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古河の観光スポットおすすめ10選!歴史ある街並みをご紹介!

古河の観光スポットおすすめ10選!歴史ある街並みをご紹介!
投稿日: 2017年4月4日最終更新日: 2020年10月7日

茨城県の最西端にある古河市は、平安時代末から江戸時代にかけて古河城の城下町として栄えた街です。古河の歴史を感じさせる街並みやかつての史跡には、多くの観光客が訪れます。今回は、そんな古河の歴史にふれる観光スポットのおすすめ10選をご紹介します。

古河は室町時代から栄える自然と歴史の街見出し

平安時代末から始まって、室町時代には足利氏の拠点の1つとなり、江戸時代には大名の城下町として栄えた古河。埼玉県と栃木県に隣接し、渡良瀬川の豊かな自然にも恵まれているため、かつては交通の要所としても賑わいました。現在でも、街の至る所で歴史を感じさせる史跡を見つけることができます。

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茨城の観光スポットランキングTOP20!子供と行けるおすすめを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
茨城県の観光スポットってどのぐらい思い浮かべることができますか?さらにその中で子供さん連れでも楽しめるおすすめスポットと言えば…?この記事ではその答えとなるような茨城県の観光スポットをランキング形式で20カ所もご紹介。楽しみながら科学が学べるスポットも!

古河のおすすめ観光スポット1『雀神社』見出し

渡良瀬遊水地のほとりにある『雀神社』は今から約1100年前、出雲大社から分霊をお迎えして祀った神社と言われています。古河公方と呼ばれる足利成氏を始め、歴代の古河城主が厚く信仰してきました。拝殿を守る一対の狛犬は1701年建立で、銘の入っている物としては茨城県最古と言われています。観光の折には、顔つきなどをよく見てみて下さい。

雀神社の境内にある、2匹の親子の獅子像「獅子山」。江戸時代末期の1867年に作られたもので、赤い色で塗られている獅子像は大変珍しく、保存状態も良いのでじっくり鑑賞を。また入口にある御神木「大欅」は2本の大木が合体してできたもので、茨城市天然記念物に指定されています。

8月上旬の夏祭りには「ささら獅子舞」が奉納されます。「ささら獅子舞」は古河の代表的な民俗芸能で、悪疫退散や雨乞いの願いを込めて踊るものです。「ささら」とは竹を細く割って束ねた楽器のことで、今でも埼玉県から秋田県にかけての広い地域で「ささら獅子舞」の伝統が息づいています。

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茨城の神社特集!有名なパワースポットや初詣にも人気の場所など! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
南北に広い茨城県は自然に恵まれ、古くは「風土記」に常陸国として登場し、長い歴史と由緒のある格式高い神社が数多く存在します。季節ごとの祭礼や行事も個性いっぱいの魅力的なものばかりです。皆さんを守護される茨城県各地の神社に訪れてみましょう。

古河のおすすめ観光スポット2『古河のお休み処坂長』見出し

『古河のお休み処坂長』は、旧古河城の文庫蔵や乾蔵など、貴重な江戸時代の建物を移築して作られた施設です。国の登録有形文化財に指定されている蔵の数々は、一見の価値あり!お菓子やお酒などのお土産も豊富に揃っています。ワークショップや落語会などのイベントも数多く開催されているそうです。

古河のおすすめ観光スポット3『渡良瀬遊水地』見出し

茨城・群馬・栃木・埼玉の4県にまたがる広大な『渡良瀬遊水地』は、自然を満喫できる憩いの場。湖沿いではサイクリングやウォーキング、湖では釣りやウィンドサーフィンが楽しめ、原っぱはバードウォッチングのカメラマンや公園代わりに遊ぶ子どもたちで賑わいます。売店やレンタサイクル、資料館もあります。

谷中湖と呼ばれる貯水池は、渡良瀬川の水量調整のために作られた人工湖ですが、広々とした景色と静かな水面には心が洗われる気分。『渡良瀬遊水地』は野鳥や昆虫、さまざまな動植物の宝庫で、国指定絶滅危惧種も数多く生息している貴重な湿原です。観光の際にはごみを持ち帰るなど、環境を皆で守っていきたいですね。

古河のおすすめ観光スポット4『古河長谷観音』見出し

『古河長谷観音』は足利成氏により建立された観音寺で、江戸時代に入ってからは、土井家を始め代々の古河城城主が崇敬した寺院です。『古河長谷観音』は古くから安産祈願において霊験あらたかで、足利義氏の娘・氏姫が祈願の末に子宝に恵まれたことから、現在でも安産祈願に訪れる人も多いとか。

『古河長谷観音』は、日本三大長谷観音の1つとして親しまれています。日本三大長谷観音の謂われは、大和・相模・古河の3ヶ所の観音様を1本の楠から彫るというもの。大和の初瀬長谷観音は楠の元木、相模の鎌倉長谷観音は中木、下総の古河長谷観音は楠の末木によって彫られ、3体が繋がっているという言い伝えがあるそうです。

古河のおすすめ観光スポット5『古民家カフェ ましらこ』見出し

歴史ある街並みを見た後は、ランチも古都情緒を味わってみませんか?古河駅の住宅街にある古民家カフェ『ましらこ』は、古民家の雰囲気に見事に調和したインテリアで、まるで映画の世界に入ったような気分。お母さん1人で営業していて席数も少ないので、前日までの予約がおすすめです。

ランチは日替わりのおまかせメニュー。1品1品丁寧に作られたおかずが山盛りなプレートは、自然の食材と野菜をふんだんに使っていてヘルシーそのもの。このボリュームで1000円とはうれしいですね。デザートはプラス200円で、添加物を使わずに焼いたシフォンケーキとコーヒーのセットがあります。

茨城のカフェ人気おすすめ17選!おしゃれな海辺や古民家・穴場スポットも紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
茨城のカフェ人気おすすめ17選!おしゃれな海辺や古民家・穴場スポットも紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
さまざまな飲食店が勢ぞろいしている茨城は、関東を代表する人気グルメスポットです。今回はそんな茨城でおすすめのカフェをたっぷりとご紹介いたします。茨城には、海を眺めながらゆっくりした時間を過ごせるカフェや、おしゃれな穴場の古民家カフェがたくさんあるんです。

古河のおすすめ観光スポット6『古河文学館』見出し

古河は多くの文人を輩出している文学の街でもあります。『古河文学館』には、直木賞作家・永井路子をはじめ、推理作家の小林久三、時代小説の佐江衆一、詩人の粒来哲蔵、粕谷栄市、山本十四尾、歌人の沖ななもなど、古河ゆかりの文学作家の作品や資料が展示されています。

『古河文学館』のサロンでは、コンサートや朗読会が開かれることも。レトロな情緒あふれる館内で、クラシックな気分に浸るのもいいですね。また『古河文学館』の別館は、永井路子が幼少から20年余りを過ごした邸宅を再現した『永井路子旧宅』があります。旧宅は江戸末期の土蔵造りの建物だったそうです。

古河のおすすめ観光スポット7『篆刻美術館』見出し

国内で唯一、印章にスポットを当てた『篆刻美術館』。古河市出身の著名な篆刻家・生井子華の作品が展示されているほか、古河市の小中学校の古文字書道展や篆刻体験なども開催されています。趣のあるレンガ造りの建物は大正時代に建てられた石蔵で、国指定有形文化財に登録されています。

中国が発祥の篆刻は、印鑑のような名前を彫ったものだけでなく、古典の語句や好きな文字が思い思いのデザインで表現されています。手で一つ一つ作られるため、同じ文字でも全く違う作品が出来上がるのも篆刻の魅力。Tシャツのデザインにもなりそうですね。漢字の成り立ちも知ることができ、時間を忘れて見入ってしまいます。

古河のおすすめ観光スポット8『古河総合公園』見出し

『古河総合公園』は「古河公方公園」とも呼ばれ、桃の名所として有名な公園です。40年余りの伝統がある「桃まつり」は、古河を代表するイベントのひとつ。5品種約1500本もの色とりどりで香り高い花桃を愛でると、気持ちも華やいで春気分!野点の茶店やステージもあり、多くの人で賑わう桃まつりです。

『古河総合公園』が桃の名所となった由来は江戸時代初期にさかのぼります。古河城主・土井利勝が、江戸で拾い集めた桃の種を古河に持ち帰って農民に育てさせたのが始まりとか。桃は成長が早く食用にもなり、燃料となる薪も採れるという実用的な理由から始まった桃栽培ですが、明治時代からはお花見が盛んになりました。今では食用ではなく観賞用の花桃が植えられています。

公園内の「公方様の森」は、古河公方館跡地(別名・古河御所)です。鎌倉時代、古河公方と呼ばれた足利成氏が、1455年に古河に移った際に建てた館が現在の「公方様の森」にあったそうです。足利氏はこの後約130年にわたり、関東に一大勢力を誇りました。現在は公園に建物はありませんが、石碑と当時の堀や土塁を見ることができます。

古河のおすすめ観光スポット9『鷹見泉石記念館』見出し

まるで映画に登場しそうな重厚な武家屋敷。古河藩主・土井家の家老だった鷹見泉石が晩年を過ごした場所がここ、現在の『鷹見泉石記念館』です。見学は無料で、屋敷の中や庭園を自由に散策することができます。当時の武士の暮らしに思いを馳せると、自然と背筋が伸びる気がしますね。

鷹見泉石は蘭学者としても有名で、江戸時代唯一のヨーロッパ地図「新訳和蘭国全図」を出版しました。兄弟弟子だった渡辺崋山が描いた泉石の肖像画「鷹見泉石像」は、国宝に指定され、東京国立博物館に展示されています。『鷹見泉石記念館』の近く、古河第一小学校の北側には『鷹見泉石生誕の地碑』もあります。

古河のおすすめ観光スポット10『古河歴史博物館』見出し

旧古河城出城跡に建つ『古河歴史博物館』では原始からの古河の歴史をはじめ、鷹見泉石が研究した貴重な蘭学資料や、古河ゆかりの文人たちの書画が展示されています。入場するなら『古河文学館』『篆刻美術館』との3館共通券がおすすめ。ちなみに、入口にあるオランダ製の自動演奏オルガンは、係員に頼むと随時演奏してくれるのだとか!

毎年8月のお盆に行われる「夢あんどんと夕涼み」は、古河の夏の風物詩。『古河歴史博物館』のお堀に、市民が作った行灯がゆらゆらと漂います。幻想的な風景は、忘れられない古河観光の思い出になることでしょう。また11月には、火縄銃演武と武者行列も行われるそうです。

自然と歴史の街・古河を巡る旅に出よう見出し

室町時代から栄えた古河の街並みを歩いてみると、今でも当時の面影を残す建物や史跡を街の至る所に見つけることができ、歴史を大切にする地元の人々の思いが感じられます。写真だけでは伝えきれない古河の歴史の息づかいを、ぜひ街を歩いて体感して下さいね!

投稿日: 2017年4月4日最終更新日: 2020年10月7日

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