タイの世界遺産を観光！美しい遺跡や壮大な自然など見どころまとめ！

タイには見どころ満載の世界遺産が5か所あります。遠い時代に思いを馳せることのできる遺跡や壮大な大自然を堪能できるおすすめで人気の観光スポットにもなります。気軽に行くことのできる世界遺産から滅多に行くことはない世界遺産もあります。タイには、文化遺産と自然遺産があるので、世界遺産巡りもいいのではないでしょうか。タイの自然豊かな世界遺産からタイの歴史を紐解く世界遺産までご紹介します。

タイには、3つの文化遺産と2つの自然遺産があります。文化遺産は、アユタヤとバーンチエン遺跡、スコータイとその周辺の歴史的都市群になります。自然遺産は、トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区とドンパヤーイェン－カオヤイ森林地帯です。アユタヤはバンコクから観光バンで1時間ほどの場所にある人気の観光スポットでもあります。バーンチエン遺跡は、タイ東北地方のウドーン・ターニーにあります。

スコータイとその周辺の歴史的都市群はタイの北部にあります。自然遺産であるトゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区はミャンマーとの国境にある場所で、ドンパヤーイェン－カオヤイ森林地帯はバンコクの北東の方角にある森林地帯です。文化遺産はそれぞれの時代の重要なタイの遺跡になっていますし、自然遺産はタイの大自然を肌で感じることのできる観光スポットです。

タイで世界遺産巡りをするのにベストシーズンと言えば、やはり乾季の時期になるでしょう。乾季の時期は、11月から2月に該当します。この時期は、雨もほとんど降らず快晴の日が続きますが、湿度は低く過ごしやすいので、観光に向いています。3月から5月は暑季に該当しかなり気温も上がり蒸し暑さがあります。この時期に世界遺産巡りをする際には暑さ対策が必要です。

6月から10月は雨期になり、バケツをひっくり返したようなスコールが1時間くらい降り続けます。この時には、道路も冠水することもあるので注意が必要です。ただ、日本のようにジメジメといつまでも降り続くということはありません。また、雨期の時期はホテルもオフシーズンということもあり、プロモーションで安くなることもあるので、お得感はあります。

アユタヤは、タイの世界遺産の中でも最も人気のある世界遺産でもあり、人気の観光スポットでもあります。アユタヤは、バンコクからも車で1時間ほどの場所にあるのも人気の秘密です。ホテルなどでも気軽にバンでオプショナルツアーで訪れることができます。朝出発して、アユタヤ遺跡巡りをしても夕方には戻ってくることが可能ですので、バンコクで夕方からゆっくりと食事することもできます。

アユタヤは、ご存知の通り1351年から400年以上ものあいだアユタヤ王朝の都として機能してきた歴史ある街です。アユタヤにかつて日本人町があったのを、皆さんはご存知でしょうか。戦国時代の浪人が、アユタヤの傭兵として雇い入れられ街が構成されていきました。その中でももっとも有名な人物は山田長政になります。そんな日本人ともかかわりの深いアユタヤはぜひ見ておきたい世界遺産です。

アユタヤは、世界遺産だけではなく観光スポットとしても人気で、アユタヤ遺跡巡りとセットでこの象乗りも人気があります。アユタヤの街を象に乗って散歩してはいかがでしょうか。旅の良い思い出になるはずです。お土産もかなりしつこく売り込みがありますが、スルーするようにしましょう。もし、購入する場合は価格交渉をしてから購入するようにしましょう。

スコータイとその周辺の歴史的都市群は、バンコクから約440km北上した場所にあります。タイ人の心のよりどころともなっているスコータイは、1238年にタイ族による初めて王朝が建国されました。当時の華やかな街を彷彿とさせる観光スポットでもあります。スコータイ王朝時代は、首都スコータイとカンペーンペット、シーサッチャナーライの3つの都市が栄えていました。

バンコクからはバスで7時間かけて行くか、電車で7時間と路線バスで8時間、あるいはスワンナプーム国際空港から所要時間1時間15分でスコータイに行くかになります。ほとんどの日本人観光客は飛行機での移動になるでしょう。せっかくですので、スコータイに一泊してライトアップされた遺跡群を見られることをおすすめします。インスタ映えする写真が撮れるのでおすすめです。

バンチェン遺跡は、東北地方のウドーンターニーにある世界文化遺産です。ウドーンターニーまでは飛行機で行き、ウドーンターニーからはバスで1時間ほどの場所にバンチェン遺跡はあります。入場料金は、バンチェン国立博物館入場料込みで150バーツ(約500円)です。営業時間は、8時30分から18時で月曜日は定休日となっています。紀元前2500年から2000年の歴史的陶器が見ることができます。

バンチェン遺跡の敷地内は公園のようにもなっていますので、ゆっくりと時間を過ごしていただけます。施設内では、遺跡が発掘された時の状態を公開していてなかなか興味深いです。当時のバンチェンの人々の技術の高さに驚かされます。アクセスはあまりよくはありませんが、ウドーンターニーのクンパワピー(紅い睡蓮の海)とセットで見られるといいかもしれません。

ドンパヤーイェン－カオヤイ森林地帯は、なんと野生の象がたびたび現れるほど自然豊かな森林地帯です。バンコクから北東に車を3時間ほど走らせるとここドンパヤーイェン－カオヤイ森林地帯に到着します。バンコクからわずか3時間しか行かないのに野生の象が現れるアメージングな観光スポットです。万が一、象に遭遇しましたら、写真などは撮影せずに通り過ぎるのを待ちましょう。

ドンパヤーイェン－カオヤイ森林地帯として保護されている地域は、カオヤイ国立公園、タップラーン国立公園、パーンシーダー国立公園、タープラヤー国立公園、ドンヤイ野生生物保護区とかなり広範囲になります。最近は、高級リゾートホテルもできたり、お洒落なカフェやレストランもできてまるで軽井沢のようです。広大な大自然を眺めながら、ゆったりとリゾートライフを送ることもできます。

また、ドンパヤーイェン－カオヤイ森林地帯周辺では、ワイナリーもあり美味しいワインを飲むこともできるので、人気が高まっています。雄大な大自然の中でゴルフもできるリゾートゴルフ場もあります。バンコクからも3時間ということもあって、最近、リゾート地としての開発が進んでいます。バンコクのホテルでもオプショナルツアーとして必ず開催しています。

トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区は、カンチャナブリーやターク、ウタイターニーの3つの県にまたがる野生生物保護区になります。バンコクからは車でおよそ北西に5時間ほど走った場所にあります。ツアーなどを利用して行くことが多いです。トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区は、タイの最後の未踏の地ともいわれていて、カオヤイよりもさらに自然が豊かな場所です。

トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区は、タイ最後の未踏の地にふさわしく、秘境の森林地帯です。カンチャナブリーの郊外ということもあり、カンチャナブリーの観光と合わせて行かれることをおすすめします。カンチャナブリーからも現地発のツアーも開催されています。たくさんの絶滅危惧種も生息しているので、出会えた時の喜びはひとしおかもしれません。

タイの世界自然遺産を訪れる場合は、特に虫刺されに注意する必要があります。タイでは蚊によるジカウイルス感染症も発生していますので、蚊に刺されないように長袖・長ズボンや蚊よけスプレーなどを常備してください。

また、雨期の時期になるとタイは洪水まではしなくても、道路の冠水等は日常茶飯事です。特にアユタヤ近郊は道路が冠水することもあり、渋滞も醜くなります。世界遺産アユタヤに行く際には、時間の予定は余裕をもって計画を立てましょう。

タイにある5つの世界遺産をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。もう、行かれたことのある観光スポットはありましたでしょうか。どの世界遺産も歴史的にも貴重なものも多く、また、大自然を堪能できる世界遺産がタイにはありますので、ぜひ、その目でタイの美しさをご堪能ください。