地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

京都・鹿王院の魅力を紹介!美しい参道の紅葉や嵐山が借景の庭園に大満足!

京都・鹿王院の魅力を紹介!美しい参道の紅葉や嵐山が借景の庭園に大満足!
投稿日: 2017年10月14日最終更新日: 2020年10月8日

もうすぐ秋本番。旅行を楽しむにはピッタリの季節です。特に秋の京都は観光、食事、癒しを求めて訪れたいと思っていらっしゃる方も多いでしょう。皆さんは京都で随一紅葉が美しい「鹿王院」をご存知ですか?今回は京都にある寺院「鹿王院」の魅力についてご紹介したいと思います。

京都「鹿王院」は嵐山観光の穴場スポット見出し

鹿王院は京都の観光地で有名な嵐山の穴場スポットです。嵐山の観光スポットから少し離れた閑静な住宅街の中に鹿王院はあります。京都のお寺と言えば、どこでも沢山の観光客で混んでいるというイメージですが、この鹿王院だけは意外とまだ観光客の少ない静かな穴場のお寺なのです。京都の紅葉をゆっくりのんびり楽しみたい方には、とてもおすすめのお寺です。

京都「鹿王院」歴史を少しご紹介見出し

鹿王院は嵐山の臨済宗の禅寺で、元々は宝幢寺(ほうどうじ)という本寺の脇寺です。康歴2年(1380年)、室町幕府の3大将軍足利義満が自らの寿命を延ばす事を祈願する為に建立し、春屋妙葩牙が開山(住職)しました。その後宝幢寺は応仁の乱で消失し、この鹿王院だけが残りました。鹿王院という名前の由来は建立時、群れをなして野鹿が現れた事から称したと言われています。

京都嵐山を観光!人気スポットからおすすめの名所をご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都嵐山を観光!人気スポットからおすすめの名所をご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都嵐山のおすすめ観光スポットをご紹介します。嵐山は京都の西側に位置し、京都観光でも見どころが多く、国内外からの観光客がひっきりなしに訪れる人気の観光地です。今回は嵐山の人気スポットからおすすめの名所、あまり知られていない穴場までをご紹介します。

京都「鹿王院」境内を少しご紹介見出し

鹿王院の境内の中にはいくつかの古い建物があります。後ほど鹿王院の庭や重要文化財についてご紹介しようと思っているのですが、その前に、建物の名称もわからないと理解できない部分がありますので、ここで少し鹿王院の代表的な境内の建物について紹介したいと思います。

客殿

玄関で拝観料を納めてからまず最初に向かうのは客殿です。客殿には、足利義満の筆による鹿王院の扁額(へんがく)が掲げられています。南側には庭園があり、美しい庭を眺められるという建物として人気があります。人の少ない時期は、客殿の縁側に腰を下ろしてゆっくり庭を眺めることもできます。

本堂(開山堂)

延宝4年(1676年)に建立。桟瓦葺き(さんがわらぶき)の屋根を持つ寄棟造(よせむねづくり)の比較的小さな建物です。本堂でありながら、開山堂(開山の像を祀った堂のこと)でもあり、開山者、春屋妙葩(しゅんおくみょう)をはじめとする寺院に深くかかわった人々の像が祀られています。本尊は釈迦如来坐像で、裏側には等身大の足利義満像が。

舎利殿(駄都殿)

宝暦13年(1763年)に建立。桟瓦葺の屋根の方形造り(ほうぎょうづくり)の建物です。舎利殿は駄都殿(だとでん)とも呼ばれており、中には源実朝が将来したと伝えられる仏牙舎利を納めた「多宝塔」が安置されていて、毎年10月15日のみ拝観できます。多宝塔の四隅には仏法護持の四天王像が配置されています。

本命 京都でも随一の絶景参道のある「鹿王院」見出し

室町時代に建てられたという鹿王院の総門をくぐり抜けると直ぐ参道はあります。参道の石畳は寺院なかの中門まで続きます。この二つの門をつなぐ参道の四季の風景がとても美しいため、京都でも随一の絶景参道と言われています。この新緑の青もみじの風景は春から初夏まで観ることができます。

鹿王院の参道は京都の紅葉の穴場スポットでもあります。秋は参道の両脇のもみじや楓が深紅に染まり、美しい紅葉のアーチを作り上げています。新緑の季節の青もみじの参道とはまた違う美しさがあります。紅葉は毎年11月の中旬頃から色づき始め、11月下旬から12月上旬に見頃となります。また参道の紅葉は、散りモミジとしても人気があります。

京都「鹿王院」には美しい枯山水庭園見出し

鹿王院には、江戸中期に造られたと言われる日本初の平庭式の枯山水庭園があります。枯山水の庭園は普通、砂石、樹木などの組み合わせだけで造られますが、鹿王院の庭園は舎利殿の建物も庭の一部として使われていて、また庭園の背景には、嵐山も借景として使われているというとても贅沢な庭園です。

鹿王院の枯山水庭園は京都市の指定の名勝です。鹿王院の秋の枯山水庭園は、庭のもみじの紅葉が、平庭一面のコケ敷の緑によく映えて美しく、客殿から庭を眺めると舎利殿の屋根とモッコクの樹が重なり、借景の嵐山の紅葉を背景に、とても奥行き深い景観を作り出しています。こちらの庭園も京都の紅葉の穴場スポットです。

京都「鹿王院」には日本の重要文化財見出し

鹿王院には創建時に近い南北朝時代に造られたとされる数々の重要文化財を保持しています。運慶作と言われる本尊の釈迦如来像、総門(山門)の「覚雄山」と記された扁額、また客殿に掲げられている「鹿王院」と記された扁額は、共に足利義満筆とされ、日本の重要文化財です。その他にも鹿王院は沢山の貴重な有形文化財を保持しています。

鹿王院の総門(山門)は室町時代初期に建てられました。総門の柱は禅宗様式のもので、京都建仁寺の総門に次ぐ古い建築物とも言われています。写真は、総門の扁額「覚雄山」で足利義満筆といわれています。

鹿王院本堂(開山堂)の仏像「弥勒菩薩像」です。応仁の乱の時代、本寺の宝幢寺は勿論のこと、京都の寺院の建物や仏像はほとんど焼失してしまったそうですが、鹿王院の建物や仏像だけは奇跡的に残りました。京都でも貴重とされている仏像です。弥勒菩薩像の左右には賢渓玄倫和尚像と虎岑玄竹和尚像の3体が祀られています。

鎌倉時代、源実朝が宋の国から招来したとされる仏牙舎利を納めた舎利殿(駄都殿)の「多宝塔」です。多宝塔の屋根の内側には無数の龍が彫られていて、四隅には仏法護持の四天王像が配置されています。また舎利殿の壁には、仏陀の弟子である羅漢の絵がかかっています。

客殿は、明治23年(1890年)に峨山昌禎が再建しました。壁に立て掛けてある「鹿王院」の扁額は足利義満筆とされ重要文化財に指定されています。また客殿の裏には後庭があり、茶室「芥室」(あくたしつ)があります。そして今現在客殿は、宿坊体験で使われる禅道場として開かれています。

京都「鹿王院」には女性だけ利用できる宿坊が見出し

鹿王院には女性だけ泊まることのできる宿坊があります。こちらの宿坊体験の特徴は、情緒ある宿坊に1日泊まり、座禅を体験、次の朝に美味しい精進料理を頂けるというものです。もしあなたが鹿王院の癒しに満ちた空間にどっぷりと浸りたいなら、宿坊体験をしてみるのも良いかもしれません。一泊朝食付き4500円。パジャマと洗面用具は各自持参。お寺への事前の予約が必要です。

京都で人気の宿坊ランキング!座禅・写経や精進料理も!気になる予約方法は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都で人気の宿坊ランキング!座禅・写経や精進料理も!気になる予約方法は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都にはお寺に宿泊できる「宿坊」が一杯!座禅や写経を体験できる宿坊や女性専用の宿坊もあり、若い女性の間で注目を集めています!静かな空間で非日常的な一日を過ごしてみませんか?今回は京都のおすすめの宿坊をランキングにしました。

昨秋から京都「鹿王院」で紅葉のライトアップ見出し

昨秋、鹿王院で初めて夜間拝観を実施し、参道と庭園をライトアップしました。夜間拝観は1日100人限定の事前予約制という特別なもので、今年も引き続き実施されます。期間は2017年11月29日から12月9日までの毎日夕方5時30分から夜の7時30分で今年は特別、鹿王院の本堂が公開されます。

鹿王院の枯山水庭園のライトアップ風景です。暗闇に輝く舎利殿が幻想的です。鹿王院のライトアップの見学は事前予約制の一日100人限定ですので、基本的にゆったり静かに楽しめます。しかもお抹茶のおもてなしもあるので、普段味わうことない非日常の時間を体験できます。現実から仏の世界へ導くような参道、柔らかい光で包まれたこの鹿王院の夜の庭園を堪能できます。

嵐山の紅葉はライトアップがきれい!おすすめのコースや見頃など紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
嵐山の紅葉はライトアップがきれい!おすすめのコースや見頃など紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
嵐山は、平安貴族が愛した名勝地。渡月橋や桂川を見渡す風光明媚な景色が人気です。特に、秋の嵐山は「日本の紅葉の名所100選」に選ばれた紅葉の名所で、夜間はライトアップが実施されます。今回は、嵐山の紅葉の見頃や、ライトアップでおすすめのコースを紹介します。
京都・嵐山花灯路の魅力!夜の嵯峨野に幻想的なかがやき・日程やルートも! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都・嵐山花灯路の魅力!夜の嵯峨野に幻想的なかがやき・日程やルートも! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
毎年京都で行われている「嵐山花灯路」2017年の日程はご存知ですか?冬の京都の町が幻想的にライトアップされ、大人気のイベントとなっています。その魅力や見どころ、アクセスや混雑など、ご紹介しているので、嵐山花灯路へ行きたいという方はぜひご覧ください。

京都「鹿王院」は交通アクセスが良い見出し

鹿王院は他府県からの交通アクセスが良いです。JR京都駅からは嵯峨野山陰線に乗り換え「嵯峨嵐山」駅で下車、徒歩5分です。阪急沿線からは京福電鉄嵐山線に乗り換え「鹿王院」駅で下車したら徒歩3分で到着します。また嵐山観光も兼ねて拝観するのであれば、嵐山渡月橋からは、徒歩15分位で鹿王院を訪れる事が出来ます。

嵐山へのアクセスは電車・バス・車どれがおすすめ?京都駅からの行き方も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
嵐山へのアクセスは電車・バス・車どれがおすすめ?京都駅からの行き方も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
嵐山は数ある京都の観光地の中でもトップクラスの人気を誇る場所です。そのため京都駅からのアクセスもJR、電車、バス、車とあり、それぞれメリットデメリットがあります。そこで、嵐山からのアクセスをそれぞれの方法ごとに調べてみました。

京都の紅葉の穴場スポット「鹿王院」はいががでしたか見出し

京都の紅葉の穴場スポット「鹿王院」はいががでしたか?行ってみたいと思われた方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。「鹿王院」は紅葉の季節、多少混雑しているものの、普段はとても静寂で穏やかな素晴らしい寺院です。皆さんも京都や嵐山観光の際は、是非、駅や嵐山観光中心地から近い穴場の「鹿王院」に立ち寄って、紅葉の見事な参道や、庭園の静寂に包まれた美しい景観に癒されてみて下さい。

嵐山のお土産特集!人気の雑貨やおすすめのお菓子のお店をご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
嵐山のお土産特集!人気の雑貨やおすすめのお菓子のお店をご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
嵐山といえば日本だけでなく海外でも知られている、京都の有名な観光スポットの一つですよね。観光ももちろん大事ですが、嵐山にきたのならお土産も重要ですよね。そこで嵐山のお土産の中から、地元の人や観光客に人気の雑貨やおすすめのお菓子などをまとめてご紹介します。

関連キーワード

投稿日: 2017年10月14日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

ライター

この記事を書いた人

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote