「おたべ」と「八つ橋」の違いは?人気の工場見学や体験道場の情報も!

2017年10月28日 (2018年7月10日最終更新)

京都のお土産といえば「おたべ」や「八つ橋」が人気です。お土産屋さんでは必ず置かれているお菓子ですが、「おたべ」と「八つ橋」は違うお菓子ってご存知でしたか?今回は「おたべ」や「八つ橋」の違いと、おたべの工場見学についてご紹介いたします。

目次

  1. 京都ので人気の美味しい和菓子!おたべと八つ橋
  2. あまり知られていない!おたべと八つ橋の違い
  3. 八ツ橋と生八つ橋も違うお菓子です!
  4. そもそも八つ橋ってどんなお菓子?
  5. おたべは生八つ橋にあんこをはさんだお菓子のことです
  6. 生八つ橋にあんこをはさんだお菓子は全部おたべ?
  7. たくさんのメーカーが八ツ橋を作っています
  8. おたべは種類の多さにびっくり!
  9. おたべをもっと知りたいなら工場見学へ行こう!
  10. 京都に来たら八ツ橋と生八つ橋とおたべを買おう!

京都ので人気の美味しい和菓子!おたべと八つ橋

観光客の半分以上の人が購入するといわれる京都の人気のお菓子は「八つ橋」です。お土産屋に行くと、たくさんの八つ橋が並んでいますが「八つ橋」と名のつくものが多すぎてそれそれ何が違うのか困ってしまいます。「生八つ橋」によく似たお菓子や「おたべ」の存在も気になります。今回は「八つ橋」と「おたべ」の違いについて迫ります。

あまり知られていない!おたべと八つ橋の違い

京都に旅行に行くと話したら「お土産に八つ橋買ってきて」と頼まれました。確かに「八つ橋」を買ったはずなのに、渡してみると「これじゃない!」と残念がられてしまいました。さらに「固い方の八つ橋が食べたかったのに」と言われて困ってしまいました。買ってきたのはあんこ入りです。これは「八つ橋」ではなく何なのでしょうか。

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八ツ橋と生八つ橋も違うお菓子です!

ニッキ味で柔らかい三角形のお菓子を「八つ橋」と思っている人が多いです。さらにあんこが入っているものも「八つ橋」だと思っている人も少なくありません。実は、柔らかくてあんこが入っていない「八つ橋」と、あんこが入っている「八つ橋」はまったく異なる別商品です。さらに掘り下げると、そもそもどちらも「八つ橋」ではないのです!

そもそも八つ橋ってどんなお菓子?

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お土産を正しく買うために、それぞれについている名前と特徴に迫ってみましょう。固い八つ橋と柔らかい八ツ橋、そして柔らかい八つ橋にあんこが入っているタイプは、まったく別の商品名が付けられています。ここからは、それぞれの特徴の説明と正式名称についてご紹介していきます。

八ツ橋はお琴の形の固いお煎餅のことです

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「八ツ橋」はもともと江戸時代の筝曲八橋流の創始者・八橋検校(やつはしけんぎょう)にちなんで作られたお菓子です。固いお煎餅はよく見るとお琴の形に似ています。お米1粒でも大事にして美味しいお煎餅を作らせていた八橋さんを偲んでできたので「八ツ橋」と名付けられたそうです。

生八つ橋は柔らかい生地だけのお菓子のことです

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米粉と砂糖、ニッキを主原料としたあんこの入っていない生地だけの生菓子が「生八つ橋」と呼ばれています。この生地を焼くと固い「八ツ橋」になりますが、ただ焼くだけではなく原材料の分量を変える必要があるそうです。混同を避けるためか、固いものは「八ツ橋」、柔らかいものは「八つ橋」と表記を分けているメーカーもあります。

おたべは生八つ橋にあんこをはさんだお菓子のことです

今回のメインは「おたべ」と「八つ橋」の違いについてです。簡単に違いを説明すると、「おたべ」というのは生八つ橋の中にあんこが入っているお菓子のことを言います。生地だけ食べても美味しい「生八つ橋」にあんこを挟むとさらに美味しい!と言われて作ったのが、「生八つ橋のあんこ入り=おたべ」なのだそうです。

生八つ橋にあんこをはさんだお菓子は全部おたべ?

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八つ橋も生八つ橋も、いろんなメーカーから販売されています。生八つ橋にあんこが入っているものを「おたべ」と呼ぶことは分かりましたが、お土産屋さんを見ていると、あんこ入りの生八つ橋にはいろんな名前があるようです。生八つ橋にあんこが入っている商品はすべて「おたべ」と呼んでいいのでしょうか?

おたべは1つのメーカーの商品名です!

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「おたべ」と呼んでいいのは「株式会社美十」が作っているあんこ入りの生八つ橋だけです。「おたべ」と同じタイプの商品を製造販売しているお店は、十数社もあるそうです。「おたべ」と1位2位を争う商品では「夕子」という名前のお菓子が有名です。「おたべ」と「夕子」はそれぞれ違うお店が作っている「あんこ入り生八つ橋」なのです。

おたべの意味は?

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ここで気になるのは「おたべ」の名前の由来です。おたべ、は「食べませんか?」を京都弁にしたものです。「おたべやす」では長いので「おたべ」となりました。また、「食べませんか」の言葉を商品名にした理由は、大阪の枚方にある「くらわんか餅」からヒントを得たものと言われています。

たくさんのメーカーが八ツ橋を作っています

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ポリポリとした歯ざわりが美味しい「八ツ橋」ですが、八ツ橋の種類は数えるのが難しいほど多くあります。「おたべ」は1つのお店が作るお菓子の名前ですが、「八ツ橋」は1つのお菓子を示す固有名詞です。お店に並ぶたくさんの「八ツ橋」はそれぞれメーカーが違います。京都のおすすめ「八ツ橋」メーカーをご紹介します。

聖護院八ツ橋総本店(しょうごいんやつはしそうほんてん)

聖護院八ツ橋総本店は、京都府京都市左京区に本社を置く、八ツ橋のメーカーです。明治38年に現在の京都駅(当時の七条駅)で販売をはじめました。京都の菓子店の中では初めて法人化されたのが聖護院八ツ橋総本店です。アニメなどのキャラクターとコラボしたお土産用の八ツ橋がおすすめです。

本家西尾八ッ橋(ほんけにしおやつはし)

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本家西尾八ッ橋は、京都市左京区に本社を置く八ツ橋のメーカーです。季節に合わせたいろいろな味の八つ橋を販売しています。また八ツ橋の原材料である米粉を使った純米シフォンケーキなどの新しい味を生み出しています。数あるメーカーの中開業100年を超え、八ツ橋の老舗として表彰されています。

井筒八ッ橋本舗(いづつやつはしほんぽ)

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井筒八ッ橋本舗は、京都府京都市右京区に本社を置く、八ツ橋メーカーです。あんこ入り生八つ橋「夕子」や鳩サブレならぬ「鴨サブレ」は京都のお土産として人気ですが、これらのヒット商品も作っているメーカーです。「夕子」の菓子箱に描かれている女性は、水上 勉氏の小説「五番町夕霧楼」のヒロインの名前です。

本家八ツ橋(ほんけやつはし)

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本家八ツ橋は創業は元禄2年・会社設立昭和43年の大老舗店です。本家八ツ橋の「衣がけ八ツ橋」は従来の長細い八ツ橋をひと口サイズにカットし砂糖衣がまとっている本家八ツ橋オリジナルの人気八ツ橋です。ニッキの風味と砂糖の甘味が見事にマッチした商品です。珍しい「八つ橋ようかん」もお土産におすすめです。

おたべは種類の多さにびっくり!

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生八つ橋に美味しいあんこが包まれた「おたべ」は、皮(生八つ橋)と中身(あんこ)の味の組み合わせによって豊富な味のバリエーションが楽しめる人気のお菓子です。以前は「ニッキ味の皮にあんこ」のイメージが強かったおたべですが、今は種類の多さに驚くばかりです。お土産におすすめしたい、人気のおたべをご紹介します。

ショコラのおたべ

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ココアをたっぷり練りこんだ生八つ橋で、香りたかい柔らかなチョコレートを包んだ洋風のおたべです。チョコレートが好きな方にはもちろん、バレンタインに贈るのにもぴったりなおたべです。贈った人に必ず「美味しい!」と言ってもらえる、地元の人がおすすめしているおたべです。

お茶おたべ

日本人なら誰でも好きなお抹茶味のおたべです。お抹茶の味を際立てるためにこのおたべにはニッキが使われていません。香ばしいお抹茶味の生八つ橋と、甘いつぶあんは日本人にとっては最高のコンビネーションです。ついつい食べ過ぎてしまうほど美味しいおすすめのおたべです。

黒糖きなこおたべ

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きな粉と黒糖でできた「黒糖きなこおたべ」は、香ばしさと素朴さが味わえる人気のおたべです。日本人が大好きな黒糖は生八つ橋に、きな粉はあんことして使われています。黒糖のほろにがい甘さの後に、香ばしいきな粉の香りが広がる、味のバランスが絶妙なおたべです。コーヒーによく合うので会社へのお土産にもおすすめです。

みたらしおたべ

生八つ橋の中に包まれているのは、みんなが大好きなみたらし団子にかかっているあの「あん」です!みたらし団子のあんのあまじょっぱさと、ニッキの香りが意外なほどマッチしています。柔らかい生八つ橋の歯ざわりに加え、とろけるみたらしあんのコラボを味わってください。やみつきになること間違いなしの、おすすめのおたべです。

おたべをもっと知りたいなら工場見学へ行こう!

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八つ橋とおたべの違い、おたべの名前の由来、おたべの味のバリエーションを知っておたべに対する関心がさらに高まったと思います。興味がわくと、頭に浮かぶのは「どうやって作っているのか」という素朴な疑問です。本社工場に併設されている「おたべ本館」では、生八つ橋の手作り体験や製造工程を見られる工場見学が行われています。

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工場見学ができるおたべ本館では、美味しいおたべを自分の手でつくる「おたべ体験道場」が開かれています。ふだんは機械と人の手で作られているおたべですが、体験道場では材料を混ぜるところからチャレンジできます。1つ1つ麺棒で生地を延ばし、お手製のあんを包む作業が楽しいと人気の体験道場です。

おたべ本館おたべ体験道場

おたべ本館では1日3回予約制で、おたべ製造の体験道場が開かれています。材料の粉をあわせ、生八つ橋の生地を作るところから三角のおたべになるまでが体験できます。小学校5年生以上から参加でき、参加費は600円です。1週間前までに予約が必要です。所要時間は約1時間30分です。

京都タワーサンドでもおたべ体験道場に参加できます!

京都タワーサンドでも、おたべの製造体験ができます。工場見学はできませんが、映像で説明を受けることができます。1日6回完全予約制で参加できます。参加費用は200円でにっき抹茶おたべのお土産がもらえます。小学校5年生以上から参加できます。前日15時までの予約が必要です。所要時間は約1時間です。

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京都に来たら八ツ橋と生八つ橋とおたべを買おう!

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今回ご紹介したのは、八ツ橋と生八つ橋、そしておたべの違いについてです。それぞれに特長があり、それぞれ違う種類のお菓子ですが、京都の歴史を現代に伝えるお菓子であることに違いはありません。お土産にするときは、それぞれの違いを薀蓄(うんちく)のように語ってみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
ナカジマ

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