笠間の観光スポットをご紹介！おすすめ温泉やホテルも紹介！子連れでも！

笠間市は吾国山（わがくにさん）、愛宕山という自然に囲まれた街です。茨城県のほぼ中心に位置し、お隣は水戸市、御御多摩市、栃木県に隣接しています。長い歴史を誇る神社仏閣が多く存在するパワースポットでもあり、秋葉原から高速バス（関東やきものライナー）も出ているなど、都市部からのアクセスも良好でプチ旅観光にはおすすめです。

“お稲荷さん”として有名な笠間稲荷神社は初詣の来客者数が茨城で随一なほどご利益あらたかな神社。毎年ゴールデンウィークに開催される「笠間の陶炎祭（ひまつり）」は、笠間焼を中心とした焼き物が一堂に会する陶器市です。野外コンサートなども開かれ、子供からコアな陶器ファンまで楽しめます。運が良ければ、「狐の嫁入り」として笠間の民話になぞらえた花嫁さんと花婿さんの行列を見ることができるかもしれませんよ。

くるみの木が多く生えていた地域で稲荷の大神さまをまつっていたことから、「胡桃下稲荷」とも呼ばれる笠間稲荷神社。日本三大稲荷とも称される笠間稲荷神社へ観光に、お出かけしてみませんか。

笠間稲荷神社がおすすめの理由！こちらの神社がまつっている神様は、宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）と言い、稲をはじめとした全ての食べ物を司る神様です。昔の人は稲＝富の象徴、尊い食べ物＝いのちの根源と考えいていたので、笠間稲荷神社には多大な力を持つ神様がいるということなのです。

創建から1360年以上の歴史を持つ笠間稲荷神社。食べ物、農業の神様として崇拝されていた中で時代が変化していき、水産業や工業、商業、防火の神様としても広く親しまれるようになりました。商売繁盛ということは仕事がたくさんできますようにという仕事運アップの神様でもあるので、そのご利益を分けてもらいに観光へ出かけてみませんか？

お稲荷さん、と呼ぶとついキツネの神様が住む場所？と思いがちですが、そもそもキツネは神の使い。神様を乗せたり、伝言を伝えたりする神様の霊獣です。平安時代以降の宗教が入り交じった時期（神仏習合）によって稲荷神社の神様がキツネの精と一緒にされてしまったことによる勘違いなのです。長い歴史の中、さまざまな誤解や迷信があったのでしょうね。

◇笠間稲荷神社 住所：茨城県笠間市笠間1番地 電話：0296-73-0001

笠間稲荷神社の鳥居を抜けると、瓦屋根が続く昔ながらの懐かしい風景が広がります。栗を焼くいいにおい、おまんじゅうを蒸かす蒸気が立ちのぼる中を、いなり寿司を食べ歩きながらゆったり散策してみませんか。10月には民話にちなんだ「狐の嫁入り」が行われるのも、ここ笠間稲荷神社門前通りなんです。

キツネさんは油揚げが好きという昔話がありましたが、それにならって笠間稲荷神社へ続く門前通りではいなり寿司が様々な種類をそろえて皆さんをお待ちしています！おすすめは二ツ木さんの「くるみ稲荷ずし」です。甘めに煮たお揚げがお米に染みてたまりません。中には名前の通りざっくりと割ったクルミが入っており、味のアクセントに。

くるみ稲荷ずしも変わり種ですが、もっと変わったところで松月庵の「そばいなり」は、ごはんのかわりに自慢のソバを詰めた変わりいなり寿司です！いなり工房ISAGOの「たこ稲荷寿司」は長年修行を積んだ寿司職人が作るちらし寿司のような華やかさ。茶房きむらやは数種類のいなり寿司をそろえていて、くるみや鶏そぼろ、梅やそば稲荷など、豊富な味の展開を楽しめるおすすめ観光スポットです！

火防とはそのまま防火の神様のことです。愛宕神社の御祭神は火之迦具土命（ひのかぐつちのみこと）で、火を司る神様となっています。社号標として「日本火防三山の一」とあるように、霊験あらたかな神社なのです。神社の近くまで車で行くことができ、子供さん連れのご家族でも行きやすくおすすめな神社です。

愛宕神社の裏手にあたる場所にひっそりとたたずむ、飯綱神社。ここには、愛宕山を守護していたとされる天狗が住むと伝えられています。十三天狗とも呼ばれる十三人の天狗のための石祠があり、木々に囲まれた厳かな雰囲気が漂う場所となっています。

12月。愛宕山を守護した十三天狗になぞらえた、十三人の氏子たちが白装束に烏帽子を身にまとい、天狗となって愛宕山のふもとから山頂までを歩いていきます。その間、参拝客は天狗に思い切り罵声を浴びせ、ご利益があると言われている供物を奪い合うのです。供物を得た人には幸せが訪れるというだけあって、その争奪戦は想像以上のものです。

◇愛宕山神社 住所：茨城県笠間市泉101 電話：0299-45-5637

まつられている大国主大神は因幡の白ウサギにてウサギを助けた神様です。人と人ではない世を繋ぐ神様は、人同志の縁をも繋ぐ神様、縁結びの神様として広く愛されています。平成4年に島根県の出雲大社より神様の魂を分けてもらいましたが、平成26年には常陸国出雲大社へと改称、島根県の出雲大社とは別の神社となりました。

2012年で鎮座20周年を迎えたのを記念して、大しめ縄が拝殿に掛けられました。その長さ16メートル、重さ6トンの巨大なしめ縄は日本最大級！境内には吹きガラス体験やアートギャラリー、食事も楽しめる「出雲館」などがそろっており、子供連れの家族でも楽しめる観光スポットとなっています。

◇常陸国出雲大社 住所：茨城県笠間市福原2001 電話：0296-74-3000 開門時間；8:00～17:00

総面積が54ヘクタール以上もの広大な敷地には、大規模な陶器市の陶炎祭（ひまつり）が行われるイベント広場、野外コンサート広場や、陶芸でできた造形物が外に展示されている陶の杜・プロムナード、展望広場などがあります。中でも「あそびの杜」には自然の中で思い切り遊べる巨大遊具がたっくさん！大人も思わず童心に返ってしまう楽しさです。周辺には温泉施設やホテルもたくさんありますよ。

赤い滑り台は全長が83メートルもあるローラーの滑り台で、速度もそこまで速くないので小さい子供さんでも安心して滑ってこられます。森の中を滑ってくる体験はとても新鮮ですね。滑り台の頂上からの眺めは圧巻！遠くの山まで見渡せます。滑り台の近くにはふわふわのジャンプできるトランポリンのような遊具や、仕掛けがたっぷりの歩道も。

◇笠間芸術の森（公園内インフォメーションセンター） 住所：笠間市笠間2345 電話：0296-72-1990

笠間市は古くから続く笠間焼の窯どころ。江戸時代中期から続く陶器には、それだけ愛されてきた時間が積み重なっています。人々が使いやすい日常陶器、「特徴がないのが特徴」と呼ばれるほど陶器らしい一品たちです。春には笠間芸術の森公園イベント広場にて笠間焼が代集結する「陶炎祭（ひまつり）」が開催されます。

観光のお土産に、何か変わったものがいいな。そう思ったら、笠間工芸の丘へ出かけてみましょう！ここは先ほどご紹介した「笠間芸術の森」公園内にある施設。笠間焼の個展や企画展示、陶芸品や工芸品、また笠間や茨城県内の特産物の販売を行っています。それだけではなく、ふれあい工房ではロクロ体験、手ひねり体験ができ、小学生くらいの子供さんから大人の方まで、観光や旅の思い出になる楽しい手作り陶芸品が作れます。

笠間駅前の観光案内所を越えてすぐ、やきもの通りと呼ばれる約1キロほどの道には、両脇にギャラリーや窯元が立ち並んでいます。その通りから分岐する陶の小径、ギャラリーロードなど全長約3キロほどの道には実に40軒以上もの陶芸関係のお店があり、カフェや工房など見ているだけでも実に様々な笠間焼があることがわかります。

ジューシーな肉質の常陸牛ステーキなど、茨城県の笠間市ならではの素敵フレンチが楽しめるお店。毎月第3水曜日は「テロワールの日」となっており、シェフが特別な料理にておもてなしをしてくれます（1週間前の予約必須）。ディナーも完全予約制で、待ち時間もなくゆったりと楽しめます。笠間の思い出にぜひ、素敵なフレンチはいかがですか。

◇ブラッスリーテロワール 住所：笠間市押辺2108-7 電話：0299-45-0304 営業時間：ランチ11:30〜13:30　ディナー17:30〜20:00（ラストオーダー） 定休日：毎週月曜日、第4日曜日

笠間焼が有名な笠間市らしく、料理を盛りつけるお皿まで陶器でこだわった隠れ家的名店。店内はゆったりとくつろげる空間で、大人の余裕を感じさせます。割烹を掲げるだけあって、フレンチの中にも「和」が取り入れられており、バターをなるべく使用せず日本人の口に合うよう計算されたメニューがあなたを待っています。ディナーは完全予約制。

他にも、「モン・ラパン」、「ポーム・ド・パン」、「トルテュ」など、笠間市には美味しくておしゃれ、落ち着いた雰囲気のおすすめフランス料理屋がたくさん！隠れた庶民派ミシュランの激戦区スポット、それが笠間市なのです！

◇西洋割烹　かるにえ 住所：茨城県笠間市笠間1351 電話：0296-70-1118 営業時間：ランチ11:30〜（ラストオーダー14:00）ディナー17:30〜（ラストオーダー20:00） 定休日：月曜日

人気観光スポット笠間芸術の森から約7キロほどの近距離にある、内原鉱泉「湯泉荘」は、清らかで広々とした和風庭園に囲まれた温泉宿です。温泉の泉質は炭酸鉄泉で、その名の通り鉄分をたっぷり含んだ温泉になります。鉄泉に入浴すると皮膚から鉄分が吸収されて、貧血などが多い人にはおすすめです。入浴のみもできます。

昭和58年からこんこんと湧き出る温泉は、昔から胃腸病や皮膚病に良いと言われる名湯、秘湯です。江戸時代の文献にも記録が残っているほどずっと湧き続けている様子、ぶくぶくと湧き出る様子から「ぶんぶくの湯」と名が付けられています。日帰り温泉施設ながら宿泊もできるので、周辺施設の観光へ行くにもピッタリです！

◇ぶんぶくの湯 住所：茨城県笠間市大渕532 電話：0296-72-6295 営業時間：10:00～19:00 休業日：毎週月曜、年末年始

笠間芸術の森公園すぐそばの、全館洋室のシティホテルです。スイートルームの美しい大理石のバスルームは広々としていて、旅の疲れがゆったりとれます。ジュニアスイートでも、記念日プランなどのカップル割引でお得にスイートを利用できます！その他様々なお得プランがあるホテルです。笠間駅からホテルまでタクシーで五分のアクセス良好さも観光の多い旅には嬉しいところ！

愛宕山の頂きに位置する天狗の森スカイロッジは、ヒノキの香りが心地よいログハウスとなっています。4人棟から大人数で利用できる12人棟まで、全10棟。管理棟の売店は夜の10時まで営業しており、それぞれのログハウスにはキッチンも備え付けられております。ホテル以上の感動!?ちょっとしたキャンプ気分に、子供さんも大喜び間違いなし！

子供が遊べるスポットだけでなく、歴史が積み重なった笠間焼や笠間稲荷神社など見所たくさん！都内からすぐ近い、癒しが満載の隠れおすすめ観光場所である笠間市へ、ぜひお出かけしてみませんか。