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金沢百万石まつりの仮装行列が面白い!見どころや混雑状況・交通規制まとめ!

金沢百万石まつりの仮装行列が面白い!見どころや混雑状況・交通規制まとめ!
投稿日: 2017年10月15日最終更新日: 2020年10月8日

金沢百万石まつりは加賀百万石の礎を築いた前田利家の偉業をしのんで開催される祭りで、利家と妻お松に有名俳優が起用されるようになり、たくさんの観光客が集まる一大イベントとなりました。そこで金沢百万石まつりの見どころや交通規制などについて調べてみました。

金沢百万石まつりに行ってみよう見出し

金沢は前田利家を祖とする、加賀藩のお膝元として発展した街です。当時の加賀藩は全国で唯一の百万石を誇る大藩であり、加賀独自の文化が花開いた歴史を持っています。この前田利家の偉業をしのんで開催される金沢百万石まつりについて、その見どころや交通規制、混雑状況などを調べてみました。

金沢百万石まつりとは見出し

金沢百万石まつりというのは、毎年6月に石川県金沢市で行われるまつりです。毎年6月上旬の第一土曜日をを中心とする金、土、日の3日間行われています。1984年以来、主役である前田利家役に俳優が起用されるようになり、それに伴って多くの観光客が訪れて混雑する、大きなまつりとなりました。

なぜ6月に行われるのかというと、加賀藩の祖である前田利家が1583年6月14日に金沢城に入城したという記録が『尾山神社誌』という歴史史料にあるからです。このまつりは加賀百万石の礎を築いた前田利家の偉業をしのぶものなので、仮装行列や茶会、提灯行列など、その歴史を想起させるイベントが行われます。

金沢百万石まつりの場所見出し

金沢百万石まつりは、金沢市内の複数の場所で行われます。初日の献茶式や祈願祭などは尾山神社で行われます。これはもともとこのまつりが、尾山神社の封国祭に合わせて行われていたものにルーツを持つことによります。百万石茶会などは兼六園とその周辺で行われるので、美しい庭園を見ながらお茶をいただくことができます。

なお、金沢百万石まつりのメインイベントである百万石行列は、金沢駅東広場を出発し、金沢城公園まで仮装行列が続きます。金沢城公園に到着後、前田利家にちなみ、入城祝祭が行われています。特にこの百万石行列と入城祝祭は見どころが多く、多くの観光客で混雑します。

金沢百万石まつりのアクセス見出し

金沢そのものは、交通の便がよく、行きやすい場所です。特に2015年に北陸新幹線が開業したことで、東京方面から新幹線一本で金沢まで来ることができるようになりました。関西方面からは北陸本線の特急「サンダーバード」「しらさぎ」などを利用して来ることができます。

飛行機の場合ですが、最寄り空港は小松市にある小松空港になります。東京、札幌など複数の便があります。小松空港からは小松空港連絡バスが飛行機の発着に合わせて走っており、これを利用することで金沢駅西口まで来ることができます。

車の場合、最寄りICは金沢東、もしくは金沢西ICとなります。出発地から便利なICを利用するといいでしょう。ただし、金沢の市内は、多くの城下町の傾向と同じく、道が入り組み、わかりにくい面があります。金沢は戦災に遭わなかったことで、加賀藩時代の道がそのまま現代に引き継がれているためなのです。

加えて後述しますが、金沢百万石まつりの時は交通規制がかかる上、多くの観光客が来るために道路が混雑することが予想されます。特に市内の中心部は混雑が予想されるので、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。

金沢百万石まつりの交通規制はある?見出し

さて、金沢百万石まつりの際の交通規制についてです。まず初日は子ども提灯太鼓行列、加賀友禅灯ろう流しが行われるしいのき迎賓館周辺、浅野川周辺が通行止めになります。さらに2日目は前述した百万石行列と踊り流しが行われるため、会場周辺が通行止めとなり、大規模に交通規制がかかります。

このときは車はもちろん、周辺を通過する路線バスやふらっとバスなどもすべて迂回ルートを通ることになります。車で来た場合は周辺の場所に設けられた臨時駐車場から、バスもしくはJRを利用して会場に行きます。いわゆるパーク&ライドで、駐車場は無料ですが、公共交通機関が料金がかかります。

なお、このほかに百万石行列の日には臨時列車「百万石まつり号」などの運行も行われます。こちらは各駅停車で百万石行列の出発時間に合わせて運行されます。これらの列車もうまく使って、交通規制を避けるようにすることをおすすめします。

金沢百万石まつりの歴史見出し

さて、金沢百万石まつりの歴史について紹介します。前述したのですが、もともとこのまつりは尾山神社の封国祭に合わせて行われていた奉祝行事にルーツを持ちます。この奉祝行事は佐久間盛政が作った金沢城に、賤ヶ岳の戦いの後にこの地に入ることになった前田利家が入城したことを祝うものでした。1923年から1945年までこの奉祝行事は金沢市祭として執り行われていたのです。

第二次世界大戦後、このまつりは進駐軍の指導で尾山まつりとして6年間開催されました。1952年、市と諸侯会議所が主催となり、「商工まつり」が行われます。これ金沢百万石まつりの第一回目となります。その後金沢の400年の歴史を反映するようなまつりに発展してきています。

なお、もともとの奉祝行事の歴史をたどると、江戸時代の百日祭が起源と言われており、このころは現在の百万石行列に該当するものは3日間かけて行われていたとも言われています。江戸時代にもつながる古い歴史を持つまつりなのです。また、百万石行列も以前は前田利家が入城した6月14日に行われていましたが、現在は前述した日程となっています。

金沢百万石まつりの見どころは?見出し

金沢百万石まつりの見どころとして挙げられるのは、何といっても百万石行列でしょう。この行列に関しては次に詳しく述べますが、スタートが14時ごろで金沢城到着が16時ごろ、しかも時間が遅れ気味になると言われます。公式サイトには通過予定が記載されているので、それを参考にしていくとよいでしょう。

行列の距離があることもあり、中央公園の屋台のある近辺あたりを除くと、朝から長蛇の列ということはあまりなさそうです。1時間くらい前になると人が集まりはじめるという話もありますので、そのあたりを目安にするといいかもしれません。

ただし、早めに場所取りをする必要があるポイントもあります。それは出発地点のところです。ここでは出発の際に前田利家が出発の合図をすることになっており、百万石行列の中でも見どころとなります。そのためどうしても混雑するのです。

いずれにしても、交通規制の問題もありますので、百万石行列当日はできれば午前中のうちにバスなどで近くまで移動し、兼六園などの観光地を見て時間をつぶすのがおすすめです。有料観覧席も金沢城近くにあるので、立ちっぱなしはきついと言うなら利用してもいいでしょう。

それからこの行列に入る加賀鳶は見どころの一つです。加賀鳶というのは加賀藩で抱えていた大名火消しのことで、加賀百万石という大藩の火消しであったことから美麗な装束を着用しており、火消し活動も見事であると有名でした。この伝統を受け継ぎ、はしご乗りの技を見せてくれます。

金沢百万石まつりの仮装行列見出し

さて、この金沢百万石まつりの百万石行列ですが、いわゆる仮装行列です。前田利家の入城をあらわすものなので、それに関係した仮装行列が行われるわけです。行列には前述した加賀鳶やミス百万石、獅子舞(加賀獅子)、尾山神社の神輿などのほか、珠姫の輿入れ、前田利家、お松の方の行列などが続きます。

この仮装行列のうち、中心となるのは前田利家とお松の方です。もともとは地元の人がこの役をやっていたのですが、1984年に金沢出身の俳優を前田利家役で起用したところ、多くの観光客がやってきました。そのため、それ以降は毎年前田利家役に有名俳優が起用されています。また2008年からは妻であるお松も有名女優を起用するようになりました。

ちなみに珠姫は江戸幕府二代将軍徳川秀忠の二女で、利家の4男で後の加賀藩三代藩主前田利常に輿入れするのですが、この珠姫、利常を含め、他に仮装行列に参加するのは地元の市民です。当日は行列に参加する扮装をした人々が街のあちこちで見られるそうです。

金沢百万石まつりのイベント見出し

百万石茶会

土日の2日間、兼六園とその周辺で行われます。当日は各流派のお点前が行われます。茶券が必要で、前売り券は2席分で事務局やお茶屋、お菓子屋などで販売されます。当日券は会場で購入できます。兼六園の風情を味わいながら、落ち着いたひとときを過ごしてはいかがでしょうか。

百万石踊り流し

百万石行列のあと、その会場の一部である香林坊周辺を使って行われます。2017年は飛び入りを含めて約12500人が踊り、たくさんの観光客で混雑しました。18時から20時まで、途中休憩をはさみながら行われます。百万石音頭などの金沢の民謡を楽しみつつ、飛び入りで踊るのも楽しいかもしれません。

金沢百万石まつりを満喫しよう見出し

金沢百万石まつりは絢爛豪華な仮装行列である百万石行列を中心に、見どころがたくさんあるまつりです。加賀百万石の威光が今によみがえるよう。交通規制もありますし、混雑することも考えられますので、ぜひ早めに会場近くに入り、観光地もゆっくり楽しんでください。

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投稿日: 2017年10月15日最終更新日: 2020年10月8日

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