気仙沼の観光スポットまとめ！外せない定番から穴場までを一挙紹介！

気仙沼市は、宮城県の北東部位置する地域で、三陸海岸でも漁業が盛んなところとしても有名。美しい自然に囲まれた気仙沼には風光明媚なスポットや歴史的建造物、そして美味しいグルメも盛りだくさんです。今回は、人気の観光スポットから定番のところ、さらに穴場的なスポットまで詳しくご紹介していくので、ぜひご参考にしてください。

気仙沼港からフェリーに乗ること約25分ほどで到着する「気仙沼大島」は、気仙沼エリアの中でも超人気定番の観光スポットです。観光客だけでなく、地元でも定番のレジャースポットとして人気。大島の中でも夏は海水浴やシーカヤックなどマリンスポーツを楽しむ人で賑わいます。離島なので開放感もあってリゾートにはぴったりです。

なお、気仙沼から大島を結ぶフェリーは1時間に1便くらいの頻度で運航しています。片道料金は大人410円、子ども200円となっております。こちらのフェリーはすべてカーフェリーもかねているので、車で訪れた場合でも、大島に入ることができ、車による大島観光も可能となっていて大変便利。なお、車を置いていく場合でも専用の駐車場があります。

夏の海水浴シーズンになると「小田の浜海水浴場」行きの臨時バスも通っているので、車を利用しなくても気軽に訪れることができます。フェリー乗り場から海水浴場まではバスでおよそ20分程度となっています。大島には「大島神社」「龍舞崎（たつまいざき）」といった定番の観光スポットから地元の人しか訪れない穴場にも出会えます。

気仙沼市の南西に位置する「徳仙丈山」は、標高711m程度の山です。徳仙丈山にはおよそ50万本を越えるツツジが群生しているところとして全国的に有名です。東京ドーム10個分ほどの範囲に自生するツツジに圧巻されます。5月中旬から見ごろを迎える徳仙丈山では、日本全国から多くの人が訪れる定番の鑑賞スポットとなります。

ツツジの名所として人気の徳仙丈山ですが、それ以外の季節に訪れるのもおすすめです。標高はそれほど高くなく、山道もアップダウンの激しいものではないので女性やお子様、お年寄りの方でもハイキング感覚で登ることができます。ゆっくり歩いても1時間もかからない道のりなので、カップルや家族などでピクニックにも人気。

ツツジの群生は徳仙丈山の中腹あたりにあるので、もし体力に自信がないという方や時間があまりとれないという場合には中腹で美しいツツジを見てそのまま下山するのも良いです。もし山頂からツツジの鑑賞と下山まで含めるなら2時間くらいの時間の余裕を持たせておくと、焦らずゆっくりと登山を楽しむことができます。

「大理石海岸」は宮城県と岩手県のちょうと間にある、広田湾に面した小さな入江です。比較的波が穏やかなエリアで地元の人にとって癒しスポットでもあります。観光であまり知られてはおらず、初めて訪れる人にとっては穴場的スポットに近いといえます。宮城県の海岸の中でも、波が穏やかな場所は少ないので、ぜひ訪れてほしいです。

大理石海岸が観光客にとって穴場的スポットとされる理由は、海岸に入るための入り口が小さく、分かりづらいことにあります。さらに入り口は国道に面しているので、見落としやすいというのが挙げられます。波打ち際は透き通っていてとても幻想的です。カップルにもおすすめの場所なので、ぜひ訪れてみてください。

「リアス・アーク美術館」は、仙台駅から国道45号線を約1時間ほど走らせたところにあります。車以外でもバスを利用して訪れることもできるので、観光にもおすすめです。こちらの美術館は、気仙沼の街を一望できる高台にあり、眺めも大変良いです。こちらの美術館は東日本大震災の被災写真や被災物を展示しています。

元々は、東北・北海道を中心としたアーティストの現代美術作品の他に、気仙沼・南三陸地域の食・文化を紹介する展示を行っていました。震災後2年を経て再開したときは、東北の文化と共に地震や津波の被災した歴史を紹介するようになりました。被災者の方の記憶・思いなどを残しており、教育的な施設としても評価が高いです。

気仙沼を代表する温泉郷「気仙沼温泉」は、地元の人だけでなく観光で訪れる人にも人気の観光スポット。湯治場としても定番といわれ、のんびりと温泉に浸かって癒されたいならぜひ訪れてほしい温泉スポットです。泉質は「ナトリウム塩化物泉」で、やけどや切り傷、皮膚病・婦人病などに効能があるとされています。

お食事処を設けている温泉施設では、気仙沼グルメなどを堪能することもできます。気仙沼では有名なカツオやマグロ、さらに世界的に評価の高いカキやフカヒレなども食べられる施設もあります。どれも新鮮で上質なものばかりなので、グルメ旅行が好きな方に選ばれています。旬の食材を使ったメニューが食べられます。

「モ～ランド本吉」は全長123mのローラースライダーが有名な牧場です。地元の人にも人気ですが、実は動物とふれあいができる穴場的スポットでもあります。牧場を一望しながら滑るので、子どもだけでなく大人もついつい夢中になってしまいます。また、ローラーは1つ1つ間隔が狭く作られているので、小さなお子さんでも手は挟みません。

牧場内にある動物ふれあいコーナーでは、ウサギ・ポニー・ヤギとふれあい体験ができます。小さいお子さんに人気のコーナーで、気仙沼エリアの地元の方の憩いの地として人気です。なお、動物たちにエサやり体験ができますが、エサは有料となっています。かわいい動物たちと記念写真を撮ったり、特別な時間になること間違いなしです。

気仙沼のグルメや名産品、お土産などを購入するならここ「気仙沼 海の市」がおすすめです。お店の外観は気仙沼名産のフカヒレにちなんで、「シャークミュージアム」も併設されています。日本で唯一のサメ博物館なので、サメ好きな人や珍しい博物館がお好きな人にはぜひ訪れてみてほしいスポットの1つです。

施設内には気仙沼の新鮮で美味しい海産物や名産品をいただける飲食店も多くあるので、お腹が減ったらこちらで腹ごしらえにもぴったり。フカヒレ・カツオ・サンマなどを楽しめるお店があります。気仙沼魚市場で水揚げされた新鮮な海の幸を使ったお寿司や、お刺身、洋食などが楽しめます。お店が集まっているので、はしごも良いです。

気仙沼の地元の人の中では定番のご当地グルメ「気仙沼ホルモン」は、様々な部位の豚のホルモンに、にんにく味噌ベースの濃厚なタレで味付けをした料理です。ホルモンにはハツ・ガツ・トンタンなどを使います。どの部位をどれくらいの配合にするかはお店によって異なり、味付けに使うタレもお店秘伝のものもあります。

気仙沼ホルモンの美味しい食べ方は、まずホルモンをじっくりとよく焼き上げることです。そうすることで、ホルモンの旨みがしっかりと出るからです。よく焼けたらまずはまずはそのまま何もつけないでいただきます。次に、焼いたホルモンとキャベツの千切りを一緒に頬張ります。キャベツのシャキシャキ感がたまりません。

日本各地にご当地ラーメンというものはありますが、一際豪華な見た目が特徴の「気仙沼らぁめん」には、フカヒレやサンマのつみれなど、気仙沼を代表する名産品が使われているのが特徴です。こちらのラーメンは基本的に醤油か塩ベースのアッサリしたものが多く、素材の持つ旨みや香りなどをしっかりと感じられます。

この気仙沼らぁめんは、2003年に開催された地域復興活性化イベントをきっかけに、気仙沼で人気のラーメン店などが合同開発したご当地メニューです。フカヒレ入りのものの他に、エビ・ホタテなどがたっぷりはいった塩ラーメンなどがあります。常に改良が重ねられ、新しい気仙沼らぁめんが生まれているので、ラーメン好きは要チェックです。

気仙沼でおすすめの観光スポット特集はいかがでしたか。美しい安波山や絶景のビュースポットが人気の気仙沼大島など、魅力的なところばかりです。その他、海産物がお得に食べられるレストラン、地元の人がよく訪れる穴場的スポットにも出会えます。気仙沼観光の計画を立てる際には、ぜひこちらをご参考にしてみてください。