チャツボミゴケ公園が神秘的と話題！のアクセス・駐車場・見頃は？

群馬県吾妻郡中之条町大字入山にある「チャツボミゴケ公園」。神秘的で別世界のような光景が広がる場所として話題を集めるこの公園は、硫黄泉などの酸性泉の場所に限って成育する『チャツボミゴケ』が生い茂る日本ではとても珍しい場所です。この珍しいチャツボミゴケは、群馬県「チャツボミゴケ公園」以外では草津や阿蘇山などの限られた火山帯にだけに生息しています。

そんな全国的にも珍しいチャツボミゴケの生い茂る「チャツボミゴケ公園」は、2013年3月26日に群馬県の天然記念物に指定されたとっても存在価値の高い場所なんです。以前は鉄鉱石の鉱床があり採鉱が行われていましたが、閉山後は自然豊かな50万坪の敷地を持つ保養所「奥草津休暇村」として利用されていました。現在では「チャツボミゴケ公園」に改称され、観光地として高い人気を誇ります。

このエメラルドグリーンの「チャツボミゴケ」の広がる光景は、しばしば『ビロードの絨毯が敷き詰められたような幻想的な光景』とも称されます。あたり一面が美しいエメラルドグリーンに染まった光景は他にはない絶景です。

かつて行われていた採鉱により作られた窪み周辺に成育している「チャツボミゴケ」のこの光景は『穴地獄』と言われています。この穴地獄の至る所からは酸性泉が湧き出ており、チャツボミゴケの成育に絶好の環境を作り出しています。チャツボミゴケが作り出したデコボコと穴が空いているように見えるこの光景はとっても幻想的です。

そんな希少価値の高い「チャツボミゴケ」が一面に敷き詰められた光景はとっても神秘的でこの世のものとは思えない美しさ！一度は見ておきたいこの「チャツボミゴケ」の広がる公園へのアクセス方法や駐車場、見頃の時期などについてご紹介します。

群馬県中之条町の「チャツボミゴケ公園」へはどうやってアクセスすれば良いの？という疑問は解決！「チャツボミゴケ公園」へのアクセス方法について詳しくご紹介します。

「チャツボミゴケ公園」へお車でアクセスする場合、関越自動車道渋川伊香保ICで下車し約1時間45分、国道17号・353号・145号で長野原へ向かいます。その後新須川橋交差点を右折し国道292号へ進むとアクセス可能です。

もう一つのアクセス方法は、上信越自動車道碓氷軽井沢ICで下車し約1時間45分、国道146号で長野原へ向かいます。国道145号新須川橋交差点を左折国道292号へ進むとアクセス可能です。

「チャツボミゴケ公園」へ車でアクセスする際、周辺道路の道幅が狭いのでご注意ください。また大型バスなどの車は道幅の関係上道路に入れないため、大型車でアクセスしないよう気をつけましょう。

車で「チャツボミゴケ公園」にお越しの際に気になるのが駐車場の有無ですよね。「チャツボミゴケ公園」には実際50台駐車することができる駐車場が備わっています。また駐車場は無料で使用できるのもうれしいポイントです。

「チャツボミゴケ公園」の駐車場へは、まず公園管理事務所の受付で入園料を支払ったあと、再度車で進んでいくと公園駐車場にたどり着くことができます。駐車場までの道のりは砂利道になっておりところどころ大きめの石も見られるので、底が低めの車は気をつけてくださいね。

「チャツボミゴケ公園」の開園時期は例年4月中旬〜11月(平成29年度は4月28日～10月31日)で営業時間は9:00〜16:00までとなっています。しかし、天候などにより営業時間が異なる場合がありますので、事前にホームページで確認しておくことをおすすめします。公園利用料は大人500円(中之条町民は300円)で小学生以下は無料で入園できます。

美しいエメラルドグリーンのチャツボミゴケで一面覆われた幻想的な「チャツボミゴケ公園」では、季節の移り変わりとともに四季折々の光景を楽しむこともできます。そこで、ここからは季節ごとの見頃時期をご紹介していきます。

「チャツボミゴケ公園」では春になるとレンゲツツジが花を咲かせます。そのレンゲツツジが見頃となるのが5月中頃〜6月の時期です。この時期になると、チャツボミゴケのエメラルドグリーンとレンゲツツジのピンク色のコントラストがとっても美しく、より幻想的で華やかな光景を作り出してくれます。

チャツボミゴケが生い茂る中、美しいピンク色のレンゲツツジが花を咲かす光景は、愛らしく幻想的な光景で人々を魅了します。春の心地よい太陽の光に美しく可愛らしいレンゲツツジとチャツボミゴケの光景は、「チャツボミゴケ公園」の散策をよりワクワクさせてくれますね。

「チャツボミゴケ公園」の春も綺麗ですが、ぜひ訪れて欲しいのが秋の紅葉シーズンです。美しく色づいた木々の葉がチャツボミゴケ公園に色彩を加える光景は圧巻の美しさです！

チャツボミゴケの綺麗なエメラルドグリーンと赤や黄色・オレンジに染まった紅葉のコントラストは、まるでおとぎ話の中の世界にいるかのような神秘的な光景です。チャツボミゴケは秋の方が元気で鮮やかな緑色に染まるため、よりはっきりとした色合いのコントラストを楽しむことができますよ。

群馬県指定天然記念物内で見る紅葉はどこか特別感がありますね。まるでビロードの絨毯を敷き詰めたかのようなチャツボミゴケと赤く燃える紅葉の共演は感動的な美しさで訪れる人々の心を鷲掴みにします。

紅葉はチャツボミゴケ公園全体に広がるので駐車場周辺からすでに紅葉狩りを楽しむことができます。紅葉を楽しみながらチャツボミゴケ公園を散策すれば心身ともにリフレッシュすることができますよ！

「チャツボミゴケ公園」の冬は積雪などの関係により残念ながら休園しています。しかし、『中之条町観光協会主催 チャツボミゴケ公園スノーシューツアー』に参加すると冬にもチャツボミゴケ公園に入園することができるんです！

雪の深くなっている「チャツボミゴケ公園」を歩くために履く靴、それが『スノーシュー』で、ツアーではこのスノーシューを履いて公園内を散策します。普段は入園することのできない冬のチャツボミゴケ公園を散策できるとして大人気のツアーは、例年1月初旬〜3月終旬まで開催されています。

一面銀世界に染まった「チャツボミゴケ公園」は色とりどりの春や秋とはまた違った美しさがあります。エメラルドグリーンのチャツボミゴケが雪の中から顔を出すその姿はなんとも幻想的な光景です。ぜひ一度は冬の散策ツアーに参加して、この光景を見てみたいものです。

美しいチャツボミゴケと自然の広がるこの場所では、「チャツボミゴケ公園」から白根山の北側に広がる湿原「芳ケ平」までのハイキングを楽しむこともできます。全長約12km・所要時間約5時間のこのハイキングコースでは、大平湿原や草津温泉街を眺望できる場所、平兵衛池なども見ることができ、贅沢なハイキングを堪能できます。

「チャツボミゴケ公園」の公園管理事務所ではハイキングコースマップを配布しているので、それを手にしてハイキングするとより楽しむことができおすすめです。全国的にハイキングシーズンである春から秋。ぜひ今年のハイキングは天然記念物の「チャツボミゴケ公園」で一味違ったハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか？

「チャツボミゴケ公園」に訪れる際に気をつけて欲しいのが服装です。この群馬県中之条町の「チャツボミゴケ公園」は一年を通して比較的気温の低い場所です。そのため夏に訪れる際でも長袖の羽織ものを持参すると良いでしょう。また、チャツボミゴケ公園は自然そのままの公園ですので、虫除け対策のためにも年間通して長ズボンを着用することをおすすめします。

また「チャツボミゴケ公園」内の歩道は砂利道となっていますので、ヒールのある靴やビーチサンダルはできるだけ控えることをおすすめします。履き慣れた運動靴などの動きやすい靴を着用するとよりハイキングを楽しむことができますよ。

「チャツボミゴケ公園」へはペットとの入園も可能なんです！なので愛犬を連れて公園内を散策している方を見かけることもよくあります。天然記念物の美しい自然の中でお散歩すれば愛犬も大喜びですね。

天然記念物の貴重で美しい自然を守るため、また他人に迷惑をかけないためにも、犬の排泄物などは持ち帰りマナーを守って愛犬と「チャツボミゴケ公園」を楽しんでくださいね！

いかがでしたか？「本当に存在するの？」と疑ってしまうような、別世界に入り込んだような幻想的で神秘的なこの「チャツボミゴケ」の光景は、ぜひ一度は見たい絶景です。「チャツボミゴケ公園」はこれからの時期開園されるので、ぜひ足を運んでチャツボミゴケの幻想的な光景を堪能してください！