「マイスター工房八千代」の巻き寿司は絶品！予約必須の超人気店！

山に囲まれた自然あふれる町、兵庫県は多可町八千代区にある「マイスター工房八千代」。田舎のコンビニとして平成13年にオープンしてから、多くのヒット商品を生み出し、中でも巻き寿司は予約必須の人気ぶりです。この記事では、マイスター工房八千代の魅力や、予約必至の巻きずしの人気の秘密に迫ります。

大自然溢れる山里に佇むマイスター工房八千代。アクセス方法は、バスと車の２通りあります。バスを利用する場合は、JR加古川線の西脇駅から神姫バスの大屋行きに乗り、マイスター工房前で下車すぐです。車なら中国縦貫自動車道の滝野・社ICもしくは加西ICより約40分でお店に到着します。専用駐車場もあるので、車でのアクセスが便利です。

マイスター工房八千代のある多可町は、千ヶ峰など登山やハイキングを楽しめる山や、ラベンダーパークなど自然を活かした公園、杉原和紙という伝統和紙の製作を体験できる施設があったりと、観光スポットも数多く点在しています。マイスター工房八千代へはるばる足を運ぶなら、ぜひ多可町の観光も満喫するのがおすすめです。

マイスター工房八千代と言えば、具材がたっぷりと入った「天船巻きずし」が有名です。1日限定1500本のこの巻き寿司を求め、開店前から予約の電話がなり続け、お店の外には行列ができるのが今では日常の風景となっています。マイスター工房八千代でしか作り出せない味に魅了されるファンが増え続けています。

節分の日などは、なんと1日に1万6千本も売れるというので驚きです。美味しさと具材のインパクトが評判となり、様々な雑誌やテレビ番組にも取り上げられたことから、人気と知名度が一気に全国規模へと広がりました。これだけの人気と関心を集める巻き寿司の人気の秘密は、一体何なのでしょうか。

マイスター工房八千代の看板メニューである天船巻き寿司は、なんと言っても味も見た目もインパクトのある具材が特徴です。通常の巻き寿司に比べて、かなり薄く敷かれた酢飯に、かんぴょう・高野豆腐・しいたけ・玉子焼き・きゅうりが、ふんわりと巻かれています。初めて食べる人は、きゅうりが半分も入っている巻き寿司に驚くこと間違いなしです。

なぜきゅうりがゴロッと半分も入っているかは、実際に食べてみると分かります。しいたけやかんぴょうなどの具材が、かなり甘めにしっかりと味付けされているので、瑞々しいきゅうりと一緒に食べることで後味がさっぱりとし、口の中で完璧なバランスになるのです。天船巻き寿司を食べる時は、ぜひきゅうりを最後に食べましょう。

たっぷりと具材が入った、こだわりの天船巻き寿司の値段は、1本540円（税込）です。内容と価値を考えるとかなりリーズナブルな価格ですが、この安さも魅力の１つと言えるでしょう。予約購入する人の多くは、家族や知人の分も含め10本単位で注文しているので、価格も重要なポイントと言えます。

他にも販売している寿司に、鯖寿司や鮭寿司があります。いずれも具材と作り方にこだわって作られ、鯖寿司は1300円、鮭寿司は1200円という価格で販売されています。人気商品ではあるものの、価格の面から見ると、やはり手頃な値段の天船巻き寿司の方が購入しやすいといえるでしょう。

天船巻き寿司は、これだけ人気が出て売れるようになっても、変わらずスタッフの手で手間暇かけて作られています。そこには、大量生産よりも質を落とさないことに重きを置く、マイスター工房ならではの方針が伺えます。また、ひとつひとつの包装には、その巻き寿司を巻いたスタッフの名前が貼られており、作り手の存在を感じることができます。

天船巻き寿司は、1日の販売数量が限定されているので、事前の電話予約をおすすめします。せっかくお店まで足を運んだのに、売り切れになってしまうということもよくある光景です。他にも、鯖寿司は販売数量が多くない上に人気商品なので、予約をしておいた方が確実に手に入れる事ができます。

予約なしで店頭で購入する場合は、当日に整理券を受け取り順番待ちする形になります。オープン前からお店には行列ができ、昼には売り切れてしまうこともあるので、とにかく早めに来店がおすすめです。なお、店頭購入は基本1人5本までとなっています。事前予約であれば、5本以上購入できるので、たくさん買いたい方は予約必須です。

具材たっぷりの天船巻き寿司が看板商品ではあるものの、マイスター工房八千代には他にも魅力的な商品がたくさんあります。「田舎のコンビニ」と呼ばれているだけあり、商品の種類もかなり豊富です。美味しいだけでなく、地元の食材や伝統を大切に作られているアイディア商品の数々の中から、おすすめをいくつか紹介します。

天船巻き寿司以外にも、いろいろな寿司を作っているマイスター工房八千代。「鯖寿司」も、巻き寿司についで売り切れ御免の人気商品となっています。厳選された新鮮な鯖を、特製の合わせ酢に漬け込んで作る鯖寿司は、臭みがなく癖になる絶妙な味わいです。仕入れの関係で1日300本程度しか作れないため、こちらも予約をしておくのがおすすめです。

マイスター工房八千代は、食材を大切に、無駄なく使うというこだわりを持っています。人気惣菜の「里山コロッケ」も食材が有効利用されており、豆腐を作る時に出るおからや、喫茶マイスターで出る食パンの耳をパン粉にしたりと、様々な工夫がされています。「おかあさんの味」というフレーズがしっくりとくるような、優しい味わいの逸品です。

ドーナツや揚げおかきなどのお菓子類もおすすめです。八千代区の特産品であった凍り豆腐（高野豆腐）を使えないかと考え、粉末にしてドーナツやケーキに使用するスタイルが定着しました。余計なものが入っていないシンプルな味わいで、何個でも食べれてしまいます。巻き寿司やお惣菜などと合わせて、おやつにいかがでしょうか。

マイスター工房八千代には、巻き寿司や加工食品を販売している店舗とは別に、喫茶店もすぐ近くで運営しています。「喫茶マイスター」という名前で、モーニングや休憩に気軽に立ち寄れる場所として、こちらも人気です。巻き寿司を買いに来た人も、工房の開店前にモーニングを食べたり、買い物の後にお茶をして帰れるのでおすすめです。

朝のモーニングメニューは、2種類のパン・サラダ・スパゲッティ・ゆで卵と豪華な内容が人気です。また、ランチにはボリュームたっぷりの定食メニューが人気で、他にもカレーライスやハヤシライス、スパゲッティなど、様々なメニューを楽しむことができます。マイスター工房八千代にお越しの際は、ぜひ喫茶マイスターにもお立ち寄りください。

もともとは地元の主婦達で生活研究グループを作り、地元の食材などを活かした加工品を作り出したのがマイスター工房八千代のはじまりです。施設長を中心に、数人でスタートしたマイスター工房八千代ですが、今では40人を超えるスタッフを抱え、巻き寿司などの人気商品を次々と作り出しています。

「マイスター」という言葉は、ドイツ語で職人や匠という意味を持っており、その名のとおり工房で働くスタッフの職人技が光っています。節分などの繁忙期は、徹夜で作業をすることもあるほど大変な時もあるそうですが、パワフルに和気あいあいと働くスタッフの技術と人柄も、マイスター工房八千代の魅力のひとつと言えるでしょう。

マイスター工房八千代の営業日は、木曜から日曜までの週４日となっており、月曜から水曜までの3日間が定休日です。営業時間は10時から16時ですが、人気の巻き寿司は早々に売り切れてしまうので、早めの来店をおすすめします。なお、喫茶マイスターの営業も、工房と同じ木曜から日曜までです。営業時間は8時30分から16時までで、モーニングサービスは11時までとなっています。

住所:兵庫県多可郡多可町八千代区中村46-1 電話番号:0795-30-5516

山奥にある小さなお店ながら、人気と口コミはますます広がり、その勢いはとどまるところを知りません。一番人気の天船巻き寿司はもちろん、マイスター工房八千代には手作りの「おかあさんの味」が味わえる商品が豊富に揃っています。周辺の観光も合わせて、1日ゆっくりと休日を過ごしてみませんか。