日比谷クリスマスマーケット2017が今年も開催予定！混雑状況を予想！

昨年日比谷公園で開催され大盛況に終わった「東京クリスマスマーケット」が今年2017年に日比谷公園に帰ってきます。クリスマスマーケットといえばドイツの冬の風物詩。東京クリスマスマーケットはそれに勝るとも劣らず、訪れると日比谷ではなくドイツまで来てしまったかのような雰囲気を味わえます。今回はそんな日比谷公園で開催される東京クリスマスマーケット2017の見どころや混雑予想をお伝えします。

クリスマスマーケットとは、ドイツをはじめとするヨーロッパ各都市で11月頃から12月のクリスマスまで開催されているお祭りです。キリスト教を信じるヨーロッパの人々にとって、クリスマスは一年で最も大事なイベント。クリスマスマーケットはクリスマスが到来するまでの間の“アドヴェント(待降節)”の長く暗い冬を乗り切るために始められたそうです。

クリスマスマーケットはドイツではほぼ全都市で行われていますが、中でも人気の高いフランクフルトのクリスマスマーケットは1393年から続いていると伝えられています。またアドヴェントの時期限定で食べられるスイーツの一つ、シュトーレン発祥の地とされるドレスデンでもクリスマスマーケットは1434年から続いているとされています。

東京クリスマスマーケットは2015年に日比谷公園で初めて開催され、日比谷という場所柄、お仕事帰りにも気軽に立ち寄れるクリスマスマーケットとして人気を集めました。また屋外には数多くのお店が出店し、本場ドイツの料理や飲み物、さらにはクリスマス雑貨などを購入することが出来、日比谷公園にいながらドイツのクリスマスマーケットに迷い込んでしまったかのような気分を味わうことが出来ます。

昨年の東京クリスマスマーケットは12月16日(金)～12月25日(日)の10日間にかけて日比谷公園で行われ、大盛況のうちに終わりました。今年の開催時期は12月中旬からとされていますがまだ詳細な日程は発表されていないので、東京クリスマスマーケット2017を訪れたい方はホームページ等でこまめにチェックされた方がよいでしょう。

東京クリスマスマーケットのシンボルは、なんといっても高さ14メートルにも及ぶという「クリスマスピラミッド」。日比谷の高層ビル街の中心にそびえるその姿は圧巻です。こちらはクリスマスオーナメントの本場であるドイツのザイフェン村からやってきたものということで、日比谷公園の東京クリスマスマーケットに本場ドイツの空気感を与えてくれています。

それではここからはいよいよ東京クリスマスマーケットの見どころをご紹介します。東京クリスマスマーケットでは数多くの出店が立ち並び、本場ドイツのお料理やお酒を楽しむことが出来ます。またクリスマス雑貨なども売られており、ご自宅のクリスマスツリーに花を添えることのできるお土産を購入するのもおすすめです。

日比谷公園の東京クリスマスマーケットに立ち並ぶ出店の半数以上ではお料理やお飲み物を販売していますが、中でも人気なのはやはり本場ドイツ風の料理の数々です。多くの出店では種類豊富なソーセージやシュニッツェル(ドイツ風カツレツ)などが販売されており、人気のあるお店には行列ができることも。せっかくクリスマスマーケットに来たのですから、一度試してみることをおすすめします。

ドイツといえばビールを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ドイツでは冬場には“グリューワイン”というお酒が人気です。こちらは赤ワインにお砂糖やシナモン、オレンジピールといった香辛料などを入れたホットカクテルの一種で、寒い冬に体を温めてくれ、寒い日比谷公園の会場内で飲むのにはおすすめです。ちなみに“グリュー”とはドイツ語で熱を帯びる、といった意味があるそうです。

一部の出店ではクリスマスオーナメントの販売も行っています。多くのオーナメントは木で出来ており、こちらもクリスマスピラミッド同様木製のクリスマスオーナメントの生産で知られるドイツ・ザイフェン村から運ばれてきているとのことです。オーナメントの他にはくるみ割り人形なども売られており、どれも見ているだけで楽しい気分にさせてくれるため人気があります。

ドイツではクリスマス前のアドヴェントの期間限定で食べられるお菓子が色々とあるようですが、その中でも人気があるものがシュトーレン。ふんだんに使用されたドライフルーツにたっぷりまぶされた粉砂糖が絡んで美味しいこちらのシュトーレンも、東京クリスマスマーケットで購入できるおすすめのお菓子です。

東京クリスマスマーケットの会場、日比谷公園内には巨大なテントも設置され、その中で購入したお料理やお飲み物をいただくことができます。さらにテント内では日替わりでショーも開催されており、見どころの一つとなっています。中でも本場ドイツから来日する楽団のパフォーマンスはクリスマス気分を一気に盛り上げてくれおすすめです。

出店で売られているお料理やお酒もさることながら、立ち並ぶ出店自体も見どころの一つです。本場ドイツのクリスマスマーケットと変わらない、木製の出店が立ち並ぶ様はとても愛らしく、見る者をロマンチックな気分にさせてくれます。クリスマスマーケット内を歩き回って疲れたら、椅子に座って立ち並ぶ出店をゆっくり眺めてみるのもおすすめです。

クリスマスマーケットというと、暗い欧州の冬の夜、クリスマスツリーや立ち並ぶ出店に煌びやかな明りが灯るロマンチックな姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。日比谷公園の東京クリスマスマーケットでもそのような雰囲気を味わいたいのであれば、日没以降に訪れることをおすすめします。日比谷の中心にそびえる巨大なクリスマスピラミッドや出店の数々に明りが灯る姿は愛らしくも幻想的で人気があります。

気になる東京クリスマスマーケット2017の混雑予想です。昨年は24日のクリスマスイブが土曜日、25日のクリスマスが日曜日に被っていたため、両日ともに混雑したようです。今年は23日が土曜日、24日のクリスマスイブが日曜日、そして25日のクリスマスが月曜日となっており、23日から混雑が予想されます。

日比谷公園という場所柄、周辺で勤務されているお仕事帰りの方等が立ち寄られることが考えられますので、23日以前であっても17時～18時以降は混雑することが考えられます。それ以前の時間に訪れることが可能である方は、混雑前の17時～18時以前に訪れた方が混雑の少ない中で楽しむことができるでしょう。

実は東京近郊で行けるクリスマスマーケットはここだけではありません。2017年は東京クリスマスマーケットの他に六本木で行われる「六本木ヒルズクリスマスマーケット」、横浜で行われる「クリスマスマーケットin横浜赤レンガ倉庫」、恵比寿ガーデンプレイスで行われる「マルシェ・ド・ノエル」、さいたま新都心で行われる「けやきひろばクリスマスマーケット」と沢山のクリスマスマーケットが開催予定です。

本場ヨーロッパのクリスマスマーケットも場所によって雰囲気が異なり、何処を何度訪れても飽きることはありません。今年の冬は日比谷の東京クリスマスマーケットだけではなく、関東のクリスマスマーケットを制覇してみてはいかがでしょうか。きっと東京クリスマスマーケットとは異なる雰囲気を味わえることでしょう。

東京クリスマスマーケットに入場する際には、特に入場料等かかりませんので、気軽に立ち寄ることが出来ます。また開催時間は午前11から午後22時までとなっています。日が落ちて明りが灯り、雰囲気が良くなってくる夕暮れ以降は混雑することが多いので、混雑を避けたい場合には早めに行かれることをおすすめします。

生ビール等グラスに入ったドリンク、あるいはマグカップに入ったホットドリンクを購入する際には、一杯目の購入時のみデポジットとしてドリンクの料金にプラスして1000円支払うようになっています。こちらのデポジットはお帰りの際に返金してもらえますが、返金してもらわずにそのまま持ち帰ることもできます。

東京クリスマスマーケットは日比谷公園の噴水広場で開催されます。そちらへの行き方は、東京メトロ丸ノ内線・千代田線で霞ヶ関駅下車B2出口より徒歩5分、東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線で日比谷駅下車A10出口より徒歩５分で着くことが出来ます。またJR線でお越しの際には有楽町駅下車徒歩8分ほどで着くことが出来、日比谷公園という場所柄アクセスは非常に良いといえます。

本場ヨーロッパのクリスマスマーケットには興味があっても実際に行くことは難しい、という方が多いかと思いますが、日比谷公園で行われる東京クリスマスマーケット2017ならお仕事帰りでも行くことが出来ます。手軽でありながら本格的な東京クリスマスマーケット2017で今年のクリスマスは本場ヨーロッパの空気感を味わってみてはいかがでしょうか？