大嶼山（ランタオ島）観光！大仏やビーチなどディズニーだけじゃない名所まとめ

香港にある大嶼山(ランタオ島)は香港ディズニーランドのある島として知られていますが、ディズニーランド以外にも世界最大級の大仏やのんびりとした時間を味わえるビーチ、大嶼山(ランタオ島)ならではの自然を味わえる場所など魅力的なスポットがたくさんあります。そんな大嶼山(ランタオ島)のおすすめ観光名所をご紹介していきます。

大嶼山(ランタオ島)は香港の西側に位置するの香港最大の島です。面積は146.48平方kmで元は田舎の島で林道ハイキングや海水浴、大仏参拝をする人が訪れる程度でした。1980年代はじめに東部の大白灣沿いに高級住宅地であるディスカバリー・ベイが造成され、多くの外国人が暮らしはじめました。

1998年には北部に隣接する赤鱲角周辺を埋め立てて香港国際空港がオープン。2005年9月には東部に香港ディズニーランドがオープンしました。さらに2006年には空港の隣接町の東涌から大仏を結ぶロープウェー昂坪360も開業し、大仏周辺も再開発されるなど、大型建設プロジェクトが相次いでいます。香港島とフェリーで結ばれている梅窩近くの銀鑛湾や、南部の海岸には海水浴場もあり、夏にはリゾート客でにぎわっています。

香港国際空港開港とともに空港・東涌地区と九龍半島・香港島とを結ぶ機場快線・東涌線も開通しました。東涌駅にはバスターミナルも整備されていて、島内の主要地点に行くことができます。 英語では「Lantau Island」という呼ばれていますが、この「ランタオ」という名は、中国語で「爛頭」(ただれた頭)に由来していると言われています。

天壇大仏は1989年に完成したブロンズ製の大仏です。台座を含めると高さ34mもあり、2007年までは屋外に設置された大仏としては世界最大の大仏でした。天壇大仏はその建設には12年の歳月がかかったといわれています。天壇大仏は香港有数の観光地で市街地やディズニーランドと同じく、わざわざここを訪れる人がいる場所です。

天壇大仏まではケーブルカーで行くことができ、ケーブルカーの中からも巨大な大仏の姿を見ることができます。また、東涌駅B出口のバス乗り場から23番のバスで行くこともできますがバスの場合は1時間以上かかります。バスのほうがケーブルカーよりも料金が安いので、費用を抑えたい方はバスで、時間短縮をしたい方はケーブルカーを利用するのがおすすめです。

チョン・シャ・ビーチ(Cheung Sha Beach、長沙泳灘)は大嶼山(ランタオ島)南部のビーチです。香港最長だという広大な砂浜は「Upper Cheung Sha Beach」と「Lower Cheung Sha Beach」の2カ所に分かれています。

チョン・シャ・ビーチは人が少なく静かなため、海水浴も日光浴もすることができます。2カ所ともにバス停から近く、また海沿いにはレストランも複数軒あり、海の見えるテラスでシーフード料理を楽しむことができます。週末やオンシーズンは、ボートや海水浴を楽しむ人でいっぱいになるビーチはキラキラした雰囲気の香港とはまた違って自然を感じながらゆったりとした時間をすごすことができるおすすめスポットです。

大嶼山(ランタオ島)にある香港ディズニーランドは、世界各国にあるディズニーリゾートのうち5カ所目として2005年にオープンしたディズニーランドです。香港ディズニーランド内には4つのテーマランドがあり多くの観光客が訪れています。

香港ディズニーランド内には「香港ディズニーランド･ホテル」と「ディズニー・ハリウッド・ホテル」の2つのホテルが併設されているので香港ディズニーランドの雰囲気をより満喫したい方におすすめです。各ホテルからは無料シャトルバスも運行されています。

大嶼山(ランタオ島)では本格的にトレッキングや登山を体験できるランタオトレイル(鳳凰徑)も楽しむことができます。ランタオトレイルはランタオ島南部を周回する、整備の行き届いた遊歩道です。

ランタオトレイルは全長は70km、12の区間に分けられてい香港の自然を満喫することのできる香港四大トレイルのひとつともいわれています。ランタオトレイルは政府と地権者とのトラブルで整備ができていないセクション7を除けば自然を楽しみながら山歩きをすることができ、2セクションなら1日でも十分歩ける距離なのでハイキング好きだけでなく、のんびりと自然を味わいたい方にもおすすめです。

タイオー・スティルト・ハウス(大澳漁村及棚屋)は大嶼山(ランタオ島)の中でも古くから漁村として栄えていた場所で蛋民のふるさととも言われています。漁民である蛋民は、何世紀にもわたり大嶼山(ランタオ島)の干潟の上に高床式の住居を建てて暮らしてきており、今でも多くの人が川の上に建てた家に住む水上生活を送っています。

水上の住居はお互いにつながっていて、水の上で暮らす結束の固いコミュニティを形成しています。大嶼山(ランタオ島)に住む人たちのローカルな雰囲気を身近に感じることができるとともに、絶好のフォトスポットでもあります。

ゴンピン360(昴坪360)は世界最大級の屋外大仏である天壇大仏へ参拝するための、全長5.7kmの観光用のケーブルカーです。360度自然に囲まれた景色を見渡せることから名付けられました。ゴンピン360にはMTR東涌駅に隣接している乗り場から乗ることができ、天壇大仏まで25分で行くことができます。

ゴンピン360は2タイプありますが、床が透明なタイプに乗るとまさに空中遊泳しているような気分で移動することができます。ゴンピン360からはランタオ島の景色を一望することができます。香港国際空港も眺めることができ、ビクトリアピークとは違った景色を楽しむことができます。

ゴンピン360の車両はヨーロッパアルプスのケーブルカーと同じタイプを使い、全部で112車両あり、1時間に最大3500人を乗せることができると言われています。ケーブルカーの内部には10席の座席があり、車椅子用のスペースも用意されています。ケーブルカー内にエアコンはありませんが窓の上部を開けることができるため、運行中は外から強風が入ってきて、夏でも肌寒いくらいです。

ゴンピン360の運賃は片道大人HK$63で子供はHK$30(3歳から11歳)、シニア(65歳以上ただし香港居民に限る)はHK$49です。往復運賃は大人HK$96、子供HK$48なので帰りもロープウェーで戻ってくる方は往復切符を買うのがおすすめです。ただし祝日などは特別料金が設定される場合があるため、購入前に料金表を確認するようにしましょう。

ゴンピン360と並んで大嶼山(ランタオ島)で移動手段がサニーベイからディズニーランドに向かうディズニー列車であるMTRです。この列車は窓がミッキーとミニーの形をしていて、つり革もミッキーの形です。

列車の車体先頭部分にも、通常とが違ったディズニーカラーを使用するなど、大嶼山(ランタオ島)に入るところからディズニーランドモードを味わうことができます。フォトスポットとしても楽しめる場所なのでディズーファンには必見の列車です。

大嶼山(ランタオ島)観光をするのにも便利な交通手段はMTRです。MTRだと香港島・中環(セントラル)から島で一番賑わう東涌(トンチョン)駅までで約40分で行くことができます。また、のんびりと移動したい方は香港各方面からバスで行くこともできます。

バスはAが頭につくエアポートバスのうちA10、A11、A12か、Eが頭につく路線バスE11などでも、東涌(トンチョン)を経由して香港国際空港に向かうものです。深夜バスもNが頭につく路線バスにもN11などで大嶼山(ランタオ島)へ入ることができます。

大嶼山(ランタオ島)のおすすめ観光名所をご紹介してきましたがいかがでしたか?香港ディズニーランドだけでなく、世界最大級の大仏や美しいビーチ、気持ちのいい自然を感じることのできるランタオトレイルなど楽しみがいっぱいの大嶼山(ランタオ島)。香港観光の際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。