京都の石塀小路はランチスポットも人気！石畳の街並みを散策しよう！

京都の中でも屈指の人気観光スポット八坂神社から、同じく大人気の清水寺エリアに向かう途中に立ち寄れるのが石塀小路。古都京都の風情を強く感じることができるおすすめスポットです。ここではそんな石塀小路の詳細に加え、周辺のおすすめ人気観光スポットおよびランチスポットもあわせて紹介させていただきます！

石塀小路が作られたのは大正時代初期。通りには石畳が敷き詰められ、その両側には町屋が並び、古都京都らしい風情を満喫できる通りです。なお、通りのところどころに｢石塀小路｣の名前が入ったガス灯が設置されており、京の趣きをさらに増幅してくれていることから、最近ではインスタグラムなどSNSにも好適として大人気となっています。

ちなみに石畳の一部は、日本初の市街路面電車として京都市内を縦横に活躍していた京都市電で使用されていたもの。昭和50年代に市電が廃止されたことをきっかけとして、その敷石をこの石塀小路に移設したもので、散策の際にはぜひこのことも思い浮かべて、石畳からも京都の歴史･風情を感じてみてください。

石塀小路の入り口は、八坂神社南楼門の前から南に下がって3筋目を左手に曲がるところ。非常に見逃しやすい場所ですが、ここの上にも｢石塀小路｣のガス灯が設置されているので目印にしてください。ちなみに、入り口を進むと両側に京町屋が並んでいますが、その基礎部分の石垣が石塀に見えることから｢石塀小路｣と名付けられたようです。

なお、入り口のわかりにくさもあってか、人気スポットといっても、清水寺周辺に比べると全く混雑のレベルが異なり、ほっこり･はんなりと京の風情を楽しむことができます。通り沿いには料亭･旅館･喫茶店などが並びますが、それらを利用することなく単に散策するだけで京都観光の良い想い出となるはず。そんなおすすめスポットです。

石塀小路から南東方向へ1キロほど。二寧坂(にねんざか)･産寧坂(さんねんざか)を進んでいったところにあるのが世界文化遺産の1つでもある清水寺。京都には数多くの魅力的な観光地がありますが、嵐山と並んで京都を代表する大人気スポットがこの清水寺であり、石塀小路を訪れたのであれば、あわせて訪れないわけにはいきません。

見どころは、清水の舞台から見おろす絶景のほか、学問成就･恋愛成就･延命長寿などの御利益をいただける音羽の滝。そして見逃せないのが境内にある地主神社。大国主命(おおくにぬしのみこと)をお祀りする縁結び神社として老若男女問わず大人気となっています。清水寺からの帰りは、隙間なく続くおみやげ物屋さんを楽しんでください！

石塀小路の南側200メートルほどのところ。京都タワーや東寺の五重塔と並び、京都のランドマーク的な存在となっているのが八坂の塔。多くの人がどこかで一度は写真を見たことがあるかもしれません。やはり京都を代表するインスタ映えするスポットですので、ぜひ立ち寄って美しい写真を京都観光の想い出の1つにしてください！

なお、八坂の塔は｢法観寺｣の境内にそびえ立つ五重塔で、あの聖徳太子により592年に創建されたと伝わる由緒あるお寺です。ちなみに、あまり知られていませんが、拝観料が必要とはなりますが、八坂の塔は内部拝観ができるのです。とても狭いですし、急な階段(はしご)を登らないといけないですが、京都市内を見おろす風景も楽しめます。

石塀小路の北側500メートルほどのところにあるのが、一年を通して多くの参拝者が訪れる八坂神社です。創建656年という長い歴史を持ち、良縁成就･商売繫盛などの御利益を授けてくださる神さまとして、初詣においては毎年約100万人の参拝者が訪れる大人気の神社です。

通のおすすめとしては、境内にはたくさんの境内社があり、その中でも見逃せないのが美御前社(うつくしごぜんしゃ)の存在。その前から湧き出している｢美容水｣をつけると心もお肌も美しくなるということで、この美容水を目的として多くの女性が参拝するほどの人気です。ちなみに、日本三大祭の1つである祇園祭は八坂神社のお祭りです。

八坂神社からの帰りは、ホテルに向かうにしろ、駅に向かうにしろ、祇園方面に向かう人が多いかもしれません。その祇園を南北に走る花見小路通の北側で、まさに祇園のど真ん中といえる場所にあるのが祇園白川巽橋です。

石塀小路と同じく、古都京都の風情を強く感じさせてくれるので、最近ではインスタ映えするスポットとしても大人気となっています。なお、巽橋に限らないことですが、人が写り込まない写真を撮影したいなら早朝がおすすめです。ちょっと早起きして朝7時くらいに訪れれば、日中では考えられない静寂の巽橋に出会うことができます。

清水寺に向かう途中でもある産寧坂にあるお店。京みやげの定番の1つである生八ッ橋で有名な本家西尾八ッ橋が運営している和食ランチスポットです。店内は、明るく清潔感があり、和の趣きも感じさせる空間で、大小のテーブル席のほか、小上がりのお座敷席も設けられています。

観光地の食事代はどこでも高めで、京都は特に高い感じがありますが、このお店は比較的安く楽しめるのも利点。おすすめメニューとしては、京都名物でもある｢鴨なんばうどん｣と｢にしんそば｣のほか、抹茶パフェなどスイーツ類も豊富で人気となっています。ちなみに、おみやげとして本家西尾八ッ橋の各種商品を購入することもできます。

住所:京都府京都市東山区清水3-333-4 電話番号:075-525-3341

清水寺の仁王門から100メートルほど手前のところ。古都京都の風情を感じながら楽しめる和食ランチスポットです。店内は、開放感のあるとても広々とした空間で、大小のテーブル席が豊富に用意されているほか、カウンター席のように利用できる窓際のテーブル席も用意されており、様々な人数での利用が可能です。

お店のおすすめメニューとしては、さっぱりとしていながらコクもある関西ダシで味わう｢てんざるそば｣。ガッツリ食べたい人には麺類とセットで楽しめる｢天丼セット｣｢うな丼セット｣などがおすすめ。ちなみに、｢抹茶アイスデラックス｣｢和三盆プリンセット｣などスイーツ類も多彩に取り揃えられています。

住所:京都府京都市東山区清水1-287-1 電話番号:075-541-9575

清水寺に向かう途中でもある二寧坂にあり、お漬物とご飯が食べ放題で｢お茶漬けバイキング｣を満喫できると大人気になっているランチスポットです。店内は、モダンな感じでありながら、京の風情も感じさせてくれるおしゃれ空間で、ちょっとしたレイアウト変更も可能なテーブル席が豊富に用意されています。

メニューは｢お茶漬けバイキング｣の1つのみですが、豊富な種類の漬物類が用意されていることに加え、ごはん類は白ごはん･十六穀米･お粥が用意されており、お茶は煎茶･ほうじ茶の2種類から選べるので、お好みに合わせて多彩に楽しむことが可能です。さらには、デザート類まで食べ放題で楽しめるのも嬉しい点です。

住所:京都府京都市東山区清水3-343 電話番号:075-525-1519

清水寺に向かう途中でもある五条坂にあるお店。京野菜を使用した創作料理を楽しめるカフェレストランです。風情のある京町屋を利用した店内は、レトロ感たっぷりのおしゃれ空間で、そんな中に同じくレトロ感のある大小のテーブル席が設けられています。

お店のおすすめメニューとしては、ごはんの上にふわふわ玉子･とろけるチーズをのせてトマトソースをかけて仕上げた｢ふわふわ玉子のカフェ丼｣で、インスタ映えもするメニューとして大人気。また、九条ねぎと牛肉の京風和カレーなども京都を感じることができるとして人気となっているほか、スイーツ類も豊富な種類を楽しむことができます。

住所:京都府京都市東山区五条通東大路東入白糸町570 電話番号:075-561-1609

風情ある街並みで人気の石塀小路はいかがでしたでしょうか？今なお残る古都京都の趣きに癒されることは間違いないでしょう。同じくピックアップした周辺の観光スポットやランチスポット情報とあわせて、旅の計画づくりの際に参考の1つにしていただければ幸いです！