奈良県日帰り温泉21選！秘湯から貸切風呂のある施設までをご紹介！

古都奈良の文化財、法隆寺、熊野古道と3つの世界遺産があり、国宝や重要文化財が多い奈良県。観光名所として日本国内だけでなく海外からも観光客が多く訪れます。しかし、これだけ観光名所がありながら宿泊施設が少ないというのは意外と知られていない事実です。奈良県の宿泊客室の数は47都道府県でなんと最下位なんです。

奈良県に宿泊施設が少ない理由は、観光名所の利便性の良さにあります。奈良市内の多くの名所が駅周辺に集積されているので半日もあれば市内の多くの観光名所を満喫できてしまうのです。国内外から年間3500万人の観光客が訪れる奈良県ですが、その8割が日帰り、もしくは他府県に宿泊している人だそうです。

日帰りで行くのならのんびりと温泉に入って疲れを取ってから帰るというのはいかがでしょうか?奈良県内にはいい温泉がたくさんあります。今回は人気の日帰り温泉施設から秘湯と呼ばれる穴場温泉まで奈良のおすすめ日帰り温泉を厳選してご紹介します。

昨年12月にオープンしたばかりの曽爾高原温泉お亀の湯。男女週替わり制の2種類の大露天風呂からは曽爾高原が一面に広がるパノラマ露天風呂です。お湯は無色無臭のお肌がすべすべになるという炭酸水素塩温泉で、泉質の良さからオープン以来地元の人達にも人気のおすすめ日帰り温泉です。

吉野川の支流、四郷川沿いにある日帰り温泉「やはた温泉」。樹齢1000年以上の檜を使った檜風呂と色鮮やかな天然御影石で作られた岩風呂は窓の外には四郷川の清流が望め身も心もリラックスできる温泉です。河原でバーベキューを楽しんだ後にゆっくり温泉に浸かるというパターンもおすすめです。

入り口ではペッパー君がお出迎えしてくれる近代的な建物の中に美肌効果のあるナトリウム炭酸水素塩泉の浴槽をメインに、炭風呂、薬湯どくだみの湯、ハーブ湯など十種類以上のお風呂がある日帰り温泉施設「かもきみの湯」。貸切ができる家族風呂もあるので、のんびりと温泉を楽しみたいご家族やカップルにもおすすめです。

世界遺産登録された吉野山の絶景を一望できる露天風呂が人気の「宝の家（ほうのや）」。旅館ですが日帰り入浴も可能です。春には日本一の桜の名所としても知られる吉野山を眺めながらの入浴は贅沢の極みです。予約が必要になりますが入浴と季節の旬を生かした懐石膳のセットプランも用意されているのでおすすめです。

内湯には総檜の豪華な内湯と清々しい木の香が漂う槙風呂。外湯は高見川のせせらぎが聞こえる露天岩風呂が人気の日帰り温泉「たかすみの湯」。浴槽自体はそれほど広くはないのですが、あまり混雑する事がなく、平日ならいつ行ってものんびりと入浴ができると評判の穴場的温泉です。

国道169号線北山川沿いの道の駅「吉野路上北山」内にある公営の日帰り温泉施設「薬師湯」。白濁色でトロッとした触感の湯は重曹泉で美肌の湯としても知られています。営業時間も22時までとなっているので、日帰り観光の最後の締めに温泉でのんびりするのもいいですね。

奥吉野の下北山村にある日帰り温泉「きなりの湯」。奥吉野に古くから伝わる民家の構成を取り入れた古民家的な作りが人気の施設です。天然石造りの「栃の湯」と天然木造りの「槙の湯」が男女日替わりで利用できるようになっており、観光客だけでなく地元の人達にとっても憩いの場となっています。

芸能の神として知られる天河大弁財天社の近くにある日帰り温泉施設「天の川温泉センター」。杉、松、檜などの天然木にこだわり作られた建物は風情たっぷりです。炭酸水素塩泉の源泉はお肌がスベスベになる美人の湯としても有名です。芸能の神様の近くに美人の湯というのも偶然の組み合わせではない気がしますね。

疲労回復の効能がある漢方薬草トウキなどを使った生薬配合の薬湯露天風呂が人気の「みずはの湯」。滝と清流が目の前に広がる露天風呂はまさに絶景の一言です。内湯は男女日替わりで赤御影の花風呂と檜・岩風呂が楽しめます。サウナもハーブサウナになっていて薬湯とダブルで効果がありそうです。

創業300年の老舗旅館「紀の国屋甚八」貸切用の内湯と露天風呂があり日帰り入浴でも宿泊客の利用が無ければ貸切で入れるので、問い合わせをしてからの来訪をおすすめします。日本庭園に面した露天風呂を貸切で入れるのは贅沢の極みとも言えますので是非おすすめです。

濃い温泉成分のため近畿の秘境にありながら江戸時代から湯治場として人気の高い秘湯入之波温泉「鳩山湯」。温泉成分の濃さは浴槽の縁に蓄積された析出物を見れば一目瞭然です。大自然に囲まれた露天風呂には毎分500リットルの豊富な源泉が投入される温泉好きにはたまらない正に秘湯と呼ぶにふさわしい穴場温泉です。

日本100名湯の一つ十津川温泉郷の日帰り温泉施設「滝の湯」。露天風呂から見える小さな滝が名前の由来です。十津川温泉郷全体で20件近くの温泉施設がありますが、同じ地域で３つの異なる源泉が沸いているという珍しい温泉郷になります。こちら滝の湯の源泉はアルカリ硫黄泉で独特の硫黄の香りが漂い、温泉好きの心をくすぐります。

十津川温泉郷で日帰り入浴も出来る「十津川温泉ホテル昴」。こちらの源泉は美肌効果があるナトリウム炭酸水素塩泉で女性におすすめの温泉です。十津川温泉郷は全ての温泉施設が100パーセント源泉掛け流しで、全国で初めて「源泉掛け流し宣言」をした温泉郷です。全ての湯に入りたくなる秘湯密集地ですね。

十津川村の山奥にある秘湯温泉「神湯荘」。周囲を山に囲まれポツリと建っている所は秘湯感抜群ですが、温泉施設はなかなか充実していて、男性用女性用の2つの大露天風呂の他に貸切の内湯が2つと貸切露天風呂が2つあります。豊富な湯量があるからこその贅沢な作りですね。

秘湯十津川温泉郷の公営日帰り温泉施設「庵の湯」。ナトリウム炭酸水素塩泉の源泉は身体を芯から温め湯冷めしにくく入浴後も身体のポカポカ感が続きます。入口横には無料の足湯と奈良県内では初めてという源泉を飲むことが出来る飲泉場があり温泉を味覚で味わうこともできます。

宇陀市にある大型日帰り温泉施設「あきのの湯」。奈良県下最高値を誇るアルカリ泉質の源泉はお肌がつるつるスベスベになると評判の美人の湯として人気を博しています。併設の温水プールは入浴料だけで利用することができるので御家族で行っても一日中遊べる近畿の穴場リゾートとなっています。

奈良市内に「奈良店」「押熊店」と２店舗のチェーン展開をする天然温泉のスーパー銭湯「ゆららの湯」。人気の炭酸泉を中心に広い敷地にゆったりと入れる多数の浴槽とスーパー銭湯ならではのヒーリングサウナ、岩盤浴や垢すり、エステなど美容設備も充実しています。系列店ながら２店舗の泉質が違うので入り比べするのも面白いですね。

道の駅「針テラス」内にある日帰り温泉施設「はり温泉ランド」。大きな施設ではありませんが内湯と露天風呂があり、大和高原から湧出した天然温泉はナトリウムイオンを多く含んでいてお肌をスベスベにしてくれる良質の湯で、穴場的温泉として人気を得ています。

国道368号線沿い「みつえ」の道の駅にある日帰り温泉施設「姫石の湯」。2つの泉質の違った大浴場をはじめ、露天風呂、つぼ湯、樽風呂、泡風呂、打たせ湯などがある広々としたゆったり施設です。平日は混雑する事はほとんど無く運が良ければ貸切状態で入れる穴場温泉です。

十津川温泉郷の北部に位置する公衆浴場「泉の湯」。4、5人でいっぱいになる程の内湯と露天風呂が各１か所のこじんまりとした温泉施設ながらカランからも源泉が出てくる完全源泉掛け流しの良質な温泉です。広さよりも良いお湯にのんびり浸かりたいという方にとっては正に穴場といえる温泉です。

吉野の大自然に囲まれた日帰り入浴もできる温泉旅館「杉の屋」。天然岩の露天風呂と槙造りの内湯がある「金明の湯」と槙造りの露天風呂と天然石造りの内湯がある「銀嶺の湯」の2つの大浴場があります。どちらも吉野の絶景を眺めながらゆったりとくつろげる温泉になっています。

日帰り利用が多い奈良県ですが良質の温泉がたくさんあります。今回は小さな公衆浴場からスーパー銭湯、日帰り入浴可のホテルまで幅広いジャンルの入浴施設をご紹介させていただきました。お好みのシチュエーションに合わせて、ぜひ行楽の帰りに立ち寄って疲れを癒してください。