすることが出来ます。

香港の地下鉄MTR 改札の通り方・出方・乗り方・車内見出し

改札利用の通り方

スマートチケット(成人単程票)の場合はブルーの専用改札を利用します。オクトパスリーダーのみの改札があるので注意しましょう。スマートチケットをオクトパス・センサーに軽くタッチすれば通れます。オクトパスカードも同様で、どちらの改札でも利用できます。

改札の出方

スマートチケットで改札を出る時もやはりブルーの選用改札から、側面にある黄色い差し込み口にチケットを差し込みます。チケットは回収されると、そのままバーを通り抜けられます。

電車の乗り方

乗り方としてはMTRホームは利便性が良く、両側に両方向の列車が来る(島式)と方向別に分かれる(相対式または二層式)があり、乗り継ぎもスムーズです。(港島線など古い駅は利便性が悪い駅も有)転倒防止のスクリーンドアが設置され、上部に行先が表示されています。時刻表はなく、始発と終電の時間のみ設定され、電光掲示板に次の電車の接続時間が表示されます。

MTR車内

車内はとても無機質のステンレス製のシートで寒々しい感じですが、明るく清潔感があります。車両の連結部分にドアも無く、開放的な作りです。そのためか真ん中にポールがあります。乗り方の注意として、夏は冷房がガンガンに効いているため長距離を乗る場合は上着を用意しましょう。

優先席はとても分かりやすく可愛い顔のマークです。車内のアナウンスは広東語、英語、北京語で流れます。各ドアの上に路線図が設置され、路線上に現在地が点灯される他、乗り替え先も目視できるので、観光客でも降り間違えることはほぼありません。

香港の地下鉄MTR 機場快線(エアポートエクスプレス線)見出し

機場快線(AEL/Airport Express Line)は香港空港から市内と直結しているラインで、空港から中環の香港駅間がわずか24分です。ラインカラーは青緑。AEL利用者は香港駅と九龍(カオルーン)駅で一部の航空会社のみインタウンチェックインが可能です。

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香港の地下鉄MTR 東涌線(トンチョン線)・迪士尼線(ディズニーランドリゾート線)見出し

東涌線(Tung Chung Line)

東涌線(トンチョン線)は機場快線(AEL)と並行して東涌(トンチョン)駅から香港駅までの8駅31.1㎞約40分を結ぶラインです。ラインカラーはオレンジ。香港の一番大きな島であるランタオ島(大嶼山/ダイユーサン)や香港ディズニーランドリゾートへのアクセスに便利です。

香港最大146㎡の島ランタオ島には香港空港や香港ディズニーランドリゾートをはじめ、大白湾沿いのディスカバリー・ベイ(高級住宅地愉景湾)や香港空港、アジアワールドエキスポ(博物館)、さらには昂坪360(ゴンピン/Ngong Ping)に乗って大仏観光に行くにも便利なラインです。

迪士尼線(ディズニーランドリゾート線/Disneyland Resort Line)

迪士尼線(ディズニーランドリゾート線/Disneyland Resort Line)は東涌線の欣澳(サニーベイ)駅から迪士尼駅までの1駅3.5㎞を約3分で結ぶ専用のラインです。ラインカラーはピンクです。

MTRメトロキャメル電車を改造した特別車両で、ディズニーランドのキャラクターであるミッキーのシルエットがモチーフの窓枠と吊革が可愛らしい電車です。4分から10分に1本間隔で運行されています。

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香港の地下鉄MTR 東鉄線・西鉄線・馬鞍山線(旧KCR)・軽鉄 見出し

東鉄線(ドンティト線/East Rail Line)

東鉄線(ドンティト線)は九龍の紅磡(ホンハム)駅と中国国境のある深圳市の羅湖(ローウー)駅、落馬洲(ルオマーチョウ)駅を結ぶラインです。ラインカラーは水色。紅磡駅から羅湖駅までは14駅41.5㎞を約40分で運行しています。

羅湖/落馬洲駅は中国方面への境界線(イミグレーション)の専用出入り口として、香港新海の住宅街と市街地九龍を結ぶ通勤電車としても広く利用されているラインです。香港内で唯一一等車「頭等車廂」を持ち、料金は約2倍の特別席があります。

途中には競馬場や、日本人の便利な買物エリアでもある沙田(サーティン)駅があり、中文大学(ユニバーシティ)駅、大圍(タイワイ)駅では馬鞍山線に、九龍塘(カウロントン)駅では観塘線へ乗り換えが可能です。

西鉄線(サーイティト線/West Rail Line)

西鉄線(サーイティト線)は九龍の紅磡(ホンハム)駅から新海西北部の屯門(テュンムン)駅までの12駅35.7㎞を35分で結ぶラインで乗り継ぎ駅も多く、利便性が良いです。ラインカラーは赤紫です。

2009年に延伸し、南昌(ナムチョン)駅から柯士甸(オースティン)駅、尖東(チムトン)駅を通って紅磡(ホンハム)駅と接続するようになったことで便利な尖東駅はSOGOにも直結しています。荃湾線の観光拠点となる尖沙咀(チムサチョイ)駅への乗り換えもスムーズです。

B級グルメが楽しめる下町を始め、ディープな香港を楽しめるラインです。終点の屯門(テュンムン)駅からは中国方面へのイミグレーション専用出入り口となる深圳(シェンヂェン/しんせん)市の深圳湾への利便性もよく、深圳市在住の日本人の御用達スポットでもあります。

馬鞍山線(マーオンサン線/On Shan Line)

馬鞍山線(マーオンサン線)は新海の沙汰地区、東鉄線の乗換駅の大圍(タイワイ)駅から静かな住宅街を通るラインで、終点は烏溪沙(ウーカイサー)駅。9駅11.4㎞を約18分で運行します。ラインカラーは茶色です。

郊外のベッドタウンと市街地を結ぶラインですが、途中の車公廟(ツェーコンミウ)駅を降りると黄大仙と並ぶ香港で有名なお寺の一つ、300年の歴史と幸運をもたらすとして親しまれていきた車公廟が観光できます。

軽鉄(チィンティエ/LRT/Light Rail Transit)

軽鉄(LRT)は香港郊外の新界西部に位置する屯門(テュンムン)区、元朗(ユンロン)区、天水囲(ティンショイワイ)区の68駅36.15㎞を細かく結んでいます。1両あるいは2両編成のヨーロッパの路面電車を模した電車です。MTRのイメージカラーは黄色ですが、軽鉄路線図にはさらに路線別のカラーが決められています。

香港の地下鉄MTR 荃湾線(チュンワン線)見出し

荃湾線(チュンワン線/Tsuen Wan Line)は香港島のメインとなる中環(セントラル)駅から九龍の荃湾(チュンワン)駅を結ぶラインで、16駅16㎞を26分で運行しています。ラインカラーは赤です。海底トンネルで香港島と九龍半島の中心部を直結しているのでスムーズな移動が可能です。

乗り換え可能な駅も多く、人気の観光スポットのある尖沙咀(チムサーチョイ)、佐敦(ジョーダン)、旺角(モンコック)、油麻地(ヤウマーテイ)、深水埗(サムスイポー)などメインの繁華街を通ります。

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香港の地下鉄MTR 観塘線(クントン線)・將軍澳線(チョンクァンオー線)見出し

9.観塘線(Kwun Tong Line)

観塘線(クントン線)は香港で最初の地下鉄路線です。以前は油麻地(ヤウマーテイ)から調景嶺(ティウゲンレン)まで九龍半島を東西に結んでいましたが、2016年後半に2駅新設され黄埔(ウォンボウ)駅まで結ばれました。17駅18.2㎞を約35分で運行しています。ラインカラーは緑です。

乗り換え駅が多く、九龍の下町エリア油麻地や観塘のショッピングセンター、香港で一番人気のお寺黄大仙(ウォンタイシン)などに行ける便利なラインです。終点の黄埔(ウォンボウ)駅付近は黄埔新天地とされ、九龍の住宅地で買い物天国となっています。日本人エリアの紅磡(ホンハム)もすぐ近くです。

將軍澳線(Tseung Kwan O Line)

將軍澳線(チョンクァンオー線)は港島線の北角(ノースポイント)と宝琳(ポウラム)駅を結ぶラインです。本線7駅12.3㎞を15分で、支線1駅3.5㎞將軍澳駅から康城(ロハスパーク)駅を4分で運行しています。ラインカラ―は紫です。

将軍澳(チョンクァンオー)を海底トンネル経由で結ぶ路線で、九龍東部のニュータウンには超高層アパートが無数に建設されています。香港で2番目に広い地区と言われ、自然が素晴らしい西貢区の海鮮料理が有名な人気観光地西貢(サイクン)へは坑口(ハンハウ)駅からもミニバスが出ています。

香港の地下鉄MTR 港島線(アイランド線)・南島線(サウスアイランド線)見出し

港島線(Island Line)

港島線(アイランド線)は香港島を堅尼地城(ケネディタウン)駅から柴湾(ツァイワン)駅までを東西に結ぶとても便利なラインです。17駅16.3㎞を約30分で運行します。ラインカラーは青です。

香港島の主要エリアとなる上環(ションワン)、中環(セントラル)、金鐘(アドミラリティ)、湾仔(ワンチャイ)、銅鑼湾(コーズウェイベイ)、北角(ノースポイント)は全てこのラインで結ばれています。観光利用にははずせないラインです。

南港島線(South Island Line)

南港島線(サウスアイランド線)は東段と西段の2区に別れ、2016年の年末に東段が開通しました。金鐘(アドミラリティ)駅から海怡半島(サウスホライズンズ)駅を結ぶラインです。5駅7.4㎞を約11分で運行します。ラインカラ―は黄緑です。

今まで香港島南部に行く手段は主にバスでしたが、人気観光地の海洋公園(オーシャンパーク)にも、黄竹坑(ウォンチョクハン)駅からアバティーンやラマ島へも簡単に行けるようになりました。新たに賑わうラインになりそうですね。

MTRはオススメの移動方法!見出し

香港の地下鉄MTRはいかがでしたか?主要エリアへ渋滞のない便利な移動方法としても、料金の安さも素晴らしく使い勝手の良い電車ではないでしょうか。まだまだご紹介し足りないMTRの魅力が沢山あります。香港滞在の際はぜひ素敵に使いこなし新たな発見をしてくださいね。

投稿日: 2017年9月15日最終更新日: 2020年10月7日

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