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台湾一周鉄道の旅!乗り方や切符の買い方、写真に撮りたい名所も

台湾一周鉄道の旅!乗り方や切符の買い方、写真に撮りたい名所も
投稿日: 2017年9月16日最終更新日: 2020年10月7日

鉄道で台湾一周の旅は可能でしょうか。ずばり可能です。台湾は比較的小さな島ですので、朝台北を出発し、夜には台北に戻ってくることができます。今回は台湾一周鉄道の旅での乗り方や切符の買い方、おすすめ写真スポットや見どころなどを紹介します。

台湾一周鉄道の旅に出かけよう見出し

台湾の鉄道は島をちょうど一周するような形で鉄道が走っていて、車窓からは台湾の知られざる顔を見ることができます。島は九州ほどのサイズなので一周しようと思えば1日でもできてしまいます。しかしせっかく来たのだから途中下車して観光もしたいですよね。今回は台湾一周鉄道の旅での乗り方や切符の買い方、見どころを紹介します。

台湾一周鉄道の旅「鉄道の乗り方」見出し

台湾一周鉄道の旅をするなら空の玄関口は松山空港を利用するのがおすすめです。桃園空港よりも割高ですが、移動するのには大変便利です。乗り方は松山空港を出てすぐの所にMRTの松山機場駅があるので、松山駅でMTRから台鉄に乗り換えます。窓口も台北駅より松山駅のほうが空いているので便利です。

乗り方は、鉄道ファンなら普通電車にのって、一週間くらいかけていろいろな鉄道に乗ってみたり、途中下車して観光したりするのもおすすめです。鈍行はとても遅いし上に、時間もいいかげんですので、かなり予定に余裕を見ておかないと厳しいと思います。自強号や莒光号を利用したほうが効率よく快適な観光ができます。

台湾一周鉄道の旅「切符の買い方」見出し

台湾鉄道(台鉄)には特急列車を自強号、急行列車を莒光号、準急列車を復興号がといい、総して優等列車とも呼ばれています。他には快速列車にあたる区間車、普通電車の平快車や普快車というものがあります。また、新幹線に相当するものは高鉄と言い、JR東海の700系と同じ構造です。チケットは窓口と自動券売機の両方で購入することができます。

窓口では出発駅と到着駅、乗車する列車の番号もしくは発車時刻、枚数を紙に書いて渡せば中国語ができなくても筆談で買うことができます。また、台湾鉄道(台鉄)は乗り放題チケット(TR-PASS)を販売していて、3日間乗り放題で1,800台湾ドルのものと5日乗り放題で2,500台湾ドルの2種類があります。

TR-PASSは台鉄の主要な駅で購入することができますが、パスポートなどの身分証明書が必要です。無料で座席指定もすることができます。おすすめの座席はやはり海側です。台湾の海岸線を一望できます。自動券売機は使えないので、台鉄の各駅の窓口でTR-PASSを提示して座席指定を行います。

外国人向けには高鉄パスも販売されています。連続3日間何度でも台鉄のどの区間も高鉄が利用できるものや、指定した日から5日間連続で何度でも台鉄の自強号以下の鉄道の利用が可能なものもあります。インターネット上で申し込みをし、引換証を印刷してパスポートと一緒に窓口に出します。乗り方は係員のいる改札を利用して、高鉄パスとパスポートを提示します。

台湾一周鉄道の旅「東部幹線」見出し

東部幹線は台北から花連の北廻線・宣蘭線、花連から台東までの花東線からなる幹線で、全長362キロメートルの路線です。海岸線が美しい台湾東部の沿岸はトンネルや橋梁など、変化に富んだローカルな車窓風景を楽しめます。一部電気が通っていない区間があり、ディーゼル機関車で運行しています。

紅白が鮮やかな最新型特急の普悠瑪(プユマ)号は台湾東部の原住民の呼称と「団結」を意味しており、2013年2月に営業運転を開始しました。主要な站だけに停まるので早く花蓮や台東まで行ける特急で、日本車輛が製造した新型車両です。なかなか予約が取れないのが残念です。

台湾一周鉄道の旅「東部幹線」の見どころ見出し

東部幹線沿線の見どころはやはり「太魯閣渓谷」です。台鉄花連駅からバスで2時間ほどかかりますが、3000メートル級の山々をを縫って流れる立霧渓が何万年もの時をかけて浸食を繰り返してできた太魯閣渓谷は圧巻です。花連は大理石の産地で、太魯閣渓谷の岩肌全体が大理石からできていることでも有名です。おすすめ写真スポットです。

また、崇徳駅からは台湾八景に名を連ねる台湾一の断崖絶壁「清水断崖」があります。22.7キロの蘇花海岸に高さ1000メートルの岩壁が垂直に近い角度で絶壁が海に落ち込んでいます。崇徳駅は一日の利用者が50人ほどの小さな駅で自強号や莒光号は止まりません。車窓からではその全容を見ることができないので、知る人ぞ知る穴場写真スポットです。

ローカル列車として人気の高い平渓線は「三貂嶺駅」から「菁桐駅」を結ぶ全長12.9キロメートルの単線で、台鉄「瑞芳駅」から乗り換えることができます。この路線でぜひ途中下車してほしい駅が「十分駅」です。台湾のナイアガラと言われる十分瀑布や天燈飛ばしが有名です。

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台湾一周鉄道の旅「南廻線」見出し

南廻線は枋寮から台東間 で全長は98.2キロメートルです。1991年に開通した南廻鉄路は台湾で最も新しい路線です。ここが開通したことで台湾一周を鉄道で回れるようになりました。青い海やヤシの木など南国情緒あふれる風景を楽しめます。橋梁を走る列車から見る太平洋は遮るものが何ひとつなく、水平線の大パノラマは忘れられないワンシーンになることでしょう。

中央山脈を超える台東から潮州間は電気が通っていないためでディーゼル列車で運行されています。電気が通っていないのでもちろんエアコンなどありません。今時珍しく窓を全開にして走ります。緑豊かな山岳風景を思う存分写真に収めることができます。また、製造から50年以上経過しているものの、まだまだ現役の車両もレトロな雰囲気を醸し出しています。

台湾一周鉄道の旅「南廻線」の見どころ見出し

南廻線のおすすめの見ところは太麻里駅です。周りにはお店と言ったお店が無く、駅だけがポツリと建っています。駅前から前方には海が広がり、そのはるか彼方には緑島や蘭嶼など離島を見ることができます。台湾で最も早い時間に日の出を見る事ができる場所で、駅の北のコンクリートの橋は絶好の写真スポットです。

台湾一周鉄道の旅「西部幹線」見出し

西部幹線は基隆から高雄までを結ぶ縦貫線と、高雄から坊寮まで屏東線からなる幹線で、全長は404.2キロメートルです。特急や急行も数多く運行されています。途中の竹南駅から彰化にかけては2つの経路があり、海側を走るルートは通称海岸線 、山側を走るルートは台中線(山線)と呼ばれれいます。2015年8月より、西部幹線全線でICカード利用が可能になりました。

台湾一周鉄道の旅「西部幹線」の見どころ見出し

西部幹線沿線は台湾の主要都市をすべて結ぶ大動脈です。車窓からの眺めは絶景と言えるような風景はありませんが、産業施設や住宅地、そして田園風景まで、めまぐるしく車窓が変化し、台湾の縮図を一気に見ることができます。走る列車もいろいろなバリエーションに富んでいるので鉄道ファンにはたまらない路線です。

台鉄屏東線「竹田駅」の駅舎は日本統治時代から残る木造駅舎です。現在は高架になっていて近代的ですが、昔の駅舎がそのまま残されています。古跡としても認定され、しっかりした間取りと屋上には美しい雨どいもあり、過去にタイムスリップしたような世界観が広がっています。

世界三大山岳鉄道のひとつ、阿里山鉄道は台鉄嘉儀駅から行くことができます。木材運搬用として日本統治時代に建設された全長71キロメートルの森林鉄道です。現在は2009年の台風被害の影響で奮起湖までしか行くことができず、そこから先はバスで行けますが、乗換バス停まで徒歩で30分くらいかかるので、嘉儀からバスを利用することをおすすめします。

阿里山は国家公園に指定されています。森林浴をしながらのんびり歩いて楽しむのもいいですが、阿里山での最大の見どころは祝山展望台から望むご来光です。阿里山五大奇観に数えられ、毎朝一往復だけ祝山線が運行されています。阿里山から祝山への列車は前日の16時ごろに出発時刻が発表されます。

集集線は台鉄「二水駅」から「車埕駅」を結ぶ全長29.7キロメートルで、台鉄の支線の中では最も長い距離です。その沿線の風景や駅舎はレトロな雰囲気を味わえるとして、観光路線として人気です。見どころは日本統治時代の駅舎が復元された「集集駅」や終着駅の「車埕駅」です。「車埕駅」では迫りくる山をバックに写真を撮ることができます。

鉄道で台湾を一周してみよう見出し

鉄道で台湾一周の旅をするのはそれほど難しいことではありません。ただ乗るだけなら一日で十分周ることができます。しかし、せっかく来たのだから目的地を決めず、自分だけの鉄道の乗り方で気になる駅で途中下車して、あなただけのお気に入りの写真スポットを探す旅をしてみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年9月16日最終更新日: 2020年10月7日

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