千里浜なぎさドライブウェイ！アクセスや通行止めの状況を事前に要チェック！

「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」は、能登半島を山に見たてると麓のように見えるポイント、石川県羽昨(はくい)市にある渚を走る道路です。アクセスや通行止め、季節の楽しみ方や付近の人気観光地などをまとめてみました。こちらの情報を参考に、ご家族やカップル、大勢のグループでぜひ、なぎさドライブを満喫なさってください。

そもそも、道路が走っている砂浜は世界に3箇所しかないと言われていて、そのうちの一つが、日本の「千里浜」です。あとの2か所は、ニュージーランドの「ワイタレレビーチ」と、アメリカフロリダ州の「デイトナビーチ」です。日本のみならず、世界的にも珍しい、このドライブウエイには、季節を超えて多くの人が訪れます。

こちらが、ニュージーランドの「ワイタレレビーチ」のなぎさを走るドライブウエイです。車が砂浜に埋まっているようですが、それをも楽しんでいるかのような光景です。渚を走る道路を造る基準としては、砂の細かさや形状が考慮されるようです。走るときは波側にも注意が必要ですが、むしろ砂浜側にはまってしまう方が大変なようです。

こちらは、アメリカフロリダ州にある「デイトナビーチ」です。リゾート地として名高いフロリダ州にある、開放感抜群のなぎさドライブウェイです。上記は現在の写真ですが、下の写真は、かつてこの地域で行われていたカーレースの季節の模様をとらえたものです。古き良き時代のおおらかで楽しい雰囲気が感じられてワクワクします。

千里浜なぎさドライブウェイの区間は宝達志水(ほうだつしみず)町今浜から羽咋(はくい)市千里浜町までです。最よりのアクセスポイントは「のと里山海道」の「今浜インターチェンジ」です。関西方面からのアクセスであれば、「北陸自動車道」の「金沢森本インターチェンジ」から「山側環状道路」「白尾インターチェンジ」を経て今浜です。

千里浜なぎさドライブウェイの通行止め情報は、石川県羽咋市のHPで調べることができます。前日の問い合わせが多いようですが、車やバイクの通行止め、特に千里浜なぎさドライブウェイの通行止めについては、当日の情報しか答えることができないそうです。台風の季節には特に、通行止めを想定した柔軟なプラン作りをお勧めします。

砂浜だから、4輪駆動車でなければ走れないのでは？と思う方も多いようですが、走れるのは4四輪駆動のオフロード車だけではありません。セダンでもワゴンでも大型観光バスでもバイクでも、そして馬でも自転車でも走れます。ただし、渚を走ったあと、塩で傷まないように、全体にかかった塩分を念入りに洗い落としておきましょう。

千里浜なぎさドライブウェイは、車やバイクのドライバーにも人気で、車両が集まる催し物や行事も多く行われます。なので、海水浴の季節には危険防止のため砂浜がローピングされ、海側から順に「海水浴エリア、駐車場」「通行帯(千里浜なぎさドライブウェイ)」に別れるようです。混雑の季節が終わるまで、規則を守って利用しましょう。

車やバイクではなく電車を利用して能登を旅している皆さんに特に人気なのが、千里浜レストハウスのレンタサイクルです。当初千里浜なぎさドライブウェイが目的ではなかった人でも、この渚を見れば、とにかく風を切って走ってみたくなるのではないでしょうか。自転車でアクセスできる近場の観光エリアを選んで、まわってみましょう。

千里浜レストハウスには、自転車のレンタサイクルのほかに、レストランや売店、トイレ、バーベキューコーナーがあります。レストハウスが始まるのは朝８時45分からですが、レンタサイクルが始まるのは、朝8時40分から。17時までに自転車を返却しなければなりません。料金は1時間200円からです。本人確認が必要な点に要注意です。

住所:石川県羽咋市千里浜町タ4-1 電話番号:076-722-2141

千里浜エリアで「潮干狩り」ができるのは、「かほく」と「羽咋」の間です。日本海側の海岸では、潮の満ち干が少ないので一年中潮干狩りが楽しめますが、潮が大きく引くこともないので、常に腰のあたりまで水につかって、足で貝を探るというスタイルです。なので、水温の低いGWより夏の季節の方が、貝の量は減りますが、おすすめです。

毎年、千里浜なぎさドライブウェイでは、砂で作ったオブジェを展示する「千里浜砂像」というイベントが行われていて、人気があります。今年の「千里浜砂像2017」は、5月の3日水曜日から11月の30日木曜日までで、現在開催中です。場所は千里浜レストハウス横です。

夏の季節を中心に、千里浜砂像のイベント中には、子供達向けの砂像作り体験教室など、いろいろなイベントが催されます。また、テレビ番組でサンドアートチャンピオンになったことがある、「千里浜砂像協会」会長の原田さんの作品や地元の高校生の作品をみるのも楽しみです。羽咋市では、千里浜砂像の製作者育成を援助をしています。

石川県羽咋市は UFO の町と呼ばれています。なぜかと言いますと、江戸時代の頃に空飛ぶ円盤が目撃されていたという伝承が残っているからだそうです。羽咋市の昔の人は UFOのことを「そうはちぼん」と読んでおり、そうはちぼんは、今見るとUFOにそっくりな形をした仏具です。現在羽咋市はUFOで町おこしをしています。

サンダーくんという宇宙人のご当地キャラクターも活躍中です。地元では有名で、子供たちにも大人気です。そして千里浜なぎさドライブウェイは、UFOが頻繁に出没する場所としてマスコミなどでも取り上げられています。車やバイクでなぎさを走りながら、上空にUFOの姿を探してみるのも、楽しいひと時となりそうです。

「宇宙科学博物館コスモアイル羽咋」は、UFOをモデルにした建物です。ちょっと怪しげに見えるかもしれませんが、中に展示されている展示物は、宇宙科学博物館と呼ぶにふさわしい、専門的で充実した内容です。コスモシアターと呼ばれるプラネタリウム型映画館もあり、休憩しながら楽しむこともできる施設です。

千里浜海水浴場から車またはバイクで行くには、駐車場を出て左折し「島出町」の交差点を右折します。川沿いをまっすぐに走って県道232号線的場交差点を左折して川を渡り、進むと「羽咋市運動公園」へ向かって右折する道に突き当たりますので右折し、公園角の交差点を右折すると「コスモアイル羽咋」が見えます。およそ6分の道のりです。

住所:羽咋市鶴多町免田25 電話番号:0767-22-9888

「里山カフェそらいろのたね」は羽咋郡宝達志水町にある山奥のカフェです。オーナーのご夫婦が、2017年2月に古民家を改装してこのカフェを開いたところ、野良猫が集まり、「地域猫カフェ」になったという話題のカフェで、野良猫の去勢避妊手術の資金を得るため、地元の音楽家によるチャリティー演奏会などを開いたりしています。

「自家製スイーツ」や、「酵母で焼いたパン」が美味しいカフェですが、それにもましてオーナーご夫婦の人柄の良さに人気が集まっているようです。カフェでくつろぐお客さんと、大勢の猫たちがそのことを教えています。猫が好きで、暖かな雰囲気に癒されたい方は是非訪ねてみてはいかがでしょうか。

「里山カフェそらいろのたね」へのアクセスは、千里浜なぎさドライブウェイから国道249号線に入ります。249号線を斜め右方向に進みそのまま471号線に入ります。471号線から県道75号線に向かい「河原交差点」を左折して75号線に入ります。道案内に従って進むと右側に里山カフェそらいろのたねがあります。30分弱の道程です。

住所:石川県宝達志水町宝達ロ113 電話番号:0767-35-0304

千里浜海岸のなぎさは、どんどん侵食されているようです。このままいくと2020年のオリンピックの頃から先ぐらいには、千里浜なぎさドライブウェイがなくなってしまうかもしれないと言われています。原因は周辺河川の護岸などにあるようで、自然の仕組みを変えてしまっているのです。人間が自然を侵食していると言えるかもしれません。

いかがでしたか。千里浜なぎさドライブウェイの魅力を、余すところなくお伝えできたでしょうか？千里浜なぎさドライブウェイは、一年を通して楽しむことができるドライブスポットとして、是非知っておきたいエリアです。波打ち際を走ることができるうちに、是非一度訪れてみるのはいかがでしょうか。