アスパムは青森県の観光物産館！人気のお土産や施設情報を紹介！

青森の写真や映像で、三角形の建物が写っているのを見たことがありますか? 海を背景にした三角形の建物はとて印象的で、なんの建物かは知らないけどもあの形は知っていると言う方も多いのではないでしょうか。あの建物がアスパムなのです。青森のランドマークでもあり、観光の拠点であるアスパムについて、ご紹介します。

アスパムは正式名称を青森県観光物産館アスパムと言います。その名の通り、青森の観光地の紹介や名産品の販売などを行う施設で、高さは76メートルと、電波塔、橋を除いて青森県で最も高い建物となっています。

アスパムは1986年に建てられました。アスパム(ASPM)とは青森県(Aomori)観光(Sightseeing)物産(Products)館(Mansion)のそれぞれの頭文字を取っています。またあの三角形の形は靑森の「A」の形をあらわしています。

アスパムは青森市安方にあります。もともとアスパムは青森港の再開発事業でつくられた建物であり、陸奥湾に面したところに建てられています。夏などに訪れると、海風が心地よく感じられる場所です。

アスパムはJR青森駅から徒歩で行くことができます。JR青森駅は東北新幹線の新青森駅から在来線で1区間移動したところにあります。電車を降りたら、東口に向かい、陸奥湾沿いに進んでいくと、三角形の建物が見えてきます。徒歩で8分程度です。

一方、市内を走るコミュニティバス「ねぶたん号」を利用することもできます。この「ねぶたん号」は青森市内の主要施設や観光地などをめぐるバスで、三内丸山遺跡から棟方志功記念館の間で運行されています。JR青森駅はもちろん、新青森駅や津軽海峡フェリーターミナルなども通過します。

ですから、東北新幹線を降りて直接「ねぶたん号」を使ってもいいですし、北海道からフェリーを使って青森に来た場合にもこれを使うといいわけです。バス停は「アスパム前」です。「ねぶたん号」は1乗車200円ですが、1日乗車券は500円なので、観光地をいくつか回るなら1日乗車券を購入することをおすすめします。

遠方から飛行機で来るという場合は、最寄り空港は「青森空港」になります。青森空港からは青森市内行の連絡バスが出ているのでこれを利用します。そして「県庁通り」バス停で下車します。ここから徒歩で5分程度です。

車での場合、最寄りのICは青森中央ICです。降りてから15分ほど、陸奥湾を目指して走っていくと到着します。またJRバス東北の「みずうみ号」やむつ方面からのバスなどもアスパムに乗り入れるので、十和田湖方面や下北方面からはこちらを使うといいでしょう。アスパムは駅からも近く、交通の便もいいので、あまり苦労することはないです。

アスパムでまずは青森について知りましょう。まずは2階にあがり、青森県についてのいろいろな知識を得ることをおすすめします。2階には青森について紹介するホールがいろいろとあります。

2階には大きく分けて4つのブースがあります。まずは青い森ホールに行きましょう。360度ぐるりとスクリーンが取り囲んでいて、そのスクリーンに青森の四季のうつろいや行事、見どころなどが次々に紹介されます。青森は初めてという方はもちろん、住んでいても意外と知らないことが多いもので、新たな発見がありそうです。

青森県の概略を学んだら次は市町村コーナーへ行きます。ここは県内の市町村の名産品や映像紹介などをしています。おすすめの観光地やお土産、美味しい食べ物などが紹介されているので、観光の参考にしてもいいでしょう。疲れたら窓の外を見ると、海が見えて、癒されます。

また、エネルギー館あしたをおもう森は、地球環境の変化やエネルギー資源について学ぶコーナーです。エコや環境問題を実際にいろいろと学んでみたいという場合はここがおすすめです。家族で地球の未来について考えるのもいいでしょう。

いろいろと学んだら、美しい景色を見に行きましょう。アスパムの13階には展望台があります。展望台は51メートルの高さのところにあり、陸奥湾の景色はもちろん、津軽半島、下北半島なども見え、天気がよければなんと北海道まで見えるということで人気です。夜になると一面にあかりが灯り、青森ベイブリッジなどがキラキラと光ります。360度の眺望を存分に楽しんでください。

アスパムの中にはレストランが2軒入っています。和食が「みちのく料理西むら」で、洋食が「Dining cafe はなぁふ」です。どちらも青森県産の食材をたっぷり使った、美味しい料理が食べられる、人気のお店です。

「西むら」は10階にあります。老舗の郷土料理の店で、青森県らしい料理を食べてみたい、と思うならこちらがおすすめです。じゃっぱ汁、ホタテ貝焼き味噌、刺身など、どれも青森県ならではの美味しい食材がたくさんあります。いろいろな青森県の名産品を郷土料理で味わいたいならばこちらで定食を食べるとよいでしょう。

「はなぁふ」は14階にあります。つまり先ほど紹介した展望台の上にあるわけです。アスパムの上のほうに丸くでっぱった部分がありますが、これが展望台と「はなぁふ」になるのです。こちらは洋食で、特に人気なのはディナーのコースだそう。美しい青森の夜景を見ながら美味しい県産食材を食べるのは至福のひとときという感じです。

また、1階にある「ラウンジ・センチュリー」は、軽食が食べられるフードコートです。実は青森は魚介類が豊富なこともあってさまざまな味のラーメンが人気なところでもあります。焼干しラーメンやしじみラーメン、ほたてラーメンなどのほか、カレーやソフトクリームなどが食べられます。美味しいと人気のラーメンをぜひ味わってみてください。

青森には美味しい食材がたくさんあり、またそれを利用したお土産品も多種多様なものがあります。アスパムの1階はお土産品コーナーとなっており、海の幸や山の幸、りんごなどをモチーフにしたものなど、さまざまな人気のお土産品が販売されています。

JF青森漁連の直販店では生のほたてを購入できるほか、ねぶた漬けなどの海産物を利用した美味しい珍味がいろいろと揃っています。またJA全農あおもりの直販店は、りんごやにんにく、長いもなどを購入できるほか、これらを使った加工食品が販売されています。人気の美味しいものがたくさんあるので、ぜひいろいろ見てみることをおすすめします。

また、地場セレクトでは、他のところではあまり知られていない青森県の商品が販売されています。「干支ねぷた」は夏のねぷたまつりの金魚ねぷたを、干支デザインにしたものです。インテリアにもおしゃれなので、出産祝いや年男、年女の方に干支を選んでお土産にすると喜ばれます。

また「おやさいクレヨン」は、なんと国産のお米と野菜で作られたクレヨンです。色の名前もそのクレヨンの色素に使われた野菜の名前がついていて、全体にカントリー風の色合いが揃います。当然、子どもが口にいれても安全なので、小さな子どもがいる方のプレゼントにおすすめの一品です。

そのほか、青森県のお土産品がいろいろそろう、アスパム物産やあおもり北彩館などには、食べ物のほか、津軽塗やこぎん刺しなどの工芸品なども販売されています。商品の種類も多いので、お土産におすすめです。いろいろ見比べてみましょう。

先ほど紹介した2階には、あおもり体験ホールがあります。ここでは青森の工芸品や手芸を体験することができます。中でも人気なのがこぎん刺しの体験コーナーです。こぎん刺しとは津軽地方に伝わる刺し子なのですが、幾何学的な模様ができることが人気で、さまざまな色や模様が編み出されています。

作る作品によって時間と料金は変わりますが、しおりならば約30分で刺すことができます。他にはコースターや巾着、ティッシュケースなどもあります。ふだん使いのアイテムに取り入れると、ちょっと特別な気分が味わえそうです。ぜひ参加して、自分ならではの一品を作ってみましょう。

アスパムの周辺は夏になるとねぶた小屋が並ぶエリアで、ねぶたの前後の時期に来ると、小屋に入ったねぶたが見られます。しかし、それ以外の時期にねぶたが見たいというならばここがおすすめです。賞をとったねぶたが展示されていて、ねぶたの迫力を間近で楽しむことができます。

JR青森駅のすぐそばにあります。青森県産りんごのシードル工房があり、そのほかにも土産物や食事ができるエリアなどがあります。おしゃれな雰囲気を楽しみたいという方にはおすすめの施設です。

青森市発祥の神社とされる由緒を持つ神社です。謡曲「善知鳥」はこの地を舞台として作られました。大きな神社で初詣の時期などにはたくさんの参拝客が訪れます。御朱印帳は「善知鳥」の図柄がある珍しいものなので、御朱印集めなどしている方はぜひ参拝してみてください。

青森に観光のため訪れたら、まずは来てほしいのがアスパム。今までしらなかった青森県がたくさん集まっています。青森について学んで、青森の美味しい食材を楽しんで、青森の珍しいお土産を見ることができます。ぜひ青森に来たらアスパムを楽しんでください。