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嘉義公園は射日塔がおすすめ!史跡資料館で展示品にも感動!行き方は?

嘉義公園は射日塔がおすすめ!史跡資料館で展示品にも感動!行き方は?
投稿日: 2017年9月23日最終更新日: 2020年10月7日

台湾に行くなら嘉義公園は外せません。美しい嘉義市内を一望できる射日塔や、沢山の興味深い展示品がある史跡資料館等が嘉儀公園にはあり、おすすめです!その歴史に触れ感動する事間違いなしです。行き方も分かりやすく説明しています。

嘉義公園には射日塔や史跡資料館等おすすめのスポットが沢山!見出し

台湾の嘉義公園と聞くと、何を連想しますか?今回、おすすめしたいのは、台湾原住民の神話が由来の射日塔と、台湾の歴史に関する物や日本統治時代の展示品がある史跡資料館です!詳しく紹介していきますので是非お付き合いください。行き方も詳しく紹介します。

沢山の人が訪れる美しく広大な嘉義公園見出し

嘉義公園は日本統治時代の1910年(明治43年)に造られ、当時は「嘉儀公園」と呼ばれていました。戦後「中山公園」と改名されましたが、1997年に当初の名前に戻されました。公園の面積は約268,000平方もあり、東屋、山、池等を巡る整備された道を散歩しながら美しく広大な嘉儀公園を堪能できるようになっています。

嘉義公園内には、射日塔、史蹟資料館、忠烈祠、棒球場(野球場)、植物園等があり日本の風情をあちこちに感じる事が出来ます。また、嘉義公園は、朝からダンスをする人達、カラオケをする人達、太極拳をする人達等、台湾の多くの市民の憩いの場となっています。この美しい公園は、数ある台湾の公園の中でも特におすすめです。

日本統治時代に嘉義公園にあった嘉義神社見出し

嘉義神社は日本統治時代、嘉義公園にあった神社です。1915年(大正4年)10月28日に創建され、1917年(大正6年)に県社、1944年(昭和19年)に国幣小社に列格しました。祭神は能久親王、大国魂命、大己貴命、少彦名命、天照皇大神でした。1942年(昭和17年)に改築されています。戦後、中華民国政府により忠烈祠に改築され殉国の兵士を祀っていましたが、1994年に火災で全焼してしまいました。

戦前と戦後の、嘉義神社の参道の様子を見比べた貴重な写真です。下の写真が戦前の参道の様子を写した物です。並んでいる石燈の奥に日本の鳥居が立っていて、その向こうに本殿があったのが想像出来ます。上の写真が戦後、去年の参道の様子を写した物です。今は忠烈祠の奥に射日塔があります。

戦前にあった嘉義神社の境内地は嘉義公園となっていて、手水舎、参道、石燈、狛犬等も残っています。この石灯籠には「大正八年」の文字が刻まれていて、まるで台湾にいるのに日本にいる錯覚に陥りそうになります。どれも良い状態のまま保存されています。

2015年7月8日に嘉義市文化局が、これまで水の流れが途絶えていた手水舎に水を引いて約半世紀ぶりに手水舎として使用出来るように復活させました。来訪者に、手水舎で手や口を清めるという日本の文化を、体験して貰いたいという同局の思いからです。日本の文化を理解してくれている台湾の方々に感謝です。

おすすめ!嘉義公園のシンボルタワー射日塔見出し

嘉義射日塔は、日本統治時代に嘉義神社の本殿があった跡地に建てられました。その高く聳え立つタワーは、12階建てで62メートルもあり、嘉義公園内で特におすすめのシンボルタワーとなっています。射日塔は、エレベーターで10階まで昇るのに50元の入館料がかかります。

1階は忠烈祠となっていて烈士の位牌が眠っており、人々が参拝に訪られるようになっています。2階から9階までは筒抜けとなっています。また、10階のギャラリーの床の真ん中部分がガラス張りとなっており、下を見下ろす事が出来ます。ちょっと恐いという声もあります。(ガラスに乗らないで下さいと注意書きがあります。)

射日塔上層階の11階と12階は展望台になっています。11階にはカフェがあり階段を使って上へあがります。入館料の50元が展望台のカフェのコーヒー割引券になっています。美しい嘉義市内を眺めながら美味しいカフェで、くつろいでみてはいかがでしょうか?フリーWifiが使えるのも嬉しいです。

12階はアート感覚満載な空中庭園になっており、展望フロアからは隣の嘉義棒球場(野球場)や嘉義市、阿里山等が一望出来るようになっていて絶景を楽しむ事が出来ます。気持ちいい日差しが差し込む中、ゆっくりくつろぐのも良し、空中庭園を楽しむのも良しでおすすめです。ここは地元のカップルのデートスポットにもなっているようです。

おすすめ!太陽を追い続ける射日塔の名前の由来見出し

射日塔という名前は、台湾原住民のタイヤル族に伝わる「射日神話」が由来となっています。射日塔の入口には、台湾の守護神であるウンピョウの銅の彫刻があります。そのユニークな外装は、阿里山の神木をモデルにデザインされ、中央には高さ40メートルの「一線天」があります。

射日塔には、原住民タイヤル族の「射日神話」が元に作られたオブジェがあります。皆さんも、オブジェと一緒に神話の主人公になって太陽を追い続けてみると楽しいかもしれませんね。射日塔内外には沢山の原住民の文化、芸術品が展示されていて、とても興味深いです。

上の写真は、射日塔10階ギャラリーの床のガラス張りとなっている所から下に向けて撮影した物です。撮影の際は危険なので、くれぐれもガラス張りの部分には乗らないように気を付けてください。何も無い空洞部分がよく分かり、高さ40メートルの「一線天」も見えます。

大切に保存されている嘉義公園の史蹟資料館見出し

日本統治時代、嘉義公園にあった嘉義神社の齋館と社務所が、当時の純日本風木造建築そのままに保存されていて、2001年9月15日に史蹟資料館として一般公開を始めました。齋館は神社の祭祀を行う前に斎戒して心身を清める所、社務所は神社行政管理事務所の事です。1998年10月、両棟の建物は嘉義市政府によって古蹟と指定されました。

以前、この地に建っていた格式高い嘉義神社が、1994年に火災で全焼してしまった事はとても残念ですが、神社の斎館と社務所が、このように台湾の方々に大切に保存され、史蹟資料館として生まれ変わって今も活躍している事に感動です。台湾の方々の優しさを感じます。

嘉義市政府は、本来の建築様式に従って復原する等の原則に従い修復工事を行うよう専業業者に委託しました。嘉義神社の斎館と社務所の純日本風な木造建築に比例して、赤い提灯が連なって垂れ下がっているのが中華系文化らしく、日本と台湾の文化の混合という感じで心が和みます。

史蹟資料館で日本と台湾が一緒に歩んだ歴史を考える見出し

史蹟資料館内は、日本の文化らしく土足禁止で入館料は無料です。斎館の建築面積は 267m2、社務所の建築面積は208m2で、天井板、角柱、たたみ、引き違い戸、縁側等の純日本風建築要素が見られる日本の書院造構造となっています。斎館と社務所は回廊で繋がっています。

史蹟資料館内は、町の発展、教育の発展、産業の発展、重要な歴史事項、嘉義の著名人、宗教と民俗、古跡と建築、公園の発展と8つに分かれており、嘉義市や阿里山の歴史、偉人達、芸術品等が沢山展示してあります。日本統治時代の着物や教科書等の品々や、国軍病院の医療用具や医療用品の展示もあります。

上の写真は史蹟資料館内部の物です。写真からも分かる通り、日本文化と中華系文化が丁度良い具合に溶け合って調和しています。日本では、なかなかお目にかかれない、とても興味深い写真です。こんな所からも、日本と台湾が一緒に歩んだ歴史を感じる事が出来て感動します。

何と史蹟資料館には、日本の神社やお寺にある絵馬もあります。史蹟資料館の店内で絵馬を購入して、願いを込めて書いてみてはいかがでしょうか?日本と同じで、外にある祠に結びつけると願いが叶うそうです。色んな国の人達の願いのこもった絵馬いいですね。

台湾映画【KANO】の舞台になった嘉義公園の嘉義棒球場見出し

中国語で棒球場とは野球場の事です。この嘉義棒球場は、嘉義公園の中にある野球場で、嘉義市が所有しており、嘉義市教育処が運営管理を行っています。1918年(大正7年)に地元有力者や明治製糖の寄付により完成しました。完成当時は台湾で最良の野球場だったとの事です。

射日塔の11階と12階にある展望台から嘉義棒球場が良く見渡せます。野球場が公園の中にあるのは凄いですね。戦前、当時は無名の嘉義農林(通称KANO)が甲子園大会に初出場で準優勝した話が有名です。この辺りは嘉義農業高校があった場所に近いゆかりの地です。

当初、嘉義農林(通称KANO)は原住民、中華系住民、日本人の混成チームで弱小チームでしたが、元愛媛、松山商業監督の近藤兵太郎氏の特訓を受け強豪校に生まれ変わるという実話です。言葉や文化の違いに戸惑いながら、一つの目標に向かって皆で力を合わせ登り詰めて行く様は感動物です。

嘉義公園情報見出し

嘉義公園の営業時間は、嘉義公園は24時間オープンです。射日塔は水・木・金曜日が9時から17時で、土・日曜日が9時から21時です。孔子廟は9時から18時です。休日は、嘉義公園が年中無休で、射日塔は月・火曜日が休日で、史蹟資料館は月曜日が休日です。

住所:嘉義市公園街46号  電話番号:(05)275-1357

嘉義公園への交通情報、行き方見出し

嘉義公園は、台鉄嘉義駅 (嘉義火車站)から遠いので、タクシーかバスで行くのがおすすめです。台鉄嘉義駅からタクシーで約5分程の所にあります。バスでは約30分程で行けます。バスは嘉義バス捷運7211( BRT1)嘉義公園発着、転運中心経由を使用します。また、台湾新幹線で行く場合は、バスが往復無料になります。

嘉義公園へ日本と台湾が共に歩んだ歴史を見つけに行きましょう!見出し

日本から飛行機でたった4時間で行け、治安が良く、料理も美味しく、人々も温厚で魅力たっぷりの台湾。今回、紹介しました嘉義公園、いかがでしたか?見所が多いので全部は伝えられませんでしたが、是非、日本と台湾が共に歩んだ歴史を見つけに行ってみて下さい。きっと感動する事、間違いなしです。

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