星の王子さまミュージアムの割引クーポンはある？アクセス・料金・時間まとめ！

箱根仙石原にある「星の王子さまミュージアム」は、箱根の人気観光スポットの一つです。サン=テグジュペリの世界に触れることができる他、フランス式の庭園や可愛い建物などが女子に人気です。「星の王子さまミュージアム」の魅力に加えて、レストランのランチ、ショップで販売されているグッズ、割引券やアクセス情報などをご紹介します。

「星の王子さま」は、1943年にニューヨークで出版されました。その後、200以上の国でその地域の言語にて販売され、ロングベストセラーになりました。発行部数はなんと1億4500万冊を超えているそうです。「星の王子さま」は飛行士をしながら作家として活躍したサン=テグジュペリの代表作となりました。

「星の王子さま」のストーリーは、小惑星「B612」で暮らしていたひとりぼっちの王子さまが、星を飛び出して旅に出るというものです。いくつかの星を旅していく中で、王子さまは人々と出会い、「本当に大切なものは何か」を考え、見つけていくというストーリーになっています。

「星の王子さま」の作者であるサン=テグジュペリは、1900年6月29日、フランスのリヨンで生まれました。子供の頃から飛行士に憧れていたサン=テグジュペリは、大人になり飛行士として活躍するようになります。飛行士と2足のわらじを履いた状態で作家としてデビューし、飛行士としての体験をもとにした多くの作品を出版しました。

「星の王子さま」を執筆したのは、第二次世界大戦中のアメリカで、サン=テグジュペリはアメリカに亡命していました。1943年に「星の王子さま」を出版した翌年の1944年、地中海のコルシカ島から偵察飛行に立ったまま、マルセイユ沖でサン=テグジュペリの消息が分からなくなってしまったそうです。

サン=テグジュペリの遺族は、「星の王子さま」のファンである人々をサン=テグジュペリの友達と呼び、特に日本には友達が多いと語っています。サン=テグジュペリの世界や情熱が見られる星の王子さまミュージアムは、日本の友達がサン=テグジュペリにしてくれたプレゼントだとも言っています。

星の王子さまミュージアムはサン=テグジュペリの生誕100年を祝う世界的な記念事業の一環として、1999年の6月29日にオープンしました。「星の王子さま」に関するミュージアムがオープンするのは世界で初めてだったそうです。「星の王子さま」を表す心地よい時間を過ごす空間というのをキーに、自然環境が恵まれていた箱根を選んだという経緯です。

星の王子さまミュージアムでは、写真や手紙などのサン=テグジュペリ所持品や、サン=テグジュペリの愛用品が展示されています。またサン=テグジュペリが飛行士兼作家として過ごしていた部屋などが再現され、どのように「星の王子さま」が生まれたのかがわかるようになっています。星の王子さまミュージアムは、サン=テグジュペリの世界観を知ることができる場所なのです。

星の王子さまミュージアムのエントランスを入ると、最初に王子さまに会うことができます。王子さまが住んでいた小惑星B612の上に立つ王子さまを発見することができます。ここは写真でも人気のスポットです。噴水に佇む小惑星B612と王子さまを見逃さないようにしましょう。

星の王子さまミュージアムには、季節によって様々な花が咲き誇る「ヨーロピアン・ガーデン」があります。ガーデンデザイナーとして活躍する吉谷桂子さんが、星の王子さまミュージアムのガーデンデザインを担当されています。園内を飾る花々を見るだけでも癒される、「ヨーロピアン・ガーデン」はそんな場所になっています。

星の王子さまミュージアムの「ローズガーデン」は、王子さまが愛したと言われる赤いバラで統一されたガーデンです。バラの見頃は6月から7月上旬頃なので、この時期に訪れる場合は、赤いバラが咲き誇るローズガーデンを見逃さないようにしましょう。

「クリスマスローズガーデン」は、冬にクリスマスローズが咲き誇ります。クリスマスローズの見頃は12月下旬から3月頃です。春にはチューリップなど他の花も咲いています。クリスマスローズガーデンには王子さまの佇む姿があります。また、きつねや羊などの他の動物も隠れていますので、見つけてみましょう。

星の王子さまミュージアムでは、吉谷桂子さんの「公開ガーデニングワークデー」があります。月ごとに異なる花や、鉢植え、クリスマスのイルミネーションの準備など、実際に吉谷桂子さんのガーデンデザインをしている瞬間を見学することができます。ヨーロッパ生活の中で本場のガーデニングを習得した吉谷桂子さんの技術を間近で見られる貴重な機会です。

星の王子さまミュージアムには、サン=テグジュペリが子供時代を過ごしていたと言われるサン=モーリス・ド・レマンス城やフランス式庭園もあります。この庭園には、冬には高さ約7メートルの大きなクリスマスツリーが飾られ、イルミネーションとともに美しく園内を彩ります。フランス式庭園の「星の王子さま」プロジェクションマッピングは必見です。冬はロマンティックになる16時以降がおすすめです。

星の王子さまミュージアムはフォトジェニックな場所としても人気があります。かわいい建物が並ぶ街はフランスをイメージしたもので、フランスに来てしまったのではと錯覚するほど素敵な場所です。看板やマンホールにも注目してみてください。サン=テグジュペリや星の王子さまゆかりのモチーフが隠れているそうです。

星の王子さまミュージアムにある映像ホールと展示ホールでは、サン=テグジュペリの世界を見ることができます。映像ホールは砂漠の世界を表現した空間になっており、400インチのスクリーンで、サン=テグジュペリの今生と「星の王子さま」を紹介した映像を観ることができます。映像は約15分間で、繰り返し上映されています。

展示ホールは、サン=テグジュペリの波乱に満ちた人生を垣間見ることができる空間になっています。サン=テグジュペリが子供時代を過ごした部屋の再現や、子供の頃からの夢であった飛行士として活躍したことがわかる飛行機の原寸大模型、世界各国で飛行にまつわる作品を執筆していた時の様子を、サン=テグジュペリの愛用品とともに見ることができます。

サン=テグジュペリが亡命先のアメリカで「星の王子さま」を執筆していた部屋も再現されています。「星の王子さま」の原画や原稿を見ることができる大変貴重な空間です。サン=テグジュペリがどのような雰囲気の中で「星の王子さま」を執筆していたのかが垣間見られる、「星の王子」さまファンにはたまらない展示施設となっています。

星の王子さまミュージアムでは、サン=テグジュペリが子供時代を過ごしたサン=モーリス・ド・レマンス城に現存する教会が再現されています。ステンドグラスに「星の王子さま」のキャラクターが描かれている可愛らしい教会です。この教会は告白・プロポーズスポットと言われています。周囲に誰もいないことが確認できたら勇気を出してプロポーズしてみるのもありかもしれません。

星の王子さまミュージアムにあるレストラン「ル・プチ・プランス」は、2017年にリニューアルオープンしたレストランです。「星の王子さま」のキャラクターや世界をイメージした新メニューが加わり、可愛くて楽しいランチタイムにぴったりのレストランとなっています。星の王子さまミュージアムで星の王子さまの世界に浸ったランチを楽しんでみましょう。

「小惑星の火山のグラタンハンバーグ」は、小惑星の火山で料理する王子さまをイメージしたメニューだそうです。熱々のグラタンとハンバーグはボリュームランチにピッタリです。他にも「黄色いヘビのトマトクリームパスタ」や、「砂漠の井戸のスパイシーカレー」など、物語からインスパイアされたメニューは、ワクワクのランチタイムにしてくれそうです。

星の王子さまのイメージとして強くある「ウワバミ」をモチーフにしたのは「ウワバミのオムライス」です。ゾウを飲み込んだウワバミがよく再現された、子供が好きそうなランチメニューです。レストランのインテリアの中にもゾウを飲み込んだウワバミがいるそうです。ランチタイムにお子様とレストラン内を探してみてはいかがでしょうか。

「ル・プチ・プランス」にはお子様向けのランチメニューもあります。プチプリンス&プリンセスプレート「夜間飛行」は、飛行機をかたどったライスや星型の野菜がかわいいキッズプレートです。メニューはセットにすると、パン（メニューによる）スープ・サラダ・デザート・コーヒーまたは紅茶が付きます。キッズプレートのみセットはデザートと、オレンジジュースまたはアップルジュースです。

レストラン「ル・プチ・プランス」のスイーツタイムは王子さまが描かれたふわふわパンケーキや、バオバブの実と野菜が入ったスムージー、気むずかしやのローズティーなど、星の王子さまミュージアムならではのカフェメニューを堪能できます。各セット料金にプラス100円でローズティーに変更もできます。オリジナルローズティーは星の王子さまミュージアムのショップ「五億の鈴」でも販売されています。

レストラン「ル・プチ・プランス」の営業時間は11時から18時までで、デザートメニューとフードメニューのラストオーダーは17時、ドリンクメニューのラストオーダーは17時30分です。休日のランチタイムは混雑していることも多いので、少し時間をずらして行くと、ゆっくりレストランランチを楽しむことができるかもしれません。

星の王子さまミュージアムにあるお店「五億の鈴」では、星の王子さまにちなんだグッズを購入することができます。「五億の鈴」は星の王子さまの商品を購入できる国内最大の販売店です。王子さまやゾウを飲み込んだウワバミ、ヒツジなどのキャラクターの人形は星の王子さまミュージアムの人気グッズです。

星の王子さまが悩んだ時にアドバイスをくれるというB6サイズのオラクルカードや、星の王子さまのストーリーの中にある大切な言葉を集めたメッセージブック、そして星の王子さまが立体イラストで楽しめるポップアップブックは、大切な人への贈り物にも人気のグッズです。

自分へのお土産には星の王子さまのパスケースや、ブックカバー、しおりなどのグッズはいかがでしょうか。物語のキャラクターが描かれたマウスパッドやPCケースも、自分へのお土産に人気のグッズです。日記を書く習慣がある人は同日の日記を書くことができる、3年日記、5年日記がおすすめです。

星の王子さまの絵が描かれたマグカップや湯のみも、可愛らしいグッズの一つです。星の王子さまの世界をいつも纏っていたい人は、星の王子さまのアクセサリーや、トートバッグなどのグッズがおすすめです。星の王子さまミュージアムのショップ「五億の鈴」でお気に入りのグッズを探してみてください。購入したグッズは宅配も可能です。

星の王子さまミュージアムでは、星の王子さまミュージアムをゆっくりと鑑賞するためのサービスをいくつか設けています。無料のベビーカーと車椅子は入り口またはチケットブースで貸し出しています。園内見学後は、入り口またはチケットブースに返却します。

入り口にはコインロッカーがあります。箱根に旅行できて大きい荷物がある人でも、コインロッカーに荷物を預けて手ぶらで星の王子さまミュージアムの鑑賞を楽しむことができます。また、AppleとAndroidのオーディオガイドがあり、チケットブースで有料版（料金400円）を購入すると星の王子さまミュージアムの音声ガイドを聴くことができます。

星の王子さまミュージアムの大人の当日券は1600円ですが、前売り券を購入すると200円割引の料金1400円となります。小中学生は当日券700円が前売り券600円と100円割引料金になります。高校生・大学生とシニアの当日券は1100円で、前売り割引料金はありません。

年明けには、星の王子さまミュージアムの前売り券特別割引キャンペーンが実施されています。1月から3月までの間に前売り券を購入すると、当日券より200円割引の前売り券がさらに200円割引料金となります。利用は4月までです。

箱根の周辺観光スポットへの訪問を考えている場合は、セットで割引料金となるチケットがお得です。箱根ガラスの森美術館、箱根ラリック美術館、ポーラ美術館などとのセット割引券があります。いずれも星の王子さまミュージアムの近くにあるので、合わせての鑑賞をおすすめします。

星の王子さまミュージアムの年間パスポートは購入日から1年間有効で、料金は一人5000円です。年間パスポートを持っていると同伴者4名までの入園料金が200円割引となります。レストラン「ル・プチ・プランス」のドリンクバーがサービスになったり、5回目の入園時にはレストランのランチ2名分がプレゼントされたり、とお得な内容になっています。

星の王子さまミュージアムは箱根仙石原にあります。星の王子さまミュージアムに車でアクセスする場合は、東名高速道路の御殿場インターチェンジから国道138号線を箱根方面へ20分程走ります。ガラスの森美術館が見えたら次の交差点を左折し、県道75号線を走ると星の王子さまミュージアムにアクセスできます。

星の王子さまミュージアムには駐車場があるので、車でアクセスする場合は園内の駐車場に停められます。駐車料金は1日300円、マイクロバス以上の大型車は1日1000円です。収容台数は112台なので、車でアクセスしても安心して星の王子さまミュージアムの駐車場に停められそうです。

星の王子さまミュージアムに公共交通機関でアクセスする場合は、箱根湯本駅からバスに乗るか、新宿から小田急箱根高速バスに乗ります。箱根湯本駅からは桃源台行きのバスに乗って、川向・星の王子さまミュージアムの駅で降車すると目の前に星の王子さまミュージアムが現れます。新宿から小田急箱根高速バスに乗ると直通でアクセスできます。

星の王子さまミュージアムの見どころが伝わりましたでしょうか。星の王子さまミュージアムでサン=テグジュペリの世界に触れれば、「本当に大切なものは何か」を考えるきっかけになるかもしれません。魅力満載の星の王子さまミュージアムで、不思議な可愛い世界を感じてみましょう。