沖縄でシーカヤック体験！おすすめの時期や場所・予約方法をチェック！

カヤックと聞くと、川遊びを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、沖縄では「シーカヤック」（Sea Kayak）という海をカヤックで渡るのが基本です！子供と一緒に家族で沖縄の自然を満喫できるマリンスポーツとして人気のシーカヤック。今回は、初心者から上級者までおすすめのやツアーや、料金の目安、予約方法等をご紹介します。

沖縄で楽しめるカヤックは、主に二種類あります。海の上を行く「シーカヤック」とマングローブの林を探検する「マングローブカヤック」です。シーカヤックは、沖縄の透明度の高い海をカヤックでパドリング（パドルで漕ぐこと）しながら、ゆっくりと進みます。保護者同伴なら、子供も参加できますので、家族連れにもおすすめです。

一方、マングローブ・カヤックは、沖縄に自生するマングローブの林の中を進んでいくカヤックです。エコツーリズムで注目を浴びた沖縄の自然を満喫できるマングローブカヤックでは、マングローブに生息する珍しい生き物を観察することもできます。マングローブの木陰を進むので、ご年配の方や日焼けしたくない女性の方にもおすすめです。

沖縄の自然が満喫できるスポットとしておすすめなのが、マングローブの林です。マングローブには、子供たちがワクワクするようなかわいらしい生き物がたくさん住んでいます。有名なマングローブの生き物をいくつかご紹介しましょう。まず、沖縄人なら知らない人はいないというマングローブの人気者といえば「ミナミトビハゼ」です。

マングローブが作る泥の干潟を跳ね回る元気いっぱいのハゼは、沖縄では「トントンミー」と呼ばれています。干潮の時が一番観察しやすいですが、たまにマングローブの根にくっついていることもあります！くるんとした目玉が愛くるしいミナミトビハゼは湿地帯のアイドル。ぜひ、カヤックの上から探してみましょう。

もう一つの有名なマングローブの人気者言えば、シオマネキです。オスは、片方だけが大きく発達したハサミを持っています。シオマネキも干潮時のマングローブの湿地帯で観察できる生き物です。ツアーによっては、休憩スポット等で観察できる場所へ移動できる場合もありますので、ガイドさんに聞いてみましょう。

沖縄シーカヤックスポット1は、青の洞窟です。恩納村にある有名なダイビングスポット、青の洞窟を海洋上からシーカヤックで回るツアーが人気です。断崖絶壁に沿って、不思議な形に侵食された岩を巡り、イタリアの「青の洞窟」さながらの洞窟内へ向かうツアーです。いろいろな会社からツアーが催行されていますが、料金は、どこも同じぐらい。

シーカヤックの使い方の説明やパドリング講習などを含めたツアーが一般的で、所要時間2時間ほどで料金は3500円前後から。青の洞窟でのシュノーケリングがセットになったプランの料金は、6500円前後からとなります。予約は、インターネットで申し込みがおすすめ。ツアー参加日の2日前までに予約を済ませましょう。子供は、4歳から参加可能です。

沖縄シーカヤックスポット2は、やどかり島です。やどかり島も青の洞窟と同じく沖縄本島の恩納村にあるポイントです。ツアーの所要時間は2時間半ほどです。沖縄の海は透明度が高く、海の中を覗くと、サンゴや色鮮やかな熱帯魚を見ることができます。ショップによっては、カヤックの底が透明になったクリアカヤックを使うこともできます。

クリアカヤックを使えば、泳げない子供さんでも、海の生き物を気軽に観察できます。ぜひ、予約の際に問い合わせしてみましょう。やどかり島は、ウミガメも産卵にやってくる小さな無人島です。手つかずの自然が残る島に行けるツアーの料金は、4500円前後からです。インターネットでの予約だと割引もあっておすすめです。

沖縄シーカヤックスポット3は、慶佐次川(げさしがわ）です。こちらは、マングローブ・カヤックが楽しめる沖縄本島北部のスポットです。亜熱帯気候に属する沖縄ならではのマングローブの群生する川をカヤックで、ゆっくりと漕ぎながら進んでいくツアーです。所要時間は、約1時間半から4時間半と選ぶコースによって変わります。

慶佐次川は、沖縄の国立公園に指定されているやんばるの森のすぐ近くにあります。沖縄本島一大きなマングローブの群生林があり、たくさんの動植物が見られる貴重なスポットです。やんばるの森を海から眺めるシーカヤックと、マングローブ・カヤックを合わせた贅沢なツアーもあります。料金は、一番短いコースで4000円前後から。

ここまでは、初心者やファミリー向けにおすすめのスポットやシーカヤック・ツアーをご紹介してきましたが、本格的に沖縄の海でシーカヤックにチャレンジしたい上級者には、沖縄の離島をシーカヤックで漕いで巡る「アイランド・ホッピング・ツアー」に参加するのがおすすめです。

上級者向けのツアーは、慶良間諸島周辺等をシーカヤックで周り、ビーチでキャンプする等、アドベンチャー感満載！誰もいない無人島でのキャンプは、一生忘れられない思い出ができること間違いなしです。ケラマブルーと呼ばれる美しい海をシーカヤックで渡るツアーは「パドリングガイド漕店」が運営しています。

パドリングガイド漕店は、那覇市にありますが、全国でも有名なシーカヤックの専門店。慶良間諸島を周遊するツアーの料金は、2泊3日で53,300円となっています。こちらのツアーに参加してみたいと思ったら、ツアーまずは、ツアーの空状況を確認する必要があります。続いては、上級者向けツアーの予約方法をご紹介します。

パドリングガイド漕店のオーナーさんは「こういう時代だからこそ、顔の見えるお付き合いを」という考えの持ち主。初心者向けのツアーでも「トイレはどうするのか？」とか「天候が悪くなったら？」などツアーに関する疑問を、気軽に電話で相談して欲しいそうです。空き状況の確認は、電話、ファックスまたはメールで行えます。

希望の日程を問い合わせし、空状況が分かったら、ショップから申し込みのメールが届きます。ツアー参加2週間前までに、お店に返送します。その後、ツアー料金は参加日の10日前までに全額前払いとなります。これで、ツアーの予約は完了です。海難事故などに備えた誓約書もありますので、ツアー当日忘れないように気をつけましょう。

住所:沖縄県那覇市山下町4-24 電話番号:090-4584-8086

シーカヤックにおすすめの服装は、長袖のラッシュガードなどがベストです。沖縄は、一年中日差しが強く、特に360度海に囲まれた洋上を進むシーカヤックでは、照り返しで日焼けもします。半袖よりは、長袖の方が安心です。また、水に濡れても良いように、下には水着やハーフパンツなどを着用することをおすすめします。

沖縄のシーカヤックは、とにかく暑いです。熱中症や脱水症状を防ぐためにも、水分補給はこまめに行う必要があります。揺れるカヤックの上で飲みますので、こぼれにくいように、子供さんには、ストロー付きの容器等を用意すると良いでしょう。カメラは防水用のカメラを用意し、パドリングしやすいよう首からさげられるタイプがおすすめです。

沖縄のシーカヤックにおすすめの時期は、一年中いつでもOK！海やマングローブの林など、周囲の景観を楽しむのが沖縄流シーカヤックの楽しみ方です。シーカヤックは、水に濡れても良い服装で行いますので、突然雨が降っても大丈夫！一番人気の時期は、やはり夏になりますが、夏休みはかなり混み合うのでツアーの予約も大変です。

また、夏の沖縄は、気温も湿度も高いので、小さな子供さんのいる方にはあまりおすすめしません。比較的日差しが緩く、気温も高めの5月から6月頃か9月から10月頃なら、子供連れの方にも過ごしやすい時期だと思われます。ただし、10月は台風に見舞われることもありますので、天候には十分な注意が必要です。

沖縄のシーカヤック情報はいかがでしたか？最近では、釣り好きな人向けに、沖縄の釣りポイントをカヤックでまわるフィッシング・カヤックも人気だそうです。初心者から上級者まで、大人も子供も一緒に楽しめるシーカヤックは、沖縄で絶対おすすめのマリンスポーツ！ぜひ、ご家族やお友達とシーカヤックを満喫してください。