「嵐山モンキーパークいわたやま」がアツい！見所・アクセスや駐車場は？

京都嵐山の標高160mの岩田山の中腹にある「嵐山モンキーパーク」は世界でも数少ないニホンザルの野猿公園です。展望台を中心に120頭が生息しているお猿の楽園です。ここでは自然のままのサルの姿や様子を間近に見たり近くの休憩所で餌やり体験ができるほか、比叡山や京都の街並みを一望でき四季折々の景色を楽しめます。そんな嵐山モンキーパークの見所を紹介します。

「嵐山モンキーパークいわたやま」の入口から20分以上かけて坂道を汗しながら登り切ったところには広い空間が広がる京都の街並みを一望できる超パノラマの世界に一変します。その落差がとても快感です。自然のままのサルたちが生息している姿をパノラマの風景をバックに写真を撮れるのが大きな見所であり、おすすめの写真スポットです。

「嵐山モンキーパークいわたやま」は1954年から京都大学の研究課題として野生のニホンザルに餌付けされたことが始まりで1957年から一般に公開されました。いまでは定期的に係員によってエサを撒く姿が、なんともユーモラスで人気です。餌を求めて走り回るサルたちの表情も面白く特に外国人も含めみんなの人気者です。

「嵐山モンキーパークいわたやま」のメインイベントであるエサやりですが、なんとエサをあげる人間の方が金網を張った小屋に入り、小屋の中からサルたちに餌をあげます。これは安全上の問題でおサルさんたちが、ちゃんとルールを守って安全に人間と触れ合う為にこの方法が取られているそうです。小屋の中から見ても外から見ても面白いです。

人間が檻の中に入って餌を上げるのなら全然、恐怖感はありません。餌をおサルさんに差し出すと、ものすごい速さで手を伸ばして餌を取り、口に入れては、また次のエサをおねだりします。このかわいいしぐさが見所です。エサの持込みは禁止でこの小屋の中でのみ買うことができ、エサをあげることができるのもこの小屋の中だけです。

入場料が大人(高校生以上)550円、子供(4歳から中学生まで)の安さで楽しめる「嵐山モンキーパーク」の魅力は一杯あります。そのひとつが、生まれたばかりの赤ちゃんを、ほんの近くで見ることができ愛嬌のある猿がとてもかわいくて夏には小さな池で水遊びをしてはしゃぎ回る子ザルや猿泳ぎをする子ザルが観光客の人気の的になっています。

「嵐山モンキーパークいわたやま」は外国人にも人気があります。その理由は、猿の仲間はほとんどが温帯から熱帯の暖かい地域に生息していて、この地球上で「人間以外で最も北に生息する霊長類はニホンザル」で欧米人にとって珍しく見る価値のある存在だからだといいます。

日本にやってくる欧米の観光客に人気の動物といえば、まず「猿」が筆頭です。ヨーロッパや北米には野生の猿は生息していないので日本人にとっては大変近い存在だけれども、欧米人にとっては非常に珍しい生き物なのです。だから「嵐山モンキーパーク」だけでなく日本各地のサルが見られるスポットでは外国人の人気がとても高いわけです。

「嵐山モンキーパーク」にヨーロッパや北米からの外国人が集まる理由はそれだけではありません。ここは京都の市街地に近いこともあり市内観光の途中でも立ち寄れるアクセスの便利さ、ニホンザルのほほえましい自然の姿、猿へのエサやりが間近でできる人気スポットで毎日午後12時半から行われる係員によるエサ撒きも外国人に大人気です。

「嵐山モンキーパーク」へのアクセスは電車で行くのがおすすめです。阪急嵐山駅より徒歩5分京福嵐山駅からも徒歩5分でJR嵯峨嵐山駅からは徒歩15分、京都市バスを利用する場合は28番系統「嵐山駅」下車後、徒歩5分でそれぞれモンキーパークの入口まで行けます。市内観光の途中でも立ち寄れる思ったよりアクセスが便利なところにあります。

阪急嵐山駅から「嵐山モンキーパーク」の入口までのアクセスは簡単で徒歩で約5分ほどです。そのあとは、モンキーパークまでは少しハードな山登りが続きます。人によって違いますが約30分はかかりますので覚悟してかかってください。特に女性の方は、ヒールで登って行くのは怪我の元ですので必ず運動靴に履き替えて登るのがおすすめです。

大体なんとかパークという名前がつけば、駐車場があると思うのですが「嵐山モンキーパークいわたやま」の公式ホームページには「専用駐車場はありません」というメッセージがあります。結局山頂までは歩いて登ってくださいという意味なのでしょう。かなりの坂道を30分ぐらい歩きます。日頃、運動不足のあなたにおすすめで絶好の機会です。

「嵐山モンキーパークいわたやま」には専用の駐車場がないので付近の有料駐車場を利用してください。阪急駅前にある駐車場の半券を入園窓口で提示すると200円だけ負担してもらえます(当日の日付に限り有効)。なお周辺には格安のコインパーキングが多数あります。阪急嵐山駅から嵐山モンキーパークの入口までは徒歩5分ぐらいで着きます。

160mの高さにある「嵐山モンキーパーク」からは、京都市内が一望できるすばらしい場所にあります。天気のいい日には、左に比良山系、仁和寺の五重の塔、中央に比叡山、大文字山、双ヶ丘、京都御所、右側に桂川、京都タワーが手に取るように見えます。最高のパノラマ風景をバックにおサルさんが登場するおもしろ風景です。

春から初夏にかけてニホンザルの出産の季節になります。ニホンザルの赤ちゃんは普通一度のお産で1頭生まれます。野生のサルの群れはメスとその子どもを中心に構成され小さい群れの10頭ぐらいから大きい群れの100頭を超える集団まであります。子供が危険にさらされないように必死で子ザルを守ろうとする母親と子ザルの表情なども見ることができます。

世界広しと言えども、嵐山モンキーパークほど世界中の人々に人気のあるところは少ないでしょう。こんなにも近くで自然のおサルさんたちと触れ合えることができ、安全で周囲の美しいパノラマ風景を見ながら特設の小屋からおサルさんに餌を上げるひとときは、何にも替えられない癒しの時間です。

嵐山モンキーパークは、大人だけではなく子供さんたちが楽しめる公園なのが人気の秘密となっています。おサルさんへのエサやりも子供さんが小屋の中からできるので安心です。餌は一袋100円とお手頃で、そのほかにも子供向けの遊具なども設置されているので、家族でハイキングをしながら楽しめるおすすめのスポットです。

嵐山モンキーパークは、普通の動物園と違って、あくまでも自然環境の中で自然のままのおサルさんが見られるというおすすめの観光スポットです。すべり台横のサクラが開花すると周りはパッと華やぎ小春日和におサルさんも桜の開花を待っていたかのように桜の木に登って遊ぶ姿はほんとうに可愛くて絵になります。

春には桜、秋には紅葉と四季折々に姿を変える嵐山モンキーパークはおサルさんを見るだけではなくこの広い自然環境を楽しみながら都会から離れて猿と触れるひとときを満喫できるのは嵐山モンキーパークならではの環境だからです。四季折々の環境の中でおサルさんの写真を撮ることができるのもすばらしい観光スポットの人気要因になっています。

京都の冬は底冷えの寒さで嵐山モンキーパークのおサルさんは厳寒の中で試練を強いられます。長野県地獄谷のニホンザルが温泉に入るのは冬の厳しい寒さに耐えるために身につけた知恵だそうです。嵐山モンキーパークには温泉がないので残念ですが冬にはおサルさんの体に積もった雪が寒そうですが元気に走り回る姿はとても可愛いです。

ニホンザルは学習能力が、すごく高い動物で視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚は人間とほぼ同じだそうです。雑食性で植物性の物を中心に食べます。日本人はサルに対して「悪さをする」という先入観がありますが「嵐山モンキーパークいわたやま」のサルたちは、そのようなイメージは全然なく愛嬌をふりまく可愛いサルたちが人気です。

嵐山モンキーパークの記事はいかがでしたか。京都市街地の中にある嵐山モンキーパークには駐車場はありませんがアクセスが便利で山頂からのパノラマ絶景を楽しめ自然のままのニホンザルと遊べる願ったり叶ったりのおすすめスポットです。春は桜、夏は緑の山、秋の紅葉、冬には降雪が楽しめます。さあ嵐山モンキーパークに行ってみよう。