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奈良で古墳めぐり!有名スポットからおすすめ観光地までご紹介!

奈良で古墳めぐり!有名スポットからおすすめ観光地までご紹介!
投稿日: 2017年11月11日最終更新日: 2020年10月8日

「国のまほろば」と称された奈良は、大和時代から国の政治の中心地でした。そんな奈良県には、有名な古墳群が3つあり、中には天皇の陵墓や権力者の古墳も数多く残されています。今回は、古墳王国奈良から、古墳めぐりにおすすめのスポットやアクセス方法をお伝えします!

古の都奈良で古墳めぐりに出かけよう!見出し

古の都奈良には、全国的に有名な「石舞台古墳」をはじめ、1万基近い古墳があると言われています。奈良の古墳群には、大きく分けて3つのエリアがあり、奈良の平城京跡や、三輪山付近、奈良盆地西南部など、地域ごとに魅力的な古墳があります。今回は、奈良の古墳めぐりにおすすめの観光スポットやアクセス方法を厳選してご紹介します!

奈良の3つの古墳群見出し

奈良には、3つの有名な古墳群があります。1つ目は、奈良市からアクセスの良い、佐紀(さき)古墳群です。佐紀古墳群は、4世紀から5世紀後半に作られと思われる200メートル超える巨大古墳が並んでいます。有名な大和政権の王の墓と言われる数々の古墳の中には、鍵穴のような形が有名な仁徳天皇陵等でお馴染みの前方後円墳もあります。

奈良の有名な古墳群2つ目は、大和古墳群(おおやまと)です。大和古墳群は、奈良県天理市南部から中山町一帯に広がっており、一部が国の史跡に指定され「国営飛鳥公園」となっています。古墳の推定年代は3世紀後半から4世紀頃と言われ、最も古い前方後円墳の一つとされる箸墓(はしはか)古墳を含めた纏向(まきむく)古墳群が有名です。

纏向古墳群には、前方後円墳12基の他、前方後方墳5基、円墳7基もあり、古墳めぐりにおすすめです。もう一つの有名な古墳群は、馬見古墳群。奈良盆地西南部に広がるこちらの古墳群は、大和の古い豪族葛城氏(かつらぎ)の墓とも言われています。こちらの宮山古墳からは、靱形埴輪(ゆきがたはにわ)という珍しい埴輪も出土しています。

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奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地1:石舞台古墳見出し

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地1は、石舞台古墳です。日本の古墳ランキング人気ナンバー1に輝いた石舞台古墳は、古墳めぐりで絶対に外せないスポット!日本最大級の横穴式石室は、飛鳥地方を代表する古墳です。大小およそ30個の岩を組み合わせて造られた石室は、なんと総重量約2300トン!7世紀初期に作られた古墳と言われています。

歴史で有名な蘇我馬子(そがのうまこ)の墓と言われている巨石を組み上げた古墳は、当時の建築技術がいかに優れていたかを今に伝える重要な遺跡です。現在は、古墳の内部が公開されており、羨道(せんどう)と呼ばれる通路を通って、空洞になっている内部の玄室まで入ることができます。

石室の中は意外と広く、頭上にある77トンの巨石は迫力満点です!ぜひ中に入ってみて下さい。石舞台古墳は、観光地として有名な国営飛鳥歴史公園内にあります。この後ご紹介する高松塚古墳や、キトラ古墳などと合わせて、古墳めぐりにおすすめのスポットです。飛鳥歴史公園へのアクセスについては、後ほど詳しくご紹介いたします。

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奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地2:高松塚古墳見出し

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地2は、高松塚古墳です。7世紀末から8世紀初頭作られた終末期の古墳と言われています。二段式の円墳は、歴史の教科書によく登場する「西壁女子群像」で有名になりました。「飛鳥美人」の愛称を持つこちらの壁画の他、東壁、北壁、天井にも壁画が描かれています。現在は劣化が激しいため修復中です。

色鮮やかな数々の壁画の中には、男子群像や青竜、白虎なども描かれています。石室の内寸は奥行きが約2.6m、幅が約1m、高さが約1.1mとかなり狭く、大人2人がかがんでやっと入れる程度しかありません。高松塚古墳の有名な壁画は、飛鳥歴史公園内の博物館でレプリカを見学できます。古墳めぐりの際は、ぜひ立ち寄りたい観光スポットです。

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地3:キトラ古墳見出し

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地3は、キトラ古墳です。先ほどご紹介した高松塚古墳にに続いて、日本で二例目となった大陸風壁画で有名な古墳です。古墳の形状は、二段になった円墳で、高さは4mほどです。高松塚古墳と同じく終末期の古墳と言われています。石室内には、玄武、青龍、白虎、朱雀の他、十二支や天文図も描かれています。

「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」に壁画は保管されており、年4回期間限定で展示されます。キトラ古墳を含めた飛鳥歴史公園へのアクセスは、公共交通機関を利用なら、京都駅から近鉄京都駅発の特急に乗り、 橿原神宮前駅経由で、飛鳥駅まで。バスでのアクセスは、奈良交通のバスを利用し、大和八木駅下車。近鉄電車に乗換となります。

住所:奈良県明日香村(高松塚周辺地区、石舞台地区、キトラ古墳周辺地区等) 電話番号:0744-54-2441

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奈良公園周辺の駐車場情報を紹介!料金や穴場などお役立ち情報を紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地4:箸墓古墳見出し

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地4は、箸墓古墳です。箸墓古墳は、3世紀中頃から4世紀に作られた纒向古墳群の一つで、大市墓(おおいちのはか)と呼ばれるこの古墳は、宮内庁によって第7代孝霊天皇皇女の墓と治定されました。陵墓として管理されているため、残念ながら、研究者を含めて一般人の立ち入りは禁止。入口は閉ざされています。

陵墓の周囲のお濠は、国の史跡に指定されていて、お濠の一部である箸中大池は、ため池百選にも選ばれています。3世紀から4世紀頃に作られた最古の前方後円墳であることから、一説には卑弥呼の墓とも言われています。夕暮れ時に訪れると、湖面に映し出された美しい箸墓古墳が見渡せます。古墳の周辺は、サイクリングにおすすめです。

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地5:ナガレ山古墳見出し

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地5は、ナガレ山古墳です。ナガレ山古墳は、奈良県河合町にある馬見古墳群にあります。馬見丘陵公園の中にあり、特殊な方法で復元されました。ナガレ山古墳では、古墳がどのように造られたのかが分かるように、半分は葺石を使って古墳造営当時の様子を復元しています。残りの半分は緑の芝生になっています。

積み上げた葺石の下には、たくさんの筒状の埴輪が置かれています。実はこの埴輪は、復元に携わった地元の方々の手作り!すべての埴輪が手作りではありませんが、埴輪には、日付も入っています。また、ナガレ山古墳には階段があり、頂上まで登ることもできます。丘陵の上からは、古代の人々が眺めていた景色が見えるかもしれません。

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地6:コナベ古墳見出し

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地6は、コナベ古墳です。コナベ古墳は、先ほどご紹介した箸墓古墳と同じく、周囲に壕をめぐらせた巨大な前方後円墳です。松の木に覆われた古墳は、全長204メートルで、古墳の周りには、副葬品を納めたとされる方墳や円墳も数多く残されています。古墳時代中期、5世紀頃の古墳と言われています。

合わせてめぐりたい古墳は、コナベ古墳の東側にある全長255メートルのウワナベ古墳と、ヒシアゲ古墳があります。ヒシアゲ古墳は、仁徳天皇皇后の陵墓に治定されています。いずれも、古墳の中を見ることはできませんが、入り口には、鳥居と柵があり、陵墓の歴史も記されています。古代人が作り上げたありのままの姿が残る貴重な古墳です。

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地7:黒塚古墳見出し

奈良で古墳めぐりにおすすめの観光地7は、黒塚古墳です。33面の三角縁神獣鏡が出土したことで全国的に有名なこの古墳は、3世紀末頃に造られた前方後円墳です。全長130m、高さ11mの黒塚古墳は、奈良盆地の東南部にあるる大和古墳群に属しています。周囲は歴史公園として整備されており、池の対岸から青々とした美しい古墳を眺められます。

黒塚古墳の付近には「天理市立黒塚古墳展示館」があり、古墳発掘当時の石室の様子などの展示があります。一番人気は、発掘現場をリアルに再現した模型です。鏡や刀やなどが置かれています。展示館には、出土品のレプリカもたくさんあります。出土品の説明の他、銅鏡をめぐる様々な見解なども学べるので、考古学ファンにおすすめです。

住所:奈良県天理市柳本町1118‐2 電話番号:0743-67-3210

奈良の古墳めぐりで歴史に浸ろう!見出し

奈良の古墳めぐりはいかがでしたか?文中ではご紹介しきれませんでしたが、崇神(すじん)天皇陵もアクセスの良いおすすめの古墳です。宮内庁の治定で、中には入れませんが、周囲を見れば、当時の統治者がいかに巨大な権力を持っていたかを感じることができます。奈良に行かれたら、古墳めぐりをして壮大な歴史ロマンに浸ってみて下さい!

投稿日: 2017年11月11日最終更新日: 2020年10月8日

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