沖縄の絶景橋ランキング！おすすめの有名スポットやドライブの名所など！

沖縄を旅行中、橋を渡ることがあるでしょう。沖縄独特の雰囲気と相まって、橋のある場所は美しい場合が多いです。橋からの眺め、橋のある景色、橋の構造じたいの造形美。橋をテーマに旅の予定をたてるのもいいです。それら橋の魅力をたっぷり感じられる人気の沖縄の橋ランキングをご紹介します!

沖縄本島から高速船でも1時間ほどかかる人気の秘境、慶良間諸島と言われるエリアに阿嘉大橋はあります。阿嘉島と慶留間島を結ぶ530mの橋で、フェリーで阿嘉島を訪れると上陸前から見えてくるのですぐわかります。アーチ状が美しいコンクリートの橋は2001年に土木学会デザイン賞を受賞しています。

開通したのは1998年です。周囲の景観のあまりの美しさを尊重した結果、きわめてオーソドックスなアーチ橋でありながらのびやかなフォルムがデザイン的に見どころとなっており、橋の上からはウミガメが泳いでいる姿が見えるほど透明な海が広がっています。

橋はかなりの勾配があるので、高い位置からの絶景を堪能するのがおすすめです。フェリー乗る前の時間にも訪れやすいスポットです。ケラマブルーと呼ばれる抜けるような青い海を見るなら晴れた日中がベストですが、月の出た夜や朝日の眺めも素晴らしいです。

沖縄県宮古島の北部と、池間島を結ぶ池間大橋。このランキングにも登場する、宮古島に架かっている3つの橋の中でいちばん最初に建設された橋で、1992年に開通しました。長さは1425m、PC連続箱桁橋と呼ばれる構造で、橋が箱の形をしています。宮古島側の橋のたもとには何もないため静かに絶景を眺められます。

宮古島ドライブの際にはぜひ訪れたい人気の橋ですが、途中車を停めて絶景を眺めるポイントがないため、安全に気をつけてゆっくり運転しましょう。池間島に着いたら、お土産物屋と軽食をいただける食堂かいみーるがあります。小腹がすいていれば名物のさざえそばや紅芋アイスなどがおすすめ。併設された展望台からの眺めは必見です。

池間島周辺の海の透明度は宮古島のうちでも随一と有名です。構想30年、総工費99億円、工事期間6年に及んだ大プロジェクトは、住んでいる方々の利便性向上だけでなく、観光客が宮古島自慢の美しい海を手軽に見られるようにもしてくれました。そんな橋作りのロマンを感じるスポットでもあります。

沖縄県うるま市にある海中道路はうるま市の浜比嘉島、平安座島、宮城島、伊計島の4島を結ぶ有名な道です。海中道路の中心にある平安座海中大橋は、シンボル的存在で、沖縄の橋には珍しく夜間には様々な雰囲気のライトアップがされることでも有名なスポットです。

大空にまさに今飛び立とうとしている鳳凰をイメージしてデザインされたという大橋のライトアップは季節ごとの演出もあり年間で14種類も現れるということです。訪れた時にどんなライトアップが見られるか楽しみですね。全長は280mと長くはありませんが、海中道路自体は5200mあるので、ドライブにぴったりです。

海中道路工事は1961年、橋を切望する住民達が珊瑚の死骸を積むことから始まりました。最終的にアメリカの石油会社誘致の条件として架設されることになり、ようやく開設したのが1971年。1999年の改良工事を経て現在に至ります。それまで干潮時に1時間かけて歩くか船しかなかったところを10分足らずで渡れるようになったそうです。

那覇から美ら海水族館へ向かうドライブ中にぜひおすすめの橋は瀬底大橋です。沖縄本島の本部町から瀬底島を結ぶ、762mの橋です。中央にアーチがついているのが目印です。本島の中でも本部エリアの海は美しいことで知られており、瀬底橋からの眺めはまさに絶景です。特に晴れた日に訪れたら決して期待を裏切りません。

1985年に開設された瀬底大橋はもともと高度のあるところに架設されており、橋の中央に向かうほどさらに上りになっているため、頂の部分からの眺めはかなりの高さです。交通量はさほどないため、停車して絶景を眺めることは可能ですが、風のある日はよく揺れるため高いところが苦手な人にはおすすめできません。

橋から見下ろすとまさに絵の具で作ったような真っ青の海で、瀬底島のアンチ浜の白いビーチが調和しています。また、瀬底大橋のもう1つの魅力は、伊江島や水納島へ向かう船から見ることもできる点です。橋の下を通るので、珍しく橋の下から見上げた視点の写真が撮れます。美ら海水族館に行くならぜひ立ち寄ってみてください。

沖縄県の宮古島と来間島を結んでいる来間(くりま)大橋は全長1690mで、宮古島で人気のドライブコースの1つです。宮古島にある3つの橋の2番目、1995年に開通しました。もともとは農道として作られたそうです。有名ホテルなどから近い上、長いビーチとして有名な与那覇前浜ビーチのすぐ横ですので訪れやすいのもポイントです。

橋の途中で止まる場所はありませんが、橋にさしかかる前に海の方に降りられる場所がありますので、そこから海の青さと橋との絶景を眺めるのもいいですよ。橋の上はゆっくりとドライブを楽しみましょう。コバルトブルーとビーチの白い砂のコントラストが見飽きないでしょう。

また、来間大橋の全景は宮古島にある竜宮展望台から望むのがおすすめです。橋がまっすぐに伸び、50トン級の船も通れるように中央部分が高くなっているさまがよく眺められます。運が良ければ眼下の海にウミガメを見ることもできるそうですのでよく見てみましょう。

那覇から自動車で30分ちょっとのニライカナイ橋は沖縄本島南部の知念岬にほど近いところにあります。県道86号線をドライブしていると、トンネルを海側に抜けた時に国道331号線とつながるところで2つの橋が交差しているさまと橋から見る海の絶景が見えます。地元の人にも人気のドライブコースとなっています。

今回のランキングの他の橋は海を渡る橋ですが、このニライカナイ橋は山に沿って海に張り出したような形で、美しいカーブが特徴です。自動車で行くと、絶景ポイントはカーブの続く下り坂で運転に集中せざるをえないのが残念な点です。どうしても絶景を見たいドライバーは橋手前の退避スペースから少し歩くことになるでしょう。

ニライカナイとは、東のかなたにある神の住む場所、という意味で、名前どおり神々しいまでの美しい海が見られるスポットです。可能であれば徒歩や自転車で訪れるとゆっくり絶景を堪能できるでしょう。東海岸にあるため、ここで日の出を待つ人もいるのだとか。早朝ならば車どおりも少ないので写真を撮りたい方に特におすすめです。

沖縄本島から1.5km離れた古宇利島に、名護から屋我地島を経由して橋伝いに進むとある橋が古宇利大橋です。2005年の開通までに難工事で9年もかかったそうで、伊良部大橋ができるまでは沖縄における最長の橋として有名でした。ひたすらまっすぐに海上を進める1960mの古宇利大橋を通れば、沖縄に来たことを実感できることでしょう。

ドライブで通る時にはまるで海面を進んでいるかのような錯覚に陥るくらい、両側からマリンブルーが迫ってきます。途中駐停車はできないため、3分ほどで通り抜けてしまうため、橋からの絶景を楽しみたい方は橋の両脇にある駐車場に停めて徒歩で楽しむ手もあります。

古宇利島は沖縄本島とはまた異なった雰囲気で、これぞ沖縄の自然といった景観が残されています。美しいビーチもあるのでそこで遊ぶために古宇利大橋を利用する人も多くいます。美ら海水族館へ行くついでに訪れてもさほど遠くない、沖縄本島きっての絶景橋は訪問の価値ありです。

宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋は、絶景橋ランキングの堂々1位を誇る全長3540mの橋です。総工費380億円、工事期間9年間をかけて建設されました。無料で通行できる橋としては日本国内最長という点も有名です。工法はPC連続箱桁橋と鋼床版箱桁橋とされており、その美しさは必見です。

自動車で通る時には途中に退避スペースがあるため、車を停めて橋からの絶景を眺めることもできます。宮古島側の橋のたもとにあるお土産物やさんには展望台もあります。橋の途中はゆったりとした勾配とカーブがあり、ドライブコースとしてのおもしろさもある点が人気の1つとも言えます。

かつては宮古島から船で行くしかなかった伊良部島へ橋を使ってすぐに訪れられるようになったため、伊良部島も観光しやすくなりました。また晴れた日に伊良部大橋からコバルトブルーの海を見下ろしていると、ウミガメが泳いでいるさまを見られるかもしれません。水平線を望みながらのドライブは最高で、有名になったのもうなずけます。

いかがでしたか?沖縄にある絶景橋のランキングをご紹介しました。橋は沖縄における注目すべき建造物だということがよくわかりますね。ドライブコースにこれらの橋を含めるもよし、あえて徒歩で絶景を満喫するプランにするもよし。ぜひこのランキングを参考に人気の橋を訪問してみてくださいね。