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ロシアの観光ビザのトランジットとアライバルはどう違う?代行申請とは?

ロシアの観光ビザのトランジットとアライバルはどう違う?代行申請とは?
投稿日: 2017年10月7日最終更新日: 2020年10月8日

これまでロシアはビザ取得のためには手続きのための期間や費用が必要でしたが、2017年8月から電子ビザが簡単に取得できるようになりました。電子ビザとアライバルビザの違いやビザ取得のために必要な手続きや費用、代行申請についてなど、ロシアのビザ情報をご紹介します。

ロシアのビザ情報をご紹介!見出し

2017年8月、ロシアは電子ビザが取得できるようになりました。これまでロシアはトランジットのためでさえビザが必要で、ビザ取得のためには手続きのための期間や費用が必要で、ビザの種類によっては必要な書類が多数あり代行申請などが必要でした。電子ビザとアライバルビザの違いやビザ取得のために必要な手続きや費用、代行申請は必要かどうかなど、ロシアのビザ情報をご紹介します。

ロシアのビザは大きく3種類見出し

ロシアの発行するビザは大きく3種類あります。1つ目はトランジットビザです。トランジットビザは日本からロシアを経由して第3国に渡航する場合、もしくはその逆で第3国からロシアを経由して日本に帰る場合のみ申請できるビザです。このトランジットビザの場合、ロシア滞在可能時間は72時間以内に制限されています。

2つ目のトランジット以外のビザで、交渉やセミナー、会議、ビジネスパートナーとの会合等、業務上の目的でロシアに入国する方が対象となっている業務ビザや、就労ビザ、留学ビザなどいくつかの種類がありいます。ビザの種類に応じて許可された日数のみ滞在をすることができます。

ロシアには複数のビザがありますが、現状、現地で取得できるアライバルビザというものはありません。しかし2017年8月から電子ビザが取得できるようになり注目を集めています。

ロシアの電子ビザとは?見出し

ロシアの電子ビザとは2017年8月8日から取得が可能になったもので、ウラジオストクの空港などから国境検問所を通じてロシアに入国する外国人がウェブサイト上の手続きでビザを発行してもらえるものです。当初は現地で行うことができるアライバルビザが取得可能になるという報道もなされていましたが、実際にはアライバルビザではなく手続きが簡略化された電子ビザが取得できるようになりました。

電子ビザの場合、ロシア極東地域に入国する外国人旅行者は、入国4日前までに、インターネットの特設サイトで電子ビザの申請書を提出します。申請手数料は無料で発行から30日間有効、ウラジオストクからの入国に限り8日間の滞在をすることができます。

電子ビザで訪問可能となる外国人の国籍は、2017年10月現在日本のほかにはアルジェリア、バーレーン、ブルネイ、インド、イラン、カタール、中国、北朝鮮、クウェート、メキシコ、モロッコ、UAE、オマーン、サウジアラビア、シンガポール、チュニジア、トルコの計18カ国とされています。

ロシア電子ビザで滞在できる地域は?見出し

ロシアの電子ビザで滞在することのできるエリアは「自由港」のある5つの地域のいずれかに旅行することができると発表されましたが、現在ウェブサイト上ではウラジオストクにあるウラジオストク・クネブニチ空港検問所とウラジオストクの海上検問所での入国出国のみ申請することができます。

当初発表されていた5地域は、沿海地方、ハバロフスク地方、サハリン州、チュクチ自治管区、カムチャッカ地方です。1回のビザにつき、その地域のみ滞在することができると言われていました。沿海地方はウラジオストクを含むロシア極東南部、ハバロフスク地方はハバロフスクからオホーツク海沿岸北部で、サハリンの対岸付近が含まれています。サハリン州はサハリン島とクリル諸島(日本の北方領土も含む)です。

カムチャッカ地方はカムチャッカ半島とその付け根、チュクチ自治管区はロシア最東部のベーリング海峡へ至る広大なエリアとなっています。実際にこの5つのエリアに電子ビザで渡航することができるようになればかなり広い地域を訪れることができるようになります。

ロシア電子ビザ取得に必要な手続き見出し

ロシアの電子ビザでは、これまでかなり手間と時間のかかったビザ取得の手続きが大きく簡略化されることになりました。電子ビザ取得は専用のウェブサイトで行うことができます。申請はいつでも行うことができ、土日祝日を問わず4日以内にビザが発行されることになります。これまではトランジットビザもそれ以外のビザも、通常は3週間近く取得に時間がかかったためかなり時間が短縮されます。

はじめに、ウェブサイトから申請のためのパスワードを自分で設定すると、申請書のID番号が発行されます。申請書のID番号は申請状況の確認などに必要なので必ずメモを撮ったりプリントアウトするようにしましょう。その後、国籍や名前、生年月日、パスポート情報などを入力します。電子ビザ取得申請書の記入は入国予定日の20日前から4日前まで可能です。

ウェブサイトでの申請後、電子ビザが発行されたかどうかの発給通知はウェブサイトまたはメールアドレスで確認することができます。発行された電子ビザはスマートフォンに保存しておくこともできますが、念のためプリントアウトしておくほうがいいでしょう。電子ビザは日本からの飛行機搭乗の際とウラジオストク国境検問所で国境警備員に提示することになります。

ロシア電子ビザを取得の注意点見出し

発給される電子ビザはシングルエントリーで30日間有効となります。連続滞在期間は入国日と出発日を含め8日間以内で電子ビザの延長はできません。発給可能な電子ビザは一般業務、一般観光、スポーツや文化や科学技術関係などの一般人です。それ以外の目的であれば通常ビザの申請が必要です。

ロシアの電子ビザの申請のためには申請日から6ヶ月以上有効期間の残っているパスポートを所有している必要があります。また、 出入国のスタンプを押すために見開き2ページ以上のスペースがあることが必要です。電子パスポートで入国する場合も滞在期間中にロシア連邦で有効な保険書が必要です。

また、申請書に記載された個人情報など不正確である場合、ビザ取得拒否又はロシア連邦国境検問所において、取得した電子ビザがキャンセルされる能性があるのでご注意ください。アライバルビザではなく、事前の申請が必要になることもご注意ください。

ロシアビザ取得に必要な書類や費用は?見出し

ロシアの電子ビザ取得のためにはJPEGフォーマットの写真が必要ですが、その他はウェブサイト上の入力で完了することができません。電子ビザ取得にあたり費用はかかりません。

その他のビザは取得にあたり、様々な書類や費用が必要です。まずトランジットビザにはビザの申請書に加えて旅程でロシア連邦の次に訪問する国の入国ビザ、または目的地となる国の入国ビザ、もしくは目的地となる国のパスポートに加えて、ロシア出入国のために有効な交通手段のチケットが必要です。

ロシア内で移動をする場合、鉄道やバスのチケットも購入しておく必要があり、宿泊をする場合はそれに加えてロシア連邦外務省公認の旅行会社が発行するバウチャーと呼ばれるホテルや交通機関の予約の支払証明書が必要になります。

ビザのための写真と、有効期間が6ヶ月以上残っているパスポート、入出国のスタンプを押すために見開き2ページ以上が残っていることも必要です。取得にかかる費用は3営業日以内で取得する場合は10000円、4営業日以上で取得する場合は4000円、ロシア大使館や総領事館の労働日の11日以上後に受領する場合は無料です。代行業者を通して取得する場合は代行手数料などが加わります。

ロシアビザ代行申請とは?見出し

これまでロシアのビザ申請のためには在日ロシア領事館に直接書類を提出する必要がありました。しかし在日ロシア領事館は東京、札幌、函館、大阪、新潟にしかないため、他の地域から申請をするためには時間もお金もかかって大変でした。そのため、本人に代行して申請をしてくれるビザ申請の代行業者も多くあります。

特にトランジットを含めロシア内に滞在する場合はロシア連邦外務省公認の旅行会社が発行するバウチャーと呼ばれるホテルや交通機関の予約の支払証明書が必要となり、バウチャー取得は個人では手間がかかるため代行業者を利用するほうが確実で安心です。

ロシアビザ代行申請の手数料は?見出し

ロシアのビザ代行申請のための手数料は、取得までの期間や滞在期間、取得するビザの種類によって代わってきます。バウチャー取得のためにはロシア国内にあるロシア連邦外務省公認の旅行代理店へのバウチャー申請が必要になるため、その分費用がかかってきます。ビザの種類により代わりますが一番簡単な手続きで手数料は8000円くらいからになります。

また、商用や業務用、就労ビザの取得には、ロシアの法人がパスポート・ビザ管理局で作成した招待状が必要となり、その分費用もかかります。さらに、ロシアでの取材や撮影のためには専用の手続きが必要になるため、費用はかかりますが、確実な手続きのために代行業者を利用したほうが安心です。

ビザを確実に取得してロシアに行こう!見出し

電子ビザやトランジットビザ取得のために必要な手続きや費用、代行申請は必要かどうかなど、ロシアのビザ情報をご紹介してきましたがいかがでしょうか。ロシアにアライバルビザはありませんが、電子ビザが取得できるようになり、ロシア旅行やトランジットの際のビザ取得もとても楽になりました。通常のビザ取得のためには様々な書類が必要なため、ビザの種類に応じて代行業者などに相談するようにしましょう。

ロシア観光旅行の魅力!世界遺産や名所・旧跡のおすすめスポット15選! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
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世界で一番広い領土を持つ国、ロシア。ロシアには世界遺産や名所、旧跡など見応えのある観光スポットが数多く点在しています。ロシアの魅力を知れば、旅行に行って見たくなること間違いなし。ロシア旅行で特におすすめしたい、15箇所の観光スポットを厳選してご紹介します。

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投稿日: 2017年10月7日最終更新日: 2020年10月8日

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