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京都・雲龍院の見どころは?ライトアップされた紅葉や写経体験もできる!

京都・雲龍院の見どころは?ライトアップされた紅葉や写経体験もできる!
投稿日: 2017年10月23日最終更新日: 2020年10月8日

「雲龍院」は、泉涌寺の別院で皇室ゆかりのお寺。現存する日本最古の写経道場があることでも有名です。桜と紅葉の時期に行われる庭園の夜間ライトアップは必見。JR東海のCMでも紹介された雲龍院「悟りの窓」からは、四季そのものを絵画にしたような幻想的な光景が望めます。

京都・雲龍院とは見出し

京都市東山区にある「雲龍院(うんりゅういん)」は、「御寺泉涌寺(みてらせんにゅうじ)」の別院で皇室ゆかりのお寺。現存する日本最古の写経道場があることでも有名です。桜と紅葉の時期には庭園の夜間ライトアップがあり、「悟りの窓」や「迷いの窓」から幻想的な風景を望むことができます。「雲龍院」の見どころをご紹介しましょう。

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京都・雲龍院の由来見出し

泉涌寺山内の一番奥に位置する「雲龍院」は、真言宗泉涌寺派の別格本山という高い寺格を持つお寺です。南北朝時代の北朝第4代天皇である後光厳天皇の思召しにより、応安5年(1372年)に建立。康応元年(1389年)、後円融天皇により龍華殿が建造され、天皇の勅願により妙法写経が始まりました。

応仁の乱勃発により文明2年(1470年)に全山焼失し、残ったのは後光厳天皇と後円融天皇の御尊像のみ。文亀2年(1502年)、後柏原天皇より、後土御門天皇御使用の御黒戸御殿を下賜され、これを本殿として再建しました。寛永9年(1632年)には、御水尾天皇より写経会に要する仏具100点余が寄付されています。

皇室との御縁故が深く、後山には、光格天皇の皇妃、仁孝天皇の両皇女、孝明天皇の両皇女の陵墓があります。後光厳天皇をはじめとする歴代の御尊牌を祀る霊明殿は、慶応2年(1866年)に建設が始まり、孝明天皇、明治天皇、英照皇太后の思召しにより明治2年(1869年)、現在の姿に再建されました。

京都・雲龍院の見どころ1:本堂 龍華殿【重要文化財】見出し

本堂の「龍華殿」は、ひのきの一種であるさわらと竹の釘を使用した「こけら葺き」の造りが特徴です。たいへん貴重なものであり、昭和41年(1966年)に重要文化財に指定されています。

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京都・雲龍院の見どころ2:霊明殿見出し

雲龍院は、皇室とゆかりのあるお寺。後山には、後水尾天皇以降の陵墓がありますが、明治元年(1868年)に建立された位牌堂が「霊明殿」です。後光厳天皇、後円融天皇、後小松天皇、称光天皇、後水尾天皇から孝明天皇までの天皇、東福門院や普明照院など江戸時代の皇子や皇女の御尊牌が奉安されています。

京都・雲龍院の見どころ3:本尊 薬師如来見出し

雲龍院の御本尊は「薬師如来」。薬師如来は、お薬師さん・瑠璃光王・大医王尊などとも呼ばれ、お医者さんのような仏様として信仰されていました。薬師如来が左手に持っているのは、薬壺です。本堂龍華殿には、藤原時代に作られた本尊薬師如来坐像があり、両脇には日光菩薩と月光菩薩がお祀りされています。雲龍院は、西国薬師霊場第四十番札所です。

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京都・雲龍院の見どころ4:「龍淵」大石良雄(内蔵助)筆見出し

「大輪の間」に飾られている力強い「龍淵」の字は、大石良雄(内蔵助)の書。雲龍院の近くに大石良雄が滞在していた来迎院があり、その茶室である含翠軒で討ち入りの密談をしたそうです。

京都・雲龍院の見どころ5:龍華殿 写経塔見出し

後円融天皇が写経の功徳を御信奉されたことにより始まった妙法写経。以降、現在まで写経道場として受け継がれてきました。寛永9年(1632年)、御水尾天皇より写経会に要する仏具100点余が御寄進され、当時の写経机が今も残っています。写経体験の際に使用することもできるので、古の時代に思いを馳せながら、写経をしてみるのはいかがでしょう。

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京都・雲龍院の見どころ6:色紙の窓見出し

雲龍院には「蓮華之間」や「悟之間」「月窓之間」「大輪之間」など書院が多くあります。「蓮華之間」にある障子窓は「色紙の窓」や「しき紙の景色」などと呼ばれており、椿・灯篭・楓(紅葉)・松の4つの切り取られた景色を眺めることができます。障子に色紙をはめこんだような、幻想的な空間です。

京都・雲龍院の見どころ7:迷いの窓・悟りの窓見出し

書院「悟之間」の見どころは、四角い「迷いの窓」と丸い「悟りの窓」。禅の教えを表すこの2つの窓を持つお寺は、京都では「雲龍院」と「源光庵」しかありません。「迷いの窓」は人生の苦しみである「生老病死四苦八苦」を表し、真円を描く「悟りの窓」は悟りの境地を表しています。窓からは、額縁庭園のごとく四季折々の景色が望める造りです。

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京都・雲龍院の見どころ8:走る大黒天尊像見出し

もともとは、忿怒形をしたシバ神の化身「マカカラ」であった大黒天様。仏教に取り入れられてからは大日如来の化身となり、今日私たちが馴染みのある笑顔の大黒天様が生まれました。雲龍院に安置されている大黒天尊像は、鎌倉時代に作られたもので、大きな袋を背負ってわらじを履いた「走る大黒天尊像」です。

京都・雲龍院の特別拝観と夜間ライトアップ見出し

【春】4月上旬から約1週間(変動あり)

4月上旬から約1週間(変動あり)、「雲龍院春の特別拝観と夜間ライトアップ」が行われます。夜間ライトアップでは、花々が咲き誇る庭園が幻想的に浮かび上がり見事です。昼間拝観は9時から16時30分、夜間拝観は18時から20時30分。拝観料金400円(泉涌寺とは別料金)。

【秋】11月中旬から12月上旬頃(変動あり)

11月中旬から12月上旬頃(変動あり)、「雲龍院秋の特別拝観と夜間ライトアップ」が行われます。燃えるようなもみじの紅葉をしっとりと眺めながら、極上のひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。書院の窓から望む紅葉も素敵です。昼間拝観は9時から16時30分、夜間拝観は18時から20時30分。拝観料金400円(泉涌寺とは別料金)。

京都・雲龍院で写経体験見出し

雲龍院の写経

長い歴史を持つ日本最古の写経道場で、日々の生活を忘れ、心静かに写経をしてみませんか。後光厳天皇の思召しにより、応安5年(1372年)に建立された雲龍院。次の天皇である後円融天皇が写経の功徳を御信奉されたことにより妙法写経が始まりました。写経を行う本堂龍華殿は、文亀2年(1502年)に後柏原天皇より下賜されたもので、重要文化財に指定されています。

寛永9年(1632年)、御水尾天皇より写経会のための仏具100点余が御寄進されました。後水尾天皇より御寄付を賜った当時の写経机で、写経できます。通常の机にはなりますが、テーブル席もありますので膝が辛い方でも大丈夫です。雲龍院の写経体験は、まず香で手を清め、朱墨で写経を行い、納経後は庭園を見ながら御抹茶がいただけます。

雲龍院の御本尊は薬師如来。本堂龍華殿の中央にある写経塔には、後水尾天皇の第7皇女である光子内親王が書かれた写経が納められており、写経の御本尊として祀られています。写経受付時間は9時から15時30分。体験料は、拝観料と御抹茶込みでお一人様1500円。

お清め

雲龍院では、写経の前にお清めを行います。最初に、丁子(ちょうじ)をひとつ口に含み、口から発する4つのことを清めます。写経の間は口に含んだままです。4つのこととは、不妄語(嘘をつかない)・不綺語(中身のない言葉を話さない)・不悪口(乱暴な言葉を使わない)・不両舌(他人を仲違いさせるようなことを言わない)。

次に、塗香(ずこう)を手に塗ることで、身体で行う3つの行為を清めます。3つの行為とは、不殺生(故意に生き物を殺さない)・不偸盗(与えられていないものを自分のものとしない)・不邪婬(不倫をしない)。

最後は、酒水(しゃすい)を頭にふりかけてもらい、心から生まれる3つのことを清めます。3つのこととは、不慳貪(異常な欲を持たない)・不瞋恚(異常な怒りを持たない)・不邪見(誤った見解を持たない)。

写経・納経

心静かに筆を持ちましょう。写経用紙には、般若心経が薄く書かれていますので、朱墨を使い筆でなぞっていきます。最後に「右為」と書いてある欄に願い事を書き入れ、住所と氏名も書きます。筆や硯箱を整えて終了です。書き終わったら、正面の三方の上に納経します。そのまま持ち帰っても大丈夫です。

御抹茶をいただく

写経と納経が終わったら、御抹茶を楽しみましょう。御抹茶は、書院のどこでいただいても良いので、場所を決めておきます。春には可憐な花々、秋には色あざやかな紅葉をのんびりと眺めながら、御抹茶とともに心穏やかなひとときを過ごしてください。

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京都のイタリアン特集!ランチやディナーにおすすめTOP21! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都の食と言えば、茶懐石などの日本料理も有名ですが、イタリアンの名店も結構あります。こだわり抜いた素材の良さを最大限に引き出したイタリアンや、和とイタリアンを融合させた京都ならではのお料理など。ランチからディナーまで、京都の美味しいイタリアンをご紹介します。

京都・雲龍院の拝観時間見出し

雲龍院の拝観時間は、9時から17時(16時30分受付終了)、拝観料はお一人様400円(泉涌寺とは別料金)。写経体験の受付時間は9時から15時30分、体験料は拝観料と御抹茶込みでお一人様1500円。拝観休止日あり。

京都・雲龍院へのアクセス見出し

JR京都駅よりJR奈良線で1駅、JR東福寺駅にて下車。京阪三条駅より京阪本線で4駅、東福寺駅にて下車。いずれも、泉涌寺道交差点を通り雲龍院まで徒歩20分ほどかかります。

住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町36 電話番号:075-541-3916

京都観光の穴場「雲龍院」を参拝しよう見出し

雲龍院をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。日本最古の写経道場での写経体験や、桜と紅葉の時期の夜間ライトアップ、庭園を眺めながらの御抹茶など、雲龍院で心静かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年10月23日最終更新日: 2020年10月8日

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