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カムチャッカ半島旅行の魅力を紹介!火山と世界遺産!地球誕生の瞬間みたい!

カムチャッカ半島旅行の魅力を紹介!火山と世界遺産!地球誕生の瞬間みたい!
投稿日: 2017年9月26日最終更新日: 2020年10月8日

ロシアの最東端に位置するカムチャッカ半島はたくさんの火山と美しい世界遺産の自然を楽しむことのできる場所です。そんなカムチャッカ半島の火山や世界遺産の様子、カムチャッカ半島旅行おすすめの過ごし方やツアーなどをご紹介します。

カムチャッカ半島の魅力をご紹介!見出し

ロシアの最東端に位置するカムチャッカ半島。日本から比較的近いものの、あまり知られていないこの場所は実はたくさんの火山と美しい世界遺産の自然を楽しむことのできる場所です。そんなカムチャッカ半島の火山や世界遺産の様子、カムチャッカ半島旅行おすすめの過ごし方やツアーなどをご紹介します。

カムチャッカ半島とは?見出し

カムチャッカ半島はロシアの最東端かつユーラシア大陸の最東端に位置してており、17世紀末にロシア人が入植するまではアイヌの人々も住んでいました。冷戦期には米国に最も近いソ連領だったため、軍事地帯として1990年まで外国人が立ち入ることは出来ませんでした。そのため、このカムチャツカ半島は手付かずの大自然が今もそのまま残されています。

カムチャッカ半島には大小300もの火山があり、その中には活火山も多くあります。カムチャッカ地方の州都ペトロパブロフスクには火山学研究所などもあり火山にちなんだ見どころも多い場所です。カムチャッカ半島は富士山より標高の高いクリュチェフスカヤ山や、世界遺産にも登録されている火山群などがありが豊かな自然に恵まれています。ペトロパブロフスク郊外には温泉もあり、冬は雪の中の露天風呂が人気です。

カムチャッカ半島はどこにある?見出し

カムチャッカ半島はユーラシア大陸の北東部にある半島であり、南南西方向に伸びた半島です。面積は約47万平方キロメートルと日本と同じくらいです。全域がロシア連邦の領土で、以前は南部がカムチャツカ州、北部がコリャーク自治管区に属していましたが、2007年7月に両地域が合併してカムチャツカ地方となりました。日本ではカムチャッカ半島のことを古くは勘察加(かむさすか)と呼んでいました。

カムチャッカ半島は亜寒帯気候からツンドラ気候に属する寒冷地で、西をオホーツク海、東をベーリング海に挟まれています。そのためヒグマ、アシカ、ラッコなどの陸棲・海棲哺乳類や鳥類、魚類が高密度に棲息していています。

カムチャッカ半島には世界遺産の自然が見出し

カムチャッカ半島の約10%にあたる地域、国立クロノツキー生物圏・自然保護区と南西ツンドラ自然保護区の2つの自然保護区と、ブィストリンスキー自然公園、ナルィチェヴォ自然公園、南カムチャッカ自然公園、クリュチェフスコイ自然公園の4つの自然公園は世界遺産に登録されています。

中でもナルィチェヴォ自然公園に聳える標高約2751mのアヴァチャ火山は、端正な山容から「カムチャッカ富士」とも呼ばれ観光客にも人気の場所となっています。アヴァチャ火山の麓の高原には固有種を含む多くの高山植物が咲き、旅行者にも格好のトレッキングコースでもあります。

カムチャッカ半島には最高峰の火山も見出し

環太平洋火山帯に属するカムチャッカ半島には約300もの火山があり、そのうち29ほどの火山が今も活動中です。大量の溶岩が流れ出すハワイ式の火山や間欠的にマグマ片や火山弾を噴出するストロンボリ式火山など、「火山の博物館」といわれるほどさまざまなタイプの火山が密集しています。

中でもクリュチェフスコイ自然公園のクリュチェフスコヤ火山は、ユーラシア大陸の火山では最高峰の標高約 4835mを誇る火山です。温泉も各所に湧き、自然湧出の温泉だけでもカムチャッカ半島内で160カ所以上も確認されています。知床の50倍以上の広さの自然が手つかずのまま残り、火山と動植物が多様な表情を見せてくれる、ロシアの中でも特にユニークで魅力的な場所です。

カムチャッカ半島の美しい火山見出し

カムチャッカ半島には約30万年前は3000m級の円錐火山が存在していましたが、その後の噴火活動により約4万年ほど前に火山は崩壊し、現在のクレーターのように直径10kmの外輪山に囲まれたカルデラとなっと言われています。カルデラの中では500以上の蒸気、温泉などの熱水現象がみられ、中には湧き立つ泥火山や地獄温泉のような場所もあります。

カムチャツカ半島の火山群では、ロシア最大級の観光人気である「間欠泉の谷」が有名ですが、ウゾン・カンデラの美しさも優るとも劣らないと言われています。またカムチャッカ半島の自然や歴史を紹介した郷土誌博物館には、江戸時代にこの地に滞在した日本人・大黒屋光太夫についての資料も展示されていて、カムチャッカ半島の歴史を知ることもできます。

カムチャッカ半島は釣り好きにもおすすめ見出し

カムチャッカ半島は時期によっては川が魚で溢れかえるくらい豊富な漁猟で釣り好きにも人気の場所です。ネイティブなトラウトやサーモンをはじめ、現在世界中に生息しているレインボートラウトの原種といわれているレインボートラウトなど貴重な魚と出会うこともできます。他にもガルブッシャ(カラフトマス)やケタ(シロザケ)などのサーモン類も、遡上時期と合えば釣り上げることができます。

カムチャッカ半島の釣りのもう一つの魅力は釣り場の環境が良いことです。川やその周囲に人工物はほとんどなく、他の釣り人に遭うことも稀なので、カムチャッカ半島では大自然を独り占めした気分で釣りを楽しむことができます。周囲の景色や川辺に咲いている花々も美しく、気持ちのいい景色を味わいながらの釣りはカムチャッカ半島ならではです。

ただしカムチャッカ半島で釣りをする際にはヒグマに気をつけましょう。特に夏から秋にかけてはヒグマも遡上するサーモンを狙って川辺に頻繁に姿を現すため、釣りをしている時は常に周囲に警戒をすることが必要です。特に川岸から森の中に入っていくのはとても危険です。

遠くにでもヒグマが見えたら必ずガイドに知らせ、指示を仰ぐようにしましょう。もし近距離でヒグマに遭遇したら、背中を見せず相手の方を見ながらゆっくり後退して距離をとるようにしてください。走ると反射的に追いかけてくることがありますので走って逃げるのはとても危険です。釣りを楽し旅行の際も安全のためにできるだけツアーなどに参加するのがおすすめです。

カムチャッカ半島ではこんな楽しみも見出し

カムチャッカ半島は高緯度に位置しているため、標高が低い場所でも日本でいう「高山植物」に出会うことができます。7月頃から高山植物が次々と咲き始めるため、植物好きな旅行者にも人気の場所となっています。壮大な景観美とともに、かわいらしい高山植物も楽しめるのはカムチャッカ半島ならではです。

また、カムチャッカ半島には火山と同じくらい温泉がたくさんあるため、温泉地としても人気です。中でもカムチャッカ半島南部にあるホドトカ温泉は野原の真ん中にある開放感いっぱいの温泉として旅行者にも人気です。

さらに気候のいい春から秋はアウトドアがおすすめの時期でクルーズやトレッキング、釣り、キャンプなどを楽しむことができます。ヘリコプターでの火山巡りやお釜めぐり・カルデラ見学をすればカムチャッカ半島の雄大な自然を満喫することができます。

カムチャッカ半島観光にはツアーがおすすめ見出し

カムチャッカ半島へ行く際は半島の太平洋側にあるカムチャッカ半島最大の街ペトロパブロフスク・カムチャッキーが入り口となります。日本から行く場合、通常は残念ながら定期便がないため通常はウラジオストック等の都市で飛行機を乗り継いで丸2日以上かけて行くことになります。

夏の間は現地のヤクーツク航空が成田とペトロパブロフスク・カムチャッキーの間に週1便から2便ほどチャーター便を運航しているので、これを利用すれば成田から3時間半で行くことができます。チャーター便は便数が限られていることもありカムチャッカ半島をより楽しみたい場合はツアーへの参加がおすすめです。

ツアーでは世界遺産のクロノツキー保護区のゲーゼル渓谷で6kmに渡ってボコボコと音を立てる泥土や大小様々な間欠泉などダイナミックな地球の鼓動を間近で見ることができます。中ではヘリコプター上空からは大迫力の火山群とカルデラ湖を眺めることのできるツアーやアバチャ湾をクルーズして運が良ければラッコやアザラシを見ることのできるツアーなどもあります。

カムチャッカ半島に行ってみよう!見出し

カムチャッカ半島の火山や世界遺産の様子、カムチャッカ半島旅行おすすめの過ごし方やツアーなどをご紹介してきましたがいかがでしたか?美しい自然や火山から地球の力強さを感じることのできるカムチャッカ半島。特に釣り好きの方はぜひ一訪れたい場所ですし、そうでない方もカムチャッカ半島ならではの火山の景色を見に足を運んだり、ロシア旅行の際に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年9月26日最終更新日: 2020年10月8日

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