箱根ガラスの森美術館は必見！体験やランチもできる人気スポット！

ヴェネチアン・グラスを始めとする美しく華やかなガラスの数々が見られる箱根ガラスの森美術館は、箱根のおすすめ観光スポットです。箱根ガラスの森美術館では体験工房で体験ができたり、レストランでおいしいランチやスイーツを食べることもできます。箱根ガラスの森美術館の魅力、割引の情報、アクセス方法についてご紹介します。

箱根ガラスの森美術館にあるメインの「ヴェネチアン・グラス美術館」では、中世のヨーロッパ貴族たちを魅了したヴェネチアン・グラスの作品が約100点展示されています。15世紀から18世紀にかけてヨーロッパの貴族たちはヴェネチアン・グラスの技や美しさに惚れ込んでいたそうです。美しいヴェネチン・グラスの世界を見ていきましょう。

「現代ガラス美術館」では、19世紀後半以降に支持されるようになった現代のヴェネチアン・グラスを鑑賞することができます。ヴェネチアン・グラスは大ヒットした後、停滞していた時期があります。20世紀以降、従来の伝統とは異なる革新的な取り組みでヴェネチアン・グラスは蘇りました。美しく発展した現代のヴェネチアン・グラスを見てみましょう。

箱根ガラスの森美術館の庭園は季節に寄って異なる姿を見せるため、存分に鑑賞を楽しむことができます。5月下旬から11月初旬頃までは、箱根ガラスの森美術館の庭園を美しく飾る約200種300株のバラを鑑賞することができます。「薔薇の回廊」はおすすめの必見スポットで、門をくぐると気品あるバラの香りを楽しむことができる場所です。

あじさいの見頃の6月中旬から7月下旬には1350平方メートルの広大な敷地に、約70種類4500株のあじさいの花を見ることができます。あじさいの滝と呼ばれる場所には、かわいい真っ白なあじさいが咲き誇ります。早いあじさい（ツルアジサイ）は5月下旬頃には咲き始めるそうです。

10月下旬から11月中旬の紅葉シーズンには、箱根ガラスの森美術館の庭園が鮮やかな赤、黄色、オレンジに染まります。大涌谷や箱根の山々を見渡せる箱根ガラスの森美術館の庭園は、箱根にある屈指の紅葉スポットとしても有名です。「紅葉の小径」は、色づいた木々を眺めることができるおすすめの紅葉スポットです。

箱根ガラスの森美術館の庭園とヴェネチアン・グラス美術館の間にあるクリスタル・ガラスのアーチ「光の回廊」は、箱根ガラスの森美術館のシンボルとも言える美しい場所です。高さ約9m、全長約10mのガラスでできたアーチで、なんと約16万粒のクリスタル・ガラスでできているそうです。

光の回廊は見ているだけで癒し効果のある場所です。太陽に照らされキラキラと光るクリスタル・ガラスの魅力に惚れ惚れとする人がたくさんいます。光の回廊を見るおすすめの季節は秋の紅葉シーズンで、彩られた箱根の山々を奥に望み、クリスタル・ガラスが一層美しく輝きます。

クリスタル・ガラスでできた「光の回廊」や「噴水」は一年を通して鑑賞することができるおすすめスポットですが、箱根ガラスの森美術館には季節に応じて庭園を飾る野外の美しいガラス作品があります。クリスタル・ガラスは本物の花々に負けない輝きを放っているので、注目してみてください。

春の3月中旬から5月中旬頃までは、クリスタル・ガラスの桜が展示されます。高さは約6mで、約4万5000粒のクリスタル・ガラスが桜のように美しく咲き誇ります。初夏のあじさいシーズンは、庭園を本物のあじさいが彩りますが、クリスタル・ガラスのあじさいもキラキラと光を放ちます。

8月下旬から11月中旬までは、箱根仙石原を代表する植物であるススキのクリスタル・ガラスが展示されます。約100粒のクリスタル・ガラスをつけたススキが200本、合計2万粒のクリスタル・ガラスが箱根ガラスの森美術館の庭園に咲き誇り、圧巻の美しさを見せます。

クリスマスシーズンは、約8万5000粒のクリスタル・ガラスが飾られた高さ約10mのクリスマスツリーと、約6万5000粒のクリスタル・ガラスが飾られた高さ約8mのクリスマスツリーの2つが箱根ガラスの森美術館の庭園にお目見えします。夜のクリスマスツリーは美しいの一言です。

箱根ガラスの森美術館では、体験工房でガラスの作品を作ることができます。子供でも体験が可能なので、気軽に体験工房でトライすることができます。オリジナルの作品はお土産にぴったりなので、箱根の旅土産に体験工房へ寄ってみてはいかがでしょうか。体験工房の受付時間は、10時から16時までです。

「サンドブラスト体験工房」は、すでに出来上がっているガラスに自分の好きな絵柄を彫ることができる体験工房です。サンドブラストは、ガラスに研磨剤となる砂を吹きかけて、表面をスリガラスに削っていく技法のことです。絵柄は季節のお花や食べ物など時期によって異なり、お土産にぴったりです。製作時間は約30分から40分で、体験料金は1300円です。

フュージングは、ガラスを組み合わせて熱を加えて熔かし合わせる技法です。「フュージング体験工房」では、オリジナルのアクセサリーを作ることができます。季節のお花のアクセサリーは、女性にお土産として渡すと喜ばれそうです。ガラスの熔かすレベルを選ぶことができ、それによって仕上がりの見た目が大きく変わります。

アクセサリーの製作時間は約15分から20分程度ですが、仕上げの工程に70分程かかるので、美術館散策前にフュージング体験工房でアクセサリーを作って、散策後に出来上がったものを取りに行くのがおすすめです。時間のない人には発送も対応しているそうです。体験料金は1700円です。

箱根ガラスの森美術館にある「ラ・カンツォーネ」は、人気のカフェ・レストランです。箱根ガラスの森美術館の庭園と箱根の山々を見渡せるオープンテラスで、優雅なひと時を過ごすことができます。4種類ある焼きたてのクロワッサンは美味しいと大人気。お持ち帰りも可能なので、お土産用に買って帰るのもアリです。

ラ・カンツォーネのおすすめメニューは、季節のフルーツがたっぷり入ったフルーツティーです。「紅茶のブルーマウンテン」とも言われるニルギリという名前の紅茶と、旬のフルーツの相性は抜群で感動するほど美味しいと評判の声多数です。紅茶を飲み終えた後は、フルーツに生クリームをつけていただきます。

ラ・カンツォーネではランチを楽しむこともできます。ボリュームたっぷりのビーフステーキは、こだわりのソースでいただく人気のランチメニューです。肉汁溢れるハンバーガーや大きい野菜が入ったビーフシチューも食べ応えがあり、ボリュームランチにピッタリです。

もう少し軽めのランチを楽しみたい人には、リコッタチーズとトマトのパスタや、スパイシーなビーフカレー、玉ねぎの甘みがおいしいハッシュドビーフなどのメニューもあります。どのメニューもコーヒーまたはウーロン茶がつき、ランチタイムにゆっくり食事をしている人も多いようです。

カフェ・レストラン「ラ・カンツォーネ」では、毎日イタリアのカンツォーネの生演奏を楽しむことができます。演奏時間は11時から16時までの毎時0分から15分までの15分間で、本場のイタリア人歌手による本格的な演奏です。お茶や食事をしながらカンツォーネの演奏をテラスで聞くことができる、贅沢な時間です。

箱根ガラスの森美術館の「ミュージアム・ショップ」では、世界各国のガラス製品をお土産として買うことができます。かつてのヨーロッパ貴族が熱狂したヴェネチアン・グラスや、シンプルなクリスタル・ガラスは、おしゃれなアートとしても楽しめるお土産です。ガラスで出来たアクセサリーやワイングラス、香水瓶、時計などの小物は、大切な人へのお土産にしたい商品です。

箱根ガラスの森美術館の割引券は、箱根ガラスの森美術館のホームページからダウンロードすることができます。通常大人1500円、大学生・高校生は1100円ですが、割引券を持参すると入場料が100円割引となりそれぞれ1400円、1000円になります。乗り換え案内を提供しているジョルダンのサイトからも割引クーポンをダウンロードすることができます。

ロードサービスのJAFの会員証を持っている場合は、会員証を提示すると200円割引になり、大人1300円、大学生・高校生は900円になります。また、JTBがスマホ向けに販売をしている割引電子チケットも200円割引になります。車で行く人はJAFの会員証を忘れないようにしましょう。

箱根ガラスの森美術館は箱根の仙石原のエリアにあります。箱根ガラスの森美術館に車でアクセスする場合は、東名高速道路の御殿場インターチェンジから国道138号線で箱根方面へ20分程走ると、国道138号線に箱根ガラスの森美術館が見えます。駐車場は隣接している有料の駐車場を利用します。

箱根湯本駅から箱根ガラスの森美術館まではバスが出ています。バスでのアクセス方法は箱根湯本駅から桃源台駅行きに乗って俵石・箱根ガラスの森前で下車します。箱根湯本駅から箱根ガラスの森美術館までの所要時間は約25分です。バス停は箱根ガラスの森美術館のすぐそばなので、公共交通機関でもアクセスしやすい場所にあります。

住所：神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48 電話番号：0460-86-3114

箱根ガラスの森美術館で見られるヴェネチアン・グラス、クリスタル・ガラスの数々は美しくて心を奪われます。体験工房や、ランチ、カンツォーネも楽しめる箱根ガラスの森美術館でガラスに囲まれてゆっくりした時間を過ごしてみましょう。お土産にガラスを買って帰るのを忘れずに。