アクア・トトぎふで淡水魚鑑賞！カピバラとも触れ合えるおすすめイベントまとめ！

アクア・トトぎふは、岐阜県各務原市川島にある世界最大級の淡水魚水族館です。日本国内だけではなく世界の珍しい淡水魚や、カピバラなどの可愛らしい動物たちも飼育し展示しています。期間限定の展示や毎日イベントを開催するなど、とても楽しい水族館です。そんなアクア・トトぎふの見どころを紹介します。イベント内容や割引情報などもあるのでぜひ見てみてください！

館内は全4階で、1階から一気にエレベーターで4階まで上がり、順路通りに展示してある生き物たちを見ていきます。緩いスロープで水槽の位置が全体的に低いため、小さい子供や車椅子の方でも安心して楽しく見られます。淡水魚と聞くとどうしても地味なイメージを持たれがちですが、個性豊かな楽しい魚たちが迎えてくれます。海のない岐阜ならではの水族館です。

アクア・トトぎふの4階は、岐阜で一番有名な河川である長良川の源流の生物たちが展示され、3階では中流から河口までの生き物が展示されています。4階は長良川の源流である岐阜県郡上市高鷲町にある滝や渓流をイメージして作られています。3階は主に岐阜県の郡上市と美濃市の河川環境が再現されています。

2階と1階には、日本の河川では考えられないような色や形・大きさをした海外の淡水魚たちに出会えます。2階の淡水魚博士の探求小屋では、日本と中国の淡水魚が展示され、淡水魚のルーツについての話があります。また、1階にはアクア・トトぎふの見どころのひとつであるカピバラがいます。そのすぐ傍の特別展示スペースには、期間限定で色々な生き物の展示が行われます。

アクア・トトぎふの展示方法はユニークです。まず、水槽内には魚が見えなくなるくらいたくさんの水草がある水槽があります。これは、ただ展示するだけではなくその魚の生態が見えるためです。また、よくある水族館のような天井まであるような水槽はあまりありません。川から上がった陸上の生態系も意識した造りになっているためです。なるべく自然の状態を意識した展示方法のため、淡水魚がより魅力的に見えます。

アクア・トトぎふは一般道からだけではなく、東海北陸自動車道の川島パーキングエリアからも入場が可能です。しかし、下り線の普通車の駐車台数が218台なのに比べ、上り線は普通車の駐車台数が22台とかなり少ないです。そのため、土日祝日は駐車できない可能性があります。上り線から行く場合、確実に駐車するには一度一般道へ出ることをおすすめします。

アクア・トトぎふの年間パスポートは、入館料2回分の料金で発行できます。割引特典が3つ付いており、1つめは同伴者5名まで入館料が10％割引されます。2つめは、館内のお土産屋さんでのお買い物が一部商品を除き5％割引されます。3つめは、館内レストランで食事の際、ドリンクが無料またはソフトクリームが100円割引されます。岐阜市や各務原市・愛知県一宮市など近くに住んでいる方は年間パスポートがおすすめです。

アクア・トトぎふはＪＡＦ会員優待施設です。優待内容は、入館料10％割引と館内売店での商品購入が5％割引の2つです。そして、セゾンカードもしくはＵＣカードの提示でも入館料が10％割引されます。また、65歳以上の方は、年齢を証明できるものを所持している場合に10％割引されます。

イトウは、幻の魚と言われる北海道の一部地域のみにしか生息していない日本最大の淡水魚で、絶滅危惧種に指定されています。かつては岩手県や青森県の一部にも生息していましたが、絶滅しました。アクア・トトぎふでは2階に展示されています。青みがかった水槽の中を泳ぐイトウは神秘的です。

メコンオオナマズは、メコン川流域に生息する固有種で、乱獲や自然破壊により絶滅危惧種に指定されている淡水魚です。淡水魚ではかなり大きな部類で、全長は2mほどあります。詳しい生態はまだ明らかになっていませんが、アクア・トトぎふではコイの練り餌にクロレラを混ぜたものを与えています。国内で飼育している水族館はほとんどなく、アクア・トトぎふ以外だと長崎ペンギン水族館が知られています。

メコンオオナマズは、2階にある大きな水槽の中を何匹も泳いでいます。水槽の傍を泳ぐこともよくあるので、かなり見ごたえがあります。大きい体をしていて最初はびっくりしますが、顔をよく見ると愛嬌があって面白い魚です。

ピラルクーはアマゾン川流域に生息する世界最大の淡水魚のひとつで、シーラカンスと同様に生きた化石として知られています。ウロコが大きくて硬いため、靴べらなどに使用されてきました。水槽のそばにはピラルクーのウロコが展示されており、実際に触ることもできます。水槽の中を悠々と泳ぐピラルクーの姿は見どころのひとつです。

アクア・トトぎふ入口や館内には、ピラルクーの写真付き看板や模型があり、一緒に写真を撮ることもできます。泳いでいるといまいち実感しにくい大きさがよくわかります。写真のピラルクーの看板は入口にあるもので、ピラルクーの大きさを実感できるおすすめの写真スポットのひとつです。

アルダブラゾウガメはセーシェル共和国固有種で、ガラパゴスゾウガメと並ぶ世界最大級のゾウガメです。一時は乱獲などにより絶滅を危ぶまれていましたが、保護政策が推められたおかげで免れました。1階のゾウガメ広場にいるので、入場してすぐにその姿を見ることができます。冬季を除く土日祝日の午後からは、エサやり体験を行っています。

コツメカワウソは、近年ペットとしても人気を集め始めた、河川の近くに生息する小型の哺乳類です。絶滅危惧種に指定されたニホンカワウソに代わり、飼育展示しています。4階からは陸上での様子を上から見ることができ、3階では水の中を泳ぐ姿や、巣穴を模して作られた部屋での様子を見ることができます。つぶらな瞳が大変愛らしく、とても人気があります。

カピバラは、アマゾン川流域を中心に生息する現存種の中で一番大きなげっ歯類です。のんびりとした可愛らしい印象がありますが、カピバラという名前は現地の言葉で「草原の支配者」を意味すると言われ、和名は「鬼天竺鼠」といいます。見た目とはまた違う印象の名前です。

カピバラは、1階の出口方面にあるカピバラテラスで飼育展示されています。カピバラテラスにはプールがあり、そこでは泳ぐカピバラに会えます。カピバラは水かきが付いていて水中に5分以上潜れるなど、水の中での生活に向いた動物です。カピバラテラスはアクア・トトぎふの見どころのひとつなのでぜひ見てください。

アクア・トトぎふでは、イベントがたくさん行われています。毎日開催されているものから土日祝日開催のみのもの、期間限定で季節などに合わせたものなど様々です。写真は季節に合わせて飾られるテーマ水槽というもので、メディアでも取り上げられることもある見どころのひとつです。テーマ水槽は1階のエントランスに展示されているので、入場前に見ることができます。

アシカショーは、毎日開催されているイベントです。場所は1階出口付近にあるアシカステージで、開演時間が近い場合は出口から入ってアシカショーを見ることができます。客席があまり大きくないため、満席の際には入場制限がかかってしまいます。しかし、そのおかげでアシカショーをかなり間近で見ることができます。

カピバラのふれあい体験は、毎日開催されるイベントです。1階のカピバラテラスにて、カピバラたちにエサをあげることができ、エサやり中は触ることもできます。先着30名のみでエサ代100円が掛かります。岐阜県内でカピバラと触れ合えるのはアクア・トトぎふだけです。開始5分前より整理券を配り始めるので、開始時間を確認して早めにカピバラテラスに行くことをおすすめします。

フーディングウォッチとポイントガイドは、毎日開催されるイベントで、時間帯によって生き物が違います。フーディングウォッチでは飼育されている生き物たちのエサの種類や食べ方を紹介し、ポイントガイドでは生き物たちの習性などの生態を説明してもらえます。おすすめはコツメカワウソです。すばしっこいコツメカワウソの食事シーンが見られます。

おさかなたちにエサをあげよう！は、1階の清流ふれあいプールで毎日体験できるイベントです。時間帯は決まっておらず、100円のエサを購入して魚たちにあげます。ウグイやオイカワ・カワムツなどがおり、人が近づくだけでもエサがもらえるのかとたくさん寄ってきます。エサを握ったまま手を入れると一気に魚たちがやってきてきてとても面白いです。

バックヤードツアーは、土日祝日の午前午後に行われるイベントです。先着10名限定で、開館時間の9時30分からインフォメーションにて予約を受け付けています。スタッフさんのお話を聞きながらなかなか見られないバックヤードを見られる、とても貴重なイベントです。

スペシャルプログラムは、不定期のイベントです。ナイトツアーで夜のアクア・トトぎふを見て回った後に食事をしたり宿泊をするなど、子供から大人までワクワクするようなイベントばかりです。スペシャルプログラムはどれも人気があり、定員が決まっています。事前応募で応募人数が多かった場合は抽選になりますが、見どころが盛りだくさんのかなりおすすめのイベントです。

アクア・トトぎふは、規模は小さいながら生き物たちへの愛情と敬意が感じられる水族館です。展示方法もなるべく自然へ近づけ、少しでも来観客に生き物の生態を知ってもらおうとたくさんの工夫がされています。今回紹介した以外にも、おすすめの生き物やイベントがあります。淡水魚に興味のある方やカピバラなどの動物と触れ合いたい方は、ぜひアクア・トトぎふに行ってみてください！