つじ半の海鮮丼は行列必至！絶品メニューの美味しさと安さの秘密に迫る！

2012年9月13日午前11時にオープンしてから今でも行列が出来る日本橋のお店「つじ半」は、シンプルなメニューなのに人気のお店です。一体この海鮮丼の何がこんなに人々を魅了しつづけ人気なのか、どうしたら人気のおいしく海鮮丼を食べれるのというおすすめの食べ方など、行列のできる店、つじ半海鮮丼の魅力について迫ります。

ラーメン業界のつけ麺で有名な「つじ田」の辻田雄大氏と「日本橋金子半乃助」店主の金子真也氏が力を合わせて生み出したのが、この海鮮丼です。名前もふたつのお店から取っています。お二人は幼少のころからの親友で、将来は一緒にお店を出したいと目標を掲げていたそうです。そんな目標がおいしい現実となったのが「つじ半」の海鮮丼です。

さてお二人が海鮮丼専門店を出展するにはお二人の学生時代の経験があります。お二人は金子氏の父が経営していた割烹店で出されていた海鮮丼を、毎日のように食べさせてもらっていたそうです。やがて大人になった二人はその海鮮丼が忘れられず、世の中の人にもっと食べて欲しいという情熱をかかげ、海鮮丼専門店を開く目標としたそうです。

海鮮丼を好きな方やよく召し上がる方はご存知かもしれませんが、東京でこのレベルの海鮮丼はつじ半のおよそ2倍はします。お二人も作り始めたときにあまりの材料費の高さに驚いたそうです。しかしお二人はあきらめず、二人の情熱に共感した北海道最大手水産会社「キョクイチ」の協力を得て安い海鮮丼を作り上げることができたそうです。

つじ半のメニューはいたってシンプルです。ぜいたく丼の梅、竹、松そして特上です。サイドメニューは厚焼き玉子とあん肝で、お酒も生ビール、日本酒、冷酒です。丼は大盛りがご飯のみ大盛りが出来るようですが、後からお楽しみがあるので、ごはんの量は変えずにそのままで頂くのがおすすめです。それでは順番にメニューの内容をみていきましょう。

メニューの一番最初にあるのがこのぜいたく丼･梅です。ちょくちょく食べる方や初めてでとりあえずという方におすすめの美味しいデフォルトメニューです。デフォルトメニューだからといっても侮ってはいけません、ごはんの上にたっぷり乗った美味しい魚介類の丼を大半の方が注文し、またリピートするというのは確実に美味しいからです。

デフォルトの梅をイクラでさらに美味しい丼に変化させたのが竹です。美味しいこんもり魚介類に次のレベルの特典としてつけられたイクラは、プチプチ感じがうれしくて美味しい宝石のような輝きです。カウンターの上にはお箸のほかにスプーンもあるので、美味しい海鮮を丼として食べる前にそのまま少しつまみ食いしてしまうという手もあります。

つじ半に少し通い慣れた方、海鮮丼通の方におすすめなのが一気に上り詰める美味しいレベルは、「竹」にカニとウニを追加したものです。丼ご飯にこんもりと盛られた海鮮タワーのてっぺんにいるのはやはりぷりぷりのイクラです。その海鮮軍団に隠れ戦力のカニをウニも混ざり一口食べれば美味しいと叫びそうになるくらいです。

そしてこれが最高峰の特上です。ごはんが見えない丼の中身は、もはや小さな竜宮城かと思えるくらいふんだんに海の幸が使われております。色鮮やかな海鮮の宴にしばし目を奪われます。つじ半に来たのだから忘れられないくらいの海鮮丼を食べたいと言う方にはこちらがおすすめです。他のお客さんの羨望のまなざしを受けつつ堪能してください。

つじ半をウェブで検索すると良く見られるのが「おいしさ2倍」という言葉ですが、一体どういった意味なのでしょうか?それはなんと独特の食べ方にあります。その食べ方により人気の海鮮丼はおいしさ2倍のサプライズに変身を成し遂げるのです。それでは店主おすすめの食べ方を見ていきましょう。

今までご紹介してきたつじ半の海鮮丼のごはんは酢飯ではありません。なぜ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、秘密はこの店主おすすめの食べ方にあります。最初にカウンターに座ると出される上の写真右の別皿の刺身と黄身醤油が出てきますが、この刺身は食べても二切れは残しておくのです。

そして最初は一緒に出された黄身醤油をわさびを溶いて丼にかけて食べますが、丼が空になってからか食べている途中で「鯛だし」または鯛だしとごはんを板前さんにお願いします。そしてその鯛だしが追加された丼の中に先ほどの刺身を入れて、鯛だし茶漬けの出来上がりです。そう、ご飯が酢飯でないのはこのお茶漬けを楽しむためだったのです。

炭水化物を炭水化物でしめるという禁断の方法ですが、少し温まった刺身がなんともいい感じでマグロの刺身が生臭さもなくお茶漬けで楽しめるのです。海鮮丼の美味しさで浮き立った心と体を風味たっぷりの鯛だし茶漬けがやんわりと癒してくれます。初めての方はこの店主おすすめの海鮮丼の食べ方で頂くことをおすすめします。

つじ半の開店時間は週末でも平日でも朝11時で、平日でも行列はできます。お店の中はカウンターのみの12席、人気店ですから行列に並ぶことは必須ですが、行列に並ぶ時間を減らすことはできます。その方法とはずばり開店前に行くことです。オープン前の10時半くらいから45分くらいに行くと1時間以内に行列での待ち時間を抑えることができるそうです。

立川のららぽーとで海鮮丼が食べれてしまいます。並ばなくていいのと立川に近いかたわこちらのフードコートに行けば美味しいつじ半の海鮮丼が食べれてしまいます。もちろん茶漬け用の鯛だしもついてきます。最近のフードコートはずいぶんと高級志向になってきたので1000円前後で本格的な味が楽しめます。

ガリは盛り放題です。こちらのフードコートはなかなかユニークな顔ぶれなのですが、その中でもやはり看板店はこちらのつじ半で、たくさんの方が注文してらっしゃいます。もし子連れでも親子一緒に本格的なおいしい海鮮丼が楽しみたいという方であれば、こちらのつじ半でも十分に楽しめると思います。

人気の海鮮丼のルーツは勿論人気のお店からです。つじ半のルーツの一つはこちらの天丼専門店「金子半乃助」からです。上の写真は店舗の一つ「日本橋天丼金子屋吉祥寺店」から天丼(松)の穴子入り天丼です。丼から豪快に飛び出している穴子に満足のボリュームです。揚げ物なのに胃もたれせずにいただけるのはさすがといえます。

つじ半の海鮮丼のおいしさはこちらつけ麺の「つじ田」のこだわりからも生まれています。全国チェーンではないものの、リピーターから圧倒的な支持を受ける「つじ田」ですが、清潔に保たれている店内に出されるつやつやの麺にすだちや黒七味をかけて食べるという変り種なのです。決め手のスープはなくなり次第販売終了してしまうという人気ぶりです。

つじ半は何度食べてもおいしい海鮮丼ですが、もっと海鮮丼を満喫したい、食べ比べてみたいという欲求がでてくるかもしれません。その場合は迷わず築地へ向かいましょう。日本橋まで来たのなら、築地市場はすぐそこです。朝早くから夜遅くまでやっているお店があるので、海鮮丼食い倒れツアーなんてのもおすすめです。

いかがでしたか?思わずよだれの出てきそうな海鮮が丼の中に豪快に収まっているのは、ほれぼれする光景でもあります。今度の外食ランチはつじ半の海鮮丼でいかがでしょうか?行列の出来るお店なので、冬はコートなどの防寒対策、夏は帽子やうちわ、水分補給などの防暑対策を忘れずに並んで下さい。おいしい海鮮でお腹がハッピーになりますように。